細く刻んだアファンの葉とウォーターリーフを牛肉や干し魚と煮たナイジェリアのアファン・スープ
🔪下準備35分
🔥調理50分
🍽️分量4
🌍料理ナイジェリア南部料理

アファン・スープの作り方|ナイジェリア南部の青菜煮込み

約27分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 7

葉を洗い、細く刻んで水分を整える

所要時間15分で / 火は使いません

手順1: 葉を洗い、細く刻んで水分を整える

ウォーターリーフを洗って水気を切り、2〜3mm幅に刻みます。生のアファン/オカジは、同じ方向に細く刻むか、少量の水で粗くつぶします。乾燥品は袋の表示どおりに戻し、戻した葉を固く絞ってください。目指す状態は、葉が細い帯状で、握っても水が滴らないことです。水が出すぎたときはペーパーで押さえ、鍋に入れる段階で足す水を減らします。

刻み幅の目安は2〜3mmですが、完全なペーストにはしません。ミキサーを使うなら水は少量だけにして、回しすぎて緑の液体にしないでください。葉の厚い部分が長く残ると、最後の5分で硬さが口に残ります。

STEP 22 / 7

牛肉とストックフィッシュを少量の水で煮る

所要時間30〜35分

手順2: 牛肉とストックフィッシュを少量の水で煮る

中火で沸かし、そのあと弱火に落とします。鍋に牛肉450g、細かくした玉ねぎの半量、ストックキューブ、水400mlを入れ、中火にかけます。沸いたらアクを取り、弱火へ落としてください。ストックフィッシュ70gは、洗える商品なら表示どおりに扱い、牛肉に竹串が通ってから加えて、さらに5分煮ます。牛肉に竹串が通り、煮汁が100〜150ml程度残っていれば順調です。魚の小骨が確認できるかも見ておきます。煮汁がなくなりそうなら、なくなる前に熱湯を50mlずつ足し、焦げた鍋底はこそげません。牛肉は中心まで75℃で1分以上を目安に加熱します。

STEP 33 / 7

干しえび、唐辛子、玉ねぎを細かくする

所要時間5分 / 火は使いません

手順3: 干しえび、唐辛子、玉ねぎを細かくする

干しえび大さじ2を粗い粉にし、唐辛子を刻み、残りの玉ねぎ40gを細かくします。干しえびの粒が大きく残ると一部だけ塩辛くなり、粉にしすぎて湿らせると鍋底に貼り付きやすくなります。玉ねぎが2〜3mm、干しえびが指でつぶれる粗い粉になれば準備完了です。粉が湿ってしまったら、鍋に入れる直前に新しい干しえびで作り直してください。甲殻類を避ける場合は干しえびを省き、魚と牛肉のだしだけで進めます。

STEP 44 / 7

赤パーム油で香味の土台を作る

所要時間7分 / 火加減は弱めの中火

手順4: 赤パーム油で香味の土台を作る

鍋を弱めの中火にして赤パームオイル200mlを温め、煙が出る前に玉ねぎ、唐辛子、干しえびを加えます。玉ねぎが透き通り、干しえびの香りが立ち、油が濃い赤橙色に見えるところまで火を通します。煙ではなく細かい泡を合図にするのがコツで、細かい泡は出ても煙はなく、焦げた苦い匂いがしなければ次へ進めます。煙が出たら火を止めて鍋を火口から外し、焦げた香味材は使わずにやり直してください。焦げをこそげて救おうとはしません。

赤パーム油は、煙が出るまで熱しないでください。水分の多い玉ねぎを入れると油が跳ねるので、長袖を着て、顔を鍋から離して作業します。油の鍋に水を直接たくさん注ぐのも避け、牛肉の煮汁は火を弱めてから少量ずつ加えてください。

STEP 55 / 7

牛肉、魚、煮汁を香味油へ戻す

所要時間10分

手順5: 牛肉、魚、煮汁を香味油へ戻す

中火で一度沸かしたら、すぐ弱めの中火へ戻します。2の牛肉、ストックフィッシュ、残った煮汁を4の鍋に加え、ペリウィンクルを使うならここで入れます。油だけが表面に浮かず、赤橙色の煮汁が木べらに薄くからみ、肉と油がなじんでまとまれば成功です。油が分離しても、泡が落ち着くまで弱火で混ぜてください。煮汁が濃すぎるときは、熱湯を大さじ1ずつ加えます。骨や殻片はこの段階で取り除きます。

