チロック:丸くもちもちのタピオカ団子と、甘じょっぱいピーナッツだれ
タピオカ粉と小麦粉の生地を丸めて水でゆで、ピーナッツとカシューナッツのたれを添える、やわらかい団子の作り方です。公開されている1本のレシピにそのまま従い、ほかのレシピとは混ぜません。レシピに書かれていない細部も、こちらで補いません。
バンドン市の公式な郷土料理ガイドは、チロックを丸くてもちもちした食べ物と説明し、ピーナッツだれ、ケチャップ・マニス(甘い醤油)、ソースを添えて食べるのが一般的で、塩味、うまみ、甘みが一緒に味わえると紹介しています。生地の土台はタピオカ粉で、名前そのものにもそれが表れています。
この記事で扱うのは、Masak Apa Hari Ini(MAHI)にValentina Limbongさんが載せた、バンドン風チロックのピーナッツだれ版1本です。生地はタピオカ粉と小麦粉に、にんにく、セロリ、鶏だし粉末、白こしょうを合わせ、熱い湯でまとめます。丸めた団子はゆでて水を切ります。たれは、揚げたピーナッツ、カシューナッツ、唐辛子、にんにくをすりつぶし、煮立てた水に入れて、塩、パームシュガー、ライム汁、甘口醤油と混ぜて作ります。インドネシアのほかの料理はインドネシアのページでも紹介しています。
「aci dicolok」という名前の意味
バンドン市のガイドによると、cilok は aci dicolok を縮めた呼び名です。スンダ語で aci はタピオカ、dicolok は串などで刺すことを指します。名前が、食べ物とその食べ方を同時に言い表しているわけです。
この市のガイドが裏づけているのは、名前、丸くてもちもちした形、よくある添え物までです。レシピ、起源の時期、考案者は示されておらず、この記事もそれらを主張しません。Unilever Food Solutions の記事にも同じ aci dicolok の説明がありますが、MAHI と同じ企業グループの記事なので、独立した裏づけではなく、名前の使われ方を補う用例として扱います。
このレシピには串を作る工程がありません。写真に写っている串は、食べるときの目安として添えたものです。
今回の一版:Valentina Limbong さん/MAHI
MAHI はこのレシピをバンドン風チロックとして載せています。数ある作り方のうちの1つであり、これだけが本物の配合というわけではありません。ほかの人は、粉の比率、香味野菜、詰め物、加熱方法を変えて作ります。レシピカードには3人分、40分、簡単と書かれています。これはカードの表示であり、仕上がりを保証する数字ではありません。このレシピは世界ごはん紀行では試作していません。生地は1/2 sdm(大さじ)ずつ丸めますが、何個できるかは載っていません。
掲載ページには2か所の食い違いがあり、この記事では次のようにそろえています。
- 温かい水か、熱い湯か。 材料欄は air hangat(温かい水)、本文と番号つき工程はどちらも air panas(熱い湯)です。量は250 mlのまま、番号つき工程にならって熱い湯を使います。
- 蒸すのか、ゆでるのか。 導入文の1か所に、団子を蒸すという書き方があります。番号つきの作り方は、数回に分けてゆでて水を切る手順です。この記事は番号つきの作り方に従うので、蒸す工程はありません。
途中で見つける、味の決め手
道具
- 生地を混ぜるボウル
- 生地を取り分ける1/2 sdm(大さじ)の計量スプーン
- 団子をゆでる鍋(たれとは別)
- ゆでた団子を引き上げて水を切るスプーン
- ナッツ、唐辛子、にんにくを揚げるフライパン
- 揚げたものをすりつぶす道具。原典は「すりつぶす」とだけ書いています。写真のようにすり鉢とすりこ木を使うのも一案です
- ピーナッツだれ用の小鍋
選び方と代用
原典は Royco Kaldu Ayam と Bango Kecap Manis Light を商品名で指定しています。この記事も両方を残しました。ほかのだし粉末や甘口醤油に替えると味や分量がどう変わるかは原典から分からないので、代用品や換算は示しません。
このレシピの seledri は、セロリの茎のことです。青ねぎや香菜は、このレシピには入らないので替えないでください。タピオカ粉と小麦粉も、書かれた分量どおりに使います。原典は、どちらの粉も別のものに替えることを勧めていません。
原典が決めていない点
| 疑問 | 原典の記述 | このレシピでの扱い |
|---|---|---|
| 生地の水は温かい水か、熱い湯か | 材料欄は温かい水、本文と番号つきの作り方は熱い湯 | 番号つきの作り方にならい、250 mlの熱い湯 |
| 団子は蒸すのか | 導入の1か所は蒸すとあるが、番号つきの作り方はゆでて水切り | ゆでて水を切るだけ |
| ゆで時間は。浮いたらできあがりか | 火が通るまで数回に分けてゆでる。時間も浮く目安もない | 時間も浮く目安も足さない。終わりの合図は「火が通った」だけ |
| ゆでる鍋の水の量は | 書かれていない | 別鍋を使い、250 mlや350 mlから取らない |
| 揚げ油の種類と量は | 揚げる工程はあるが、油は材料にない | 指定しない。量も油の種類も補わない |
| カシューナッツは省いてよいか | 材料にはどちらのナッツもあり、作り方は kacang とだけある | 2種類のナッツを一緒に揚げる。カシューナッツは省かない |
| たれの濃さは | 書かれていない | 濃さも煮詰める時間も足さない |
よくある質問
これが本場のチロックのレシピですか?
公開されているバンドン風の1本です。作り方は人によって違い、どの資料も、唯一の正統な配合、考案者、起源の時期を示していません。
ほかのだし粉末や甘口醤油を使ってもよいですか?
原典は Royco Kaldu Ayam と Bango Kecap Manis Light を名指ししています。ほかの商品で同じ結果になる根拠はないため、この記事は代用品をすすめません。
セロリの代わりに青ねぎを使えますか?
この版の seledri はセロリの茎です。青ねぎは別のレシピに出てくるもので、このレシピには入りません。
何個できて、何人分ですか?
レシピカードの表示は3人分です。団子1個分の生地は1/2 sdmですが、個数は書かれていません。このレシピは試作していないため、手元にある数字はカードのものだけです。
団子をゆでずに蒸してもよいですか?
蒸すのは別のレシピ(Ricke Indriani さんの版)と、MAHI ページの導入の1行にあるだけです。ここで使う番号つきの作り方は、数回に分けてゆでて水を切ります。
残ったらどう保存しますか?
原典に保存の説明はなく、この記事でも案内しません。
















