トマトソースをまとったフィリピン風ポークアサドをプレーンに盛った様子
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フィリピン風ポークアサドの作り方|トマトと八角で煮る薄切り豚肩肉

約19分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 27

豚肉をボウルに入れる

手順1: 豚肉をボウルに入れる

清潔なボウルに、薄切りの豚肩肉1/2キロ(500 g)を入れます。洗ったり、これ以上切ったりはしません。

STEP 22 / 27

カラマンシー果汁を加える

手順2: カラマンシー果汁を加える

豚肉の上に、カラマンシー果汁大さじ1を注ぎます。

STEP 33 / 27

しょうゆを加える

手順3: しょうゆを加える

しょうゆ1/4カップを加えます。

STEP 44 / 27

豚肉とマリネ液を混ぜる

手順4: 豚肉とマリネ液を混ぜる

清潔な道具で薄切りを返しながら、カラマンシーとしょうゆを全体にからめます。

STEP 55 / 27

ふたをして30分冷蔵する

手順5: ふたをして30分冷蔵する

ボウルにふたをして、冷蔵庫で30分置きます。室温には置きません。冷蔵庫の中では、加熱後の料理と離しておきます。玉ねぎの準備は、この間にできます。

STEP 66 / 27

玉ねぎの皮をむく

手順6: 玉ねぎの皮をむく

白玉ねぎ1個の皮をむきます。

STEP 77 / 27

玉ねぎを刻む

手順7: 玉ねぎを刻む

皮をむいた玉ねぎを、清潔なまな板の上で細かく刻みます。

STEP 88 / 27

玉ねぎを量る

手順8: 玉ねぎを量る

刻んだ玉ねぎを大さじ1量ります。鍋に入れる玉ねぎはこれだけです。

STEP 99 / 27

鍋を温める

手順9: 鍋を温める

清潔で空の鍋を火にかけます。

STEP 1010 / 27

バターを溶かす

手順10: バターを溶かす

無塩バター大さじ4を入れて溶かします。

STEP 1111 / 27

玉ねぎを加える

手順11: 玉ねぎを加える

量った玉ねぎを、溶かしたバターに加えます。

STEP 1212 / 27

玉ねぎを炒める

手順12: 玉ねぎを炒める

玉ねぎをバターで炒めます。

STEP 1313 / 27

トマトソースを加える

手順13: トマトソースを加える

トマトソース1/2カップを注ぎます。

STEP 1414 / 27

玉ねぎとトマトソースを炒め合わせる

手順14: 玉ねぎとトマトソースを炒め合わせる

玉ねぎとトマトソースを混ぜながら炒めます。

STEP 1515 / 27

月桂樹の葉を加える

手順15: 月桂樹の葉を加える

月桂樹の葉2枚を加えます。

STEP 1616 / 27

ブラウンシュガーを加える

手順16: ブラウンシュガーを加える

ブラウンシュガー大さじ4を加えます。

STEP 1717 / 27

トマトペーストを加える

手順17: トマトペーストを加える

トマトペースト大さじ1を加えます。

STEP 1818 / 27

八角を加える

手順18: 八角を加える

八角を1個、そのまま加えます。

STEP 1919 / 27

豚肉とマリネ液をすべて加える

手順19: 豚肉とマリネ液をすべて加える

冷蔵庫からボウルを出し、豚肉と、加熱前のマリネ液を全部鍋に注ぎます。マリネ液は捨てません。空になったボウルは、加熱後の料理から離しておきます。

STEP 2020 / 27

混ぜる

手順20: 混ぜる

肉全体にソースがからむまで、豚肉をトマトのベースに混ぜ込みます。

STEP 2121 / 27

30〜60分煮る

手順21: 30〜60分煮る

フォークが通るやわらかさになるまで、30〜60分煮ます。鍋はふたをせず、水も足しません。

STEP 2222 / 27

フォークで確かめる

手順22: フォークで確かめる

豚肉1枚にフォークを押し当てます。まだやわらかくなければ、さらに煮てもう一度確かめます。やわらかくなっても、25・26の手順の温度確認は必要です。

STEP 2323 / 27

オイスターソースを加える

手順23: オイスターソースを加える

SARSAYAオイスターソース2袋、合計60 gを加えます。

STEP 2424 / 27

煮てなじませる

手順24: 煮てなじませる

ソースがなじむまで、数分煮ます。

STEP 2525 / 27

温度計を差す

手順25: 温度計を差す

清潔な食品用温度計を、いちばん厚い豚肉の中心に差し込みます。

STEP 2626 / 27

中心温度を確認する

手順26: 中心温度を確認する

