燻製ベーコンと青インゲン、角切りのじゃがいもが見えるルクセンブルク風の豆スープ
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ブーネシュルップの作り方|ルクセンブルクの青インゲンと燻製ベーコンのスープ

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

野菜を切る

手順1: 野菜を切る

玉ねぎをみじん切りにし、じゃがいもは皮をむいて角切りにします。燻製ベーコンも、まだ切っていなければ角切りに。冷凍の青インゲンは解凍せず、冷凍庫に入れたまま、または別のボウルに分けておきます。

生の青インゲンで作る場合は、ここで筋を取って食べやすい長さに切り、工程4でじゃがいもと一緒に加えます。

STEP 22 / 6

玉ねぎを炒め、ベーコンを焼く

手順2: 玉ねぎを炒め、ベーコンを焼く

大きな鍋でバターを溶かし、玉ねぎが透き通るまで炒めます。ベーコンを加え、表面に軽く色をつけます。原典は強い焼き色を求めていないので、焦がさず軽く色づく程度で止めましょう。

STEP 33 / 6

小麦粉を加えて1分混ぜる

手順3: 小麦粉を加えて1分混ぜる

玉ねぎとベーコンの上に小麦粉を振り入れ、粉っぽさが消えるまで1分ほど混ぜます。色づけは軽く。濃い茶色のルーにはしません。

STEP 44 / 6

じゃがいもとブイヨンを加えて10分煮る

手順4: じゃがいもとブイヨンを加えて10分煮る

じゃがいもと野菜ブイヨン1Lを全量加え、10分煮ます。沸いたら具が崩れないよう、穏やかな煮立ちを保ちます。

STEP 55 / 6

冷凍インゲンを加えてさらに20〜25分煮る

手順5: 冷凍インゲンを加えてさらに20〜25分煮る

青インゲンを凍ったまま加え、さらに20〜25分煮ます。次へ進む前に、インゲンとじゃがいもが柔らかくなっているかを確認します。

STEP 66 / 6

クリームと調味で仕上げる

手順6: クリームと調味で仕上げる

生クリームを混ぜ、塩・こしょう・ナツメグで味を調えます。ベーコンとブイヨンがすでに塩気を持っているので、塩は味見をしてから少しずつ足してください。熱いうちに器によそいます。

インゲンの青い色をきれいに残したいと考えるより、柔らかさを確かめることを優先してください。20〜25分は長く感じますが、原典の流れはそうなっています。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

12品目

材料

青インゲン、燻製ベーコン、じゃがいも、玉ねぎ、バター、小麦粉、ブイヨン、生クリームなどの材料
冷凍カットの青インゲン、燻製ベーコン、じゃがいも2個、玉ねぎ、バター、小麦粉、野菜ブイヨン、生クリーム、仕上げの塩・こしょう・ナツメグ

分量は、参考にしたレシピが4人分として示している数字です。じゃがいもと玉ねぎは個数だけで重さや大きさの記載がなく、クリームの脂肪分も書かれていないため、ここでも重さは足していません。原典は青インゲンを生でも冷凍でもよく、ブイヨンも野菜でも肉でもよいとしていますが、この記事では冷凍カットの青インゲン、野菜ブイヨン、無糖の乳製クリームで通します。

材料 分量 代替・備考
冷凍カット青インゲン(haricots verts) 500g 主役。解凍せず、凍ったまま加える
燻製ベーコン(lard fumé)、角切り 150g 燻香と塩気をつける
粉質じゃがいも、皮をむいて角切り 2個 煮ていくうちに軽くとろみがつく
玉ねぎ、みじん切り 1個 甘みの土台
バター 大さじ1 玉ねぎとベーコンを炒める油脂
小麦粉 大さじ1 軽いとろみづけ
野菜ブイヨン 1L スープのベース。全量を工程4で使う
生クリーム(乳製、無糖) 100ml 仕上げのまろやかさ
塩 適量 最後に味を見て調整
こしょう 適量 最後に味を見て調整
ナツメグ 適量 最後に味を見て調整
パン 好みで 別に用意して添える。スープには入れない
アレルゲン

