皿に盛ったサウスランド・チーズロール。折りたたんだパンのきつね色の表面とチーズのフィリングが見える
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サウスランド・チーズロールの作り方|南島の食パンで包む、折りたたみチーズトースト

約13分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 5

玉ねぎ、マスタード、スープミックス、パセリを攪拌する

手順1: 玉ねぎ、マスタード、スープミックス、パセリを攪拌する

玉ねぎ½個を粗く切り、ディジョンマスタード2 tablespoons、オニオンスープミックス2 packs、パセリ small handful と一緒にフードプロセッサーに入れ、滑らかになるまで回します。この段階では、ほかには何も加えません。

STEP 22 / 5

エバミルクを少しずつ加える

手順2: エバミルクを少しずつ加える

フードプロセッサーを回したまま、エバミルク1 tin を少しずつ注ぎ、ペーストにむらなくなじませます。

STEP 33 / 5

チーズを混ぜ、電子レンジでとろみをつける

手順3: チーズを混ぜ、電子レンジでとろみをつける

混ぜたものを電子レンジ対応のボウルに移し、おろしたチーズ500 g を加えてむらなく混ぜます。

電子レンジで2分加熱して混ぜ、さらに2分加熱します。目指すのは、パンから流れ落ちない濃さのフィリングで、ぐつぐつ煮立ったソースではありません。電子レンジは出力が機種によって違うので、2分ずつの2回は出典に書かれた出発点として扱い、途中で状態を見ながら、煮立つ前、分離する前に止めてください。

STEP 44 / 5

フィリングを塗り、パンを二度折る

手順4: フィリングを塗り、パンを二度折る

食パン1枚を、長辺が手前に来るように置きます。フィリング約2 tablespoons を、折りやすいようにパンの端を空けて塗り広げます。

パンを長辺に沿って二度折り、最後の折り目をしっかり押さえます。仕上がりの形は平たい長方形で、一回折りでも、渦巻きの丸いロールでもありません。

STEP 55 / 5

サンドイッチプレスかグリルで焼く

手順5: サンドイッチプレスかグリルで焼く

サンドイッチプレスか、グリルで焼きます。もっとカリッと仕上げたいときは、先にパンの裏面にバターを塗りますが、これは任意です。レシピに時間や温度の記載はないので、見た目で判断します。外側がカリッときつね色になり、中心のフィリングが熱く溶けていれば焼き上がりです。

フィリングを塗るときは、縁まで広げないことが折りやすさの決め手です。端を空けておくと、折ったときにフィリングがはみ出さず、最後の折り目もしっかり留まります。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

8品目

材料

食パン、玉ねぎ半個、ディジョンマスタード、オニオンスープミックス2袋、パセリ、エバミルク1缶、おろしチーズ500g、任意のバターを分けて並べた様子
リバートンの家庭のレシピに使う材料。任意のバターは別に置く
材料 分量 代替・備考
白または茶色のトースト用スライス食パン 1½ loaves 外側の生地。長辺を二度折れる薄さのもの
玉ねぎ(brown onion) ½個 フィリングの香り。粗く切ってから滑らかに攪拌する
ディジョンマスタード 2 tablespoons ほどよい辛みと酸味
オニオンスープミックス(Maggi) 2 packs 玉ねぎの風味と塩気の中心
パセリ small handful 爽やかな緑の香り
エバミルク(無糖練乳) 1 tin 加糖していないもの。フィリングをのばし、コクを加える
チーズ(おろしたもの) 500 g フィリングの主役。出典では種類の指定なし
バター(任意) 分量の記載なし よりカリッとさせたいときだけ、パンの裏面に塗る

レシピに塩の追加はありません。オニオンスープミックスにすでに塩気があるので、この出典どおりのフィリングには塩を足さないでください。

出典はパン1枚に約2 tablespoonsのフィリングを塗り、約25本できるとしていますが、パン1本(loaf)の枚数は書かれていません。そのため正確な枚数は保証できません。フィリングやパンが少し余ることもあります。フィリングの配合を変えるのではなく、1枚に塗る量で調整してください。

