バナナ葉の小さなカップに入った黄色いタイの蒸し菓子カノムタン
🔪下準備1時間10分
🔥調理18分
🍽️分量8
🌍料理タイ料理
東南アジアレシピ

カノムタンの作り方|タイの椰子蒸し菓子

30分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 果肉をこして香りの土台を作る
STEP 11 / 7

果肉をこして香りの土台を作る

所要時間は10分です。完熟オウギヤシ果肉ペースト120gをボウルに入れ、ココナッツミルク180mlのうち60mlを加えてほぐします。ざるまたは細かいこし器に通し、繊維や硬い粒を取り除きます。代替ペーストを使う日は、かぼちゃとさつまいもを1.5cm角に切り、耐熱皿に広げて水小さじ2を振り、600Wで4分加熱します。竹串が抵抗なく通り、湯気が落ち着いたら皮を外し、蒸しかぼちゃ80g、蒸しさつまいも40g、ココナッツミルク30mlをなめらかにつぶして裏ごしします。果肉ペーストだけを使う場合は火を使いません。目安は、スプーンですくうとゆっくり落ち、ざらつきが舌に残らない状態です。

手順2: 粉と液体を混ぜる
STEP 22 / 7

粉と液体を混ぜる

所要時間は8分です。別のボウルに上新粉120g、タピオカ粉25g、砂糖75g、塩2g、インスタントドライイースト1gを入れ、泡立て器で30秒混ぜます。こした果肉液と残りのココナッツミルク120mlを少しずつ加え、粉気が消えるまで2分混ぜます。火は使いません。生地はホットケーキ生地より少し重く、泡立て器を持ち上げると太い線で落ち、5秒ほど跡が残る濃さが目安です。硬ければココナッツミルク大さじ1、ゆるければ上新粉小さじ2で調整します。

手順3: 生地を温かい場所で休ませる
STEP 33 / 7

生地を温かい場所で休ませる

所要時間は45分から60分です。ボウルにラップまたは清潔な布巾をかけ、28度Cから30度Cの温かい場所に置きます。室温が低い日は、35度C前後のぬるま湯を張った大きなボウルに生地のボウルを浮かべます。直火や40度Cを超える湯には当てません。表面に細かい泡が出て、かさが1.2倍ほどになり、甘い粉の匂いに少し発酵した香りが混じれば次へ進みます。泡が出ない場合は、さらに15分休ませます。

手順4: バナナ葉のカップを作る
STEP 44 / 7

バナナ葉のカップを作る

所要時間は10分です。バナナ葉を直径12cmから13cmの丸または四角に切り、600Wの電子レンジで20秒温めるか、蒸し器の湯気に30秒当ててしなやかにします。中央を押し下げて小さなカップ形にし、四隅をつまようじで留めます。シリコンカップを使う場合は、内側に薄く油小さじ1/2を塗ります。この時点では蒸し器の火を強火にし、水1.5Lを沸かし始めます。カップは深さ2cm以上、直径5cm前後に整えると、蒸し時間がそろいます。

手順5: ベーキングパウダーを混ぜて型へ注ぐ
STEP 55 / 7

ベーキングパウダーを混ぜて型へ注ぐ

所要時間は5分です。休ませた生地をゴムべらで底から10回ほど返し、ベーキングパウダー5gを茶こしでふるい入れます。泡をつぶしすぎないよう20秒だけ混ぜます。混ぜ終わりは粉気がなく、なめらかな粘度があり、ゴムべらからゆっくり垂れて表面に小さな泡が細かく残る状態です。この工程の生地には火を入れませんが、蒸し器は別鍋で強火にかけ、ふたの隙間から湯気が出る状態を保ちます。生地をカップの7分目まで注ぎ、塩1gを混ぜた削りココナッツ45gを等分してのせます。満杯にすると蒸している間にあふれるので、縁から8mmほど余白を残します。

手順6: 強い蒸気で蒸す
STEP 66 / 7

強い蒸気で蒸す

所要時間は15分から18分です。蒸し器の湯が強く沸き、ふたを開けると湯気がまっすぐ上がる状態にします。カップを並べ、ふたに布巾を巻いてから閉じ、強めの中火で12分は開けずに蒸します。その後、ふたを少しずらして状態を見ます。生地の表面が丸くふくらみ、中央に竹串を刺して濡れた生地がつかず、黄色が半透明から明るい不透明に変われば火が通っています。まだ湿っていれば、強めの中火のまま2分ずつ追加します。湯が少なくなったら熱湯200mlを鍋肌から足します。

