砂糖をまとった細長いスペイン風チュロスと、濃いホットチョコラテの朝食
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スペイン風チュロスの作り方|小麦粉・水・塩で作るマドリード風の揚げ菓子

約11分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

すべてを量り、作業場所を整える

STEP 1

水、小麦粉、塩を量り、手動のチュレラを使える状態にします。揚げる場所とは別に、作業台に成形用のスペースを作り、熱い油の上で生地を押し出さないようにします。油の近くで使う道具は、水気が残らないよう完全に乾かしておいてください。

STEP 22 / 6

塩水を沸かし、小麦粉を一度に加える

手順2: 塩水を沸かし、小麦粉を一度に加える

水と塩を沸騰させます。鍋を火にかけたまま小麦粉を全部一度に加え、木べらで混ぜて、厚みのある固い生地にまとめます。粉を一度に入れると水分が均等に行き渡り、生地がひとつのかたまりとしてまとまります。

STEP 33 / 6

生地を取り出し、チュレラに詰める

手順3: 生地を取り出し、チュレラに詰める

生地を耐熱のシリコン面に取り出します。熱い生地は素手で触らず、へらでまとめてください。チュレラの耐熱の目安に従って、空気の入る隙間が残らないよう、押さえながらしっかり詰めます。

STEP 44 / 6

油から離れた場所で成形する

手順4: 油から離れた場所で成形する

油から十分に離れた作業台の上で、溝のある細い線状に生地を押し出し、好みの長さに切ります。熱い油の真上で生地を押し出すのは避けてください。先に成形しておけば、油はねを抑えられます。

STEP 55 / 6

少量ずつ、黄金色になり中心まで火が通るまで揚げる

手順5: 少量ずつ、黄金色になり中心まで火が通るまで揚げる

深い鍋でひまわり油をしっかり高温に熱し、チュロスを少量ずつ揚げます。外側が均一な黄金色になり、中心まで火が通った状態が目安です。鍋や油、器具の使用説明に従い、濡れた道具は油に入れないでください。

STEP 66 / 6

油を切り、熱いうちに砂糖をふる

手順6: 油を切り、熱いうちに砂糖をふる

チュロスを引き上げて油を切ります。好みで、温かいうちに砂糖をふり、揚げたてを食べます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

5品目

材料

小麦粉、水、塩、揚げ油用のひまわり油、仕上げ用の砂糖を並べたチュロスの材料
生地は小麦粉・水・塩だけ。油は揚げ用、砂糖は仕上げ用
材料 分量 代替・備考
水 650g 生地用。塩を加えて沸騰させる
軟質小麦粉(harina floja) 400g 生地用。ケーキや菓子向けの、たんぱく質の少ない粉
塩 15g 生地用。水に溶かす
ひまわり油 揚げるのに必要な量 揚げ用のみ。生地には加えない
砂糖 適量(なくてもよい) 揚げたあとにふる仕上げ用

卵やバターを加える生地と違い、この生地は塩を入れた熱湯に小麦粉を加えてまとめます。分量は1回分で、できる本数は口金の大きさと切る長さで変わります。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

スペイン風チュロス、油から上がったばかりの軽さ

このレシピで守りたいこと

小麦粉・水・塩だけの素朴な生地。星口金でつけた溝。外側が均一な黄金色で、中心まで火が通っていること。そして、熱いうちに軽く砂糖をふること。

マドリードでは、黄金色に揚げた細いチュロスを、濃いホットチョコラテに浸して食べます。スペイン政府観光局はチュロスを朝食や軽食として紹介していて、マドリード州の食文化の案内には、クリスマスの頃の夜明けにチョコラテと一緒にチュロスを食べる、という話も出てきます。これはチュロスが食べられる食卓の一場面であって、どの家庭にも共通する習慣というわけではありません。

生地の材料はごくわずかです。塩を入れた熱湯に小麦粉を混ぜ入れ、固くて厚みのある生地にまとめます。材料が少ないから、家庭でも取りかかりやすい料理です。むずかしいのは味ではなく扱いのほうで、熱湯で作った生地をチュレラで押し出し、熱い油に入れるところにあります。このレシピは、スペインの公共放送RTVEが公開しているレシピに沿っていて、生地は油の上ではなく作業台の上で成形します。

このレシピについて

分量と手順は、RTVEの公開レシピに沿っています。RTVEのレシピには、何人分か、チュロスが何本できるかは書かれていません。世界ごはん紀行編集部では、このレシピを実際の調理で試していません。

マドリードの朝食と、細いチュロス・太いポラス

スペイン政府観光局によると、チュロスは朝食や軽食として食べられ、マドリード州ではチョコラテと一緒に出てきます。クリスマスの頃の夜明けに食べる例もあります。同じ観光局が載せているチュロスのレシピ(マドリード地方の料理と表記されています)は、仕上げに砂糖をふってすぐに出す内容で、チョコラテはレシピそのものには含まれていません。

マドリードの料理を紹介する同じ案内では、細く曲がったチュロスと、より大きなポラス(porras)が区別されています。この記事で作るのは細いチュロスです。太いポラスは、生地の揚がり方も中心に火が通るまでの時間も変わります。このレシピの寸法違いと考えず、別のレシピとして扱うのが無難です。

チュロスの起源や名前の由来については、さまざまな話が語られていますが、この記事のために確認できた信頼できる資料はありませんでした。そのため、いまの食べ方に絞って紹介します。

