牛肉、ソーセージ、揚げじゃがいもにロコトとゆで卵のスライスを重ねたボリビアのピケ・マチョ
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ピケ・マチョの作り方|牛肉とソーセージ、揚げじゃがいものボリビア料理

約14分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

牛肉を切って味つけする

手順1: 牛肉を切って味つけする

牛肉1kgを約2.5cm角に切ります。塩小さじ2、粉胡椒小さじ1、粉クミンひとつまみをふり、全体にまぶします。にんにくは任意です。分量の記載がないので、計量する材料ではなく少量の加えものとして扱ってください。

使うソーセージの塩気が強ければ、塩を少し控えて最後に調整してもかまいません。これは実用上の提案で、原典の指示ではありません。

STEP 22 / 6

牛肉に蓋をして肉汁を残しながら火を通す

手順2: 牛肉に蓋をして肉汁を残しながら火を通す

牛肉を鍋か厚手のフライパンに入れて炒め、蓋をして肉汁を保ちながら火を通します。蓋が肉をしっとりさせ、肉汁を鍋に残します。

原典に時間も火加減も書かれておらず、調理器具によっても違うため、時計ではなく肉に十分火が通ったかどうかで判断してください。肉汁の色だけで火の通りを判断せず、生焼けは避けます。

STEP 33 / 6

ソーセージを切って揚げる

手順3: ソーセージを切って揚げる

加熱用ソーセージ1/2kgを、輪切りか棒状に切ります。原典はどちらでもよいとしています。どちらにするにしても、形をそろえると均一に揚がります。牛肉やじゃがいもとは別に油で揚げ、焼き色がつくまで加熱し、商品の表示どおりに火を通してください。

STEP 44 / 6

じゃがいもを切って水気を拭き、揚げる

手順4: じゃがいもを切って水気を拭き、揚げる

中8個のじゃがいもの皮をむき、棒状に切ります。油に入れる前に、表面の水気をしっかり拭いてください。濡れたまま入れると、熱い油がはねます。

熱した油で、中まで火が通り外側に色がつくまで揚げます。少しずつ入れ、鍋を詰め込みすぎないようにすると、油を安全に扱いやすく、じゃがいもも蒸れずに揚がります。穴あきお玉か網じゃくしですくい上げます。

STEP 55 / 6

ゆで卵と生野菜を用意する

手順5: ゆで卵と生野菜を用意する

卵3個をゆでて輪切りにします。大玉ねぎ4個は*pluma*、つまり羽根のように薄く切ります。トマト2個は食べやすい大きさに、ロコト2個は長い細切りにします。野菜とゆで卵は別々の皿に分けておきます。野菜は生のまま、卵はゆでたものをのせます。

ロコトや代用の唐辛子がとても辛ければ、種を除くか減らすか、一部を別添えにしてもかまいません(アレンジを参照)。

STEP 66 / 6

熱いうちに合わせて飾る

手順6: 熱いうちに合わせて飾る

牛肉、揚げじゃがいも、揚げソーセージを混ぜ合わせ、大皿に山盛りにします。Los Tiempos版にソースは加えません。

ロコト、ゆで卵のスライス、玉ねぎ、トマトを上に並べます。食べる直前に盛りつけ、すぐ食卓へ運ぶと、じゃがいもの食感が保たれやすくなります。これは実用上の提案で、現地で決まっている作法ではありません。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

12品目

材料

ピケ・マチョ用の牛肉、加熱用ソーセージ、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、ロコト、卵
Los Tiempos版の材料。余計なものは足していません
材料 分量 代替・備考
牛肉(carne de res、lomo) 1 kg 主役の肉。約2.5cm角に切り、味つけして蓋をして火を通す
加熱用ソーセージ(salchichas de calentar) 1/2 kg 輪切りか棒状に切り、別に揚げる
じゃがいも(papas) 中8個 皮をむいて棒状に切り、揚げる
玉ねぎ(cebollas) 大4個 pluma(羽根のような薄切り)にして、生のまま上にのせる
トマト(tomates) 中2個 生のまま上にのせる。原典に切り方の指定はない
ロコト(locotos) 2個 生のまま長い細切りにして飾る。辛みの源
ゆで卵(huevos cocidos) 3個 輪切りにして飾る
粉胡椒(pimienta molida) 小さじ1 牛肉の味つけ
粉クミン(comino molido) ひとつまみ 牛肉の味つけ
塩(sal) 小さじ2 牛肉の味つけ
すりおろしにんにく(ajo molido) 任意(分量の記載なし) 牛肉に加えてもよい。使うなら少量から
揚げ油(aceite para freír) 1½ taza ソーセージとじゃがいもを揚げる分。原典の単位のまま
豆知識

