ライムとココナッツミルクで仕上げたマグロと野菜のサラダ
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ウォリス・フツナのココナッツ魚サラダの作り方|生マグロとライムを冷たく合わせる

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

マグロを小さな角切りにする

手順1: マグロを小さな角切りにする

マグロは冷蔵庫から出してすぐ、魚専用のまな板の上で、清潔な包丁で小さな角切りにします。1.5cm角くらいが目安です。切ったらボウルに入れて覆い、すぐ冷蔵庫に戻します。塩水には浸しません。

STEP 22 / 6

野菜を切る

手順2: 野菜を切る

トマトときゅうりは洗って小さな角切りに、玉ねぎは細かく、皮をむいたにんじんは細い短冊にします。野菜用の別のまな板を使うか、魚のあとにまな板と包丁をしっかり洗って、意図しない交差汚染を防ぎます。魚と野菜は、そのあと清潔なボウルで意図して合わせるまで、混ざらないようにします。野菜は覆って、合わせるまで冷やしておきます。

STEP 33 / 6

魚と野菜を合わせる

手順3: 魚と野菜を合わせる

清潔で冷たいボウルに、マグロの角切りとトマト、きゅうり、玉ねぎ、にんじんを入れ、やさしく混ぜます。魚の形が崩れないよう、軽く扱います。ボウルを室温に置いたままにしないでください。

STEP 44 / 6

ライムを搾る

手順4: ライムを搾る

食べる直前に、ライム2個分の果汁をボウルに搾り、やさしく返します。漬けて待つ時間はなく、マグロはほとんど赤いままです。色が少し変わっても、それは風味と食感のことだけで、安全の話ではありません。

STEP 55 / 6

ココナッツミルクを加えて味をととのえる

手順5: ココナッツミルクを加えて味をととのえる

ココナッツミルク250 mlを注ぎ、全体に軽くからむまでやさしく返します。塩と黒こしょうを少しずつ加え、そのつど清潔なスプーンで味見して、明るくバランスのとれた味にします。

STEP 66 / 6

冷たいうちに出す

手順6: 冷たいうちに出す

小さな器に取り分け、冷たいうちにすぐ食べます。

魚を切るときは、よく切れる清潔な包丁を使います。冷やしたまま素早く切り、すぐ冷蔵庫に戻します。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

冷たいボウルに、赤いマグロの角切りとトマト、きゅうり、細かく切った玉ねぎ、細い短冊のにんじん。食べる直前にライムを搾り、無糖のココナッツミルクを注ぐと、全体がつやのある淡い白に変わります。ひんやりして酸っぱく、やわらかくこくがあり、野菜は魚のひと口のあいだでもシャキッと音を立てます。ライムとココナッツは食べる直前に入れる、これがこの一皿の流れです。

ウォリス・フツナの観光局は、魚のサラダをこの島で人気の料理として紹介し、ココナッツミルクを使った生の魚のマリネサラダを土地の名物に挙げています。同時に、家庭ごとに自分のレシピがあるとも伝えています。ですからこの記事は「島の唯一のレシピ」ではなく、冷たくて海の明るさをもつこのサラダを、太平洋から遠い台所で作るための一例です。

魚とココナッツが並ぶ、島の食卓

ウォリス・フツナの公式観光ページによると、島の料理では魚とココナッツが特に目立つ食材です。ココナッツミルクの魚サラダは、そのふたつを海の魚と椰子の乳という最も素直な形で出会わせ、あとは手近な野菜と柑橘を添えた料理と言えます。

同じ観光局は、島の食事にはフランス領ポリネシアなど、ほかの太平洋の島々の影響があると説明しています。よく知られた変形として挙げているのは、ココナッツミルクに、切ったトマト、きゅうり、にんじん、玉ねぎとライムを合わせるものです。この材料はこの記事の一皿にとても近く、にんじんもここから取り入れました。家庭によって作り方が違うので、固定した配合というより、生の魚、シャキッとした野菜、柑橘、ココナッツという一つの型として捉えるほうが実際的です。

豆知識

ウォリス・フツナは独自の領域で、フランス領ポリネシアの一部ではありません。ただ、どちらもフランス語が暮らしの中にあり、料理も互いに影響し合っています。だからタヒチの作り方を手引きにしても、ウォリスの元の味と取り違えることにはなりません。


太平洋の同じ仲間、ココダ・ポワソン・クリュとこのサラダ

太平洋では、柑橘とココナッツで和えた魚料理がいくつもの地域名で呼ばれています。太平洋共同体(SPC)のレシピ集『Pasifika Plates』は、これらをひとまとめにして紹介し、タヒチ、ニューカレドニア、フィジーなどで、食感や魚のマリネの仕方が違うと説明しています。フィジーのココダはその代表的な一つで、フランス領ポリネシアのポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ(poisson cru au lait de coco)もそうです。

ウォリス・フツナの魚サラダは、明らかに同じ仲間です。別の起源をわざわざ立てる必要はありません。独立して読む価値があるのは、島の観光局自身が挙げる料理であり、家庭ごとの違いがあり、にんじんを含む野菜の組み合わせが語られているという土地の文脈があるからです。

