素朴な白い皿に並んだ半透明のタピオカパール生地の小さな蒸し菓子。一つは割られて淡い緑豆餡が見える
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バイン・フー・テー・ボット・バンの作り方|タピオカパールの殻で緑豆餡を包む蒸し菓子

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

タピオカパールを洗って浸す

手順1: タピオカパールを洗って浸す

小粒のタピオカパール200gをすすぎ、水に数時間、または柔らかくなるまで浸します。正確な時間と、浸けたあとに水を切るかどうかは決まっていません。パールを1粒指でつまんで、柔らかくなったか確かめてください。この段階ではまだ白く不透明で、透明になるのは蒸し器に入れてからです。

STEP 22 / 6

緑豆を加熱して餡にする

手順2: 緑豆を加熱して餡にする

皮むき緑豆100gを洗い、柔らかくなるまで加熱します。浸すのか、ゆでるのか、蒸すのか、水の量や時間は決まっていません。水に入れて柔らかくなるまで煮るのが実際的なやり方のひとつですが、この方法はここでは試していません。

柔らかくなった豆をつぶし、砂糖100gと油大さじ2を加えて、鍋を火にかけながら混ぜます。べたつきが減り、ぽってりした塊にまとまるまで練ってください。

STEP 33 / 6

餡を冷まして分ける

手順3: 餡を冷まして分ける

餡を冷まします。20〜25個に分け、それぞれを少し平たくします。平らにしておくと型に収まりやすく、殻でも覆いやすくなります。20〜25というのは餡を分ける数で、できあがりのお菓子の個数として確認された数字ではありません。

STEP 44 / 6

殻の生地を混ぜる

手順4: 殻の生地を混ぜる

戻したパールに、タピオカでんぷん80g、水130g、砂糖130g、削りココナッツ250gを合わせ、よく混ぜます。浸水後のパールの重さは決まっていません。配合の比率を守るため、浸していた水は加えないでください。材料表の水130gが、生地に加える水分です。

STEP 55 / 6

型に入れる:殻、餡、殻

手順5: 型に入れる:殻、餡、殻

小さな型の底に、殻の生地を小さじ1入れます。その上に餡をひとつ置き、さらに殻の生地をかぶせます。餡が出たままにならないよう、覆えるだけの量を足してください。型の大きさは決まっていないので、上にのせる量は使う型に合わせて加減します。

STEP 66 / 6

殻が半透明になるまで蒸す

手順6: 殻が半透明になるまで蒸す

約10分、または殻が透明になるまで蒸します。蒸し器の予熱、火加減、型の大きさは決まっていないので、殻が半透明になることを主な目安にし、時間はあくまで参考にしてください。パールが澄んで真珠のように見え、破れていない皮越しに黄色い餡が透けていればよい状態です。型や火力によって結果は変わるため、中心まで火が通っているかも確かめてください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

8品目

材料

殻用のタピオカパール、タピオカでんぷん、砂糖、削りココナッツと、餡用の皮むき緑豆、砂糖、油を別々の器に分けて並べたところ
殻の材料と餡の材料は、2種類の砂糖も含めて分けておく
材料 分量 代替・備考
小粒のタピオカパール(bột bán) 200g 殻用。目に見えるもちもちの粒。粉ではなくパール
タピオカでんぷん(bột năng) 80g 殻用。パールをつなぎ合わせる
水 130g 殻用。生地に加える水分として量る
砂糖 130g 殻用。外側の甘み
削りココナッツ 250g 殻用。パールの間に入るココナッツの糸
皮むき緑豆 100g 餡用。甘い中身のもと
砂糖 100g 餡用。殻用の砂糖とは分けておく
油 大さじ2 餡用。鍋で餡がまとまっていくときに練り込む

