タイの婚礼菓子カノム・プラパーイ。パンダン緑のもち米生地の菓子の一つを割ると黄色い緑豆餡が見え、控えめな塩味ココナッツの上掛けがのっている
🌍料理タイ料理

カノム・プラパーイ(ขนมพระพาย)の作り方|パンダン緑のもち米生地で包む緑豆餡のタイ蒸し菓子

約14分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

緑豆を洗って浸水する

手順1: 緑豆を洗って浸水する

皮むき割り緑豆160gを、水が澄むまで何度か水を替えながら洗います。新しい水をかぶるくらい注ぎ、30分浸します。ざるにあげて、浸し水は捨てます。浸した豆を常温に長く置かないでください。

STEP 22 / 8

豆を柔らかくなるまで蒸す

手順2: 豆を柔らかくなるまで蒸す

水を切った豆を、湯が沸いて蒸気がしっかり上がっている蒸し器に広げます。30分、柔らかくなるまで蒸します。固い芯が残っていないか確かめてください。

STEP 33 / 8

餡を撹拌して煮詰め、小さな玉に丸める

手順3: 餡を撹拌して煮詰め、小さな玉に丸める

蒸した豆、ココナッツミルク200ml、砂糖160gをブレンダーに入れ、なめらかになるまで撹拌します。ペーストを鍋に移し、絶えずかき混ぜながら、水分が飛んで鍋肌から離れ、丸められる固さになるまで火を通します。焦がさないようにしてください。

餡を少し冷まします。熱いうちに成形してはいけません。直径約1.5cmの玉に丸めます。

STEP 44 / 8

パンダンの生地を練る

手順4: パンダンの生地を練る

もち米粉125gに濃いパンダン汁大さじ3を混ぜます。水大さじ5〜6を少しずつ加えながら練り、柔らかい粘土のようにまとまるまでこねます。

STEP 55 / 8

餡を包む

手順5: 餡を包む

生地を約2cmの玉にちぎります。一つを平らに広げ、中央に餡の玉をのせ、生地を持ち上げて餡をすっかり覆います。継ぎ目をつまんで閉じ、手のひらで軽く転がして丸めます。残りも同じようにします。

STEP 66 / 8

油を塗ったバナナの葉にのせて蒸す

手順6: 油を塗ったバナナの葉にのせて蒸す

バナナの葉に薄く油を塗り、菓子を並べます。水を薄く霧吹きします。

葉ごと、湯が沸いて蒸気がしっかり上がっている蒸し器に入れます。ふたをして5分、火が通るまで蒸します。

STEP 77 / 8

ココナッツの上掛けを作る

手順7: ココナッツの上掛けを作る

小鍋にココナッツミルク125ml、米粉5g、塩3gを入れます。かき混ぜながら温め、少しとろみがつくまで火を通します。焦がしたり、強く沸騰させたりしないでください。

STEP 88 / 8

上掛けをかけて供する

手順8: 上掛けをかけて供する

蒸し上がった菓子にココナッツの上掛けをスプーンでかけて、供します。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

12品目

材料

生地、餡、上掛けの材料をグループごとに並べた俯瞰写真
生地・餡・上掛けの材料をまとめ、二つのココナッツミルクは分けておく
材料 分量 代替・備考
もち米粉(แป้งข้าวเหนียว) 125g 生地:皮になる。使うのはもち米粉だけ
濃いパンダン汁 大さじ3 生地:緑色とパンダンの香り
水 大さじ5〜6 生地:練りながら少しずつ加える
皮むき割り緑豆・乾燥(ถั่วเขียวเราะเปลือก) 160g 餡:黄色い豆が餡のもと
ココナッツミルク 200ml 餡:蒸した豆と砂糖と一緒に撹拌する
砂糖 160g 餡:甘み
ココナッツミルク 125ml 上掛け:蒸した菓子にかけるココナッツの層
米粉(แป้งข้าวเจ้า) 5g 上掛け:軽いとろみ
塩 3g 上掛け:甘い餡に対する塩気
豆を洗い浸す水 適量 下準備:浸水後は捨てる
食用油 少々 蒸すとき:バナナの葉に塗る
霧吹き用の水 少々 蒸すとき:成形した菓子に薄く吹きかける

この菓子には豆類(緑豆)とココナッツが入っています。粉類、ココナッツミルクなどの市販品は、アレルゲンや同じ工場で扱う原材料の表示をラベルで確認してください。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

