タワで焼いたパキスタン風チキン・シーク・カバブとタマリンドの赤唐辛子チャツネ
🌍ジャンルパキスタン料理

チキンケバブの作り方|パキスタンのチキン・シーク・カバブとタマリンドのチャツネ

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 10

ホールスパイスとローストチャナを乾煎りする

手順1: ホールスパイスとローストチャナを乾煎りする

クミンシード、コリアンダーシード、クベブペッパー、ホールの赤唐辛子、黒こしょう粒、アジョワン、ブラックカルダモン、クローブ、グリーンカルダモン、シナモンスティック、ローリエ、ローストチャナを、油を引かない乾いたフライパンに入れます。2〜3分、香りが立つまで炒ります。

STEP 22 / 10

挽いて、粉末を加えてもう一度挽く

手順2: 挽いて、粉末を加えてもう一度挽く

炒ったスパイスを冷ましてから、スパイスミルで挽きます。赤唐辛子粉、塩、ターメリック、クエン酸を加え、もう一度挽きます。これがシーク用のマサラです。

STEP 33 / 10

鶏肉を数回に分けて刻む

手順3: 鶏肉を数回に分けて刻む

骨なし鶏肉をフードチョッパーで250gずつ細かく刻み、ボウルに移します。

STEP 44 / 10

野菜を刻んで水気を絞る

手順4: 野菜を刻んで水気を絞る

同じチョッパーで、青唐辛子、玉ねぎ、生の香菜を粗く刻みます。余分な水気を手で絞ってから、刻んだ鶏肉に加えます。

STEP 55 / 10

混ぜて、覆って冷蔵する

手順5: 混ぜて、覆って冷蔵する

しょうがにんにくペーストとシークマサラを加え、よく混ぜます。覆いをして、冷蔵庫で30分冷やします。

STEP 66 / 10

炭の煙を2分間与える(屋外のみ)

手順6: 炭の煙を2分間与える(屋外のみ)

肉だねに炭の煙を2分間与えます。必ず屋外で行ってください。窓を開けていても、換気扇を回していても、炭を屋内で燃やしてはいけません。

STEP 77 / 10

肉だねを金属串に巻く

手順7: 肉だねを金属串に巻く

油を薄くつけた手で、肉だねを100gずつ取り、1つずつ金属串に巻きつけます(9〜10本分)。

STEP 88 / 10

油を引いたタワで、全面が色づくまで焼く

手順8: 油を引いたタワで、全面が色づくまで焼く

タワに食用油を広げます。串を中火で転がしながら、全面がきつね色になるまで焼きます。食品用温度計で、鶏肉が165°Fに達したことを確認してください。

STEP 99 / 10

チャツネをブレンダーにかける

手順9: チャツネをブレンダーにかける

にんにく、ホールの赤唐辛子、塩、食用油、タマリンドペースト、生の香菜、水をブレンダーに入れ、混ぜます。

STEP 1010 / 10

炒って砕いた種子を混ぜ込む

手順10: 炒って砕いた種子を混ぜ込む

ブレンダーにかけたあとで、炒って砕いたコリアンダーシードとクミンシードを加え、よく混ぜます。

米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、炭火のグリルを屋内で燃やさないこと、換気をしていても同じであること、グリルは屋外に置くことを警告しています。これは炭の煙の工程にも当てはまります。必ず屋外で行い、窓を開けていても、台所、ガレージ、テントなどの閉じた空間では行わないでください。煙を出す方法の具体的な準備は、ここでは説明されておらず、この記事でも新たに考えてはいません。安全に使える屋外の場所がない場合、屋内での代わりの方法はありません。この工程を省くと、料理が変わります。

以下は、米国食品医薬品局(FDA)の一般的な案内です。

- 食品のマリネは、必ず冷蔵庫の中で行う。

- 鶏肉は、ひき肉でも部位でも丸ごとでも、食品用温度計で測って165°Fに達するまで加熱する。

- 色や食感は食べ物が安全かどうかを判断する確かな目安ではない。外側がきつね色でも、中まで火が通ったとは限らない。

- 生の食品に使ったマリネ液は、一度煮立てない限り再利用しない。

生の肉だねと加熱後のケバブには、別々の調理道具と皿を使ってください。

0 / 0
Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

31品目

材料

チキン・シーク・カバブとタマリンドの赤唐辛子チャツネの材料を工程別に並べる
ケバブの材料とチャツネの材料を分けて置き、生の鶏肉は離しておく

ケバブのスパイスは2段階に分けて使います。まず乾煎りするホールスパイス、次に二度目に挽くときに加える粉末です。チャツネの材料は表の最後にまとめ、「チャツネ用」と書き添えています。チャツネ用のにんにく・唐辛子・香菜はケバブ用と混ぜないようにしてください。