注意

このレシピには乳と小麦が含まれます。オニオンスープミックスは製品によって配合が異なり、乳・小麦などのアレルゲンを含むことがあるので、購入した商品の表示を確認してください。

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Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

ニュージーランド南島の南の端。学校や教会、スポーツクラブの募金会場に、食パンの並んだトレイとチーズのフィリングを入れたボウルが置かれ、焼き上がったばかりのロールが次々と出てきます。熱すぎて、すぐにはかじれないほどです。サウスランドの観光団体によると、チーズロールはまさにこうした場面や家族の集まり、地元のカフェで長く食べられてきた軽食で、サウスランドとオタゴの二つの地方と結びついています。

南の集まりで、何十本も巻かれる軽食

このロールの肝

ふつうの食パンで作る、薄くてカリッときつね色の外側と、煮立てずにとろみをつけた熱くて塩気のあるチーズのフィリング。このレシピは、この二つのためにあります。

作り方は素朴です。サンドイッチ用の食パンに塩気のあるチーズのフィリングを塗り、折りたたんで平たいロールにし、外がカリッとして中が溶けるまで焼きます。巻いたような形から、親しみを込めて「サザン・スシ(南のお寿司)」と呼ばれています。

ニュージーランドのほかの料理はニュージーランドのレシピでも紹介しています。

発祥はひとつに決められない

最初のチーズロールを誰がどこで作ったのかは、はっきりしていません。サウスランドの観光団体は起源には諸説あるとしたうえで、1930年代のニュージーランドの新聞に載ったレシピを挙げ、そのうち最も早いものとして1935年を紹介しています。一方、ニュージーランド自動車協会(AA)の旅行記事は、南島の公式な料理本に最初のレシピが載ったのは1951年で、北島での言及は1970年代だったと伝えています。

新聞のレシピと料理本の記載という種類の違う記録を、別々の資料が報じているものです。どちらも単一の起源を決めるものではないので、対立する主張としてではなく、並べて読むのがよさそうです。二つの資料が一致しているのは、南の地方に根づいた料理で、たくさんの家庭のレシピによって形づくられてきたという点です。

リバートンのカフェに伝わる家庭の配合

この記事では、ひとつのレシピだけを最初から最後まで追います。サウスランドのリバートンにある「ザ・クリブ・カフェ(The Crib Cafe)」のカズナ・ギルダー(Cazna Gilder)さんの家庭のレシピで、Our Way of Life に掲載されたものです。ほかの版とは混ぜていません。オニオンスープミックス、エバミルク(無糖練乳)、パセリ、ディジョンマスタードを使い、パンを二度折るのが特徴です。

下の分量は、出典の単位のままにしています。出典にはエバミルクの缶の容量、スープミックス1袋の重さ、パン1本(loaf)の枚数が書かれていないため、書かれているとおりに残しました。


選び方と代用

食パン。 トースト用スライスとして売られている、やわらかく薄いサンドイッチ用の食パンを選びます。厚切りは折り目で割れやすくなります。出典では白でも茶色でもかまいません。

エバミルク。 加糖していない無糖練乳です。加糖練乳(コンデンスミルク)はまったく別の商品でこのレシピには使えません。缶の見た目が似ていることがあるので、表示をよく確かめてください。

オニオンスープミックス。 出典ではMaggiの製品が指定されています。同じものが見つからないときは別のオニオンスープミックスを使えますが、味が変わるので、原典の再現ではなくアレンジとして扱ってください。

ディジョンマスタード。 英国式マスタードや和からしなどは辛みと酸味が違うため、そのままの代用にはなりません。

チーズ。 出典は「おろしたチーズ」としか書いていません。チェダー系や熟成ゴーダは無理のない選択肢ですが、塩気や伸び方が変わります。塩気の強いチーズを選ぶ場合は、スープミックスにもすでに塩気があることを頭に入れておいてください。

