黒豆、もち米、雑穀を炊き込んだ韓国のコンバプ
🔪下準備6時間30分
🔥調理55分
🍽️分量4
🌍料理韓国料理
東アジアレシピ

コンバプの作り方|韓国の豆入り雑穀ごはん

26分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 豆を浸水する
STEP 11 / 6

豆を浸水する

所要時間は6時間から一晩です。乾燥黒大豆60gをさっと洗い、水500mlに浸します。室温が20℃を超える日は冷蔵庫に入れ、8時間以上置く場合も冷蔵にします。豆が一回りふくらみ、皮のしわが伸びて水が薄く紫色になったら次へ進みます。浸水水はこのあと下ゆでに使えるので捨てません。

手順2: 米と雑穀を洗う
STEP 22 / 6

米と雑穀を洗う

所要時間は8分です。米2合、もち米1/2合、押し麦40g、もちきび25g、黒米10gをボウルに入れ、水を3回替えながら指先で軽く洗います。白い濁りが少し残る程度で止め、ざるに上げて20分置きます。粒の表面がしっとり均一に濡れ、ざるの底に水っぽい濁りがたまらない状態が目安です。強くこすりすぎると米が割れ、仕上がりが重くなるので、手のひらで押し潰さず粒を泳がせるように洗います。

手順3: 黒豆を下ゆでする
STEP 33 / 6

黒豆を下ゆでする

所要時間は12分です。浸水した豆と浸水水を小鍋に入れ、中火で6分ほど温めます。ふつふつ細かい泡が出たら弱火に落とし、さらに6分ゆでます。豆をひと粒取り、指で押すと表面が少しへこむが中心はまだ硬い、という状態で止めます。下ゆで汁は色と香りがあるので、炊飯用の水分に含めます。

手順4: 炊飯釜に合わせる
STEP 44 / 6

炊飯釜に合わせる

所要時間は5分です。炊飯釜に水気を切った米と雑穀、下ゆでした黒豆、下ゆで汁を入れます。炊飯器なら2.5合の目盛りまで水を入れ、さらに90mlを足します。鍋炊きなら下ゆで汁を含めて水分が620mlになるよう量ります。塩小さじ1/3を加え、箸で底から2回だけ混ぜ、豆と雑穀が均一に散り、底に乾いた米が残らない状態にします。最後に表面を平らにし、水面が米粒の少し上でなめらかに揺れれば十分です。

手順5: 炊く
STEP 55 / 6

炊く

所要時間は炊飯器で50分から55分、鍋炊きで32分です。炊飯器は雑穀米モードまたは通常炊飯で炊きます。鍋で炊く場合は厚手鍋に入れて中火で7分、ふつふつ音がして蒸気が出たら弱火で15分炊き、火を止めて10分蒸らします。途中でふたを開けると蒸気が逃げ、豆の中心が硬く残りやすいです。

手順6: 蒸らしてほぐす
STEP 66 / 6

蒸らしてほぐす

所要時間は10分です。炊き上がったら保温のまま、または鍋なら火を止めたまま10分置きます。しゃもじを縦に入れ、底から大きく返して空気を含ませます。米粒につやがあり、黒豆がふっくら割れずに残り、底に水っぽい汁が見えなければ完成です。豆が硬い場合は水大さじ2を回しかけ、炊飯器の再加熱または弱火で5分追加します。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
8品目

買い出しの前に

コンバプに使う黒豆、米、もち米、押し麦、もちきび、黒米、塩を台所に並べた材料
コンバプの買い出しでは、黒豆と雑穀の配合、水加減を先に決めると迷いにくい

この分量は、主食として4人で食べ切る量です。黒豆の存在感を出しつつ、毎日のごはんとして重すぎない配合にしています。白米だけの日より噛む回数が増えるので、辛いおかずや汁物を合わせると食卓がまとまりやすいです。

材料 分量 代替・備考
2合(約300g) 短粒米。無洗米は水を大さじ2減らす
もち米 1/2合(約75g) なければ米を1/2合増やす。粘りは弱くなる
乾燥黒大豆 60g 韓国の黒豆が理想。黒千石、丹波黒でも可
押し麦 40g 丸麦なら浸水を30分長くする
もちきび 25g もちあわ、はと麦少量でも可
黒米 10g 色づけ用。多すぎると紫が強くなる
小さじ1/3 豆の甘みを出す。韓国海苔を添える日は小さじ1/4
炊飯器は2.5合目盛り+90ml、鍋炊きは620ml 黒豆の下ゆで汁を含めて使う
4品目