カノム・プラパーイ:緑の生地、甘い豆餡、塩気のあるココナッツ

この菓子が守るもの

どの菓子も三層でできています。もち米粉の生地でできた柔らかくもちもちの皮、ココナッツミルクで煮詰めた皮むき緑豆の甘い餡、そして塩を加えたココナッツの上掛けです。餡と生地は別々に作り、それぞれ見た目と手ざわりで仕上がりを判断します。上掛けは、菓子を蒸し終えてからかけます。

皮をむいた黄色い割り緑豆を、水が澄むまで洗ってから浸水し、柔らかくなるまで蒸します。それをココナッツミルクと砂糖と一緒に撹拌し、鍋でかき混ぜながら水分を飛ばすと、ペーストが乾いて鍋肌から離れるようになります。この餡の小さな玉を、パンダンで緑に染めたもち米粉の生地で包み、油を塗ったバナナの葉にのせて短時間蒸します。最後に、とろみをつけた薄塩のココナッツをひと匙かけます。これがタイの蒸し菓子、カノム・プラパーイ(ขนมพระพาย)です。

この記事が従うのは、タイのレシピサイト Pholfoodmafia が公開している一つの配合です。もち米粉の生地に皮むき緑豆の餡、そしてココナッツと米粉と塩の上掛けという組み合わせで、生地の色づけには濃いパンダン汁とバタフライピー水のどちらも使えるとされています。ここではパンダンの緑で通します。タイの別のレシピには、生地を三色にするものやかぼちゃを加えるものがあります。それらは後半で別のレシピとして紹介し、この配合には混ぜません。

このレシピについて

世界ごはん紀行では、このレシピをキッチンで試作していません。分量・大きさ・時間は Pholfoodmafia が公開しているレシピに従っています。このレシピには、できあがりの人数や個数、全体の所要時間、保存の目安が書かれていません。蒸し時間もレシピ自身の値で、家庭ごとの蒸し器の違いに合わせて確かめたものではありません。

カノム・プラパーイとは:中央タイの豆餡入り蒸し菓子

名前は「ขนมพะพาย」と綴られることもあります。タイの料理の定義をまとめた文書(タイのDOIリポジトリにあるPDFで、タイ王室局が1991年に刊行した資料を引用しています)では、豆餡を米粉ともち米粉で包んで蒸した菓子と定義され、別名として「ขนมพระพาย」が挙げられています。ここで使う配合では、生地にもち米粉だけを使います。米粉を入れるのは上掛けだけです。

Pholfoodmafia は、カノム・プラパーイを中央タイの婚礼で使われる菓子として紹介しています。ねばりのあるもち米の生地を強い結びつきに、甘い餡を甘い愛情に見立てる読み方です。この象徴の説明は、この発行元によるものです。料理の起源を確かめた歴史ではなく、読んだ資料のどれも、この菓子が婚礼でしか出されなかったことは示していません。タイ料理の中での位置づけを知りたいときは、まず世界ごはん紀行のタイ料理から入ってみてください。

味と構造:三つの部分、三つの役目

部分 材料 菓子の中での役目
皮 もち米粉、パンダン汁、水 餡を包む柔らかく弾力のある外側。緑色とパンダンの香りを担う
餡 皮むき割り緑豆、ココナッツミルク、砂糖 甘い中心。丸められるまで煮詰める
上掛け ココナッツミルク、米粉、塩 軽くとろみをつけた薄塩のココナッツの層で、甘さを引き立てる

上掛けには、餡に使うものとは別のココナッツミルクを使います。二つの分量は別々に量り、混ぜずに分けておいてください。


選び方と代用

  • 緑豆: 皮をむいて割った黄色い緑豆を選びます。皮つきの緑豆や緑豆粉は、この配合の代わりになりません。
  • 色づけの汁: 濃いパンダン汁は、刻んだ生のパンダンの葉を水と一緒に撹拌し、こして作るのが一般的です。バタフライピー水を同じ大さじ3で代わりに使うこともでき、その場合は生地が青くなり、香りも変わります。どちらか一方を選び、両方は混ぜません。
  • ココナッツミルク: 無糖のプレーンなものを使います。加糖のものや塩を加えたココナッツ製品が同じように使えるとは考えないでください。開封後のココナッツ製品は、表示に従って扱います。
  • 粉: 生地に米粉は加えません。米粉ともち米粉を合わせた生地は別の配合のものです(後半の「別の配合」を参照)。