手順7: 粗熱を取り、香りを落ち着かせる
STEP 77 / 7

粗熱を取り、香りを落ち着かせる

所要時間は10分です。火を止め、ふたを開けて30秒湯気を逃がしてからカップを取り出します。網にのせて5分冷まし、表面の水分が落ち着いたら食べます。熱々すぎると米粉の香りが前に出るので、中心がまだ温かく、表面のココナッツがしっとりしている45度C前後が食べやすいです。半分に切る場合は、包丁を水でぬらし、直径5cmの菓子を幅2.5cmの半月形に切ると断面がつぶれにくく、細かな気泡が見えます。

生地を休ませても蒸気が弱いと横に広がり、蒸気が強くても休ませが足りないと重くなります。休ませで小さな泡を作り、蒸し始めの強い蒸気で一気に押し上げる、と考えると失敗しにくくなります。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

この分量は、直径5cm前後の小さなカップで8個分です。甘さはタイの市場菓子より少し控えめにし、食後にも食べやすい濃さにしています。現地の風味に寄せたい日は、きび砂糖をパームシュガーへ替えてください。

米粉、タピオカ粉、ココナッツミルク、パームシュガー、黄色い果肉ペースト、バナナ葉を並べたカノムタンの材料
カノムタンは、果肉、米粉、ココナッツ、砂糖、塩の少ない材料で香りと食感を作る
8品目

生地

材料 分量 日本での選び方
完熟オウギヤシ果肉ペースト 120g 冷凍または瓶詰め。なければ下の代替表で作る
上新粉または製菓用米粉 120g さらっと細かいもの。団子用の粗い粉だけだと重くなる
タピオカ粉 25g ふわっとした弾力を補う。片栗粉なら18gに減らす
ココナッツミルク 180ml 缶タイプ。よく振ってから量る
パームシュガーまたはきび砂糖 75g 黒砂糖なら60gに減らす
インスタントドライイースト 1g 小さじ1/3弱。香りより泡の補助として使う
ベーキングパウダー 5g 蒸す直前に入れる
2g 生地の甘さを締める
5品目

仕上げと型

材料 分量 役割
細かい削りココナッツ 45g 仕上げ用。冷凍なら解凍して水気を押さえる
1g ココナッツに混ぜる
バナナ葉 15cm角を4枚 半分に切って8個分。なければシリコンカップ8個
つまようじ 16本 バナナ葉のカップを留める
蒸し器用の水 1.5L 途中で空だきにならない量
アレルギーと食品安全

このレシピはココナッツ、米粉、タピオカ粉を使います。市販の果肉ペーストやココナッツ製品は、製造ラインで小麦、乳、落花生、ナッツ類を扱う場合があります。表示を確認してください。蒸し上がり後は清潔な網や皿に取り、室温で長く置かず、粗熱が取れたら保存方法に従います。

4品目

果肉がない日の代替表

カノムタンの主役はオウギヤシ果肉です。代替は完全再現ではありませんが、米粉の軽さとココナッツの香りを壊さず、日本で作る現実的な落としどころになります。

状況 使うもの 作り方 仕上がり
冷凍果肉ペーストがある 果肉ペースト120g 解凍して繊維をこす 香りが最も近い
果肉缶だけ見つかる 果肉120gと缶汁20ml ミキサーにかけ、ざるでこす 甘さが強いので砂糖を10g減らす
近所で何も買えない 蒸しかぼちゃ80g、蒸しさつまいも40g、ココナッツミルク30ml 皮を外して裏ごしする 色は近いが椰子香は弱い
甘い香りを少し足したい 上の代替にパームシュガー10g 生地の砂糖から10g引く 黒糖寄りの香りになる

買い出しで最初に探すのは果肉ペーストとバナナ葉です。ただ、在庫の波が大きいので、商品名を固定して追うより「toddy palm pulp」「palmyra palm fruit」「冷凍バナナリーフ」で探す方が現実的です。ここでは、初回の失敗を減らし、他の東南アジア菓子にも回せる粉とココナッツを置きます。タピオカ粉はカオピヤックセンの麺、ココナッツミルクはトムカーガイゲーンペットにも使えます。

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この料理の買い出し

買い出しガイド
掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
148
kcal
1.8g
タンパク質
5.3g
脂質
24.0g
炭水化物
0.6g
食物繊維
115mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
8人分

