羊肉、人参、ひよこ豆と長粒米で作ったオシ・パラフ
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オシ・パラフの作り方|タジキスタンの羊肉と人参、ひよこ豆の炊き込みご飯

約13分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

ひよこ豆を浸し、野菜を切る

手順1: ひよこ豆を浸し、野菜を切る

乾燥ひよこ豆を洗い、たっぷりの水に浸して冷蔵庫で一晩置きます。調理の前に水を切り、浸し水は捨てます。羊肉が冷凍なら、室温に置かず冷蔵庫で解凍してください。玉ねぎは半月切り、人参は細長く切ります。

STEP 22 / 8

羊肉に焼き色をつける

手順2: 羊肉に焼き色をつける

鍋に植物油を入れて温め、角切りの羊肉を入れて表面に焼き色をつけます。油を煙が出るまで熱する必要はありません。焼き色は色と香りをつけるためのもので、中まで火が通った印ではありません。火を通すのは、このあとの煮汁の中です。

生肉に使った器具やまな板は分けるか、ほかのものに使う前によく洗ってください。

STEP 33 / 8

玉ねぎ、人参、クミンを加える

手順3: 玉ねぎ、人参、クミンを加える

羊肉の表面に色がついたら、玉ねぎ、人参、クミンを加えます。混ぜながら、人参が油でしんなりするまで炒めます。

STEP 44 / 8

水とひよこ豆で煮汁を作る

手順4: 水とひよこ豆で煮汁を作る

水1Lを注ぎ、水気を切った浸水済みのひよこ豆を加えます。煮立ったら火を弱めてふたをします。羊肉にしっかり火が通り、ひよこ豆が中まで柔らかくなるまで煮ます。この段階の時間はもとのレシピにありません。時計ではなく、肉と豆の状態で判断してください。

STEP 55 / 8

肉と豆の煮え具合を確かめ、煮汁に味をつける

手順5: 肉と豆の煮え具合を確かめ、煮汁に味をつける

ひよこ豆を1粒すくって割ってみます。中が硬ければ煮続けてください。米を入れる段階は、硬い豆を柔らかくする時間ではありません。羊肉がよく煮えて豆が柔らかくなったら、塩とこしょうを加えて煮汁に混ぜます。

家庭の食品衛生の一般的な目安として、肉は中心部が75℃で1分以上になるまで加熱します。羊肉はこの煮汁の段階で、中までしっかり火を通してください。

STEP 66 / 8

煮汁の上に米を広げる

手順6: 煮汁の上に米を広げる

米500gを洗ってしっかり水気を切り、肉、野菜、煮汁の上に均一に広げます。煮汁が減っている場合は、水面が米より上になるだけの水を足します。1Lの水をもう一度入れることはしません。

STEP 77 / 8

弱火で米を炊く

手順7: 弱火で米を炊く

弱火で、約30分を目安に、水分が米に吸われて芯がなくなるまで炊きます。ときどき、米の層だけをやさしく動かします。下の炒めた肉や野菜まで混ぜないでください。鍋の底からかき混ぜるのも避けます。時間は米の品種や火力で変わるので、時計だけでなく米の状態を見て判断してください。

STEP 88 / 8

盛りつける

手順8: 盛りつける

米を大皿か各自の皿に盛り、その上に肉と野菜をのせます。鍋に煮汁が残っていれば、添えて出します。

ひよこ豆は米を入れる前に必ず割って確かめます。米を炊く段階で豆が十分に柔らかくなることを当てにしないでください。迷ったら、煮汁の段階でもう少し煮てください。

羊肉の焼き色は風味づけです。火が通ったかどうかは焼き色では判断できないので、煮汁の段階で十分に煮てから、米をのせてください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

米、羊肉、人参、玉ねぎ、乾燥ひよこ豆、油、水、クミン、塩、こしょうを分けて並べたところ
米、羊肉、人参、玉ねぎ、乾燥ひよこ豆、油、水、クミン、塩、こしょう

分量は、もとにした家庭レシピの5人分です。このレシピでは油とひよこ豆を стакан(グラス)で量りますが、容量は書かれていません。そこで、1杯を200mlの計量カップ1杯分と決めました。これは家庭で作りやすくするための、この記事の計量ルールです。もとのレシピが示した数字でも、この言葉の一般的な定義でもありません。ひよこ豆はそのカップの半量を容量で量り、グラムには換算しません。