あると食卓が締まるもの

添えるもの 分量 使い方
キムチ 160g 酸味のある熟成寄りが合う
韓国海苔 8枚 食べる直前にちぎる
白いりごま 小さじ2 仕上げにふる
韓国ごま油 小さじ1 海苔と混ぜる場合だけ少量

アレルギーで注意したいのは大豆、麦、ごまです。押し麦はグルテンを含みます。グルテンを避ける場合は押し麦を抜き、もちきび、もちあわ、黒米、白米で組み立ててください。韓国海苔やキムチは商品により魚介、えび、小麦、大豆を含むことがあります。

5品目

代替してよいもの、守りたいもの

迷う材料 代替の考え方 守りたい線
黒大豆 黒千石、丹波黒で可 甘い煮豆や水煮缶は味と食感が別方向になる
もち米 普通の米を増やして作れる もち米が少し入ると、豆と米がばらけにくい
押し麦 省いて米を40g増やせる 雑穀感を出すなら、何か1種類は粒の大きい穀物を入れる
黒米 省いても味は成立する 色づけ用なので10g以上に増やしすぎない
なしでも炊ける 小さじ1/3で豆の甘みが出る。海苔を添える時は控える

コンバプで守りたいのは、黒豆を先にやわらかくすることと、炊き上がった時に米粒が立つ水加減です。雑穀を多く入れたくなりますが、初回は米2.5合に対して乾物合計135g前後で止めると、家族の主食として食べやすくなります。

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📊 栄養情報(1人分)
445
kcal
10.8g
タンパク質
3.3g
脂質
92.3g
炭水化物
7.8g
食物繊維
205mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)豆を主役に、米は食べやすく

コンバプに使う黒豆、米、もち米、押し麦、もちきび、黒米、塩を台所に並べた材料
コンバプの買い出しでは、黒豆と雑穀の配合、水加減を先に決めると迷いにくい

この分量は、主食として4人で食べ切る量です。黒豆の存在感を出しつつ、毎日のごはんとして重すぎない配合にしています。白米だけの日より噛む回数が増えるので、辛いおかずや汁物を合わせると食卓がまとまりやすいです。

材料 分量 代替・備考
2 合(約300 g) 短粒米。無洗米は水を大さじ2減らす
もち米 1/2 合(約75 g) なければ米を1/2 合増やす。粘りは弱くなる
乾燥黒大豆 60 g 韓国の黒豆が理想。黒千石、丹波黒でも可
押し麦 40 g 丸麦なら浸水を30分長くする
もちきび 25 g もちあわ、はと麦少量でも可
黒米 10 g 色づけ用。多すぎると紫が強くなる
小さじ1/3 豆の甘みを出す。韓国海苔を添える日は小さじ1/4
炊飯器は2.5 合目盛り+90 ml、鍋炊きは620 ml 黒豆の下ゆで汁を含めて使う

あると食卓が締まるもの

添えるもの 分量 使い方
キムチ 160 g 酸味のある熟成寄りが合う
韓国海苔 8 枚 食べる直前にちぎる
白いりごま 小さじ2 仕上げにふる
韓国ごま油 小さじ1 海苔と混ぜる場合だけ少量

アレルギーで注意したいのは大豆、麦、ごまです。押し麦はグルテンを含みます。グルテンを避ける場合は押し麦を抜き、もちきび、もちあわ、黒米、白米で組み立ててください。韓国海苔やキムチは商品により魚介、えび、小麦、大豆を含むことがあります。

代替してよいもの、守りたいもの

迷う材料 代替の考え方 守りたい線
黒大豆 黒千石、丹波黒で可 甘い煮豆や水煮缶は味と食感が別方向になる
もち米 普通の米を増やして作れる もち米が少し入ると、豆と米がばらけにくい
押し麦 省いて米を40 g増やせる 雑穀感を出すなら、何か1種類は粒の大きい穀物を入れる
黒米 省いても味は成立する 色づけ用なので10 g以上に増やしすぎない
なしでも炊ける 小さじ1/3で豆の甘みが出る。海苔を添える時は控える

コンバプで守りたいのは、黒豆を先にやわらかくすることと、炊き上がった時に米粒が立つ水加減です。雑穀を多く入れたくなりますが、初回は米2.5 合に対して乾物合計135 g前後で止めると、家族の主食として食べやすくなります。