STEP 66 / 7

葉を加え、短く煮て塩を決める

所要時間7〜10分 / 火加減は弱めの中火

手順6: 葉を加え、短く煮て塩を決める

鍋が沸いたら、ウォーターリーフ、アファン/オカジ、オギリを使うならその順に加え、木べらで底から一度だけ返します。葉が沈んでから5分で止めるのが目安で、正確には葉が沈んでから3〜5分、鍋全体では約5分煮ます。アファンが柔らかくなり、葉の色がくすみすぎず、煮汁が水たまりにならず木べらの跡を短く残していれば仕上がりです。塩は最後に加え、肉の中心と魚介に十分火が通っていることも確かめます。水っぽいときは蓋を外し、弱めの中火で3〜5分だけ水分を飛ばしてください。葉が硬いときは熱湯50mlを加え、2分ずつ追加して様子を見ます。

STEP 77 / 7

主食へ添え、鍋の濃さを確かめる

所要時間5分

手順7: 主食へ添え、鍋の濃さを確かめる

火を止めたまま5分休ませます。そのあと、エバ、セモリナ・フフ、キャッサバ・フフ、アマラ、パウンデッド・ヤム、または白ごはんに添えてください。皿に盛ったとき、赤パーム油が少量浮き、葉と牛肉と魚が一口に収まる濃さなら理想的です。初回はスプーンで食べても構いませんが、主食で煮汁をすくう料理として、濃さを観察してみてください。休ませても煮汁が広がるようなら、鍋に戻して蓋を外し、弱めの中火で2〜3分だけ煮詰めます。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

アファン・スープの材料として、アファンの葉、ウォーターリーフ、牛肉、干し魚、干しえび、赤パーム油を並べた調理台
アファンの葉とウォーターリーフを、肉と魚介のうま味、赤パーム油でまとめる

All Nigerian Recipes の基準は、アファン/オカジの葉400g、ウォーターリーフ250g、赤パーム油20〜25cl、干しえび大さじ2、それに肉、カンダ、干し魚、塩、唐辛子、ストックキューブです。Nigerian Journal of Nutritional Sciences の標準化例では、オカジ、ウグウ、ウォーターリーフ、カメルーンペッパー、ストックフィッシュ、クレイフィッシュ、赤パーム油、牛肉、ペリウィンクル、玉ねぎ、オギリが挙がっています。下のレシピは、この二つに共通する部分を日本の4人分へ編集したもので、地域や家庭の唯一の正解ではありません。葉400gを先に確保することが最初の一歩です。水は最初から多く入れず、葉がしんなりしたあとも鍋底が乾きすぎない量に整えます。

5品目

葉と香味

材料 分量 代替・備考
アファン/オカジの葉(生、細切り) 400g 乾燥品は袋の表示に従って戻し、戻した後の硬さと量を確認する。生と乾燥の重量換算は商品ごとに固定しない
ウォーターリーフ 250g 現地資料の量。入手できなければラムズレタス250g、またはほうれん草250g。水分と粘りは変わる
玉ねぎ 40g 標準化例の量。細かいみじん切り
唐辛子 2〜5g カメルーンペッパー15gという標準化例は辛さが強いため、日本では少量から調整する
オギリ 15g(任意) 標準化例にある発酵調味料。初回は省略可。香りの強さを確認してから加える
5品目

肉・魚介・煮汁

材料 分量 代替・備考
牛すね肉または牛肩肉 450g 標準化例の牛肉量。3〜4cm角。鶏もも肉へ替えると煮込み時間と香りが軽くなる
ストックフィッシュまたは硬めの干し魚 70g 標準化例の量。骨を確認し、戻せる商品は表示どおり戻す
干しえび/クレイフィッシュ 大さじ2 All Nigerian Recipes の量。粉末なら塩分と粒度を確認する
ペリウィンクル(巻貝、下処理済み) 80g(任意) 標準化例の量。入手できない時は省略し、貝類アレルギーがあれば使わない
水または牛肉の煮汁 400ml 最初は少なめに加え、牛肉が柔らかくなり、葉を入れた後に煮汁が残る量へ調整する。分量は編集部設計値
3品目