揚げ油の1½ tazaは、原典が揚げ物用に挙げている量です。じゃがいもとソーセージが吸う量ではなく、日本のカップへの換算もしていません。実際に大切なのは、鍋底をしっかり覆うだけの油があり、じゃがいもが煮えずに揚がることです。

注意

この料理には卵が入ります。ソーセージは製品ごとの違いが大きいので、小麦、乳、大豆などのアレルゲンを、買った商品の表示で確認し、表示にある加熱方法に従ってください。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

ピケ・マチョ ― 肉汁と揚げじゃがいも、生のロコトをひと皿に

コツ

この皿の要点は三つです。牛肉は蓋をして肉汁を逃がさず、ソーセージとじゃがいもは別々に揚げ、合わせるのは最後だけにします。生のロコト、玉ねぎ、トマトとスライスしたゆで卵は、鍋に入れず上にのせます。

塩、胡椒、ひとつまみのクミンで味つけした牛肉のさいころ切り。揚げたソーセージ。黄金色のじゃがいもの山。その上に、生のロコトの長い細切り、羽根のように薄い玉ねぎ、トマト、ゆで卵の輪切りが重なります。ピケ・マチョは、これだけのものを一枚の大皿に集めた料理です。下には熱くて香ばしい層、上には鋭くてみずみずしい層があり、口の中で両方が出会います。

ボリビアの新聞Los Tiemposは、ピケ・マチョをコチャバンバと結びついた気軽な料理として紹介しています。友人と過ごす週末や、堅苦しくない祝いの席にふさわしい料理です。この記事は、Los Tiemposが掲載したレシピを、原典の分量と順序のまま追います。原典には何人分か、どれくらい時間がかかるかが書かれていないため、ここにも書きません。みんなで分ける大皿料理として作る、という書き方にとどめます。どれだけの人数で分けるかは、食卓に合わせて決めてください。

豆知識

料理名は「Pique macho」とも「Pique a lo macho」とも書かれます。両方の表記で検索すると、ボリビアのレシピや解説が見つけやすくなります。名前の由来については、参照した資料に裏づけがないため、ここでは説明しません。

ピケ・マチョとはどんな料理?

ピケ・マチョは、牛肉、加熱用のソーセージ、揚げじゃがいもを組み合わせ、生野菜とゆで卵で仕上げる盛り合わせです。Los Tiempos版では、牛肉を約2.5cm角に切って蓋をして火を通し、ソーセージとじゃがいもは別に揚げ、食べる直前にすべてを混ぜます。ロコト、玉ねぎ、トマト、卵は、生のまま、またはゆでただけで飾りとして上にのせます。

同じボリビアの皿でも、シルパンチョとは違う料理です。シルパンチョは薄くのばして揚げた牛肉を中心に、ご飯、卵、サラダを合わせます。ピケ・マチョにはご飯も薄い肉のカツレツもなく、肉やソーセージのかたまりを揚げじゃがいもと一緒に山盛りにするところが持ち味です。

コチャバンバのレシピ集Recetas de Cochabambaも、ピケ・マチョを友人どうしで分け合うコチャバンバの料理として紹介しています。ただ、レシピは資料ごとに違います。ここで紹介するのは、出典がはっきりしたひとつのレシピです。ボリビア全土に通じる唯一の正解ではありません。


選び方と代用

牛肉。 原典はlomoを指定しています。ボリビア以外で作るときは、脂の少ない、さっと炒めるのに向く部位を探すのが妥当です。ただし、ほかの部位を原典と同じものとは扱いません。大きさをそろえて切ると、火の通りが揃います。

ソーセージ。 Salchichas de calentarは、温めてから食べるソーセージです。ほかの土地の特定の商品が同じものだとは言えないので、プレーンな加熱用ソーセージを選び、表示どおりに火を通してください。塩気は商品ごとに違い、皿全体の味に響きます(作り方の塩の注意を参照)。

ロコト。 ロコトは生の唐辛子で、辛さは品種や実ごとに変わります。見つからなければ、近所で手に入る生の唐辛子で代用できますが、香りも辛さも同じにはなりません。少なめに入れて味見し、足していくのが安心です。種を除くか減らすのは、辛さを抑えて食べたい人のための調整で、原典のレシピにはありません。