この版には乳(生クリーム、バター)と小麦(小麦粉)が含まれます。燻製ベーコンと野菜ブイヨンは、ほかの原材料やアレルゲンが商品によって違うので、表示を確認してください。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

青インゲンと燻製ベーコンを煮込む、ルクセンブルクの家庭スープ

この鍋で守りたいこと

スプーンで拾える歯ごたえの青インゲン、煮るうちにスープへ軽くとろみをつけるじゃがいも、そして仕上げのクリームでやわらげた燻製ベーコンの香り。ピュレではなく、具が見えるスープです。

大きな鍋でバターが溶け、刻んだ玉ねぎが透き通り、角切りの燻製ベーコンがほんのり色づいていきます。小麦粉をひとさじ振り入れ、じゃがいもとブイヨンを加え、しばらくして青インゲンを入れる。クリームを混ぜるころには、湯気に豆の青い香りとベーコンの燻香が一緒に立ちのぼります。これがルクセンブルクの青インゲンのスープ、ブーネシュルップ(Bouneschlupp)の輪郭です。

ルクセンブルク市観光局は、ブーネシュルップを伝統的な青インゲンのスープとして紹介し、燻製ベーコン、じゃがいも、クリームで作る伝統的な構成を示しています。主役は青インゲンで、じゃがいもがコクを、ベーコンが燻香と塩気を、クリームがまろやかさを添えます。主役は青インゲン、と覚えておくとわかりやすい料理です。

ただし、このスープの作り方は家庭ごとに同じではありません。ルクセンブルクで公開されている版には、Mettwurscht(メットヴルシュト)という燻製ソーセージや、セイボリー、ローリエを加えるものもあります。この記事ではルクセンブルク市観光局に掲載されたアンヌ・ロメル(Anne Lommel)さんのレシピをそのまま追い、違いは後半で別に取り上げます。同じ国の料理はルクセンブルクのページからどうぞ。

ブーネシュルップとはどんな料理か


ルクセンブルク市観光局が紹介するブーネシュルップは、伝統的な青インゲンのスープで、熱々をパンと一緒にいただきます。ただ、観光局のページは料理とレシピを紹介するもので、名前の由来や、いつ頃から食べられてきたかには触れていません。そのため、この記事でも由来や時代については推測を書きません。

ルクセンブルク・ユースホステル連盟は、ルクセンブルクの味を紹介する連載のなかで、これを素朴な青インゲンのスープとして取り上げ、寒い季節に分け合って食べる温かい食事という枠組みで語っています。今の紹介としてはそのとおりですが、いつ誰が食べていたかを示す歴史の記録として読むものではありません。

豆違いの別料理

このスープに使うのは、さやごと食べる細身の青インゲン(haricot vert)です。ルクセンブルクには、燻製豚肉とそら豆の別料理Judd mat Gaardebounenもあります。どちらも燻製豚肉と豆が主役ですが、豆の種類も食卓での役割も別の料理です。

道具

  • 大きめの鍋
  • 包丁とまな板
  • 木べらまたはヘラ
  • 下ごしらえした材料を分けておくボウル

選び方と代用

冷凍か生か。 原典は二つの流れを示しています。冷凍の青インゲンは、じゃがいもを10分煮たあとに解凍せず加えます。生の青インゲンは、筋を取って食べやすい長さに切り、じゃがいもと同時に入れます。生インゲンの煮込み時間は原典に別の数字がないため、柔らかさで判断してください。二つの流れは混ぜないことが大切で、この記事は冷凍の流れで通します。冷凍品を使うときは、袋の加熱表示も確認しましょう。

燻製ベーコン。 lard fumé の代わりには、燻製ベーコンのブロックを自分で角切りにしたものが近い代用になります。塩気や燻香は商品でかなり違うので、塩は味を見てから最後に足します。

