オリーブオイルとパセリを添えたじゃがいもとアーモンドのスコルダリア
🔪下準備15分
🔥調理20分
🌍料理ギリシャ料理

スコルダリアの作り方|ギリシャのにんにくディップ

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 5

じゃがいもを切ってゆでる

手順1: じゃがいもを切ってゆでる

じゃがいも500gを3cm角に切り、流水で表面のでんぷんを洗う。鍋で水1500mlを沸かして加え、再沸騰後は中火で15〜20分ゆでる。竹串が中心まで抵抗なく通り、端が崩れる柔らかさを確かめる。

STEP 22 / 5

にんにくとアーモンドを細かくする

手順2: にんにくとアーモンドを細かくする

にんにく3片の皮をむき、皮なしアーモンド50g、レモン果汁大さじ2、白ワインビネガー大さじ1、塩小さじ1/2とフードプロセッサーに入れる。10秒ずつ短く回し、合計1〜2分を目安にする。電源を切ってから側面を落としながら、粗い粒が減り、まとまったペーストになるまで混ぜる。

STEP 33 / 5

湯をあけ、温かいうちにつぶす

手順3: 湯をあけ、温かいうちにつぶす

ゆで汁100mlを取り置き、じゃがいもをざるへあける。短く流水ですすいで表面のでんぷんを落とし、ざるを振って水を十分に落とす。温かいうちにフォークかマッシャーで粒をつぶし、なめらかな状態にする。芋は機械に入れない。フードプロセッサーで回すと粘るので使わない。

STEP 44 / 5

油とペーストを少しずつ合わせる

手順4: 油とペーストを少しずつ合わせる

つぶしたじゃがいもへアーモンドのペーストを加え、オリーブオイル85mlを3回に分けて木べらで混ぜる。1〜2分を目安に、なめらかになったら止める。固ければ取り置きのゆで汁を大さじ1ずつ加える。すくって広げられる柔らかさになったら、練り続けずに止める。

STEP 55 / 5

皿へ広げて仕上げる

手順5: 皿へ広げて仕上げる

味を見て、追加の塩を入れる前に酸味とにんにくの強さを確かめる。皿に広げ、仕上げ用オリーブオイル5mlと5mm幅に刻んだパセリ5gを添える。パンを別皿に添えて提供する。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

副菜4人分の、家庭向けに調整した配合です。冷蔵したあとに硬くなったときは、ゆで汁で硬さを整えます。じゃがいもは皮をむいて500gになるように計ってください。主役は生にんにくの香りなので、初めて作るなら3片の配合から始めましょう。

9品目

ディップ

材料 分量 代替・備考
じゃがいも 500g 皮をむいた重量。男爵またはメークイン。芯まで柔らかくゆでる
皮なしアーモンド 50g 無塩。アーモンドパウダー50gでも可。砂糖入りは使わない
にんにく 3片 生を使う。香りを強くする場合は4片まで
オリーブオイル 90ml エクストラバージン。うち5mlを仕上げ用に分ける
レモン果汁 大さじ2 搾ったもの、または無糖の瓶入り
白ワインビネガー 大さじ1 米酢大さじ1でも可。香りが異なる
塩 小さじ1/2 約3g。追加する前に味を見る
水 1500ml ゆで用。鍋でじゃがいもが十分浸かる量
じゃがいものゆで汁 100ml 取り置き分。全量を加えず大さじ1ずつ調整
1品目

仕上げ

材料 分量 代替・備考
パセリ 5g 粗みじん切り。省略可

皮をむいたじゃがいも、アーモンド、にんにく、レモン、酢、オリーブオイル

コツ

アーモンドは製菓材料売り場で、無糖の皮なしアーモンドやアーモンドパウダーを探してみてください。特定の店の在庫や価格は保証できません。フードプロセッサーを使うのは、粒のアーモンドとにんにくを細かくするときです。じゃがいもは機械に入れないでください。アーモンドパウダーなら、すりおろしたにんにくと手で混ぜる方法もあります。新しい家電をそろえなくても大丈夫です。

注意

この配合にはアーモンドが入っています。ナッツアレルギーの人には、ナッツ入りのものを出さないでください。パンを添えるなら小麦の有無を、材料を別のものに替えるなら商品の表示を確認しましょう。別のナッツへの交換を、安全な代替としてお勧めすることはできません。