豚肉の中心が75°Cに達し、そのまま1分以上保たれていることを確かめます。達していなければ、さらに煮てからもう一度確認します。

STEP 2727 / 27

熱いうちに盛る

手順27: 熱いうちに盛る

清潔な道具で、熱いうちにそのままプレーンに盛り付けます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

11品目

材料

豚肉アサドの11種類の材料を、それぞれ無地の皿に並べた様子
混ぜたり加熱したりする前に、11種類の材料をすべて並べたところ
材料 分量 代替・備考
薄切りの豚肩肉(kasim) 1/2キロ(500 g) 料理の主役になる肉
カラマンシー果汁 大さじ1 マリネに使う柑橘
しょうゆ 1/4カップ マリネの味付け
無塩バター 大さじ4 ソースのベースに使う油脂
白玉ねぎ(みじん切り) 大さじ1 ソースのベースの香味野菜
トマトソース 1/2カップ ソースのベース
月桂樹の葉 2枚 香りづけ
ブラウンシュガー 大さじ4 甘み
トマトペースト 大さじ1 トマトの味を足す
八角 1個 ホールのスパイス
SARSAYAオイスターソース 2袋、合計60 g 最後に加えてソースを仕上げる
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

フィリピンのアサド、名前は一つでも中身はさまざま

この記事で扱う範囲

ここで紹介するのは、Ajinomoto Cookmunity Philippinesが自社のオイスターソース「SARSAYA」向けのレシピとして公開している、現代的なフィリピン風ポークアサド一種類です。全国共通の標準形ではなく、「アサド」という名前は、かなり違う内容のレシピも指します。

薄切りの豚肩肉を、カラマンシーの果汁としょうゆに30分漬けます。別の鍋ではバターを溶かし、刻んだ白玉ねぎを入れ、トマトソースを注ぎます。そこへ月桂樹の葉、ブラウンシュガー、トマトペースト、八角を1個加えます。豚肉はマリネ液ごと鍋に入れ、フォークがすっと通るまで煮ます。オイスターソースを入れるのはそのあとで、最後に数分だけ火にかけます。

分量と加熱の順序は、Ajinomoto Cookmunityのレシピのとおりです。家庭で作る方のために編集部が加えたのは2点で、マリネ中に豚肉を冷蔵することと、仕上げに豚肉の中心温度を確認することです。この確認は厚生労働省の食品衛生の情報に沿ったもので、煮込み時間とは別のものとして行います。世界ごはん紀行では、このレシピ全体を台所で試作してはいません。

公開されているレシピには、8人分、1人分は1/2カップ(97.5 g)と書かれています。これは出典側の見積もりで、実測した仕上がり量ではありません。また、作り方の説明と脇の表示とで調理時間が食い違っています。その点は「よくある質問」で説明します。

選び方と代用

  • 豚肉:すでに薄切りになっている豚肩肉を買います。洗う必要も、これ以上切る必要もありません。
  • カラマンシー:果汁をすぐ使える状態にして、マリネを始めるときに手元に置いておきます。
  • 玉ねぎ:白玉ねぎは1個まるごと皮をむいて刻みますが、鍋に入れるのは刻んだもののうち大さじ1だけです。
  • トマト:トマトソースとトマトペーストは別の材料で、入れるタイミングも違います。
  • オイスターソース:このレシピはSARSAYAのオイスターソースを前提にしているので、ほかの商品はここでは勧めません。
  • 加えないもの:油、水、塩、こしょう、にんにく、ハーブは加えません。
  • ラベル:市販品の材料は、避けたい成分がないかラベルで必ず確認してください。

道具

  • ふた付きのボウル(マリネ用)
  • 計量スプーンと計量カップ
  • まな板と包丁
  • 鍋
  • 混ぜるためのスプーンなどの道具
  • フォーク
  • 清潔な食品用温度計
  • 盛り付け用の清潔な道具と器

うまくいかないとき

こんなとき どうするか
30分煮てもフォークが通らない 煮ながら確かめ続けます。目安は30〜60分で、フォークが通るかどうかで次に進むかを決めます。
やわらかいのに、中心が75°Cに届いていない さらに煮てから、いちばん厚い1枚をもう一度測ります。75°Cで1分以上必要です。
オイスターソースを早く入れてしまいそう できれば待ちます。入れるのは豚肉がやわらかくなってからで、そのあとは数分煮るだけです。
玉ねぎをたくさん刻みすぎた 使うのは量った大さじ1だけです。残りはこの料理の材料ではありません。
生のマリネ液をどうするか迷う 全量を豚肉と一緒に鍋に入れ、煮込みます。加熱前のマリネ液は、加熱後の料理にかけないでください。
煮ている間にソースが濃く見える 水は足しません。鍋の様子を見ながら、フォークが通るかどうかを目安にします。

