切り分けて、サワークリームを添えて盛りつけたポテト・バブカ
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ポテト・バブカの作り方|ベラルーシのベーコン入り焼きじゃがいも

約15分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

オーブンを180°Cに予熱する

手順1: オーブンを180°Cに予熱する

混ぜた生地を型に入れる頃に温まっているよう、オーブンを180°Cに入れておきます。

STEP 22 / 8

ベーコンをカリカリに焼く

手順2: ベーコンをカリカリに焼く

25cmの鋳鉄フライパンを中火にかけ、小さく切ったベーコンを入れます。ベーコンが黄金色になってカリッとし、脂が出るまで焼きます。ベーコンを取り出し、飾り用に少量を取りわけます。残りは生地に入れます。

STEP 33 / 8

大きい玉ねぎを、少量の脂で炒める

手順3: 大きい玉ねぎを、少量の脂で炒める

余分な脂を捨て、フライパンに1–2大さじほど残します。薄切りかみじん切りにした大きい玉ねぎを入れ、中火で柔らかくなり、縁が薄く色づくまで炒めて取り出します。

このフライパンで焼くなら、洗わずに、残った脂を側面まで広げて脇に置きます。別の耐熱皿で焼く場合は、残った脂をその皿に塗ります。脂は玉ねぎを炒めた1–2大さじと同じもので、追加の分量ではありません。

STEP 44 / 8

じゃがいもを細かくすりおろす(絞らない)

手順4: じゃがいもを細かくすりおろす(絞らない)

皮をむいたじゃがいもを、おろし金の細かい面でボウルにすりおろします。小さい玉ねぎを使うなら、同じボウルに細かくすりおろします。フードプロセッサーも使えますが、刃の粗さでバブカの食感が変わるので、刃の目を確かめてください。

掲載レシピでは、じゃがいもの水を切ったり絞ったりしません。出た水分はボウルに残し、布で絞らないでください。絞るとレシピの配合の前提が変わってしまいます。

STEP 55 / 8

ベーコン、玉ねぎ、つなぎの材料を混ぜる

手順5: ベーコン、玉ねぎ、つなぎの材料を混ぜる

ベーコン(飾り用を除く)、炒めた玉ねぎ、卵、サワークリーム大さじ2、小麦粉大さじ2、塩小さじ1と1/2(または好みで)、黒こしょう小さじ1/2を加え、むらなく混ぜます。生地は粗く、湿った見た目になります。

生の生地は味見しないでください。生卵と生の小麦粉が入っています。塩加減はベーコンの塩気を見て今のうちに決め、味見は完全に火が通ってから、清潔な器具で行います。

STEP 66 / 8

油を塗った型に広げ、180°Cで約45分焼く

手順6: 油を塗った型に広げ、180°Cで約45分焼く

油を塗った25cmの鋳鉄フライパンまたは耐熱皿に生地をスプーンで入れ、表面をならします。180°Cで約45分焼きます。この時間は掲載レシピの数字です。型もオーブンも家庭によって違うので、お使いのオーブンでこの時間を保証するものではありません。

STEP 77 / 8

表面に油脂を塗り、230°Cで10〜15分仕上げる

手順7: 表面に油脂を塗り、230°Cで10〜15分仕上げる

型を取り出し、表面に溶かした無塩バターを薄く塗ります。オーブンを230°Cに上げて、さらに10–15分焼きます。外側がきつね色でカリッとし、中まで火が通った状態が目安です。

焼き色だけで判断しないでください。日本の厚生労働省の家庭向け食中毒予防の資料は、中心温度75°Cで1分以上としています。温度計で中心を測り、届いていなければ焼き足してもう一度確かめます。

STEP 88 / 8

10〜15分休ませてから切り分ける

手順8: 10〜15分休ませてから切り分ける

10–15分休ませると切り分けやすくなります。中はやわらかくしっとりしているので、切ったものがケーキのようにまっすぐ立たないこともあります。取りわけておいたベーコンと刻んだ青ねぎをのせ、サワークリームを添えます。掲載レシピは、焼きたてをすぐ食べることをすすめています。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