材料 分量 代替・備考
クミンシード 大さじ1 乾煎りしてから挽く
コリアンダーシード 大さじ1と1/2 乾煎りしてから挽く
クベブペッパー(kabab cheeni) 小さじ1 乾煎りしてから挽く。黒こしょうではない
ホールの赤唐辛子(スパイスミックス用) 5〜6本 乾煎りしてから挽く
黒こしょう粒 12〜14粒 乾煎りしてから挽く。クベブペッパーとは別
アジョワン(ajwain) 小さじ1/4 乾煎りしてから挽く
ブラックカルダモン 1個 乾煎りしてから挽く。グリーンカルダモンとは別
クローブ 2個 乾煎りしてから挽く
グリーンカルダモン 2〜3個 乾煎りしてから挽く
シナモンスティック 2本 乾煎りしてから挽く
ローリエ 1枚 乾煎りしてから挽く
ローストチャナ(炒りひよこ豆) 大さじ2と1/2 ホールスパイスと一緒に乾煎りしてから挽く
赤唐辛子粉 大さじ1、または好みで 一度目に挽いたあとに加え、もう一度挽く
塩(スパイスミックス用) 小さじ1と1/2、または好みで 一度目に挽いたあとに加え、もう一度挽く
ターメリック 小さじ1/2 一度目に挽いたあとに加え、もう一度挽く
クエン酸(tatri) ひとつまみ 一度目に挽いたあとに加え、もう一度挽く
骨なし鶏肉 750g 250gずつ細かく刻む
青唐辛子 5〜6本 玉ねぎ・香菜と一緒に粗く刻み、水気を絞る
玉ねぎ 中2個 粗く刻み、余分な水気を絞る
生の香菜(ケバブ用) 1/2カップ 玉ねぎ・青唐辛子と一緒に粗く刻む
しょうがにんにくペースト 大さじ1と1/2 スパイスミックスと一緒に鶏肉に混ぜる
食用油(タワ用) 大さじ2 タワに広げて串を焼く
にんにく(チャツネ用) 3〜4かけ ブレンダーで混ぜる
ホールの赤唐辛子(チャツネ用) 10〜15本 ブレンダーで混ぜる
塩(チャツネ用) 小さじ1/4、または好みで ブレンダーで混ぜる
食用油(チャツネ用) 大さじ1/2 ブレンダーで混ぜる
タマリンドペースト(pulp) 1カップ ブレンダーで混ぜる
生の香菜(チャツネ用) 1カップ ブレンダーで混ぜる
水 1/4カップ ブレンダーで混ぜる
コリアンダーシード(炒って砕いたもの) 小さじ1 ブレンダーにかけたあとに混ぜ込む
クミンシード(炒って砕いたもの) 小さじ1 ブレンダーにかけたあとに混ぜ込む
0 / 0

手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

チキン・シーク・カバブ:串に巻くパキスタンのチキンケバブ

このレシピが扱うもの、扱わないもの

「チキンケバブ」と呼ばれる料理はたくさんあります。この記事が取り上げるのはそのうちの1つ、刻んだ鶏肉と自家製のスパイスミックスを金属串に巻き、タワで焼き色をつけるチキン・シーク・カバブです。公開されている1つのレシピであり、パキスタンのチキンケバブの唯一の国民的な配合ではありません。

クミン、コリアンダーシード、カルダモン、シナモンといったホールスパイスを、油を引かないフライパンで香りが立つまで炒ります。挽いたスパイスミックスは、刻んだ鶏肉に玉ねぎ、青唐辛子、生の香菜と一緒に混ぜ込みます。それを金属串のまわりに細長い円筒状に押しつけ、油を引いたタワで、全面がきつね色になるまで転がしながら焼いていく。このレシピが描く一皿は、そんな姿です。

ここで紹介するのは、パキスタンの料理メディアFood Fusionが、Kanwal Mohsin氏のレシピとして公開している「Restaurant Style Chicken Seekh Kabab with Chutney」です。Food Fusionはこれをイード(Eid)のメニュー向けの一品として紹介しています。同じページにはタマリンドと赤唐辛子のチャツネも載っているので、小さなレシピとして別にまとめました。以下の分量と手順はすべてこの1つのレシピによるもので、ほかのチキン・シーク、レシュミ、シャミのレシピから借りたものはありません。世界ごはん紀行編集部では、このレシピを台所で試していません。

公開されたままにしている点がいくつかあります。レシピは骨なし鶏肉750gを使い、100gずつ取って成形し、「makes 9–10」(9〜10本分)としています。この3つの数字がどう結びつくのか、肉だね全体の重さは何gなのかは説明されていないため、この記事でも書かれたとおり並べ、計算し直してはいません。鶏肉の部位、皮の有無、タワでの焼き時間、油の温度も、レシピには書かれていません。

