ライムと砕き氷が入った背の低いグラスのカイピリーニャ
🌍料理ブラジル料理

カイピリーニャの作り方|カシャッサとライムで作るブラジルのカクテル

約10分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 5

ライムを小さなくし形に切り、端と芯を除く

手順1: ライムを小さなくし形に切り、端と芯を除く

ライムを洗い、両端を切り落としてから、小さなくし形に切ります。中央を通る硬くて白い芯も取り除きます。リオのガイドの助言どおり、端と芯を外すと、強い苦みがグラスに入るのを避けられます。

STEP 22 / 5

グラスの中でライムと砂糖を軽く潰す

手順2: グラスの中でライムと砂糖を軽く潰す

ロックグラスに、ライムと白きび砂糖小さじ4を入れます。マッシャーか木べらで、やさしく押します。果汁が出て砂糖がしっとりしたところで止め、皮をどろどろにしないようにします。皮を強くすり潰すと、苦みが出やすくなります。

STEP 33 / 5

砕き氷をグラスいっぱいに入れる

手順3: 砕き氷をグラスいっぱいに入れる

潰したライムと砂糖の上に、砕き氷をグラスがいっぱいになるまで加えます。

STEP 44 / 5

カシャッサを量って注ぐ

手順4: カシャッサを量って注ぐ

カシャッサ60mlを量り、氷の上から注ぎます。

STEP 55 / 5

円を描くように静かに混ぜ、すぐ出す

手順5: 円を描くように静かに混ぜ、すぐ出す

スプーンで円を描くように静かに混ぜ、ライム、砂糖、カシャッサをなじませます。振らず、氷をグラスの壁に強くぶつけないのがポイントです。強くぶつけると水っぽくなります。混ぜたらすぐ出してください。

作ったらすぐ飲むのが基本です。作り置きや取り置きはしない飲み物なので、1杯ずつ作ってください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

カシャッサ、limão(ライム)、白きび砂糖、氷を並べた材料
ライム1個、白きび砂糖、カシャッサ、粗く砕いた氷がそろえば作れます

配合はIBAの規定にそろえました。IBA自身のページとABBのページに同じ形で載っている数字です。レシピによって分量は違い、たとえばリオデジャネイロのガイドでは、ライム1個にカシャッサ50ml、砂糖大さじ2を使います。これは別の配合であって、こちらの間違いを正すものではありません。最初の1杯は、下のIBAの分量から始めてください。

4品目

1杯分の材料

材料 分量 代替・備考
カシャッサ(cachaça) 60ml サトウキビから作るブラジルの蒸留酒で、この飲み物の核。ほかの酒に替えると別名のカクテルになる
ライム(limão) 1個 よく洗って小さなくし形に切る。大きさや酸味は国や品種で差がある
白きび砂糖(açúcar branco de cana) 小さじ4 甘みを足し、潰すときにライムの果汁を引き出す助けにもなる
砕き氷(gelo quebrado) グラスがいっぱいになる量 粗く割った氷。冷やしつつ、溶けて口当たりをやわらげる
メモ

選び方と代わりの材料

カシャッサは、一般名の「カシャッサ」で探します。手に入らないときはウォッカやラムでも同じ手順で作れますが、味は変わり、できあがるのはカイピロスカかカイピリッシマです。カイピリーニャとは呼びません。この記事では、それぞれの強さの目安は示しません。

ライムは、産地や品種で大きさも酸味も違います。同じ1個でも、果汁の量が多いことも少ないこともあるため、分量を先にいじるより、できた1杯を味見して判断するほうが確実です。

砂糖は、小さじ4のまま使います。大さじやグラム換算には替えません。

氷の「砕き氷」は、粗く割った氷のことで、雪のような細かいかき氷ではありません。市販の角氷でも作れますが、冷え方と薄まり方は変わります。

コツ

IBAの規定にガーニッシュ(飾り)はありません。ライムの輪切りやミントを添えるなら、見た目のための自分なりのひと手間として加えてください。

注意

カイピリーニャは蒸留酒を使ったアルコール飲料です。この記事ではアルコール度数もカロリーも示しません。レシピの分量は、安全に飲める量を示すものではありません。氷の量やライムの具合でも、グラスの強さの感じ方は変わります。


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Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

道具

  • ロックグラス(ダブル・オールドファッションド)
  • バーマッシャー、または木べら
  • 包丁とまな板
  • カシャッサを量る計量具
  • 混ぜるスプーン

マッシャーをわざわざ買う必要はありません。木のスプーンの柄の側でも十分です。

背の低いグラスの底に、小さく切ったライムと砂糖を入れます。押しつぶすと果汁がにじみ、砂糖がしっとりしてくる。そこへ粗い氷をいっぱいに詰めて、カシャッサを注ぐ。ブラジルのバーテンダー協会(ABB)は、これをブラジルを代表するカクテルとして紹介し、IBA(国際バーテンダー協会)の公式カクテルとしても掲載しています。ライムと砂糖と氷をグラスの中で合わせる、それがカイピリーニャです。

