赤いんげん豆と長粒米を一緒に炊いたキューバ東部風コングリを盛った器
🌍料理キューバ料理

コングリの作り方|赤いんげん豆と米を炊き合わせるキューバ料理

約11分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

豆を洗って浸水させる

手順1: 豆を洗って浸水させる

乾燥赤いんげん豆1カップを洗います。できれば、たっぷりの水に一晩浸けてからざるにあげ、浸け水は捨てます。

STEP 22 / 8

ローリエとオレガノで豆を煮る

手順2: ローリエとオレガノで豆を煮る

鍋に豆、水3カップ、ローリエ、オレガノ小さじ1/2を入れます。豆が中まで柔らかく、かつ形を保っている状態になるまで煮ます。時間は鍋によって変わるので、時計ではなく豆の状態で判断してください。煮汁はすべて取っておきます。

STEP 33 / 8

米を洗って水を切る

手順3: 米を洗って水を切る

米2カップを洗い、しっかり水を切ります。

STEP 44 / 8

ソフリートを作る

手順4: ソフリートを作る

フライパンに油大さじ3〜4を熱します。つぶしたにんにく、刻んだ玉ねぎ、刻んだピーマン、クミン小さじ1/2を加え、5分炒めます。

STEP 55 / 8

米に油をまとわせる

手順5: 米に油をまとわせる

水を切った米をフライパンに加え、米粒に油と野菜がなじむまで混ぜます。

STEP 66 / 8

米、豆、煮汁を合わせる

手順6: 米、豆、煮汁を合わせる

米とソフリートを豆の鍋に移し、豆と煮汁をすべて米と合わせます。塩を適量加えます。ほかの水は足しません。

STEP 77 / 8

炊飯器で炊く

手順7: 炊飯器で炊く

全体を炊飯器で炊きます。炊き上がったら、米と豆をやさしくほぐします。

STEP 88 / 8

熱いうちに盛る

手順8: 熱いうちに盛る

コングリを器によそい、熱いうちに食べます。

0 / 0
Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

11品目

材料

乾燥赤いんげん豆、長粒米、にんにく、玉ねぎ、ピーマン、クミン、オレガノ、ローリエ、植物油、塩を別々に並べた材料
基本の材料。肉も黒豆も使いません
材料 分量 代替・備考
長粒の白米(arroz blanco de grano largo) 2カップ 料理の主体
乾燥赤いんげん豆(frijoles colorados) 1カップ 乾燥のまま量る。豆そのものと、色のついた煮汁のもとになる
水 3カップ 米と同じカップで量る。豆を煮たあと、米の炊き水になる
ローリエ(laurel) 1枚 豆の煮汁の香りづけ
粉末オレガノ(orégano molido) 小さじ1/2 豆の煮汁の香りづけ
にんにく(ajo) 4かけ ソフリートのもと
玉ねぎ(cebolla) 1個 ソフリートのもと
赤または緑のピーマン(pimiento rojo o verde) 1/4個 ソフリートのもと
クミン(comino)パウダー 小さじ1/2 ソフリートに温かな香りを添える
植物油(aceite vegetal) 大さじ3〜4 ソフリート用と、米に油をまとわせる分
塩(sal) 適量 合わせた鍋の味をととのえる
0 / 0
Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

コングリ、赤い豆の色をまとう米

この鍋で守ること

豆は形を残したまま柔らかく煮て、煮汁も取っておきます。その煮汁が米の炊き水になり、豆の色と風味が料理全体に行き渡ります。

赤い豆をローリエと少量のオレガノと一緒に煮ると、鍋の水は次第に煮汁へと変わっていきます。そこへ、油、にんにく、玉ねぎ、ピーマン、クミンをまとわせた米を合わせ、すべてを一緒に炊き上げます。ここでは米と豆を別々に盛りません。豆が米を染めながら、ひとつの料理として仕上がります。

キューバの観光ポータルCuba.Travelは、コングリをキューバの代表的な料理のひとつとして挙げています。この記事で扱うのは、赤いんげん豆(frijoles colorados)で作る東部キューバ風の一品です。Cubagoで公開されているAmalia Trianaの「米2カップ」のレシピをもとにしました。ほかのキューバの料理人が別の豆や別の呼び名を使うこともあり、この版だけが唯一の正解というわけではありません。

このレシピについて

このレシピは世界ごはん紀行編集部では試作していません。Cubagoのレシピには、人数の目安、豆の煮時間、豆を煮たあとの水分の調整方法が書かれていないため、ここにも足していません。米や鍋、炊飯器によって、結果は変わることがあります。


選び方と代用

  • 豆は乾燥豆を使います。 材料の1カップは乾燥豆の量です。調理済みやゆで缶の豆を1カップ使うと、豆と米のバランスが変わり、米を炊く煮汁も得られません。
  • カップは1つに統一します。 米も水も、同じカップで量ってください。
  • 米は長粒の白米です。 ぱらりとふっくらした米に仕上げるのが目標で、米の種類によって必要な水の量が変わります。別の種類の米では、この水量で同じようには炊けないかもしれません。
  • ピーマンは赤でも緑でもかまいません。 使うのは1/4個だけです。

道具

  • 計量カップ
  • 豆を浸水させるボウル
  • ざる
  • 豆を煮る鍋
  • ソフリートを作るフライパン
  • 炊飯器
  • スプーンまたはしゃもじ