材料 8 個分

この分量は、直径5cm前後の小さなカップで8 個分です。甘さはタイの市場菓子より少し控えめにし、食後にも食べやすい濃さにしています。現地の風味に寄せたい日は、きび砂糖をパームシュガーへ替えてください。

米粉、タピオカ粉、ココナッツミルク、パームシュガー、黄色い果肉ペースト、バナナ葉を並べたカノムタンの材料
カノムタンは、果肉、米粉、ココナッツ、砂糖、塩の少ない材料で香りと食感を作る

生地

材料 分量 日本での選び方
完熟オウギヤシ果肉ペースト 120 g 冷凍または瓶詰め。なければ下の代替表で作る
上新粉または製菓用米粉 120 g さらっと細かいもの。団子用の粗い粉だけだと重くなる
タピオカ粉 25 g ふわっとした弾力を補う。片栗粉なら18 gに減らす
ココナッツミルク 180 ml 缶タイプ。よく振ってから量る
パームシュガーまたはきび砂糖 75 g 黒砂糖なら60 gに減らす
インスタントドライイースト 1 g 小さじ1/3弱。香りより泡の補助として使う
ベーキングパウダー 5 g 蒸す直前に入れる
2 g 生地の甘さを締める

仕上げと型

材料 分量 役割
細かい削りココナッツ 45 g 仕上げ用。冷凍なら解凍して水気を押さえる
1 g ココナッツに混ぜる
バナナ葉 15cm角を4 枚 半分に切って8 個分。なければシリコンカップ8 個
つまようじ 16 本 バナナ葉のカップを留める
蒸し器用の水 1.5L 途中で空だきにならない量
アレルギーと食品安全

このレシピはココナッツ、米粉、タピオカ粉を使います。市販の果肉ペーストやココナッツ製品は、製造ラインで小麦、乳、落花生、ナッツ類を扱う場合があります。表示を確認してください。蒸し上がり後は清潔な網や皿に取り、室温で長く置かず、粗熱が取れたら保存方法に従います。

果肉がない日の代替表

カノムタンの主役はオウギヤシ果肉です。代替は完全再現ではありませんが、米粉の軽さとココナッツの香りを壊さず、日本で作る現実的な落としどころになります。

状況 使うもの 作り方 仕上がり
冷凍果肉ペーストがある 果肉ペースト120 g 解凍して繊維をこす 香りが最も近い
果肉缶だけ見つかる 果肉120 gと缶汁20 ml ミキサーにかけ、ざるでこす 甘さが強いので砂糖を10 g減らす
近所で何も買えない 蒸しかぼちゃ80 g、蒸しさつまいも40 g、ココナッツミルク30 ml 皮を外して裏ごしする 色は近いが椰子香は弱い
甘い香りを少し足したい 上の代替にパームシュガー10 g 生地の砂糖から10 g引く 黒糖寄りの香りになる

買い出しで最初に探すのは果肉ペーストとバナナ葉です。ただ、在庫の波が大きいので、商品名を固定して追うより「toddy palm pulp」「palmyra palm fruit」「冷凍バナナリーフ」で探す方が現実的です。ここでは、初回の失敗を減らし、他の東南アジア菓子にも回せる粉とココナッツを置きます。タピオカ粉はカオピヤックセンの麺、ココナッツミルクはトムカーガイゲーンペットにも使えます。

カノムタンの物語|黄色い蒸し菓子に椰子の香りを残す

蒸し器のふたを開けた瞬間、湯気の中から甘いココナッツと、少し熟した果物のような香りが上がります。タイの市場で小さなバナナ葉のカップに並ぶカノムタン(ขนมตาล / Khanom tan)は、派手なクリーム菓子ではありません。米粉の生地に完熟したオウギヤシの果肉を混ぜ、ふわっと休ませてから蒸す、黄色い素朴な蒸し菓子です。

バナナ葉のカップに入った黄色いカノムタンをお茶と並べた食卓
カノムタンは、完熟オウギヤシの香り、米粉の軽さ、塩をきかせたココナッツで食べるタイの蒸し菓子

khanom は菓子や軽食、tan はこの料理ではオウギヤシ、つまりパルミラヤシの果実を指します。JIRCASのタイ発酵食品データベースでは、Kha-nom-dtaanを「Palmyra palm fruit cake」とし、完熟果肉、米、砂糖、ココナッツ、塩を使い、数時間から半日ほど発酵させる菓子として整理しています。Thailand Foundationも、熟した toddy palm fruit を米粉、ココナッツミルク、砂糖、塩と混ぜて蒸し、バナナ葉の小さなカップで出す菓子だと紹介しています。