炊飯器の湯気に、豆の甘い香りが混じる朝

炊き上がったご飯のふたを開けた瞬間、白米だけの日とは違う香りが立ちます。黒豆の皮から移った淡い紫、もち米のつや、麦のぷちっとした輪郭。コンバプは派手な料理ではありませんが、食卓の主役を少しだけ別の方向へ連れていく韓国の豆入りごはんです。

コンバプ(콩밥 / Kongbap)は、콩(豆)と 밥(ごはん)から成る名前で、黒大豆や雑穀を米と一緒に炊いた料理です。韓国の家庭では雑穀ごはん全体を 잡곡밥(ジャプゴクバプ)と呼ぶことがあり、旧暦正月後の行事食として知られる五穀ごはん 오곡밥(オゴクバプ)とも近い位置にあります。この記事では、黒豆を主役にした日常のコンバプとして、日本の炊飯器と鍋で再現しやすい配合にします。

日本で作るときの山場は、豆を硬く残さないことです。白米の感覚で水を合わせると、米は炊けているのに豆だけ芯が残ります。逆に水を増やしすぎると、雑穀の輪郭が消えて、重たいおかゆ寄りになります。先に黒豆を浸水し、短く下ゆでしてから炊くと、炊飯器でも鍋でも失敗しにくくなります。

本記事の方針

韓国の家庭式を軸に、黒豆、米、もち米、押し麦、もちきび、黒米で作ります。韓国産の黒大豆が手に入らない場合は、乾燥黒大豆や黒千石などで代用できます。甘い煮豆ではなく、塩気を少しだけ入れた食事用のごはんとして組み立てます。

買い出し導線|通販で見る価値があるもの

コンバプの主材料である米、黒豆、押し麦は、近所のスーパーや乾物売り場で状態を見て買う方が失敗しにくいです。通販で見る価値があるのは、もち米、食卓で添える韓国海苔、香りを足す韓国ごま油です。どれもコンバプだけで終わらず、サムゲタンビビンバチャプチェにも回せます。

買うもの 優先度 理由
もち米 少量入れるだけで豆入りごはんがまとまり、冷めてもぼそつきにくい
韓国海苔 塩気と油の香りで、淡い味のコンバプを食卓の主食にしやすい
韓国ごま油 海苔、キムチ、ナムルと合わせる時に香りが立つ
石鍋 必須ではない。残りごはんを焼き付けて食べたい人向け

もち米は日本のもち米でも作れます。タイ産もち米は香りや粒感が変わるため完全な韓国式ではありませんが、サムゲタンや東南アジア料理にも回せるので、常備するなら使い道があります。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

仕上げの海苔は少量でも香りが出ます。韓国海苔を使う日は、炊飯時の塩を小さじ1/4にして、食卓で塩気を足すようにすると重くなりません。

韓国ごま油はコンバプの中に入れず、食卓で海苔やキムチと合わせると香りが生きます。炊き込みに入れると米の表面に油が回り、冷めた時に重く感じることがあります。

失敗原因と直し方

コンバプの失敗例として、硬い黒豆、水っぽいごはん、底の焦げ、雑穀の偏りを小皿で比較した台所写真
黒豆の硬さ、水加減、焦げ、雑穀の偏りは、浸水と水分量で調整する
状態 原因 直し方
豆だけ硬い 浸水不足、下ゆでなし、ふたを途中で開けた 水大さじ2を足し、炊飯器の再加熱または弱火5分+蒸らし10分
ごはんが水っぽい 黒豆の浸水水を全量入れて水を量っていない ふたを開けて5分置き、次回は総水分を30ml減らす
雑穀が片側に寄る 炊飯前に表面を平らにしていない 炊く前に箸で2回だけ混ぜ、表面を均す
紫色が濃すぎる 黒米が多い、下ゆで汁が濃い 黒米を5gに減らす。色は味には大きく影響しない
底が焦げる 鍋の火が強い、弱火時間が長い 鍋底に火が直接当たりすぎないよう弱火にし、15分で止める

豆が硬い時に長く炊き続けると、米だけが崩れます。追加加熱は5分単位で短く行い、必ず水を少量足してください。逆に水っぽい時は、炊き直すよりも、ふたを開けて蒸気を逃がす方が米粒が残ります。