同じ国のほかの料理は、パキスタンの国別ページからご覧ください。


「シーク」の意味と、パキスタンの食卓でのこのケバブ

ウルドゥー語では、この料理は سیخ کباب と書きます。Arab Newsは、シーク・カバブを「串(skewer)に刺したカバブ」と簡潔に説明し、肉を串のまわりに成形する料理としています。Food Fusionのレシピも同じ形で、鶏肉のたねを金属串に巻いてから火を通します。名前は料理の形を表しているわけです。いつ、どこで、誰が最初に作ったのかについてはこの記事では推測しませんし、シーク・カバブがパキスタンだけのものだとも述べません。

Google Arts & Cultureが公開しているSOCH Outreach Foundationの展示「パキスタンの肉料理」は、もう少し広い食卓の様子を教えてくれます。シーク・カバブやレシュミ・カバブはパキスタンの焼き肉・網焼きの肉料理として挙げられ、ロティ、チャツネ、薄切りの野菜と一緒に食べるのが一般的だと説明されています。また、肉の調理法や名物料理は地域ごとに異なり、バローチ地方のサッジ(sajji)やペシャワール風のチャプリ・カバブのように、生まれた土地を越えて知られる料理もあるそうです。同じ展示は、多くの家庭にとって鶏肉がより手頃なたんぱく源であることにも触れています。こうして並べてみると、焼いた肉がさまざまな地域色を持ち、鶏肉が祝いの席だけでなく日々の実用的な選択肢でもある食卓が見えてきます。

Food Fusionは、このレシピをイードのメニューに位置づけています。これは出版社がレシピをどう紹介したかという話で、いつ食べるべきかという決まりではありません。参照した資料のどこにも、チキン・シーク・カバブがイードにだけ食べられるとも、祝祭の料理として始まったとも書かれていません。同様に、1つの出版社のレシピがすべての家庭や地域を代表することもありません。パキスタンで公開されているプロ向けのレシピ同士でも、次の比較のとおり違いははっきりあります。

ほかのケバブとの違い

料理 どんな料理か このレシピとの違い
このチキン・シーク・カバブ 生の鶏肉を刻み、スパイスと水気を絞った野菜を混ぜて金属串に巻き、タワで焼く —
ビハリ・ケバブ 薄切りの牛肉を、ヨーグルト、青パパイヤ、マスタードオイル、スパイスで漬け込んで焼く 薄切り牛肉を長く漬け込む料理で、刻んだ鶏肉を串に巻くものではない
チャプリ・ケバブ 牛ひき肉にトマト、玉ねぎ、アナルダナなどを混ぜ、平たいパティにしてフライパンで焼く 串に巻く円筒形ではなく、平たいパティ
チキン・カラヒ 鶏肉をトマトと一緒に鍋で調理する 煮込み料理で、ケバブではない
シャミ・カバブ Food Fusionのレシピでは、牛ひき肉とチャナダル(ひよこ豆を割ったもの)を調理して乾かし、ハーブと卵を加えて挽き、パティにして揚げる 成形する前に火を通す。このシークの肉だねは生のまま串に巻く
レシュミ・カバブ 別の名前を持つチキンケバブ。Cooking with Kawishの公開例では、細かいチキンのひき肉、クリーム、カシューペースト、控えめな香辛料を使う これらの材料はどれも、このシークのレシピには入らない

選び方と代用

玉ねぎ、青唐辛子、生の香菜、しょうがにんにくペーストは、たいていのスーパーで手に入ります。気をつけたいのはホールスパイスのほうです。南アジア食材店で買い、ラベルを材料表と照らし合わせるとよいでしょう。

  • クベブペッパー(kabab cheeni) は黒こしょうとは別のスパイスです。このレシピでは両方を使うので、クベブペッパーの代わりに黒こしょうを増やすことはしません。
  • ブラックカルダモンとグリーンカルダモンは別々の材料です。黒い莢が1個と、緑の莢が2〜3個を使います。
  • アジョワン、ローストチャナ(炒りひよこ豆)、クエン酸(tatri)は、たいてい南アジアの食材店で売られています。ローストチャナは、すでに炒ってあるひよこ豆の製品で、乾燥した生のひよこ豆ではありません。
  • チャツネには、ケバブ用の1/2カップとは別に、タマリンドペーストと生の香菜1カップをたっぷり使います。
  • 骨なし鶏肉は、部位も皮を残すかどうかも自由です。

