豚の首骨、白菜、じゃがいも、豆もやし、えごまの葉が入ったカムジャタンと、別に添えたご飯
🍽️分量2〜3人分
🌍料理韓国料理

カムジャタンの作り方|豚の骨とじゃがいも、えごまのスープ(감자탕)

約15分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 11

骨をすすいで浸す

手順1: 骨をすすいで浸す

豚の首骨を数回すすぎ、冷水に30分以上浸します。野菜とは分け、器具とまな板もそれぞれ別のものを使ってください。終わったら手を洗い、シンクとその周りを温かい石けん水で洗います。

STEP 22 / 11

白菜を下ゆでする

手順2: 白菜を下ゆでする

大きな鍋に水を沸かします。白菜を1分ゆでて、トングで引き上げます。湯は、骨のためにそのまま沸騰させておきます。

STEP 33 / 11

白菜をすすいで裂く

手順3: 白菜をすすいで裂く

白菜を冷水ですすいで水気を切ります。葉を縦に1〜2回裂いて、長めの一口大にし、取り置きます。

STEP 44 / 11

骨を下ゆでする

手順4: 骨を下ゆでする

浸しておいた骨を、沸騰している湯に入れます。ふたをして、中強火で7分ゆでます。湯は黒っぽくなり、泡が立ちます。

STEP 55 / 11

骨を一本ずつ洗う

手順5: 骨を一本ずつ洗う

骨をざるにあげ、一本ずつ冷たい流水で洗って、余分な脂、黒い泡、骨のかけらを取り除きます。きれいにした骨は大鍋に入れます。手を洗い、シンクとその周りを温かい石けん水で洗います。

STEP 66 / 11

だしを煮る

手順6: だしを煮る

骨に、しょうが、テンジャン、干ししいたけ、玉ねぎ、乾燥赤唐辛子、水11カップを加えます。ふたをして、中強火で90分煮ます。

STEP 77 / 11

調味ペーストを混ぜる

手順7: 調味ペーストを混ぜる

だしを煮ている間に、ボウルににんにく、コチュカル、コチュジャン、魚醤、えごまの種子粉、黒こしょう、水¼カップを入れ、クリーム状になるまで混ぜます。残りの水¼カップは、手順8のために別にしておきます。

STEP 88 / 11

野菜とペーストを加える

手順8: 野菜とペーストを加える

90分たったら、しいたけ2個を取り出します。白菜、豆もやし、青ねぎ3本、皮をむいたじゃがいもを加えます。しいたけは薄切りにして鍋に戻します。調味ペーストと、残りの水¼カップを加えて、ふたをします。

STEP 99 / 11

じゃがいもに火が通るまで煮る

手順9: じゃがいもに火が通るまで煮る

ふたをして、中強火で30〜40分、じゃがいもに完全に火が通るまで煮ます。箸か竹串が、じゃがいもにすっと通る状態が目安です。

この確認でわかるのは、じゃがいもの状態だけです。豚肉は、骨に触れない肉のいちばん厚い部分に食品用温度計を差して確かめてください。145°Fに達してから、3分休ませます。

STEP 1010 / 11

えごまの葉を混ぜる

手順10: えごまの葉を混ぜる

えごまの葉を加えて、スープに混ぜ込みます。

STEP 1111 / 11

よそう

手順11: よそう

スープを器によそい、刻んだ青ねぎを散らします。ご飯と数品のおかずを添えます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量2人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

20品目

材料

カムジャタンのために並べた豚の首骨、白菜、じゃがいも、豆もやし、韓国の調味料、えごまの種子粉
スープ、野菜、調味ペースト、飾りに使うものをすべて並べたところ

水の2つの量は役割が別です。11カップはスープ用、½カップは調味ペーストと仕上げの鍋に分けて使います。

材料 分量 代替・備考
豚の首骨 2½〜3ポンド 骨の鍋:スープのベース
しょうが 1オンス 骨の鍋:薄切り
テンジャン(韓国の発酵大豆みそ) 大さじ2 骨の鍋:味付け
干ししいたけ 2個 骨の鍋:90分後にいったん取り出し、薄切りにして戻す
玉ねぎ 中1個 骨の鍋:薄切り
乾燥赤唐辛子 1本(大) 骨の鍋:コチュカルとは別の材料
水 11カップ 骨の鍋:スープ用の水
白菜 1ポンド 仕上げの野菜:芯を除いて下ゆでし、手順8で加える。先に裂いておく
じゃがいも 中3個 仕上げの野菜:皮をむく
豆もやし 8オンス 仕上げの野菜:流水で洗って水気を切る
青ねぎ 4本 仕上げの野菜:流水で洗い、2インチ長に切る。手順8で入れるのは3本
えごまの葉 8枚 仕上げの野菜:流水で洗い、最後に混ぜる
にんにく 6かけ 調味ペースト:みじん切り
コチュカル(韓国の唐辛子粉) 大さじ3 調味ペースト:辛みと色
コチュジャン(韓国の唐辛子みそ) 大さじ1 調味ペースト
魚醤 大さじ3 調味ペースト
えごまの種子粉(トゥルケガル) ¼カップ 調味ペースト
黒こしょう(粉) 小さじ½ 調味ペースト
水 ½カップ 調味ペーストと仕上げ:¼カップをペーストに、残りの¼カップを鍋に入れる
青ねぎ 1本 飾り:流水で洗って刻む。上の4本とは別
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