食べ方|淡いごはんには、濃いおかずを少し

コンバプを茶碗に盛り、キムチ、韓国海苔、テンジャンチゲ、ナムルを並べた韓国の家庭の食卓
コンバプはキムチ、韓国海苔、チゲ、ナムルのような香りと塩気のある副菜と合わせる

コンバプは単体で強い味を持つごはんではありません。豆の甘みと雑穀の香ばしさを、キムチ、海苔、汁物、ナムルで受ける料理です。白米より噛みごたえがあるので、辛い料理や油のある料理を少量合わせても、食卓全体が重くなりにくいです。

合わせる料理 相性 食卓での役割
テンジャンチゲ 味噌の塩気で豆ごはんが進む
キムチチゲ 酸味と辛味が雑穀の甘みを引き立てる
ビビンバ 白米の代わりに使うと食感が増える
チャプチェ 甘辛い春雨と淡いごはんで味の濃淡が出る
トッポッキ 屋台風の濃いソースを受ける主食になる
サムゲタン どちらも穏やかなので、キムチや海苔を足すとよい

残りごはんを焼き付けるなら、フライパンにごま油小さじ1を薄く伸ばし、中火で2分温めてからコンバプを広げます。木べらで押さえ、弱めの中火で4分焼くと底だけ香ばしくなります。焦げ色が薄くつき、豆が乾きすぎる前に火を止め、韓国海苔をちぎって食べます。

保存と温め直し

コンバプを小分け冷凍し、ラップと保存容器に分けている台所写真
コンバプは小分け冷凍し、温め直しでは水を少量足すと豆が乾きにくい

コンバプは炊きたてが一番香りますが、冷凍にも向きます。豆と雑穀が入る分、白米より冷蔵で硬くなりやすいので、翌日以降に回す分は早めに冷凍します。

保存方法 目安 温め直し
常温 2時間以内 暑い日は常温放置しない
冷蔵 2日 水小さじ2をふり、600Wで2分から2分30秒
冷凍 3週間 1食分ずつ包み、600Wで3分30秒から4分

冷凍する時は、炊き上がってから20分以内に1食分ずつ平たく包みます。厚い塊にすると中心だけ凍るまで時間がかかり、温め直しでも豆が乾きます。弁当に入れる場合は、完全に冷ましてから詰め、キムチや汁気の多い副菜とは別容器にします。

よくある質問

黒豆は必ず下ゆでしますか?

初回は下ゆでした方が失敗しにくいです。炊飯器の雑穀米モードが強い機種なら浸水だけでも炊けますが、豆の種類や乾燥具合で差が出ます。12分の下ゆでは、豆を完全にやわらかくするためではなく、米と同じ時間で仕上がる位置まで近づけるためです。

黒豆の水煮缶で作れますか?

食べられるごはんにはなりますが、コンバプらしい香りと皮の張りは出にくいです。水煮缶はすでに塩味ややわらかさが入っていることが多く、炊飯で崩れやすいです。使うなら最後の蒸らしで混ぜ、別料理として考えます。

雑穀米ミックスで代用できますか?

できます。市販の雑穀米ミックスを使う場合は、米2.5合に対してミックス30gから40g、黒豆60gにします。ミックスに黒米が入っている場合は、追加の黒米10gを抜いてください。水は通常の2.5合目盛りに80mlから90ml足すところから始めます。

炊飯器に雑穀米モードがありません。

通常炊飯で作れます。ただし早炊きは避けます。早炊きは吸水と蒸らしが短く、豆と麦が硬く残りやすいです。通常炊飯後に豆が硬い時は、水大さじ2を足して再加熱し、10分蒸らします。

もち米なしでも作れますか?

作れます。米を1/2合増やし、水は同じく2.5合目盛り+80mlから始めます。もち米がない分、冷めると少しほぐれやすくなるので、弁当やおにぎりにするなら温かいうちに軽く握ります。

子どもや高齢者にも食べやすくできますか?

黒豆を半量の30gにし、下ゆでを弱火で15分に伸ばすと食べやすくなります。噛む力に不安がある場合は、粒の大きい黒大豆より黒千石のような小粒豆を選びます。食べる前に豆の硬さを確認し、硬い粒が残った時は追加加熱してください。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行コンバプの作り方|韓国の豆入り雑穀ごはん
URL
https://sekaigohan.com/recipes/east-asia/korea/kongbap
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月21日
主な参考リンク
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