用意するものは、カシャッサ、ライム1個、白きび砂糖、氷。シェイカーも特別なバーツールもいらず、仕上げまで飲むグラスの中で済みます。味を分けるのは手の動かし方です。ライムの切り方、皮を押す強さ、氷を入れてからの混ぜ方。それだけで1杯の表情が変わります。

カイピリーニャとは、ブラジルのグラスの中で完成する一杯

豆知識

この一杯で残したいのは、カシャッサの香り、ライムの酸味と皮の香り、砂糖の甘み、そして砕き氷の冷たさです。やさしく潰し、やさしく混ぜ、作ったらすぐ飲みます。

カイピリーニャは、カシャッサ、ライム(ポルトガル語でlimão)、砂糖、氷を組み合わせた飲み物です。カシャッサはサトウキビから作るブラジルの蒸留酒で、The Kitchnは発酵させたサトウキビ汁を蒸留した酒と説明しています。この記事では、飲み物の中心になる酒なので、ほかの蒸留酒と同じ扱いにせず、ポルトガル語の綴り「cachaça」をそのまま使います。

IBAは、同じ作り方でも酒が違うものを別の名前で区別しています。ウォッカで作ればカイピロスカ(Caipiroska)、ラムで作ればカイピリッシマ(Caipirissima)です。酒がこの飲み物を決めるので、カシャッサを使わない一杯は、親戚筋の別のカクテルとして呼び分けます。

なお、カイピリーニャの起源、考案者、名前の語源は、この記事では扱いません。


苦い、薄い、甘い。仕上がりの直し方

苦みを抑えるために芯と端を分けたライム
白っぽい中央の芯と両端が、外す部分

ライムの切り方と皮を押す強さで、仕上がりの苦みは変わります。芯と端を外し、皮を強く潰さない。これが1杯目を失敗しない一番の近道です。

困りごと 考えられる原因 対処
苦すぎる 端や硬い芯が入った、または皮を強く潰した 端と芯を外し、果汁が出るところまでで押すのをやめる
水っぽい 氷を乱暴に混ぜた、グラスにぶつけた、作ってから時間が経った 円を描くように静かに混ぜ、作ったらすぐ飲む。作り置きはしない
甘すぎる・酸っぱすぎる ライムの大きさや酸味に差がある 味を見て判断する。最初の1杯は基本の分量で作り、次回に少し調整する
コツ

ライムの個体差があるので、まず基本の分量で作って味見してください。調整は、その1杯を飲んでからの次回で十分です。

変えると表情が変わる、4つの要素

基本の構成要素は4つだけなので、どれを変えてもグラスの印象がはっきり変わります。

  • 氷:砕き氷と角氷では、冷え方も薄まり方も違い、最初の一口から最後の一口までの感じ方が変わります。
  • ライム:酸味の強いライムは甘みを引き締め、穏やかなものは砂糖の甘みを前に出します。
  • 酒:カシャッサをウォッカにすればカイピロスカ、ラムにすればカイピリッシマ。比べて楽しめますが、それぞれ別の名前のカクテルです。「カイピリーニャ」の名前は、カシャッサで作ったものだけに使います。

食卓での楽しみ方

食卓で分け合う料理と一緒に楽しむカイピリーニャ
シンプルな取り分け料理のそばに置いた、1杯のカイピリーニャ

食事の準備をしている間にも、1杯なら短い時間で作れます。ライムの酸味は、焼いた肉や取り分けて食べる料理と相性がよいと感じられるでしょう。飲み物を主役にするなら、料理は簡単なものにして、ライムとカシャッサの香りを際立たせます。

IBAの規定と、リオのガイドのような別のレシピでは分量が違います。家庭で作るなら、IBAの配合を目安にして、ほかのレシピは別の人が作る別の1杯と考えると気楽です。ブラジルの食卓をもう少しのぞきたいときは、シュハスコやフェイジョアーダの記事もあわせてどうぞ。

よくある質問

カシャッサがないときは何で代用できますか?

ウォッカやラムで、同じ手順で作れます。ただし名前が変わり、ウォッカならカイピロスカ、ラムならカイピリッシマです。カシャッサの香りがこの飲み物の中心なので、風味も変わります。

ライムの皮はどこまで潰せばよいですか?

果汁が出て、砂糖がしっとりするところまでです。皮をどろどろになるまで潰すと苦くなりやすくなります。先に両端を切り落とし、硬い中央の芯を取っておくと安心です。

砕き氷がなくても作れますか?

作れます。市販の角氷でもかまいませんが、粗く砕いた氷とは冷え方と薄まり方が変わります。雪のように細かいかき氷は避けてください。

決まったガーニッシュはありますか?

ありません。IBAの規定には載っていません。ライムの輪切りやミントを添えるのは自由ですが、レシピに含まれない飾りの一つです。

シェイクしてもよいですか?

しません。カイピリーニャはグラスの中で作り、スプーンで静かに混ぜます。乱暴に扱うと氷が砕けて、水っぽくなります。

主な参考リンク

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