道具

  • 蒸し器(またはふた付きの鍋に蒸し板を入れたもの)
  • 豆を浸すボウルとざる
  • ブレンダーまたはフードプロセッサー
  • 餡を煮詰める鍋と木べら
  • 上掛け用の小鍋
  • 生のパンダンの葉から汁を作る場合は、目の細かいこし器か布
  • 蒸し器に菓子を置くためのバナナの葉
  • 霧吹き

うまくいかないときは

状況 考えられる原因 対処
餡が柔らかすぎて丸められない 煮詰め方が足りない 鍋に戻し、乾いて鍋肌から離れるまでかき混ぜ続ける
餡が熱くて扱えない 鍋からそのまま成形に入った 少し冷ましてから丸める。熱い餡を素手で成形しない
包むときに生地が割れる 水が足りない 大さじ5〜6の水の範囲で、柔らかい粘土状になるまで少しずつ練り込む。ほかの粉は加えない
皮から餡が透ける 継ぎ目が閉じきれていない 蒸す前に継ぎ目をしっかりつまみ、もう一度丸め直す
豆がまだ固い 蒸し時間が足りない 撹拌する前に、中まで柔らかくなるまで蒸し続ける
5分蒸しても火が通っていないように見える 蒸し器の違い 長い時間を前もって決めず、5分の時点で菓子の様子を確かめる。まだなら蒸し続け、もう一度確かめる
上掛けが分離した、または焦げた 強く沸かしたか、混ぜずに加熱した 弱めの火で温め、ずっとかき混ぜる。少しとろみがついたらやめる

別の配合:同じ名前、違うレシピ

タイのレシピサイトには、カノム・プラパーイがいくつかの形で載っています。これらはそれぞれ分量の違う別のレシピです。上の配合に、材料や時間を混ぜないでください。

配合 違うところ ここで混ぜない理由
三色の生地(Wongnai Cooking) もち米粉400gに米粉90gを加え、ココナッツミルク250mlを三色の汁に分ける。生地は10〜15分こね、皮むき緑豆300gを浸水してから蒸し、餡は炒めて作り、菓子は沸いた湯の上で5〜10分蒸す 生地の配合比、米粉、分量、色がどれも一色のこの配合と異なる
かぼちゃなど色づけした生地(Krua Khun Toi) 黄色の生地にはかぼちゃ、紫にはアントシアン水、緑にはパンダンを使い、タピオカ粉を加える。餡は皮むき緑豆、ココナッツクリーム、砂糖で作り、包んだ菓子は約5分蒸す 分量はおもにカップ表記で量も柔軟。かぼちゃとタピオカ粉を使う点でも作り方が違う

前出のタイの定義文書にある「米粉ともち米粉」という記述は、Wongnai Cooking の三色生地の配合と重なります。複数の色に挑戦したいときは、この配合に色を足して分量を調整するのではなく、これらの別のレシピのどちらかをそのまま通して作ってください。

よくある質問

カノム・プラパーイはどんな味ですか?

配合から読み取れるのは、柔らかくもちもちしたもち米の皮、ココナッツと緑豆の甘い餡、少し塩気のあるココナッツの上掛けです。上掛けの塩気が、餡の甘さを引き立てます。私たちはこのレシピを作っていないので、これは仕組みの説明であって、試食の感想ではありません。

どんな色の菓子ですか?

Pholfoodmafia のレシピは、生地を濃いパンダン汁(緑)かバタフライピー水(青)で色づけします。この記事ではパンダンの緑で通しました。ほかのレシピには三色やかぼちゃの黄色の生地があり、それらは別の配合です。

生地に米粉を加えてもいいですか?

この配合では加えません。ここでの生地は、もち米粉、パンダン汁、水だけです。米粉は上掛けにだけ使います。Wongnai Cooking の三色生地のように米粉を加えた生地は、別のレシピです。

いくつできますか?

レシピには書かれておらず、この記事でも個数は示しません。示されているのは大きさで、餡の玉は約1.5cm、生地の玉は約2cmです。最終的な個数は、どれだけ均等に分けるか、どのくらいの厚みで包むかで変わります。

婚礼とはどう結びつくのですか?

Pholfoodmafia は、中央タイの婚礼で使われる菓子と説明し、ねばりのある生地を強い結びつき、甘い餡を甘い愛情にたとえています。Wongnai Cooking の記事は婚礼のためだけに作られたと述べていますが、その根拠となる一次資料は示していません。どちらも発行元による説明であり、確かめられた歴史としては扱わないでください。

どのくらい日持ちしますか?

読んだ資料のどれにも保存や温め直しの案内がなかったため、保存期間は示しません。開封したココナッツ製品は、表示に従って扱ってください。

主な参考リンク

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