できあがりの個数と型の大きさは決まっていないため、仕上がり個数は示していません。

アレルゲン

このレシピにはココナッツが含まれます。タピオカパール、でんぷん、ココナッツなどの市販品は、ラベルでアレルゲンや同一施設での製造に関する表示を確認してください。

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蒸す前の殻の生地は白くてざらりとしていて、小さなタピオカパールと削ったココナッツの細い糸が混ざっています。蒸し器の中でパールは透明になって真珠のような艶を帯び、皮越しに黄色い緑豆餡が透けて見えてきます。澄んでもちもちした殻と、やわらかな黄色い中身。この対比が、このレシピの核になります。

粒が透けて見える菓子、バイン・フー・テー・ボット・バンとは

このお菓子が守るべきもの

タピオカパールと削ったココナッツでできた殻は、蒸すうちに白く不透明な状態から、やわらかな半透明に変わります。その殻が、少し平たくした甘い緑豆餡をひとつずつ包みます。

Bánh phu thê(バイン・フー・テー)は、ふつう「夫婦餅」と訳されます。Bột bán(ボット・バン)はタピオカパールのことです。この作り方では、パールをそのまま殻に混ぜ込みます。パールを混ぜる点が、バク・ニン省ディンバン(Đình Bảng)で知られるバイン・フー・テーとの違いです。

分量と手順は、フードブログ Playing with My Food に載っている家庭レシピひとつに沿っています。ディンバンの伝統的な配合ではありません。また、世界ごはん紀行では、このレシピ全体を台所で試作して確認してはいません。原文が細部を決めていない箇所は、補って埋めずに、そのことを記事の中で書いています。

ベトナムのほかの料理はベトナムのページをご覧ください。

「夫婦」の名の由来 ― ディンバンのお菓子と、このレシピの違い

ディンバンでは、バイン・フー・テーは結婚式や婚約、贈り物と結びついていて、お菓子は2つひと組に包んで贈られます。ベトナムの農村観光の記事が、この習わしを紹介しています。VnExpress が地元の作り手を取材した記事では、取り上げられた職人たちは対にしてしか売らないとあり、ある作り手は、このお菓子は xu xê とは違うと説明しています。

伝統的なディンバンのお菓子は、もち米から作るでんぷん、緑豆、ココナッツ、青パパイヤを使い、dành dành(クチナシ)で黄色に色づけします。名前や由来にまつわる話は、いくつもの異なる説があります。民間の言い伝えとして語られているもので、確定した史実ではないため、この記事でもそのように扱います。

このレシピのお菓子は作りが違います。殻は、タピオカパール、タピオカでんぷん、砂糖、削ったココナッツでできています。米のでんぷんも、パパイヤも、葉の箱も使いません。名前を借りた家庭風のアレンジであり、ディンバンの原型を再現したものではありません。ほかにも違う作り方が公開されています。Vietnam Tourism Information のページには、葛粉と葉の箱を使い、約20分、透明になるまで蒸すレシピが載っています。それは別のレシピなので、ここには混ぜていません。


道具

  • パールを浸すボウル
  • 緑豆餡を加熱して煮詰める小鍋
  • 殻の生地を混ぜるボウルとスプーン
  • 殻の生地を型に取り分ける小さじ
  • 耐熱の小さな型
  • 型が入る蒸し器

選び方と代用

タピオカパールとタピオカでんぷんは別の材料です。 Bột bán はパール、つまり蒸したあとも粒が見える小さな丸い粒のことです。タピオカでんぷんは、それらをつなぎ合わせる細かい粉です。でんぷんはパールの代わりになりません。パールの粒の大きさと正確な浸水時間は決まっていないので、小粒のものを選び、柔らかさを見て判断してください。タピオカでんぷんはじゃがいもでんぷんとも別物で、このレシピはほかのでんぷんでは確認していません。

ココナッツ:削りココナッツを使います。生か乾燥かは決まっていません。いちばん近いのは無糖の削りココナッツです。生のココナッツが手に入りにくいときは、無糖の冷凍削りココナッツがひとつの選択肢になります。ただし水分が違うかもしれないため、同じレシピとは言えず、この置き換えは試していません。