道具

  • フードプロセッサー
  • 電子レンジ対応のボウル
  • 電子レンジ
  • サンドイッチプレス、またはグリル
  • フィリングを量るための大さじ

外はカリッと、中は熱く溶ける。うまくいかないときの直し方

困りごと 考えられる原因 直し方
フィリングがパンから流れ落ちる まだ温かくてゆるい 少し冷ましてとろみが出てから塗る。水分は足さない
折るときにパンが破れる 縁までフィリングを塗った、折る向きが違う 端を空け、長辺に沿って折り、最後の折り目を押さえる
外側だけ先に焼き色がつき、中が熱くならない 火が強い、または熱源が近すぎる 火を弱めるか熱源から離し、中心が熱く溶けるまで少し長めに焼く
電子レンジでフィリングが泡立った、分離した とろみがついた時点を過ぎて加熱した 次回は早めに取り出して混ぜる。お使いの電子レンジの出力が強いのかもしれません

食べ方と残ったとき

募金会のテーブルで焼きたてのチーズロールを取り分ける。ひとつは割って溶けたフィリングが見える
焼きたてを、みんなで分け合う

チーズロールは、外側がまだカリッとしている焼きたてがいちばんです。焼き上がったものを、室温で長く置かないでください。残ったら早めに冷まして冷蔵し、温め直すときは中心まで熱くなるようにします。

家ごとに違う「うちの一本」

サウスランドで「どこのチーズロールがいちばんおいしいか」と尋ねると、議論が始まるかもしれません。二つの地域の資料はどちらも、レシピは家庭ごとに違うと述べており、AAの記事は、研究者が3種類のフィリングを確認していると書いています。サウスランドの観光団体によると、おろしたチーズ、オニオンスープミックス、エバミルクの組み合わせはよく見られるパターンで、これは今回のリバートンのレシピの骨組みでもあります。そこにディジョンマスタードとパセリを加えるのが、この家のレシピの持ち味です。

この多様さは、「正しい版」がないということではありません。家庭の台所や地域のボランティアが、募金会や集まりのために大量に作り、それぞれの家がレシピを持っているという、この料理の作られ方そのものを表しています。

アレンジの提案

基本のレシピに小さな変更を加えるものです。最初の三つは、リバートンのレシピ自体が認めている範囲で、四つ目は編集部の提案です。

  • 白パンか茶色のパンか。 レシピはどちらも可としています。焼き色の付き方や折りやすさを比べてみてください。
  • バターの有無。 裏面に塗ればレシピにあるようなカリッとした食感になり、塗らなければ軽く仕上がります。
  • サンドイッチプレスかグリルか。 プレスは両面を同時に焼いてロールを平らにし、グリルは焼き色の付き方を見ながら焼けます。
  • ほかのチーズ。 レシピはチーズの種類を指定していないので、チェダー系や熟成ゴーダを試せます。塩気と溶け方が変わるので、塩気のあるスープミックスのことも考えてください。

よくある質問

「サザン・スシ」とは何ですか?

チーズロールの愛称で、巻いたような形に由来します。サウスランドの観光団体もAAの記事も、この呼び方を使っています。

チーズロールはいつ生まれたのですか?

決まった答えはありません。サウスランドの観光団体は1935年の新聞のレシピを挙げ、AAは南島の公式な料理本の最初のレシピを1951年と伝えています。種類の違う記録で、どちらも単一の起源を示すものではありません。

オニオンスープミックスは省いてもよいですか?

このレシピの風味と塩気の中心です。省くと別のレシピになり、味もはっきり変わります。

グリルもサンドイッチプレスもないときは?

レシピはどちらか一方を使うとしています。どちらもない場合はオーブントースターで代用できますが、これは元の作り方にはありません。色づき方をよく見て、中心が熱く溶けているか確かめてください。

何本できますか?

レシピでは約25本です。パン1本(loaf)に入る枚数が書かれていないため、正確な本数は保証できません。1枚に塗るフィリングの量で調整してください。

主な参考リンク

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