違いをひとつ挙げます。この仲間には、魚を柑橘に漬けてしばらく置き、食感を変えるものがあります。今回手引きにしたタヒチのレシピは逆で、柑橘とココナッツミルクを食べる直前に入れるため、マグロの色と食感は生に近いまま残ります。この記事もその「最後に仕上げる」方法に従います。

コツ

魚を漬けて待つ時間がないので、準備は先にしておけます。切った材料を別々に冷やしておき、合わせるのは食べる直前にすれば、最も良い状態の一皿になります。


材料

生食用のマグロ、野菜、ライム、無糖ココナッツミルク
生の魚と洗った野菜は、合わせるまで離しておく

これは家庭向けの再現例です。にんじん50 gを加えています。魚を海水か塩水に短く浸す工程は省きます。分量は1回に作る量です。

| 材料 | 分量 | 代替・備考 |

| --- | --- | --- | | 赤身のマグロ(生食用) | 500 g | サラダの中心。小さな角切りにする | | トマト | 2個 | 酸味と彩り。小さな角切り | | きゅうり | 小さめ1本 | 歯ざわりと爽やかさ。小さな角切り | | ライム(レモンでも可) | 2個 | 鋭い酸味。食べる直前に加える | | 玉ねぎ | 1個 | 辛味と香り。細かく切る | | 無糖ココナッツミルク | 250 ml | 全体をまとめるやわらかな白いこく | | にんじん(皮をむく) | 50 g | 甘み、彩り、歯ざわり。細い短冊(この家庭向けの再現例で追加) | | 塩 | 適量 | 最後に少しずつ加える | | 黒こしょう | 適量 | 最後に加える |

選び方と代用

まず魚です。 はっきり生食用として売られているマグロを、信頼できる店で買ってください。ラベルを確認するか、冷凍の履歴など寄生虫対策を意識した扱いかどうかを尋ねましょう。厚生労働省は、アニサキスによる食中毒の予防として、目視での確認と、適切な冷凍または加熱を挙げています。また、一般的な酢での処理や塩漬けでは、アニサキスは死なないとしています。産地のわからない一般の鮮魚や礁の魚を、黙って代わりに使うのはやめましょう。

次にココナッツミルク。 料理用の無糖のものを使います。甘味のある飲料タイプやココナッツクリームは、静かな代用品ではなく、料理そのものを変えてしまいます。買った製品の表示で、アレルゲンと原材料を確認してください。

柑橘。 レモンかライムのどちらでも作れます。この記事ではライムを使いますが、手元にレモンがあればそれでも作れます。果汁の量は果実ごとに違うので、計るより味を見て決めます。

魚醤、醤油、唐辛子、生のハーブは、このレシピには入りません。島の味にするために必要でもありません。

注意

ライム果汁は魚の表面を白くしめますが、それは加熱ではなく、寄生虫を殺すことも、生魚を安全にすることもありません。見た目や匂いが新鮮そうでも安全の証明にはなりません。寄生虫対策のとれた生食用の魚を使い、低温を保ち、清潔な道具で扱ってください。生魚を避けたい場合は「アレンジ」の加熱した魚の版を参照してください。

道具

  • 生魚だけに使うまな板
  • 野菜用の別のまな板
  • よく切れる包丁(魚と野菜のあいだで洗う)
  • 大きくて清潔なボウル(できれば冷やしておく)
  • ココナッツミルクを量る計量カップ
  • 柑橘搾り器(手でも可)
  • 味見用の清潔なスプーン
  • 取り分ける小さな器

作り方

切る、合わせる、食べる直前に仕上げる、という流れです。

時間配分

1と2は前もってしておいて、覆って冷蔵庫に入れておけます。3〜6は食べる直前に行います。

1. マグロを小さな角切りにする

マグロは冷蔵庫から出してすぐ、魚専用のまな板の上で、清潔な包丁で小さな角切りにします。1.5cm角くらいが目安です。切ったらボウルに入れて覆い、すぐ冷蔵庫に戻します。塩水には浸しません。

冷たい生食用のマグロを小さな角切りにする
冷やしたマグロを、魚専用のまな板で切る
  1. 野菜を切る

トマトときゅうりは洗って小さな角切りに、玉ねぎは細かく、皮をむいたにんじんは細い短冊にします。野菜用の別のまな板を使うか、魚のあとにまな板と包丁をしっかり洗って、意図しない交差汚染を防ぎます。魚と野菜は、そのあと清潔なボウルで意図して合わせるまで、混ざらないようにします。野菜は覆って、合わせるまで冷やしておきます。

野菜を小さく切り、にんじんは細い短冊にする
トマトときゅうりは角切り、玉ねぎは細かく、にんじんは細い短冊
  1. 魚と野菜を合わせる

清潔で冷たいボウルに、マグロの角切りとトマト、きゅうり、玉ねぎ、にんじんを入れ、やさしく混ぜます。魚の形が崩れないよう、軽く扱います。ボウルを室温に置いたままにしないでください。