13品目

材料

ポテト・バブカ用のじゃがいも、ベーコン、玉ねぎ、卵、サワークリーム、小麦粉、塩、黒こしょう
皮をむいたじゃがいも、ベーコン、大小の玉ねぎ、卵、サワークリーム、小麦粉、調味料、表面に塗る溶かしバター、添えるサワークリームと青ねぎ
材料 分量 代替・備考
皮をむいた生のじゃがいも 1.5–2kg 料理の本体。細かくすりおろし、出た水分は残す。品種の指定はない
大きい玉ねぎ 1個 薄切りかみじん切りにして、ベーコンの脂で炒め、甘みを出す
小さい玉ねぎ(任意) 1個 生のじゃがいもに直接細かくすりおろす。この版では使うが、省いてもよい
ベーコン 250–450g 小さく切ってカリカリに焼く。風味と塩気、焼き型に使う脂のもと
ベーコンから出た脂 1–2大さじ(鍋に残す) 大きい玉ねぎを炒め、そのまま同じ鍋に塗る。同じ1回分の脂を両方に使う
卵 大1個 すりおろしたじゃがいもをつなぐ
サワークリーム(生地用) 大さじ2 生地に混ぜてコクを出す
小麦粉 大さじ2 生地をまとめる助け。種類の指定はない
塩 小さじ1と1/2、または好みで ベーコンの塩気に合わせて加減する
黒こしょう 小さじ1/2 味つけ
溶かした無塩バター 適量 高温の最後の焼きの前に、表面へ薄く塗る
サワークリーム(添える分) 適量 食べるときに添える。生地には混ぜない
青ねぎ(刻む・添える分) 適量 盛りつけるときに散らす

掲載レシピには何人分という記載がありません。そのため、この記事でも人数は示しません。じゃがいもとベーコンは幅のある量で示されていて、その幅をそのまま残しています。写真に写っているのは下限の、皮をむいたじゃがいも1.5kgとベーコン250gで、あくまで例です。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

ポテト・バブカは、すりおろしたじゃがいもをひと皿に焼き上げる料理

この料理で守ること

ポテト・バブカは、細かくすりおろした生のじゃがいもに、カリカリのベーコンと炒め玉ねぎを混ぜ、卵とサワークリームと少量の小麦粉でまとめて、ひとつの型で表面が色づくまで焼く料理です。すりおろしたじゃがいもの水気は残すこと、ベーコンの脂は一度だけ使うこと、そして最後に温度を上げて短く焼くことが、仕上がりを決めます。

ポテト・バブカ(картофельная бабка、kartofelnaya babka。бульбяная бабка、bulbyanaya babka とも呼ばれます)は、ベラルーシの塩味のじゃがいも料理です。細かくすりおろした生のじゃがいもに、カリカリに焼いたベーコンと、その脂で炒めた玉ねぎを混ぜ、油を塗った型に広げて、表面がこんがりするまで焼きます。切り分けてサワークリームを添えて食べます。中はケーキのようにしっかり固まらず、やわらかくしっとりしています。

ベラルーシの出版物 Nashaniva は、この料理をすりおろしたじゃがいもにサーロ(豚の脂身)またはベーコン、炒め玉ねぎを合わせたものと紹介しています。かつては伝統的な石造りの炉(печь)で、今は普通のオーブンで作られる料理だそうです。後半のレシピは Nashaniva が掲載している版に従い、分量、オーブンの温度、時間もそのまま使っています。家庭の数ある作り方のうち、掲載されている一例です。