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栄養情報 1人分の目安
83kcal
エネルギー
1.2g
タンパク質
6.8g
脂質
6.0g
炭水化物
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

3月25日のギリシャの祝い日の食卓では、揚げた塩だらの皿にスコルダリアを添える習慣があります。こんがり色づいた魚の横に、ぽってりと白いディップをひとさじ。じゃがいもを土台に、生にんにくと酸味、オリーブオイルを合わせたものです。揚げ魚に添えるにんにくのディップと覚えておくと、この料理の居場所が分かりやすくなります。この記事では日本の台所向けに、副菜4人分の作り方を紹介します。

白いディップの向こうに、ギリシャの食卓がある

見た目はマッシュポテトによく似ていますが、食べてみると別の料理だと分かります。現地語では σκορδαλιά、英語では Skordalia と書きます。乳やバターでまろやかに仕上げるのではなく、にんにくと油と酸味を前に出すディップです。生にんにくと酸味がきりっと立つので、揚げものの脂をさっぱりさせてくれます。前菜をいくつも並べるメゼの一品として、パンや野菜に添えて食べることもあります。

スコルダリアの配合は一種類ではありません。じゃがいもを使うもの、戻した古いパンを使うもの、くるみやアーモンドを加えるものがあり、家庭ごとに違います。Greek Cooking Made Easyでは別名のAliadaも紹介されていて、魚にはじゃがいも版、野菜にはパン版を合わせるという説明があります。ただし、これをギリシャ全土の決まりとして受け取るのは行き過ぎです。ナッツ入りも、地域全体のただ一つの標準とは言えません。今回の家庭向けの配合は、じゃがいもとアーモンドを合わせたものです。パンやナッツで変わる食感を楽しんでください。

豆知識

Aliadaという呼び名もありますが、語源や使われる地域については確認が足りないため、ここでは触れません。じゃがいも版もパン版もあるので、白い色を見ただけでは中身の配合までは分かりません。

パンとゆでたビーツにスコルダリアを添えた前菜の食卓


粘りと酸味を整える小さな工夫

ボウルは二つ使います。フードプロセッサーはアーモンドのペースト用、フォークかマッシャーはじゃがいも用です。芋とナッツを別々につぶすことで、ゆでている間にペーストを作れて、全体で約35分で仕上がります。完成の目安は、すくうとまとまり、皿に広げられる柔らかさです。時間だけを頼りにせず、竹串の通りと粒の残り具合を見てください。

ゆで上がりは、竹串が抵抗なく通るかどうかで見分けます。竹串が引っ掛かるじゃがいもは、つぶしても芯の粒が残ってしまうので、鍋に戻してもう一度ゆでて柔らかくしましょう。ゆで汁は、水を切る前に取り置いておきます。硬さを整えるときは、少量ずつ加えてください。

アーモンドのペーストには、少し粒感が残っていて構いません。じゃがいものなめらかさとは別の食感として舌に残ります。一方で、じゃがいもを機械で強く撹拌するのは避けましょう。ゆでた芋を練りすぎないことが大切で、いったん粘ってしまうと、油をたくさん加えても元に戻るとは言い切れません。

コツ

冷蔵庫に入れたあとは硬くなります。清潔な器具で必要な分だけ取り分け、少量の水を大さじ1ずつ混ぜてください。油を足す前に、まず水で柔らかさを戻します。ゆで汁を使えるのは作った当日だけです。保存したゆで汁を常温に置きっぱなしにしないでください。

生にんにくの強い香りが、このディップの持ち味です。苦手な人がいるなら、量は初めから控えめにしましょう。完成してから強すぎると気づいたときは、ゆでてつぶした芋を足せば全体を薄められます。ただし塩、酸味、油も整え直す必要があります。レモンや酢をたくさん足して刺激を消そうとしても、うまくいきません。酸っぱすぎたときも、同じように芋を足して整え直してください。

パン、魚、野菜と合わせて食卓を広げる

揚げた塩だらと合わせるのは、ギリシャの伝統的な組み合わせです。日本の台所で生だらのソテーや揚げ物に添えるなら、それは家庭での応用になります。皿の上では、魚の横に少量添えるくらいから始めてみてください。ゆでたビーツやパンを添える食べ方もあります。ビーツが手に入らなければ、ゆでたにんじんやブロッコリーに合わせるのが日本向けの提案です。