ブイヨン。 原典は野菜でも肉でもよいとしています。市販のブイヨンも塩分が一定ではないので、味を見る前に塩を入れないという考え方は同じです。

じゃがいも。 原典は粉質のじゃがいもを指定しています。煮るとほろっと崩れやすい品種のほうが近く、汁にとろみをつけてくれます。


食べ方

深めの器によそい、素朴なパンを添えたブーネシュルップ
熱いうちに、プレーンなパンを添えて

原典は、熱々をパンと一緒に出すことを勧めています。パンは別の添え物で、鍋には入れません。

うまくいかないとき

症状 考えられる原因 対処
しょっぱい ベーコンやブイヨンの塩気が強い、または塩を早く入れた 次回は最後に味を見てから塩を足す。ベーコンとブイヨンの塩気も考えて選ぶ
とろみが強すぎる じゃがいもが思ったより崩れた 救済策として、熱い湯を少量ずつ足す。この湯はレシピのブイヨン1Lとは別
豆やじゃがいもが硬い 具の大きさ、火力、生インゲンを使った そのまま煮続けて柔らかさを再確認する。時間は目安で保証ではない
粉っぽい 工程3で小麦粉の火入れが足りない 次回は粉っぽさが消えるまで、1分しっかり混ぜる
コツ

ブイヨンの1Lは、工程4で全量を使います。とろみを緩めるための湯は、あくまで別に足す追加分です。

加熱・冷却・再加熱の衛生

家庭での一般的な注意

厚生労働省は、家庭での調理全般について、食品の中心まで十分に加熱すること(目安は中心75℃で1分以上)、残ったものは浅い容器に小分けして速やかに冷やして冷蔵すること、食べるときは再加熱すること(目安は75℃以上)を案内しています。これは一般的な食品衛生の指針で、このスープの保存期間を試した結果ではありません。ブーネシュルップの保存期間を示した資料はありません。

Mettwurschtやセイボリーを使う家庭版

ここまでの作り方は、あくまで一つの版です。ルクセンブルクの乳製品協同組合Luxlaitは、アンヌズ・キッチンの版として、青インゲン、じゃがいも、小麦粉、野菜ブイヨン、ローリエ、セイボリー(sarriette)、Mettwurscht、クリームで作るレシピを公開しています。玉ねぎをバターで柔らかく炒め、小麦粉を軽く火にかけ、野菜を煮てから、ソーセージとクリームを加える流れです。この記事のようなベーコンは使いません。

ルクセンブルク・ユースホステル連盟のレシピは、青インゲン、じゃがいも、玉ねぎ、燻製ベーコン、Mettwurscht、クリームを使い、ソーセージは終盤に加えます。分量はそのレシピの中のものなので、ここには持ち込んでいません。

肉とハーブの組み合わせは台所によって変わる、ということがわかります。最初の一鍋は上のレシピのままにして、ソーセージやセイボリーを試したいときは、足し算ではなく別の版を作るつもりで取り組んでください。この記事のレシピに、MettwurschtもセイボリーもMust ではありません。

よくある質問

冷凍の青インゲンは解凍しますか?

しません。じゃがいもを10分煮たあとに凍ったまま加え、さらに20〜25分煮ます。

生の青インゲンはいつ入れますか?

工程4で、じゃがいもと同時に入れます。生インゲン向けの別の時間は原典にないので、柔らかさで判断してください。

Mettwurschtを入れてもいいですか?

Mettwurschtを使う公開レシピはありますが、別の配合です。この記事の分量にソーセージを足すのではなく、その版をまるごと参考にしてください。

じゃがいもは何gですか?

原典は「粉質じゃがいも2個」とだけ書いていて、重さも大きさもありません。この記事でも重さは決めていません。

作り置きできますか?

このスープの保存期間を示した資料はありません。一般的な家庭の衛生管理に従い、残りは浅い容器に分けて速やかに冷まし、冷蔵して、食べるときはしっかり再加熱してください。

主な参考リンク

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