カムジャタン:豚の骨とじゃがいも、赤いえごまのスープ

韓国文化広報院(Korean Culture and Information Service)が出している文化誌Magazine KOREAは、カムジャタン(감자탕)を、食卓で骨と骨のあいだから肉をつまみ取る場面を通して描いています。韓国観光公社は、豚の背骨、キムチ用の白菜、じゃがいも、えごま粉を入れて煮た、うま味のある辛いスープとして紹介しています。

この記事で作るのは、ひとつの版です。Maangchiの現行の文章レシピ「Pork bone soup (Gamjatang)」の2〜3人分で、ページには2023年4月8日に更新、2009年5月6日に初掲載とあります。使う骨は豚の首骨で、韓国のすべての家庭や食堂の標準として示すものではありません。分量や手順はほかのレシピと混ぜていません。なお、このレシピを編集部で試作してはいません。

この版で選んだことと、はっきりしない点
  • ここで選んだこと: Maangchiが範囲や選択肢を示している箇所では、豚の首骨、中サイズのじゃがいも3個、大きな乾燥赤唐辛子1本、えごまの葉8枚を採用しています。
  • 青ねぎ: 材料欄には、2インチ長に切る青ねぎが4本とあり、仕上げの手順では3本を加えます。4本目をどこで使うのかはページに書かれておらず、この記事でも推測しません。飾りに刻む青ねぎは別の材料です。
  • 調理時間: レシピカードには「2時間」とありますが、時間が明記された加熱の段階だけ(7分、90分、30〜40分)でもすでにそれを超えます。そのため、この記事では全体の所要時間を示しません。

この国の食卓をもっと知りたい方は、韓国のページもご覧ください。

カムジャタンとはどんな料理か

韓国観光公社の紹介では、豚の背骨、白菜、じゃがいも、えごま粉がこの料理の主な要素で、二日酔いのときの鍋としても人気があるとされています。Maangchiの版はこの枠組みのなかで、首骨を選んだ点だけが違います。背骨でも作れるとも書かれています。

出し方にも違いがあります。Maangchiは、スープを一人ずつの器によそう方法と、浅い鍋を食卓に置いて取り分ける方法を紹介し、ご飯と数品のおかずを添えることを勧めています。この記事では一人ずつの器を採用しました。Magazine KOREAは、スープにラーメン、カルグクス、スジェビを入れたり、残ったスープでチャーハンを作ったりする食べ方を挙げています。これは同誌の説明であって、このレシピの手順でも、すべての家庭の習慣でもありません。

料理名の由来は定まっていません。Maangchiは、「gamja」が韓国語でじゃがいもを意味すると書きつつ、豚の背骨まわりの肉に結びつける説明も紹介していて、どちらとも決めていません。Magazine KOREAもいくつかの説を並べたうえで語源は明らかでないとしているので、この記事でもどれか一つには決めません。


道具

  • ふた付きの大鍋(下ゆで用)
  • ふた付きの大鍋(スープ用)
  • ざる
  • トング
  • 骨を浸すボウル
  • 調味ペーストを混ぜるボウル
  • 生の骨用と野菜用に分けたまな板と調理器具
  • 食品用温度計
  • 箸または竹串
  • 一人分ずつの器

骨とえごまの選び方、認められている代用

骨:首骨の代わりに、背骨を使えます。ほかの部位の豚肉、骨なしの肉、牛肉、鶏肉には替えないでください。

えごまの種子粉:皮をむいて細かく挽いた、クリーム色の粉を探してください。粗く挽いた焙煎粉は口当たりがざらつくことがあり、その対処は下の「うまくいかないとき」の表にあります。

えごまが手に入りにくいとき:えごまの葉の代わりにバジルの葉、えごまの種子粉の代わりにごまの粉を使えます。あくまで置き換えで、追加するものではありません。どちらも同じ味になるとは言えません。

そのほかの幅:じゃがいもは3個のかわりに2個、大きな乾燥赤唐辛子1本のかわりに数本の赤唐辛子、えごまの葉は最大12枚まで使えます。

もやし:豆もやしを使ってください。緑豆もやしは使いません。

作る前の食品安全

生の骨、火の通り、残りもの

洗うこと: 骨をすすぐ、浸す、洗うのは、臭みを減らしてスープを澄ませるためで、安全のための措置ではありません。CDC(米国疾病予防管理センター)は、生の食材を洗うと、ほかの食品やシンク、調理台に菌が広がるおそれがあると警告しています。例に挙げているのは鶏肉で、豚の骨については触れていません。作業のあとは、シンクとその周りを温かい石けん水で洗ってください。