油と調味

材料 分量 代替・備考
食用レッドパームオイル 200ml 現地レシピの20〜25clの下限に合わせた設計。香りを軽くしたい場合は150mlまで減らせるが色とコクが変わる
塩 5gから 干し魚、干しえび、ストックフィッシュ、オギリの塩分を見て最後に調整。標準化例は5g
ストックキューブ 1個 All Nigerian Recipes の材料。商品によって塩分が違うため、塩を先に全量入れない
アレルギーと衛生上の注意

このレシピは魚、えび、巻貝、牛肉を使います。甲殻類、魚介、牛肉のアレルギーがある方は、商品ラベルのアレルギー表示を確認してください。生の肉や魚介を切った包丁とまな板は、調理済みの食材に使い回さないでください。加熱は、厚生労働省の目安である「食品の中心部を75℃で1分以上」を基準にします。子ども、高齢者、体調がすぐれない方に出すときは、小骨や殻片を取り除き、十分に加熱したものにしましょう。個別のアレルギー対応や医療上の判断が必要な場合は、専門家に相談してください。

コツ

生のオカジ(アファン)は、現地のレシピどおり細く刻むか、少量の水でミキサーにかけます。乾燥葉は商品の表示どおりに戻し、戻し汁を鍋の水分として一律に流用するのは避けてください。目指すのは、葉の繊維が残り、ペーストではなく細い帯として木べらにからむ状態です。細くするが、完全なペーストにしないのが要点です。

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材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
135kcal
エネルギー
7.8g
タンパク質
9.5g
脂質
5.8g
炭水化物
1.5g
食物繊維
275mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

南部ナイジェリアの食卓に置かれた一皿を思い浮かべてください。刻んだ葉の青い香りが立ちのぼり、鍋の表面には赤パーム油がつやを見せ、その下には肉と干し魚、干しえびのだしが濃く煮詰まっています。ここで描くのは現地を訪ねた記録でも編集部の試食談でもなく、資料をもとに組み立てた典型的な食卓です。アファン・スープは、エフィクの人々と、ナイジェリアのアクワ・イボム州、クロスリバー州に結びつく料理として知られています。核になるのはアファン(オカジ)の葉とウォーターリーフ、そして赤パーム油と、肉・干し魚・干しえびの重なりです。葉の香りを赤い油と濃い煮汁で受け止めるところに、単なる青菜のスープでは終わらない奥行きがあります。

アファン・スープとエバを思わせる主食を置いた南部ナイジェリアの食卓
葉の香りと赤パーム油の煮汁を主食に添えるアファン・スープの食卓

検索していると名前の揺れに戸惑うかもしれません。Gnetum africanum という同じ植物が、イボ系では Okazi や Ukazi、エフィクでは Afang と呼ばれています。Afang と Okazi は葉の名前としてつながるわけです。ただし料理は別物で、All Nigerian Recipes が紹介する Imo州・Abia州の Okazi Soup は、エグシスープに薄切りのオカジを加える料理として区別されています。この記事で扱うのは、葉を主役にした南部ナイジェリアの Afang soup です。地域や家庭によって材料も工程も変わるので、ここに書くのはその中の一つの姿と受け取ってください。

森林のつる草が、南部ナイジェリアの鍋になる

Gnetum africanum は、ナイジェリアの熱帯雨林に生える野生の常緑性のつる植物です。葉を細く刻み、スープや煮込みに加えて食べます。呼び名は土地ごとに変わり、ナイジェリアでは afang や ukasi、カメルーンでは eru や okoko、中央アフリカ共和国、ガボン、コンゴ民主共和国では koko と呼ばれます。葉は西・中央アフリカの地域市場で取引され、森林に頼って暮らす人たちの生計ともつながっています。食材の向こうに市場と森があるのです。一方で、持続可能性を扱った論文には、根ごと引き抜く収穫が再生を損なう可能性があるという指摘があります。だからといって、特定の通販商品を一律に良い悪いと言えるものではなく、袋の表示を読んで選ぶのが確かな手立てです。