レシピや買い物で目にするスペイン語を、先に整理しておきます。churro(複数形 churros)はチュロス、churrería はチュロスを作る店、churrera は生地を押し出す器具(チュレラ)、porra はより太い揚げ生地です。


選び方と代用

  • 小麦粉:harina floja と呼ばれるやわらかい粉を使います。強力粉だと、生地が締まって固くなりやすいでしょう。オールパーパスの小麦粉は食感がその中間にあたるので、同じ配合の代用ではなく、別の配合として扱ってください。
  • 塩:15gを使います。
  • 揚げ油:ひまわり油を使います。オリーブ油は香りがチュロスに移ります。クセのない揚げ油のほうが、すっきりと素朴な味に仕上がります。
  • 卵、バター、スパイスは入れない:このマドリード風の基本生地には使いません。任意のシナモンも入れません。
アレルゲン

生地には小麦が含まれます。チョコラテを添える場合は、牛乳などのアレルゲンについて、製品の表示を確認してください。

道具

  • 生地を作る厚手の片手鍋
  • 木べら
  • 耐熱のシリコン製の作業面またはマット
  • 生地をまとめて詰めるためのへら
  • 星口金つきの手動チュレラ
  • 生地を切るキッチンばさみまたは包丁
  • 揚げ用の深くて厚手の鍋
  • 油の温度を見る温度計
  • 長いトングと、油を切る網

固い生地を押し出すには、手動のチュレラを使います。星口金をつけた絞り袋でも溝はつけられますが、この固くて熱い生地に対しては、強さも扱いやすさも同等ではありません。そのため、そのままの代用としてはすすめません。

油はねと生焼けを防ぐために

揚げ作業を落ち着いて進めるための心がけは三つです。生地に水を足さないこと、星口金で溝をつけること、熱い生地は道具で扱うことです。

温度計があれば、チュロスを入れたあとに油の温度が下がったことに気づけます。一度に揚げる本数を減らせば、温度も保ちやすくなります。揚げ色を見ながら、中心を確かめつつ、火加減と一度に揚げる量を調整してください。

症状 考えられる原因 次に試すこと
生地が押し出せない、または不ぞろいに途切れる チュレラに空気が入っている、生地の詰め方がゆるい へらでしっかり詰め直し、隙間を押し出す
中心に火が通る前に外側が色づく 太さに対して油が熱すぎる、生地の線が太い 火を弱め、線を細く保つ。太いものは別のレシピ
色が薄く、油を吸ってしまう 一度にたくさん入れて、油の温度が下がった 一度に揚げる本数を減らし、次の回の前に油の温度を戻す
生地を入れると油がはねる 油の上で成形した、または濡れた道具が鍋のそばにある 先に作業台で成形し、油の近くの道具をすべて乾かす

アレンジの考え方

  1. マドリード風の細い線状(基本のレシピ):上で紹介した、長くて細い溝つきのスティックです。
  2. 太めのポラス風:揚げ時間も中心の火の通り方も変わります。別のレシピとして扱い、基本のレシピの目安をそのまま使わないでください。
  3. 砂糖をふらない:仕上げの砂糖を省き、生地の塩気を前に出します。
  4. 砂糖をふってからチョコラテに浸す:マドリードの食卓の場面と同じ食べ方です。
  5. スパイス入り、または卵やバター入りの生地:ここで紹介する基本から離れます。スペイン風のアレンジとして扱わず、別のレシピと考えてください。

熱いチョコラテに浸して

細いチュロスを熱いチョコラテに浸す、マドリード風の朝食
まず砂糖をまぶしたチュロスをそのまま味わい、次に濃いホットチョコラテに浸す

砂糖をふったチュロスは揚げたてのまま出し、チョコレートは好みで添えます。まず何もつけずに1本食べて、カリッとした塩気のある生地を味わってみてください。次の1本は、マドリードで親しまれる組み合わせの、濃いホットチョコラテに浸します。クリスマスの頃の夜明けに食べる例もあるそうです。チョコラテは添えて食べるもので、生地の一部ではありません。

チョコラテは、マサ(とうもろこしの生地)で作るメキシコの飲み物、チャンプラードとは別のものです。シナモン、ナツメグ、バニラ入りのチュロスをチャンプラードと合わせるレシピもありますが、それはここで紹介した素朴なマドリード風の生地とは違う、スパイスの効いたスタイルです。飲み物のほうは、チャンプラードの記事を見てください。

よくある質問

絞り袋でチュレラの代わりになりますか?

ここで沿っているレシピは、手動のチュレラを使っています。星口金をつけた絞り袋でも溝はつけられますが、固くて熱い生地には強さも扱いやすさも劣るため、同等の代用としてはすすめません。

熱い油の上に直接絞り出してもよいですか?

避けてください。RTVEは、油はねを防ぐために、生地を油に入れる前に成形しています。作業台で絞って切ってから、油に入れます。

生地に卵やバターを入れますか?

このスペイン風の基本形では入れません。生地は小麦粉・水・塩だけです。卵、バター、スパイスを加えた生地は別のレシピなので、混ぜないでください。

チュロスとポラスは何が違いますか?

スペイン政府観光局は、マドリード州の料理を紹介するなかで、細く曲がったチュロスと、より大きなポラスを区別しています。ここでの違いは太さです。太い形は揚がり方が変わるので、別のレシピとして扱います。

作り置きはできますか?

揚げたてがいちばんおいしく、スペイン政府観光局も揚げたてを出しています。レシピの資料のひとつは、その日のうちに食べることを勧めています。保存できる期間は確認できていないので、食べる直前に揚げる予定を立ててください。

主な参考リンク

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