分けること: CDCも日本の農林水産省も、生の肉はほかの食品と分けるよう勧めています。生の骨に使った器具やまな板は、白菜、もやし、青ねぎ、えごまの葉に触れさせないでください。生の骨に触れたあとは手を洗い、器具とまな板は使用後すぐ温かい石けん水で洗います。

火の通り: CDCは、豚の塊肉は145°Fにして3分休ませる、ひき肉は160°Fとしています。温度は食品用温度計で確かめてください。加熱時間、中強火、じゃがいもが柔らかいことだけでは、豚肉が安全な温度に達したとは言えません。

残りもの: CDCは、調理後の残りは2時間以内に、気温が90°Fを超えるなら1時間以内に冷蔵し、冷蔵庫は40°F以下に保つよう述べています。再加熱は165°Fまで、食品用温度計で確かめます。保存できる期間は確認できていないので、この記事では示しません。


うまくいかないとき

見えるもの 意味 対処
下ゆでの湯が黒っぽく泡立つ Maangchiは、これも下ゆでの一部だと説明している 骨をざるにあげ、手順5のように一本ずつ洗う
えごまの粉が粗い、または焙煎してある ざらつくことがあるとMaangchiは述べている 水と混ぜて漉し、しぼって、その液を使う
40分たってもじゃがいもが固い この段階の目安は柔らかさ 箸がすっと通るまで煮る。追加の時間の目安は確認できていません
じゃがいもは柔らかいが、豚肉の温度が145°F未満 じゃがいもの確認では、豚肉の状態はわからない 煮続けて、温度計でもう一度確かめる
どの水をどこに入れるか迷う レシピには2つの水の量がある スープに11カップ、ペーストに¼カップ、仕上げの鍋に¼カップ

この版以外のつくり方

次の表は、ほかに公開されている作り方です。上のレシピへの追加ではありません。

バリエーション 出ている場所 違い
キムチ用の白菜の代わりに、干した大根の葉や熟成キムチを使う 韓国観光公社が、一部の食堂について紹介 野菜のベースが違う
豚の背骨1kgに、大根の葉またはゆでた白菜の外葉 Magazine KOREAの別のレシピ 材料も、浸す時間も、鍋の手順も違う
スープにラーメン、カルグクス、スジェビを加える Magazine KOREA 食卓で麺や小麦粉の生地を足す
残りのスープでチャーハンを作る Magazine KOREA 残りを食べきる方法
浅い鍋を食卓に置いて取り分ける Maangchi 同じスープの、別の出し方

よくある質問

青ねぎは4本と3本のどちらを使いますか?

Maangchiの材料欄は2インチ長に切った4本、仕上げの手順で加えるのは3本です。4本目がどうなるのかはページに書かれていないので、この記事では用途を作らず、2つの数字をそのまま残しています。飾りに刻む青ねぎは別です。

水の½カップはどこに入れますか?

Maangchiは二つに分けています。¼カップは調味ペーストに、残りの¼カップは仕上げの段階で鍋に入れます。どちらも、スープ用の11カップとは別です。

じゃがいもは何個ですか?

Maangchiは中サイズを2個または3個としています。この記事では3個にしました。

どの骨を使えますか?

この記事では豚の首骨を使い、Maangchiは背骨も認めています。牛、鶏、ほかの部位を使う根拠は、このレシピにはありません。

えごまが手に入らなければどうしますか?

Maangchiは、葉の代わりにバジルの葉、種子粉の代わりにごまの粉を挙げています。えごまがないときの置き換えで、同じ味になるとは言えません。

カムジャタンはどのくらい時間がかかりますか?

個々の工程ははっきりしています。浸水30分以上、白菜1分、骨7分、だし90分、仕上げ30〜40分です。ページのレシピカードには「調理時間:2時間」とありますが、時間が明記された加熱の段階だけで、すでにそれを超えるため、この記事では合計時間を示していません。

名前の「gamja」はじゃがいものことですか?

「gamja」は韓国語でじゃがいもを意味しますが、それだけで料理名の由来が決まるわけではありません。Maangchiは豚の背骨まわりの肉に結びつける説明も紹介していて、Magazine KOREAは語源は明らかでないとしています。

決められた時間煮れば、豚肉は安全ですか?

レシピの時間やじゃがいもの確認は、安全な温度を示すものではありません。CDCが示す豚の塊肉の基準は、145°Fにして3分休ませることです。骨に触れない肉のいちばん厚い部分に食品用温度計を差して確かめてください。

残りはどう保存して、どう温め直しますか?

CDCは、調理後の残りは2時間以内に、気温が90°Fを超えるなら1時間以内に冷蔵し、冷蔵庫は40°F以下に保つよう述べています。再加熱は165°Fまで、食品用温度計で確かめます。このスープについて保存期間を示した資料は使っていないので、期間は書きません。

主な参考リンク

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