じゃがいも。 原典は「中」としか書いておらず、大きさを規格化していません。揚げて好きな品種を選んでください。

道具

  • 包丁とまな板
  • 蓋つきの鍋または厚手のフライパン(牛肉用)
  • 深鍋(ソーセージとじゃがいもを揚げる用)
  • 穴あきお玉または網じゃくし
  • じゃがいもの水気を拭くキッチンペーパーか清潔な布
  • 卵をゆでる小鍋
  • 大きな盛り皿 1枚

うまくいかないときは

困りごと 考えられる原因 対処
牛肉がぱさつく 蓋をせず、肉汁が煮詰まってなくなった 火が通るまで蓋をしておく。皿には肉汁ごと盛る
油が激しくはねる 水気のあるじゃがいもを入れた 揚げる前に棒切りの水気をよく拭き、少量ずつ入れる
じゃがいもが白っぽくやわらかい 一度にたくさん入れすぎた 小分けにして揚げ、中まで火が通って黄金色になったら引き上げる
全体がしょっぱい 牛肉に塩をきっちり使い、そこに塩気の強いソーセージが重なった 次回は手順1で塩を少し控え、最後に調整する
食べる前にじゃがいもがしんなりする 早く盛りつけた、または置きすぎた 食べる直前に混ぜて飾る
ロコトが辛すぎる 実や品種で辛さが違う 種を減らす、細切りの量を減らす、別添えにする
注意

盛り合わせたら、すぐに食べ、長く置いたままにしないでください。残りがどれくらいもつか、どう温め直すかについては、参照した資料に案内がないため、ここでも示しません。

アレンジ

  • ロコトを別添えにする。 ロコトを全部皿にまぶさず、小皿に入れておき、辛さを各自で調整します。変わるのは出し方だけです。
  • ほかの生唐辛子を使う。 ロコトが手に入らなければ、身近な生の唐辛子で代用できます。香りと辛さは変わるので、少量から始めてください。
  • にんにくを入れない。 原典ではにんにくは任意なので、入れない形でも完成した料理です。
  • 仕上げに塩を調整する。 ソーセージで全体の塩気が変わるため、牛肉の塩を控えめにし、仕上がりの皿で整えるやり方もあります。
  • ほかの人たちのソース。 ボリビアのレシピには、ビール、酢、llajua(ボリビアの唐辛子ソース)を添えるものがあります。これらはほかのレシピのもので、このレシピには足さず、別のバージョンとして試してください。

コチャバンバのピケ・マチョ、そして広がり

Los Tiemposは、ピケ・マチョを友人との週末や祝いのための気軽な料理として描き、コチャバンバの記憶とも結びつけています。すべてを一枚の大皿に積み上げるこのレシピの作りは、みんなで分け合うくつろいだ食卓という姿に合っています。ただし、ボリビアのどの家庭でも同じように食べるという意味ではありません。ボリビアのほかの料理は、ボリビアの国別ページでも紹介しています。

レシピは資料ごとにはっきり違います。Recetas de Cochabambaは、チョリソを使う独自のレシピを載せ、酢、ビール、llajuaなどを添えることを勧めています。Ajinomoto Boliviaの版は、任意の鶏肉に加え、チョリソ、チーズ、オリーブ、ビールと同社の調味料製品も使います。Bolivian.comは、肉の下味や野菜の火の通し方が異なります。こうした違いは地域や家庭ごとの変種として理解するのがよく、この記事ではLos Tiemposのレシピとは分けて扱い、ひとつに混ぜていません。

料理の起源について書いた話を載せているページもあります。ただ、その主張はひとつの資料にしか見られず、独立して確認できていないため、ここでは歴史として紹介しません。

よくある質問

何人分ですか?

Los Tiemposのレシピには人数が書かれていないため、ここでも示しません。みんなで分ける大皿の料理で、何人分になるかは食卓や、ほかに何を出すかで変わります。

ロコトが見つからないときは?

近所で買える生の唐辛子がいちばん現実的ですが、香りと辛さはロコトと同じになりません。思うより少なめに使って味見し、別添えにするのもよい方法です。

ソーセージは何を買えばいいですか?

原典は温めて食べるsalchichas de calentarです。プレーンな加熱用ソーセージを選び、アレルゲンと塩気を表示で確かめ、表示どおりに火を通してください。

マヨネーズやケチャップは必要ですか?

Los Tiemposのレシピには入っていません。ソースを加える家庭やレシピもありますが、この版は生野菜と卵だけで仕上げます。

シルパンチョとはどう違いますか?

ピケ・マチョは、牛肉のさいころ切り、揚げたソーセージ、揚げじゃがいもを盛り合わせ、生の具をのせる皿です。シルパンチョは、薄くのばして揚げた牛肉を土台に、ご飯、卵、サラダを合わせます。

主な参考リンク

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