甘いバブカとは別の料理

「バブカ」には、レーズン入りのことが多い甘い発酵菓子の意味もあります。この記事で扱うのは塩味のじゃがいも料理のほうです。ドラニキとも違います。どちらもすりおろしたじゃがいもを使いますが、ドラニキは小さなパンケーキ状にフライパンで焼き、バブカはひとつの型で焼いて切り分けます。

同じ食卓の料理は、ベラルーシのページもご覧ください。


ベラルーシの食卓で、すりおろしじゃがいもが主役になる

ベラルーシの観光サイト Visit Belarus は、ベラルーシの料理をじゃがいも、肉、乳製品を軸に紹介しています。すりおろしたじゃがいもはいくつかの料理に登場し、ポテト・バブカもそのひとつです。ドラニキと同じ仲間で、同じすりおろしじゃがいもを、小さく揚げ焼きにせず、丸ごとひとつに焼くのがバブカです。

近隣の地域にも、すりおろしたじゃがいもを焼く似た料理があるため、この記事ではバブカの起源をひとつに決めたり、ベラルーシだけの料理と言い切ったりはしません。作り方も家庭ごとに違います。ロシアのパン焼き器の掲示板 Hlebopechka.ru に投稿された家庭版は熱い牛乳、にんじん、にんにくを加えていますし、Povar.ru には別の分量のレシピがあります。Nashaniva のレシピに寄せられた読者コメントにも、何が本来の作り方かをめぐる意見の食い違いがあります。ここで紹介するのは、出発点にしやすい、公開されているはっきりしたひとつの版です。


道具

  • 25cmの鋳鉄のフライパン(炒めるときにも焼き型としても使う)、または耐熱皿
  • 目の細かいおろし金(フードプロセッサーでも可)
  • 大きめのボウル
  • 混ぜるスプーンまたはへら
  • 刷毛
  • 中心の温度を確かめる食品用温度計

選び方と代用

じゃがいも。 掲載レシピには品種の指定がありません。粉質のじゃがいもはひとつの目安になりますが、これは提案であって原典の指定ではありません。

ベーコン。 250–450gという幅は意図的に広くとってあるので、この範囲で好みに合わせて選びます。ベーコンは脂の量も塩気も製品でかなり違います。作り方は、鍋に1–2大さじの脂を残すことを前提にしています。赤身が多すぎるベーコンだとそれだけの脂が出ないことがあるので、脂身が目で見えるベーコンのほうが、書かれたとおりに作りやすくなります。原材料表示で添加された材料も確認してください。

小麦粉。 種類の指定はありません。ふつうの小麦粉で問題ないでしょう。

仕上げに塗る油脂。 掲載レシピは、表面に塗るものとして、ベーコンの脂、溶かしバター、ひまわり油を挙げています。この版では溶かした無塩バターを使います。無塩にしたのはここでの選択で、原典の指定ではありません。

小さい玉ねぎ。 任意です。大きい玉ねぎは炒め、小さい玉ねぎは生のまますりおろして加える、と役割を分けて考えてください。

この版に入れないもの。 牛乳、にんにく、にんじん、香草は、ほかの家庭のレシピには出てきますが、この版では使いません。

アレルギー

このレシピには、卵、乳(生地と添えるサワークリーム、表面のバター)、小麦(小麦粉)、豚肉(ベーコン)が含まれます。ベーコンは原材料表示で、ほかの添加材料がないかも確認してください。


うまく作るために:水気を残す、脂は一度だけ、二段階で焼く

水分を残す。 すりおろしたじゃがいもは水っぽく見えますが、レシピがそうなっているからです。絞ってしまうと、分量が前提にしていた生地とは別のものになります。

脂は一度だけ使う。 鍋に残す1–2大さじのベーコンの脂で玉ねぎを炒め、その鍋に塗って型にします。2回分の脂ではありません。手順3で捨てた余分な脂も、生地には入れません。