11品目

材料の一覧

材料 分量 代替・備考
米 500g 長粒米(もとのレシピに品種の指定はありません)。洗って水気を切り、最後に使う
羊肉 500g 角切り。骨なしの肩肉が一例で、部位や大きさの指定はありません
人参 500g 細長く切り、肉や玉ねぎと一緒に炒める
玉ねぎ 1個 半月切り
植物油 1杯(この記事の計量で200ml) 肉を焼くのに使う
水 1L 肉とひよこ豆を煮るときに1回だけ加える
乾燥ひよこ豆 0.5杯(容量で100ml) 洗って水に浸し、浸し水は捨てる
クミン ひとつまみ この版ではホール(粒)。炒めるときに加える
塩 小さじ1 肉とひよこ豆が煮えたあと、煮汁に1回だけ加える
黒こしょう ひとつまみ 塩と一緒に煮汁へ
浸水・米洗い・足し水用の水 必要量 上の1Lとは別
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

鍋のふたを開けると、いちばん上の米が、下に敷いた羊肉、人参、玉ねぎの煮汁をすっかり吸っています。米をまず大皿に移し、そのあとで肉、人参、ひよこ豆をすくい上げて米の上にのせる。オシ・パラフ(ошӣ палав。osh、palov、palavとも表記されます)は、米、肉、人参、油、玉ねぎを土台にしたタジキスタンの料理です。米が下の具の味をまとう、それがこの料理の中心です。

客人を迎える大皿の料理、オシ・パラフ

この鍋で守りたいこと

先に羊肉とひよこ豆を煮汁の中で煮えきらせます。そのあと米を上にのせて煮汁を吸わせ、動かすのは米の層だけにして、肉と野菜は下に置いたままにします。

タジキスタンでは、客人をもてなす料理、伝統的な集まりの料理として大切にされています。文化遺産を紹介する記録には、家族の食事、食堂、茶屋、祝いの席のいずれにも登場する料理として書かれています。中央アジアの各地で作られるプロフ(plov)とは近い関係にあり、国境でくっきり分かれるわけではありません。そのため、この記事ではオシ・パラフだけの起源を主張しません。

ここで紹介するのは、羊肉、人参、米、ひよこ豆で作る5人分の、計量つきの家庭版レシピです。国全体の唯一の型ではありません。地域や材料、行事による型は後半で、このレシピとは分けて紹介します。


オシ・パラフとは|炒める、煮汁を作る、米を煮る

タジキスタンの文化遺産の記録では、オシ・パラフは三段階で作ると説明されています。最初に具を炒め、次にジルバク(zirbak)と呼ばれる煮汁を作り、最後にその中で米を煮る。下のレシピもこの順序です。羊肉を油で焼き、玉ねぎ、人参、クミンを加え、水と浸したひよこ豆を入れて、肉と豆が煮えるまで煮ます。米をのせるのはそのあとです。

同じ記録には、サフラン、クミン、黒こしょう、レモン、ひよこ豆などを加える場合があると書かれています。タジキスタンの料理を紹介する旅行ガイドでも、人参または黄色いカブ、油脂、たいていは丸ごとのにんにくに加え、ひよこ豆、レーズン、マルメロ、あんずなどが挙げられています。今回の版で使う香りの材料は、クミンと黒こしょう、そしてひよこ豆だけです。


器具

  • カザン、またはふたのできる厚手の鍋(全部の材料と水が入り、煮立ってもあふれない余裕があるもの)
  • ざる
  • 200mlの計量カップ
  • はかり
  • しゃもじか幅広のスプーン

選び方と、置き換えるときの考え方

もとのレシピが決めていない部分は、次のように決めています。いずれも元レシピの内容ではなく、この記事での選択です。

  • 米:長粒米。品種によって炊き時間と吸水が変わります。
  • クミン:ホール。もとのレシピは「クミン」とだけあり、粒か粉かは書かれていません。
  • ひよこ豆の浸水:冷蔵庫で一晩。もとのレシピに浸水時間はありません。
  • こしょう:塩と一緒に煮汁へ。もとのレシピには材料としてありますが、入れる時点は書かれていません。
  • 油:もとのレシピどおり、ふつうの植物油。オリーブオイルのレシピではありません。

羊肉、米、人参、玉ねぎ、植物油は、スーパーなどで一般的な名前で選べます。乾燥ひよこ豆とクミンシードは、少し探す必要があるかもしれません。

羊肉を牛肉に替える、別の油を使う、レーズンやにんにくを足す、といった変更は、この料理の小さな調整ではなく、別の型になります。これらについて確かめた分量は載せていません。缶詰のひよこ豆への置き換えも自動ではありません。容量で量る乾燥豆と、水気を切った缶詰の豆は同じものではないので、同じ重さや容量をそのまま使わないでください。