うまくいかないとき

この配合では、浸水した豆がどれだけ水を吸うか、煮上がったあとに煮汁がどれだけ残るか、炊飯器ごとの水分をどう調整するかが決まっていません。以下の対処はその範囲にとどめていて、水の量を修正する数値は示していません。

状態 考えられること 対処
長く煮ても豆がまだ硬い 煮時間は鍋によって変わり、決まった時間はありません 煮続けて、米の工程には進まない。豆の食感で判断する
豆が柔らかくなる前に鍋の水が減った 足し水の量は決まっていません 水を足すなら、豆に必要な分だけにする。鍋に残ったものがすべて米の炊き水になる
豆が崩れてしまう 目安より煮すぎたかもしれません 次回は、豆が中まで柔らかく、かつ形が残るところで止める
米が思ったより柔らかい、または硬い 米の種類で必要な水が変わり、炊飯器にも差があります 使った米、炊飯器、残った煮汁の量を記録して、次回の目安にする
味がぼんやりする 塩は適量で加える指定です 食べる前に味を見て、塩を少し足す

アレンジ

よく見られる変化を挙げます。いずれも上の基本のレシピとは別の方向への変更なので、必須の手順ではなく選択肢として受け取ってください。

アレンジ 変わること 知っておくこと
豚肉を加える チチャロネス(4〜5個)と、ベーコンに似た塩漬け豚肉トシーノ、チョリソの小片を、ソフリートと一緒に炒める チチャロネスの大きさ、トシーノとチョリソの分量が定まっていないため、基本のレシピには入れていません
黒豆 材料には赤豆か黒豆の選択肢があり、黒豆版はハバナと結びつけて説明されています この記事は赤豆版で通します。呼び名については下の節を参照してください
パクチー(コリアンダーの葉) 仕上げに刻んだパクチーを加える 好みの仕上げで、必須の材料ではありません

コングリは、肉料理や野菜と一緒に食卓に出すこともできます。Cuba.Travelは、米と黒豆に季節のサラダ、ローストまたはソースをかけた豚肉、揚げたプランテンを添えた食事を、キューバの典型的な食事として紹介しています。ただしこれは黒豆の例なので、赤豆のこのレシピに固定された決まりではなく、献立のヒントとして受け取ってください。


キューバのコングリ:ひとつの名前、いくつもの鍋

Cuba.Travelは、キューバの典型的な料理を、スペイン、アフリカ、先住民、ユカタン、アジアの伝統が混ざり合った結果として説明しています。観光向けの概説なので、料理がどう紹介されているかを示すものであって、各家庭が実際に何を作っているかを示すものではありません。

呼び名と豆は、きれいには対応しません。 Cubagoは、赤豆のコングリを東部キューバの版、黒豆の版をハバナのもので、そちらではモロス・イ・クリスティアーノス(Moros y Cristianos)と呼ばれると説明し、呼び名には地域差があるとも述べています。CiberCuba Cocinaも、コングリは赤、モロス・イ・クリスティアーノスは黒としつつ、どちらもコングリと呼ばれることがあると付け加えています。Food Networkに載っているMika Leonのレシピは、黒豆を使ったものにcongriという名前を付け、キューバの一部の地域では赤豆を使うと注記しています。そのため、この記事ではどの版に従っているかを明記し、キューバ全土で通用する呼び名をひとつに決めることはしていません。

起源もはっきりしていません。 Cubagoは、この料理と名前をめぐって、19世紀の調理法、ハイチのフランス語やアフリカの言語に結びつく語源、米を豆と一緒に炊くことで調理時間が短くなったという考えなど、複数の見方を並べています。CiberCuba Cocinaも、起源は研究者のあいだで合意がないものとして扱っています。いずれも可能性のひとつとして読むのがよく、確定した歴史とは言えません。

よくある質問

コングリとモロス・イ・クリスティアーノスは同じ料理ですか?

誰に聞くかで答えが変わります。豆の色で分け、赤はコングリ、黒はモロス・イ・クリスティアーノスとする資料がある一方、CiberCuba Cocinaは、どちらもコングリと呼ばれることがあると記しています。この記事で扱うのは、東部の赤豆版です。

何人分ですか?

Cubagoは、米2カップと乾燥豆1カップのこのレシピに人数の目安を示していません。そのため、この記事でも示していません。

豆はどのくらい煮ればよいですか?

鍋によって変わるので、決まった時間は示していません。豆が中まで柔らかく、かつ形を保っている状態になったら、次の工程に進んでください。

炊飯器に水を足したほうがよいですか?

Cubagoのレシピは、豆の煮汁以外の水を加えていませんし、この記事でも水量の目安は示していません。豆を煮たあとに残る水分が決まっておらず、米や炊飯器にも差があるため、仕上がりは変わる可能性があります。これは、このレシピで未検証の点のひとつです。

なぜ豆の煮汁を全部使うのですか?

煮汁が、米を炊く水になるからです。豆の色とローリエ、オレガノの風味がすでに移っていて、これを使うことで米が染まり、豆を別に添えただけの白いごはんとは違う、コングリらしい一品になります。

炊飯器ではなく、普通の鍋でコンロで炊けますか?

このレシピは炊飯器で仕上げるもので、コンロでの時間や水分の調整は示されていません。そのため、この記事ではコンロで炊く方法は紹介していません。

主な参考リンク

レシピ一覧に戻る