切った魚と野菜を清潔なボウルで合わせる
ライムやココナッツを入れる前に、魚と野菜をやさしく合わせる
  1. ライムを搾る

食べる直前に、ライム2個分の果汁をボウルに搾り、やさしく返します。漬けて待つ時間はなく、マグロはほとんど赤いままです。色が少し変わっても、それは風味と食感のことだけで、安全の話ではありません。

提供直前にライム果汁を魚と野菜へ加える
ライムは最後の瞬間に加え、魚を生に近いまま保つ
  1. ココナッツミルクを加えて味をととのえる

ココナッツミルク250 mlを注ぎ、全体に軽くからむまでやさしく返します。塩と黒こしょうを少しずつ加え、そのつど清潔なスプーンで味見して、明るくバランスのとれた味にします。

ココナッツミルクを加えてやさしく和える
無糖のココナッツミルクを注ぎ、魚をつぶさないように返す
  1. 冷たいうちに出す

小さな器に取り分け、冷たいうちにすぐ食べます。

仕上げた魚サラダを冷たいうちに小皿へ取り分ける
すぐに、冷たいうちに出す
コツ

魚を切るときは、よく切れる清潔な包丁を使います。冷やしたまま素早く切り、すぐ冷蔵庫に戻します。

うまくいかないとき

問題 考えられる原因 直し方
サラダが水っぽい ココナッツミルクを入れてから時間がたち、野菜から水分が出た 次回はライムとココナッツミルクを食べる直前に加える。水っぽく見えることは、置いたままにした一皿が食べても安全だという証拠にはならない
酸っぱすぎる ライムの果汁が多かった ココナッツミルクが残っていれば少し足し、塩で慎重に調える
味がぼんやりしている 味つけが足りない 塩をひとつまみずつ足して味見する。ライムを数滴足すと引き締まることもある
甘すぎる、重い 甘味のあるココナッツ製品やココナッツクリームを使った 次回は無糖のココナッツミルクを選ぶ
魚が白っぽくしまった 柑橘との接触が長かった 加熱ではなく食感の変化。次回はライムを最後の瞬間に加える

アレンジ

タヒチのレシピに近づける。 にんじんを抜くと、タヒチ観光局のレシピの野菜、つまりマグロ、トマト、きゅうり、玉ねぎ、柑橘、ココナッツミルクになります。

ライムの代わりにレモン。 タヒチのレシピはどちらも認めています。柑橘の個性が少し変わるので、味を見ながら加えてください。

加熱した魚の版。 生の魚を食べたくない場合は、魚を中心までしっかり加熱し、冷蔵庫で清潔に素早く冷ましてから、手順3〜6のとおり野菜、ライム、ココナッツミルクと合わせます。これは別の家庭向けの代案であり、島やタヒチのレシピの生の魚の料理ではありません。生魚をライムに長く置くことは、加熱の代わりにはなりません。

家庭の版をつくる。 ウォリス・フツナでは家庭ごとにレシピがあるので、野菜の割合を好みに調整するのは、この料理の精神に沿っています。

よくある質問

ライム果汁で魚に火が通りますか?

いいえ。酸で表面が白くしまることはありますが、加熱ではなく、寄生虫も死にません。厚生労働省は、一般的な酢での処理や塩漬けではアニサキスは死なないとしています。安全は、寄生虫対策のとれた生食用の魚を選び、低温を保ち、清潔な道具を使うことにかかっています。

タヒチのレシピの塩水に浸す工程を省くのはなぜですか?

元のレシピは、魚を海水か塩水に短く浸してから水気を切ります。多くの台所では海水は現実的ではなく、塩水の濃度も示されていないため、この家庭向けの版ではこの工程をやめ、最後に塩で味をつけます。

ライム2個でどのくらいの果汁になりますか?

果実ごとに違うので、このレシピでは量を決めていません。2個とも搾って、味を見ながら調えてください。

作り置きできますか?

魚と野菜は前もって切り、別々に覆って冷蔵庫に入れておけます。合わせて、ライムとココナッツミルクを入れるのは食べる直前です。すべて冷やしたままにして、室温に長く置かないでください。

残ったらどうしますか?

このサラダは、作ってすぐ食べるものです。安全に保存できる期間は示せないので、食べきれる量だけ作り、翌日に生魚の料理としてまた出す前提にはしないでください。

フィジーのココダと同じですか?

柑橘とココナッツで和えた魚という、同じ太平洋の料理群に入ります。この版は長いマリネではなく、最後に仕上げる方法に従っていて、ウォリス・フツナで紹介される野菜の組み合わせを反映しています。

島の食卓に戻る

魚とココナッツがどこにでもある島では、こんな一皿に必要なのは、よく切れる包丁と数種類の野菜と、よい間合いくらいです。観光局自身が言う「どの家庭にも自分のレシピがある」という言葉は、正しい版は一つではないことを思い出させてくれます。この版が気に入ったなら、次はフィジーのココダがおすすめです。同じ風味の仲間を、別の島の習慣で形にした料理です。

主な参考リンク

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