日本で難しいのは、料理名の中心にある完熟オウギヤシ果肉です。生の果肉は日常のスーパーではまず見つかりません。冷凍や瓶詰めのパームフルーツペーストを探せるならそれが一番近く、なければかぼちゃやさつまいもで色と甘い香りを借りることになります。ただし、その場合は「椰子の香りまで完全再現」ではなく、「米粉とココナッツで作る家庭版のカノムタン」と考える方が正直です。

似た蒸し菓子でいうと、フィリピンのサピンサピンはもち米粉の層とココナッツが主役です。カノムタンはもっと軽く、発酵や休ませで小さな泡を作り、蒸すとやわらかなスポンジ状になります。パッタイソムタムで使うパームシュガーを買ったことがある人なら、タイの甘さが白砂糖だけでできていないことも想像しやすいはずです。

カノムタンで守る輪郭

守りたいのは、米粉だけで重くしないこと、果肉または代替ペーストをなめらかにすること、生地を温かい場所で休ませて泡を作ること、強い蒸気で一気にふくらませることです。果肉は代替できますが、休ませと蒸しの火加減を抜くと、もちっと重い蒸しパンに寄ります。

日本の台所で本場に寄せる判断表

カノムタンは、材料のすべてを現地と同じにそろえるより、何を守るとこの菓子らしくなるかを分けて考える方が作りやすい料理です。果肉、粉、型、甘さのどこを優先するかで、買い出しの重さが変わります。

判断する点 タイ寄せにするなら 日本の台所で現実的に作るなら
果肉 完熟オウギヤシ果肉をこして使う かぼちゃとさつまいもの裏ごしで色と甘みを補う
浸水した米を挽いて水を切る 細かい上新粉または製菓用米粉を使う
休ませ 数時間から半日発酵させる ドライイースト1gで45分から60分休ませる
バナナ葉の小カップ シリコンカップに油を薄く塗る
甘さ しっかり甘く、市場菓子らしく 砂糖75gで軽めにし、香りを前に出す
仕上げ 削りたてココナッツ 冷凍削りココナッツまたは細かい乾燥ココナッツ

バナナ葉は香りと見た目の両方に効きます。手に入れば使いたい材料ですが、初回から無理をすると、果肉探し、葉の下処理、発酵で台所が大仕事になります。まずはシリコンカップで生地の濃さと蒸し加減をつかみ、二回目にバナナ葉へ進む順番でも十分です。

一方で、米粉をホットケーキミックスへ替えるのはおすすめしません。便利ですが、乳や小麦の香り、ベーキングパウダーの強い匂いが前に出て、カノムタンというより蒸しパンになります。どうしても米粉が粗いときは、タピオカ粉を少し入れる方が、現地のふわっとした弾力へ寄せやすくなります。

カオソーイトムヤムクンのような強い香草料理の後に出すなら、甘さは少し控えめが合います。ガパオライスの日のデザートにする場合も、ココナッツの塩気があると口が重くなりません。

失敗原因|重い、割れる、香りが弱い

カノムタンは材料が少ない分、失敗の理由が見えやすい菓子です。生地が重いときは休ませ不足、割れが大きすぎるときは蒸気の当たり方、香りが弱いときは果肉や砂糖の選び方を疑います。

ふんわり蒸せたカノムタンと重く詰まったカノムタンの断面を比べた状態
細かい気泡が入り、しっとりしながら軽い断面がカノムタンの目安

生地が重い

休ませの温度が低いか、米粉が粗く水分を吸いすぎています。次回は生地を28度Cから30度Cで休ませ、表面に細かい泡が出るまで待ちます。粗い上新粉しかない場合は、上新粉を110gに減らし、タピオカ粉を35gへ増やすと少し軽くなります。混ぜすぎても泡が消えるので、ベーキングパウダーを入れた後は20秒で止めます。

表面が大きく割れる

蒸気が強すぎるだけでなく、水滴が落ちている可能性があります。ふたに布巾を巻き、カップを蒸し器の中心に詰めすぎないようにします。火加減は強めの中火でよいですが、鍋底の湯が暴れてカップが揺れるほどなら中火へ落とします。小さな割れは手作りらしい表情なので問題ありません。