アレンジ 変え方 味と食感の違い
米酢で作る 白ワインビネガー大さじ1を米酢大さじ1へ ワイン由来の香りがなくなる家庭向け代替
ナッツを使わない アーモンド50gを省き、ゆで汁を少なめから加える 芋の質感が前に出る。別の伝統的な配合への応用
くるみで作る アーモンド50gを無塩くるみ50gへ 色が濃くなり、くるみの香りが加わる。ナッツアレルギー対策にはしない
にんにくを焼く 生3片の代わりに、皮付きで送風式オーブン160℃で約20分焼き、柔らかくなった3片を使う 生の刺激が弱まり甘い香りになる。機器差があるので柔らかさも確認
レモン中心にする ビネガー大さじ1をレモン果汁大さじ1へ 酢の香りから柑橘の香りへ変わる家庭向け提案

ほくっとした野菜の甘みと組み合わせると、にんにくの香りがやわらぎます。トマトとラスクの前菜を一緒に作るなら、ダコスの作り方も覗いてみてください。ディップをパンへ広げて食べるスコルダリアと、固いラスクを戻していただくダコスでは、パンの役割が違います。


3月25日、揚げた塩だらと並ぶ白い皿

3月25日は、ギリシャの独立記念日であり、受胎告知の日でもあります。大斎の期間中でも魚を食べてよい例外の日とされ、揚げた塩だらとスコルダリアを合わせる習慣がある、とGreek Cooking Made Easyは紹介しています。宗派や家庭ごとの実践がすべて同じというわけではありません。ここで語っているのは、同書が紹介するギリシャの慣習です。3月25日の祝いの食卓に、この白い皿が並びます。

豆知識

古いパンを水で戻して作るスコルダリアもあります。パン版があるからといって、じゃがいも版がいつ生まれたかを推し量ることはできません。最初に作った料理人や発祥の都市については、確認できないため書きません。

じゃがいも、パン、ナッツという配合の違いは確認できますが、今回確認した資料だけで各地域の分布図を描くことはできません。日本の台所では、芋をつぶし、生にんにくと酸味を合わせる方法を再現します。ここで紹介したのは、家庭で変わる配合のひとつであり、特定の家庭の唯一の正統なレシピではありません。

よくある質問

栄養表示は、じゃがいも500g、アーモンド50g、オリーブオイル90mlを4人で分けた場合の概算です。パンや魚は含まず、少量の香味野菜や酸味の材料は計算に入れていません。オリーブオイルは約81.9gとして換算し、調理による変化は補正していません。実測ではなく、主な材料からの目安です。

フードプロセッサーがなくても作れますか?

アーモンドパウダー50gを使い、にんにく3片をすりおろして酸味の材料と混ぜれば、家庭向けの代わりの方法になります。粒のアーモンドなら、すり鉢で細かくしましょう。粉なら手で混ぜられます。じゃがいもはもともとフォークでつぶせるので、新しく買いそろえる必要はありません。

じゃがいもの品種は何を選びますか?

男爵でもメークインでも作れます。ただし、品種によって風味が完全に同じになるとは言えません。それよりも、皮をむいて500gであること、中心まで柔らかくなっていること、機械に入れないことを優先してください。

作り置きはできますか?

清潔な浅い容器に小分けし、調理後2時間以内に冷蔵します。気温が32℃を超える場合は1時間以内です。冷蔵庫は4℃以下が目安です。翌日までに食べ切る、家庭向けの保守的な目安としてください。浅い容器で早めに冷蔵し、常温に長く出していた残りは戻して保存しないでください。

ナッツなしでもスコルダリアになりますか?

ナッツを使わないじゃがいもの配合もあります。アーモンドを省くときは、ゆで汁を少なめから加えてください。アレルギーのある人には、同じ器具や商品への混入にも気をつけたいところです。ナッツなしに変えただけで、全員に安全とは言えません。

注意

レモンや酢が入っていても、常温で保存するための配合ではありません。取り分けは清潔な器具で行い、魚や肉を扱った皿にそのままディップを載せないでください。冷蔵するまでの時間を最優先にしましょう。

主な参考リンク

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