緑豆:皮をむいた緑豆をそのまま使います。緑豆粉には置き換えないでください。

あえて入れないもの:ジャスミンの花(mali)のエッセンス、パンダンの汁、色づけは任意です。この作り方では入れておらず、入れなくてもお菓子は成り立ちます。ホウ砂(borax)は、家庭のレシピで使う食品安全上の根拠がないため使いません。代わりの添加物も勧めません。

うまくいかないとき

状態 考えられる原因 試すこと
パールの中心が硬く、白いまま残る パールの浸水が足りないか、蒸し時間が足りない可能性がある パールをはっきり柔らかくなるまで浸す。殻が半透明になるまで蒸し続ける。蒸し直しの正確な条件は試していない
殻の生地がゆるくて水っぽい 浸水に使った水がボウルに入った可能性がある 浸していた水は生地に加えない。直すために足すでんぷんの量は確認できていない
餡がぼろぼろして固まらない 水分がまだ多いか、温かいうちに分けた 鍋でさらに練って水分を飛ばし、冷ましてから分ける
殻の隙間から餡が見える 型に対して上の殻が足りない 蒸す前に、餡の上に殻の生地をもう少し足す

食べ方と保存

冷めた半透明のパールのお菓子を素朴な皿に盛り、一つは割って黄色い緑豆餡とパールの粒感が見える
冷めると、殻のパールの粒感とココナッツの糸がはっきり見える

原文には、お菓子を冷ます方法も型から外す方法も書かれていません。ひとつのやり方として、型の中で少し落ち着かせてから取り出し、冷めてから食べる方法があります。半透明の殻の向こうに、パールの粒感、ココナッツの糸、黄色い中身が見えます。

原文には保存や温め直しの記載がなく、このレシピも保存については試していないため、保存期間も温め直しの方法も示しません。ディンバンのお菓子について製菓業者が示している保存期間は、その業者の製品についてのもので、家庭で作ったこのお菓子には当てはまりません。

アレンジ

ここからは原文のレシピにはない提案で、どれも試していません。

  • シンプルな基本形(このレシピ):香りづけも色づけもしません。原文では、それらは任意です。
  • パンダン風味:原文によると、パンダンの汁は水の代わりに使えます。量は書かれていないので、水130gの一部または全部を置き換える場合は、自分で加減する必要があります。
  • ジャスミン風味:原文は、mali(ジャスミンの花)のエッセンスを数滴加えることを挙げています。使うのは食品用の香料だけにしてください。強さは製品によって違います。
  • 冷凍ココナッツ版:削りココナッツ250gの代わりに、無糖の冷凍削りココナッツを使います。水分が違うかもしれず、殻の固さが変わる可能性があります。
  • 型がない場合:耐熱の小さなカップで代わりにできます。蒸し時間は確かめる必要があるので、半透明になったかで判断してください。

よくある質問

ディンバンの伝統的なバイン・フー・テーと同じものですか?

いいえ。殻にタピオカパールを入れる、別の家庭レシピです。ディンバンのお菓子は、もち米のでんぷん、青パパイヤ、dành dành を使い、2つひと組に包みます。

bột bán はタピオカ粉のことですか?

このレシピでの bột bán は、丸いタピオカパールのことです。殻をまとめるタピオカでんぷんは別の材料で、どちらか一方をもう一方の代わりにはできません。

パンダンや花のエッセンスは必要ですか?

いいえ。原文では任意とされていて、この作り方では入れていません。

いくつできますか?

原文には、できあがりの個数も型の大きさも書かれていません。餡を20〜25個に分けますが、それはお菓子の個数として確認された数字ではありません。

ホウ砂(borax)を使うレシピもありますが、使うべきですか?

いいえ。原文では任意とされていますが、家庭のレシピで使う食品安全上の根拠がないので入れず、代わりになる添加物もありません。

主な参考リンク

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