完成したアファン・スープを前景に、アファンの葉を入れた籠を背景へ置いた食卓
完成したスープと葉の籠を一緒に置き、食材が市場と台所をつなぐことを示す
豆知識

ナイジェリア向けの検索語は Afang、Okazi、Ukazi、Gnetum africanum です。カメルーンでは eru や okoko の名で流通しています。植物の名前と料理の名前は別のものなので、通販で探すときは料理名ではなく葉の名前で検索し、袋のラベルに書かれた原産地と内容量を確かめてから選びましょう。

南部ナイジェリアの食卓では、スープは主食とセットです。Nigerian Journal of Nutritional Sciences は、ナイジェリアの典型的な食事を、キャッサバ粉、米、ココヤム、じゃがいも、ヤム、プランテンなどの炭水化物系の主食と、スープやシチューの組み合わせとして説明しています。Afang soup の現地レシピでも、Garri(エバ)、セモリナ・フフ、アマラ、キャッサバ・フフ、パウンデッド・ヤムなどを添えます。日本の家庭ではエバやフフを揃えなくても、白ごはんを選べます。それでも、濃い煮汁を受け止める主食という役割は変わりません。スープではなく主食と一緒に完成する料理だと考えると、鍋の濃さの狙いも見えてきます。

赤い油は、買う理由を決めてから選ぶ

赤パーム油は、All Nigerian Recipes の材料量で20〜25clとされていて、この料理の色と香りの土台になります。下のカードは食用レッドパームオイルの正式な商品カードで、同じカードの公式EasyLinkからAmazonと楽天の販売ページへ進めます。食用表示、容量、原材料表示、保存方法、販売価格と在庫は日々変わるので、リンク先で確かめてください。

買って向いているのは、アファンのほかエグシ、バンガなど、西アフリカのパーム油料理を続けて作りたい人です。一皿の色と土っぽい香りを何より大事にしたい人にも合います。逆に、今回一皿だけで油を使い切れそうにない人や、赤い油の香りが苦手な人は見送って構いません。米油などで代用した場合、赤パーム油の色と香りは再現できず、量を減らすほど現地寄りの印象も薄れます。別の青菜煮込みとして食べると割り切れるなら、それも一つの選び方です。色ではなく香りまで買う油として考えてみてください。

ただ、この記事の主役はアファン(オカジ)の葉です。赤パーム油だけを買っても、アファン・スープにはなりません。葉がなければ、油だけでは始まらないので、まず乾燥葉を探すところから始めましょう。Afang、Okazi、Ukazi、Gnetum africanum の表記を頼りに、袋に書かれた戻し方と内容量を確認します。干しえび、ストックフィッシュ、エビや巻貝の有無は、家族のアレルギーと入手のしやすさに合わせて調整してください。全部を揃えようと無理をする必要はありません。


主食と代替材料で、食卓の距離を調整する

アファン・スープをエバ、白ごはん、キャッサバ系の主食と並べて比べる食卓
主食を変えても、濃い煮汁を受け止める料理の役割は残る

本場の味に寄せるか、日本の夕飯として気軽に作るかで、材料の選び方は変わります。ウォーターリーフは、資料でラムズレタスが代替として挙がっており、入手しやすさを優先するならほうれん草でも作れますが、水分と粘り、香りは変わります。変えるのは周辺、残すのは葉と油です。アファン/オカジの葉と赤パーム油はどちらかが変わると、別の青菜煮込みに近づいていきます。ペリウィンクル、カンダ、オギリは省略できますが、食感や香り、塩分が変わります。辛さはカメルーンペッパーの標準量だと強いので、唐辛子2〜5gから始めて、あとで足してください。主食は、エバやフフなら現地寄り、白ごはんなら日本の平日向きで、どちらも煮汁をすくえる濃さが目安です。

変えるところ 本場寄せ 日本で現実的な選択 変わる点
ウォーターリーフ ウォーターリーフ250g ラムズレタス250g、またはほうれん草250g 水分、粘り、青い香り
アファンの形 生葉を細切り 表示どおり戻した乾燥アファン/オカジ 戻し具合で硬さが変わる。袋の表示を優先
魚介のうま味 ストックフィッシュ、干し魚、クレイフィッシュ 硬めの干し魚70gと干しえび大さじ2 香りの強さと塩分。小骨を確認
貝の食感 ペリウィンクル80g 省略 口当たりは軽くなる。貝アレルギーなら省略必須
発酵香 オギリ15g 省略 香りの奥行きが減る。初回はなくても鍋は成立
主食 エバ、セモリナ・フフ、キャッサバ・フフ、アマラ、ヤム 白ごはん、雑穀ごはん 食感とすくい方が変わる