アレルゲンの表示

市販の加工調味料などを使う場合は、アレルゲンの表示を確認してください。


豆が硬い、米が硬い、底が焦げる|そんなときの見直し

原因が一つだけということはあまりありません。鍋の中を見ながら、次の順に確かめてみてください。

困りごと 確かめること 対処
ひよこ豆が硬い 米を入れる前に中心まで柔らかかったか 米を入れる前の煮込みを続け、1粒割って確かめる。米を炊く段階で柔らかくなるとは考えない
米が硬い 水位、残っている水分、火の強さ もとのレシピは水を足すことを認めている。鍋が乾いていたら少し足し、火は弱火のまま。使う米の様子を見て調整する
底が焦げる 火の強さと、水分の減り方 厚手の鍋と弱火を使う。底が焦げたときは、焦げた部分を全体に混ぜ込まない
肉が柔らかくない 煮汁の段階の時間が足りたか 米を入れる前にもう少し煮る。この段階で肉に中までしっかり火を通す

地域と場面で変わる、オシ・パラフのいろいろな型

タジキスタンの文化遺産の記録には、材料、地域、行事によって異なる型が紹介されています。その例をいくつか挙げます。

名前 特徴
パラヴィ・バルギトキ(palavi bargitoki) ぶどうの葉を使う
オシ・ザファローニ(oshi za'faroni) サフランを使う
オシ・マヴィジ(oshi mavizi) レーズンを使う
オシ・ナホル(oshi nahor) 結婚式の早朝に出される

これらは別の型や別の場面であり、上のレシピに足すものではありません。レーズンやにんにく、牛肉、別の油脂で作ってみたいときは、この記事のレシピに付け足すのではなく、別のレシピとして考えてください。

豆知識

結婚式の日の早朝に出されるオシ・ナホルのように、この料理は特定の行事と深く結びついた形でも伝えられています。同じ名前でも、日常の食事と祝いの席では、顔つきの違う一皿になるようです。


客人と集まりの席で、オシ・パラフはどこにいるか

オシ・パラフは、客人に出す料理、伝統的な集まりの料理として語られています。結婚式の早朝に出るオシ・ナホルは、この料理が特定の場面と近い関係にあることを示しています。タジキスタンの料理を紹介する旅行ガイドも、パロフ(palov)が日々の食事、家族、結婚式、人々が集まる祝いの席で作られ、しばしば一つの皿を囲んで食べられることを書いています。

家で同じ気分を味わうなら、大きな皿に米を先に広げ、その上に肉、人参、ひよこ豆をのせて、真ん中から各自が取り分けるのが素直な盛り方です。料理の起源や名前の意味は、今回使った資料ではっきりしないため、ここでは触れません。

残ったときの扱い

保存と食品衛生

残った分は、調理後2時間以内、周囲の気温が32℃を超えるときは1時間以内に冷蔵庫に入れます。冷蔵庫は4℃以下に保ってください。浅い容器に小分けにすると冷めやすくなります。温め直すときは、中心が75℃以上になるまで加熱します。これらは家庭向けの一般的な食品衛生の目安で、この料理について保存試験をしたものでも、日持ちを保証するものでもありません。

よくある質問

ウズベキスタンのプロフとはどう違いますか?

この作り方の米、肉、人参の料理は中央アジアに広く見られ、地域や家庭によって重なり合います。はっきり線を引くよりも、このレシピは、その大きな料理の仲間の中の、タジキスタンの家庭版のひとつと考えるほうが正確です。

もとのレシピの「グラス」は何mlですか?

もとのレシピには書かれていません。この記事では200mlの計量カップ1杯と決めたので、油は200ml、ひよこ豆はそのカップの半分(容量で100ml)です。これはここで決めた計量ルールで、この言葉の一般的な意味ではありません。

缶詰のひよこ豆を同じ量で使えますか?

そのまま置き換えることはできません。容量で量る乾燥豆と、煮て水気を切った缶詰の豆は、量も状態も違うため、ここでは自動の換算は示していません。

ひよこ豆は何分煮ればよいですか?

もとのレシピに決まった時間はありません。1粒割って、中まで柔らかいことを確かめてから米を入れてください。柔らかくなければ煮続けます。

米を炊くとき、なぜ鍋全体をかき混ぜないのですか?

もとの作り方は、下の炒めた肉や野菜と混ざらないよう、米の層だけをときどき動かします。鍋の底から混ぜると、この層が崩れてしまいます。

同じ国の別の料理は、タジキスタンのレシピも見てみてください。

主な参考リンク

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