ほかのアサドとはどう違うか

ここに挙げるのは別々のレシピで、上のレシピを調整したものではありません。材料や分量を互いに置き換えることはできません。

レシピ 特徴
Ajinomoto Cookmunity Pinoy Pork Asado(この記事) 薄切りの豚肩肉、カラマンシー、しょうゆ、バター、トマトソースとトマトペースト、ブラウンシュガー、月桂樹、八角。仕上げにSARSAYAオイスターソース
Simpol、Old-Fashioned Pork Asado 豚のスペアリブ、鶏レバー、生トマト、油、アナトー(annatto)を使う別のレシピ
Panlasang Pinoy Meaty Recipes、Pork Asado with Pechay 市販のバーベキュー用マリネ液とチンゲンサイ系の青菜(pechay)を使う別のレシピ

アサドという名前が指すもの

Simpolのページは、アサドが家庭ごとに、肉の種類も調理法も変わると説明しています。上の3つのレシピを見ると、同じ名前でも料理がどれほど離れうるかがわかります。どれか一つで国全体を代表させることはできません。同じ食卓の料理をもっと見たい方は、フィリピンのページもどうぞ。

ここで紹介したレシピは、メーカーが公開したもので、そのメーカー自身の商品を前提に書かれています。そのため、作る手順がはっきりした一つの版として使いやすい一方、標準形になるわけではありません。

この記事は、アサドがいつどこで生まれたか、どう分類されるべきかについて、何も主張しません。Caroline Hauが2020年に書いた、Clinton PalancaのMy Angkong's Noodlesの書評「A Lauriat of Chinese-Filipino Dishes」は、中国系フィリピン料理についての大まかな背景を示しています。ただしこれは書評であり、アサドの研究ではありません。この記事が参考にしたのは冒頭部分だけなので、この料理の起源を語る根拠にはなりません。

よくある質問

全部でどのくらい時間がかかりますか?

公開されている数値どうしが合わないため、合計時間は一つに決めていません。作り方の説明は、マリネ30分、煮込み30〜60分、最後に数分です。一方、レシピ脇の表示では調理時間が30分となっています。時計の時間よりも、フォークの通り具合と中心温度の確認を基準にしてください。

バター、砂糖、トマトソースにグラム換算がないのはなぜですか?

公開されているレシピには、バター大さじ4に80 g、刻んだ玉ねぎ大さじ1に15 g、トマトソース1/2カップに112 ml、ブラウンシュガー大さじ4に50 gといった組み合わせが併記されています。ただし、これらが正確な換算かどうかは確認できていません。そのためこの記事では、先に書かれているスプーン、カップ、個数の分量と、オイスターソースの合計60 gを使いました。大さじやカップの大きさをどこかの国の規格に決めつけることもしていません。

玉ねぎ大さじ1とは、1個まるごと入れるということですか?

いいえ。玉ねぎは1個まるごと皮をむいて刻みますが、鍋に入れるのは刻んだものから量った大さじ1だけです。

30分漬けるだけなのに、なぜ豚肉を冷蔵するのですか?

30分という時間は公開レシピのものですが、レシピには冷蔵するとは書かれていません。冷蔵は、生肉の衛生のために編集部が加えた手順で、厚生労働省の案内に沿っています。味を変えたり発酵させたりするためのものではありません。

フォークが通れば、火が通ったと判断してよいですか?

いいえ。フォークでわかるのはやわらかさです。安全の確認は別で、豚肉に関する厚生労働省の案内に基づき、中心温度75°Cで1分以上とします。この確認は、公開レシピの煮込み時間には含まれていません。

別のオイスターソースや、カラマンシーの代わりのレモンは使えますか?

この記事では代用を案内していません。このレシピはSARSAYAオイスターソースとカラマンシー果汁を前提に書かれていて、ほかの商品に合わせて調整した分量はないためです。

先に豚肉を焼いたり、ご飯と一緒に出したりしますか?

この版には焼き付けの手順がなく、熱いうちにそのままプレーンに出します。ご飯や副菜はレシピに含まれていません。

これはカパンパンガ風のアサドですか?

この記事はそうは言いません。このレシピは、フィリピン風ポークの一版として紹介されたもので、特定の地域の起源は主張していません。

残りの保存や温め直しはどうすればよいですか?

この記事で扱うのは、作りたてを熱いうちに出すところまでです。もとにした資料に保存期間や温め直しの方法は書かれていないため、ここでも案内しません。

主な参考リンク

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