これらのスパイスは代用しないでください。たとえばクベブペッパーをオールスパイスに、クエン酸をレモン汁に替えると、別の料理になってしまいます。置き換えた場合は、その仕上がりをご自身のアレンジとして考えてください。

道具

  • 乾煎り用のフライパン
  • スパイスミルまたはグラインダー
  • フードチョッパー
  • 蓋かラップのできるボウル
  • 金属串
  • タワ(平らな鉄板のような調理器具)
  • チャツネ用のブレンダー
  • 食品用温度計
  • 生の鶏肉用と加熱後の食べ物用に分けた、まな板・調理道具・皿

食べ方

焼きたてのチキン・シーク・カバブをタマリンドと赤唐辛子のチャツネと食べる
熱いケバブに、同じレシピの酸味と赤唐辛子のチャツネを添える

ケバブには、同じページで作ったタマリンドと赤唐辛子のチャツネを添えます。パキスタンの食卓をもう少し広く眺めると、SOCHの展示は、シーク・カバブのような焼き肉をロティやチャツネ、薄切りの玉ねぎ、きゅうり、トマトと一緒に食べると紹介しています。これはあくまで一般的な習慣の説明です。レシピにはサイドサラダの分量が書かれておらず、チャツネを添えるだけでもケバブは十分に楽しめます。

困ったときの確認

気づいたこと 確認すること
挽いたスパイスの香りが弱い 油を引かずに、香りが立つまで(2〜3分)乾煎りし、挽く前にしっかり冷ます
スパイスの味が想像と違う クベブペッパーと黒こしょう粒を別々のスパイスとして使ったか、ブラックカルダモン1個とグリーンカルダモン2〜3個になっているかを確かめる
成形するとき、肉だねが水っぽい 混ぜる前に、刻んだ玉ねぎ・青唐辛子・香菜を手でしっかり絞って余分な水気を落とす
100gずつ取っても9〜10本にならない レシピは鶏肉750g、100gずつ、「makes 9–10」を書いていますが、3つの関係は説明していません。100gずつ成形して、できた本数を数えるだけにする
外側はきつね色だが中の火通りが不安 食品用温度計を使う。FDAの基準は鶏肉で165°Fで、色だけでは確かな判断にならない

ほかに公開されているレシピとの違い

チキンのシークのレシピは、公開している出版社ごとに違います。パキスタン料理のタグがついたユニリーバ・フードソリューションズ・パキスタンのプロ向けレシピは、鶏ひき肉に動物性脂肪のひき肉、揚げ玉ねぎ、香菜、青唐辛子、卵、市販のコーティングミックス、チキンストックパウダーを加えます。少なくとも3時間冷やしてから、弱〜中火の炭火で焼く方法です。Cooking with Kawishのレシュミ・カバブは、細かいひき肉、クリーム、カシューペーストを使う、まったく別の方向のレシピです。

これらを見ると、この仲間がいかに幅広いかが分かります。ただ、このレシピを作るなら、ホールスパイスの組み合わせ、二度挽き、水気を絞った野菜、タワ焼きを守り、ほかの料理に属する卵、クリーム、カシュー、ヨーグルト、パパイヤ、トマト、アナルダナは入れないでください。

よくある質問

kabab cheeniの代わりに黒こしょうを使えますか?

レシピは、クベブペッパー(kabab cheeni)と黒こしょう粒を別々の材料として挙げており、クベブペッパーの代用は示していません。黒こしょうを増やして代わりにすると、スパイスミックスが変わってしまうので、南アジア食材店でkabab cheeniを探してください。

炭の煙の工程は省いてもよいですか?

Food Fusionはこれを手順の1つとして載せており、省略できるとは書いていません。煙の準備の仕方も説明していません。米国CPSCの案内によれば、炭の使用は必ず屋外に限り、換気をしていても屋内では使えません。この記事は屋内での手軽な代用方法を示しません。この工程を省くと、公開されているレシピとは違うケバブになります。

750g、100gずつ、「makes 9–10」が、きれいに合わないのはなぜですか?

レシピは3つとも書いていますが、肉だね全体の重さも、それらの関係も説明していません。この記事では、新しい本数に直さず、書かれたとおり並べています。

鶏肉はどの部位を使えばよいですか?

レシピは骨なし鶏肉とだけ書いていて、部位も皮を含めるかどうかも示していません。

タワでは何分焼きますか?

焼き時間も油の温度も示されておらず、「中火で全面がきつね色になるまで」とだけあります。鶏肉が安全に火が通ったかどうかは、色に頼らず、食品用温度計で鶏肉が165°Fに達したか確かめるのがFDAの案内です。

残ったケバブは取っておけますか?

ケバブにもチャツネにも、レシピに保存の案内がないため、ここでも案内しません。

主な参考リンク

レシピ一覧に戻る