焼きは二段階で。 180°Cの長い焼きでじゃがいもに火を通し、バターを塗ってからの230°Cの短い焼きで、表面をきつね色でカリッとさせます。

型にも気をつけます。レシピで指定されているのは25cmの鋳鉄フライパンです。素材や大きさが違う型だと焼き色や火の通りが変わることがあり、掲載されている時間はそのまま当てはまるとは限りません。

見た目 考えられる理由 対処
生地がとても水っぽい レシピがじゃがいもの水分を残す配合 想定どおり。絞ったり水を切ったりしない
表面は焼けたが、中が不安 焼き色は表面の状態で、中は分からない 中心が75°Cで1分以上になっているか確かめ、足りなければ焼き足す
終わり近くになっても表面が白っぽい 焼き色の多くは最後の高温の段階でつく 表面に油脂を塗ったか、オーブンが230°Cに達していたかを確かめる
切り分けると崩れる 切るのが早すぎる、または中がやわらかい 10–15分休ませてから切る。中がやわらかくしっとりしているのは普通
しょっぱすぎる ベーコンの塩気が強い 次回は「好みで」の範囲で塩を減らす。味見は火が通ってから
ベーコンを焼いても脂があまり出ない 赤身の多いベーコン 次回は脂身が見えるものを選ぶ

掲載レシピの範囲でできるアレンジ

  • ベーコンの量。 250–450gの範囲で調整できます。ベーコンが多いと塩気も増えるので、塩は好みで加減します。
  • 仕上げの油脂。 掲載レシピでは、ベーコンの脂、溶かしバター、ひまわり油のどれでもかまいません。
  • 小さい玉ねぎなしで。 任意なので省けます。炒める大きい玉ねぎは残します。
  • ほかの家庭の版。 牛乳、にんじん、にんにくを加える Hlebopechka.ru の版や、分量の違う Povar.ru の版は、それぞれ別のレシピです。試すときは、その版の分量、温度、時間をそのまま守り、この記事のものと混ぜないでください。

食べ方と残ったとき

ベーコンと青ねぎをのせ、サワークリームを添えたポテト・バブカ一切れ
取りわけておいたベーコンと青ねぎをのせ、サワークリームを添える

熱いうちに、取りわけておいたベーコンと青ねぎをのせ、サワークリームを添えて食べます。掲載レシピは焼きたてをすぐ食べることをすすめています。

残ったときは

残す場合は、浅い容器に小分けして速やかに冷まし、冷蔵庫に入れてください。温め直すときは、日本の厚生労働省の一般的な家庭向けの目安にならい、75°C以上まで加熱します。このバブカがどのくらい日持ちするか、温め直したあとの食感がどうなるかは、このレシピの資料では確認できていません。

よくある質問

ポテト・バブカは甘いバブカと同じものですか?

違います。甘いバブカはレーズン入りのことが多い発酵菓子です。ポテト・バブカは、すりおろした生のじゃがいもにベーコンと炒め玉ねぎを合わせて焼く塩味の料理で、サワークリームを添えて食べます。

ドラニキとはどう違いますか?

どちらもすりおろしたじゃがいもで作ります。ドラニキは小さなパンケーキ状にフライパンで焼き、バブカはひとつの型でオーブンで焼いて切り分けます。

すりおろしたじゃがいもの水気は絞るべきですか?

絞りません。掲載レシピはじゃがいもの水を切ったり絞ったりしておらず、水分を除くと配合が変わってしまいます。

鋳鉄以外の型でも焼けますか?

耐熱皿でも焼けます。ベーコンの脂を塗ってください。レシピの25cm鋳鉄フライパンとは焼き色や火の通りが変わることがあるので、時間だけを頼りにせず、焼き色と中心温度を確かめます。

じゃがいもとベーコンの量が幅で書かれているのはなぜですか?

掲載レシピがそう書いているからです。皮をむいたじゃがいもが1.5–2kg、ベーコンが250–450gで、人数の記載はありません。この記事も幅をそのまま残しているので、範囲の中で選んでください。

主な参考リンク

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