椰子の香りが弱い

果肉を代替した場合は、香りはどうしても弱くなります。代替版ではパームシュガーを10g入れ、ココナッツミルクを缶タイプにすると、少し東南アジア菓子らしい丸さが出ます。バニラエッセンスを入れると洋菓子に寄るので使いません。

水っぽくなる

果肉ペーストや冷凍ココナッツの水分が多い状態です。果肉はこした後にざるで5分置き、冷凍ココナッツは解凍してキッチンペーパーで軽く押さえます。蒸し上がり直後に皿へ密着させると底が濡れるので、網で5分冷ましてから盛り付けます。

食べ方と保存

カノムタンは、蒸したての湯気が少し落ちたころがいちばん食べやすいです。市場のように小さな葉のカップで出すなら、そのまま手で持てます。シリコンカップで作った日は、竹串で縁を外し、小皿にのせてからココナッツを少し足すと見た目が整います。

食べ合わせは、熱い中国茶、無糖の紅茶、軽いコーヒーが合います。辛いタイ料理のあとに出すなら、ソムタムゲーンペットの辛さを、ココナッツと米粉がやわらげます。朝食に回す日は、電子レンジで温めるより、蒸し器で3分温め直す方が表面が乾きません。

出す場面 すすめ方 理由
辛いタイ料理の後 1人1個を温かいお茶と出す ココナッツの脂肪分が唐辛子の余韻を丸める
休日の朝 冷蔵品を蒸し器で3分温める 米粉が戻り、表面のココナッツも乾きにくい
持ち寄り カップごと冷まして箱に並べる バナナ葉やシリコンカップが崩れを防ぐ
子どもと食べる 砂糖75gのまま、半月形に切る 甘すぎず、手で持ちやすい大きさになる

保存は常温で半日、冷蔵で2日以内です。JIRCASのデータベースでも保存性は2日とされています。粗熱を取ってから1個ずつラップで包み、保存容器に入れます。冷蔵したものは、蒸し器の弱めの中火で3分から4分温め、表面がしっとり戻ったら食べます。電子レンジなら600Wで20秒、さらに10秒ずつ追加しますが、長くかけると米粉が硬くなります。

冷凍はできますが、食感は少し落ちます。1個ずつラップし、保存袋に入れて2週間以内。温め直しは凍ったまま蒸し器の中火で7分から8分です。中心まで温まり、表面のココナッツがしっとりしたら食べられます。

よくある質問

果肉ペーストなしでもカノムタンと呼べますか

厳密には、料理名の tan が示すオウギヤシ果肉が入ってこそのカノムタンです。かぼちゃやさつまいもで作る場合は、カノムタン風の米粉ココナッツ蒸し菓子と考えるのが正確です。ただ、日本の台所では果肉が入手困難なので、まず工程と食感をつかむ代替版として作る価値はあります。

バナナ葉は必須ですか

香りと見た目を寄せるなら使いたい材料ですが、必須ではありません。シリコンカップでも蒸せます。バナナ葉を使う場合は、切ってすぐ折ると割れやすいので、電子レンジ600Wで20秒、または湯気に30秒当ててしなやかにしてから留めます。

ドライイーストを入れるとパンの味になりませんか

1gだけならパンの香りは強く出ません。目的は発酵風味を前に出すことではなく、生地に小さな泡を作ることです。室温が高く、果肉ペーストの発酵感がしっかりある場合は、ドライイーストを0.5gへ減らし、休ませ時間を60分にしても作れます。

ベーキングパウダーだけで作れますか

作れますが、食感は蒸しパン寄りになります。ドライイーストを抜く場合は、ベーキングパウダーを7gに増やし、生地を20分休ませてから蒸します。泡は軽くなりますが、現地の発酵した香りは弱くなります。

どのくらい甘くするのが現地に近いですか

現地の市場菓子はかなり甘いものもあります。このレシピは日本の食後に合わせて控えめです。甘い市場菓子寄りにするなら、砂糖を90gに増やし、塩は2gのままにします。砂糖だけを増やすと重く感じるので、仕上げのココナッツには塩1gを必ず混ぜます。

参考にした一次情報・現地情報

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行カノムタンの作り方|タイの椰子蒸し菓子
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/thailand/khanom-tan
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月21日
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