オカジを使う別の料理や、濃いスープをすくう主食の作り方も、あわせて読むと違いがよくわかります。

次に読む料理

  • エグシスープ:オカジを使う別料理と、種子で濃度を作る鍋の違い
  • バンガスープ:南部ナイジェリアのパーム油系スープを比べる次の一皿
  • フフ:濃いスープをすくう主食側の食感と作り方

焦げ、薄さ、魚の香りを鍋の途中で戻す

赤パーム油と葉が分離せず、木べらの跡が短く残るアファン・スープの途中状態
煮汁の濃さと油の浮き方を、鍋の途中で見分ける

鍋の様子がおかしくても、見た目から原因をたどれば戻せることが多いものです。焦げは、赤パーム油を煙が出るまで熱したか、葉を入れたあとに強火で水分を飛ばしたときに起こります。上澄みを別の鍋に移し、焦げた底は混ぜないでください。水っぽいのはウォーターリーフやほうれん草の水分が多いためで、蓋を外して弱めの中火で3〜5分だけ減らします。葉が硬いのは、アファンを太く刻んだか、乾燥葉の戻しが足りなかったのが原因です。熱湯50mlを足して2分ずつ、一回ごとに確かめましょう。油が重いときは、赤パーム油を上限量で入れて煮汁が少ないことが多く、熱湯を大さじ1ずつ加えて、葉と肉に油を抱かせます。魚の香りが強すぎるのは、干し魚、ストックフィッシュ、干しえびが重なったせいです。次回は魚介を半量にして、肉だしと葉の量を保ってください。今回の鍋に香味を足して隠そうとはしません。味が薄いときは塩を一気に足さず、煮汁を減らしてから小さじ1/4ずつ調整します。焦げた底は混ぜず、薄さは蓋を外すと覚えておくと慌てません。

状態 見分け方 戻し方
鍋底が焦げた 苦い匂い、底に黒い膜 上の部分だけ別鍋へ移し、熱湯50mlで濃度を戻す。底はこそげない
煮汁が水っぽい 木べらの跡がすぐ消える 蓋を外して弱めの中火で3〜5分。葉が崩れる前に止める
葉が硬い アファンの繊維が噛み切りにくい 熱湯50mlを足し、弱火で2分ずつ確認
油が表面に浮く 赤い油の層が厚く残る 熱湯を大さじ1ずつ足して混ぜ、煮汁を少し増やす
魚介の香りが強い 干し魚の香りだけが前に出る 追加の魚介を入れず、葉と牛肉を保ったまま少量の湯で調整
塩辛い 干し魚・干しえび・キューブが重なった 無塩の煮汁を少量足し、葉を追加できるなら刻んだ葉で分散
コツ

火を止める見極めは、色、粘度、香りの三つです。色は黒ずまず、赤橙色の油と濃緑の葉が残っていること。粘度は、スプーンから水のように落ちず、短い筋を作って鍋へ戻ること。香りは、赤パーム油と干し魚が別々に尖らず、葉の青い香りが最後に残ることです。どれか一つが足りなくても、煮込みを延ばしすぎないでください。長く煮るほど、葉の色と香りが落ちていきます。

保存とよくある質問

浅い保存容器へ小分けしたアファン・スープと、翌日に温め直す鍋
残りは浅い容器で冷まし、食べる分だけ十分に温め直す

冷蔵と温め直しはどうしますか?

粗熱を長く室温に置かず、浅い容器に小分けして冷蔵します。再加熱も、厚生労働省の目安どおり中心部75℃以上を目安に十分に温めてください。鍋のまま長時間置くのは避け、におい や見た目に不安があるときは食べずに捨てます。翌日は煮汁が濃くなっているので、熱湯を大さじ1〜2ずつ加えながら、弱火で混ぜて温めます。保存日数は、家庭の冷却や冷蔵の状態、商品の表示を優先して考えてください。

乾燥アファン/オカジは生葉と同じ量でよいですか?

生の400gと乾燥品の重量を、機械的に置き換えることはしません。袋に書かれた戻し方と戻し時間に従い、戻した後の硬さを確かめて、固ければ追加で戻します。探すときの検索語は「Afang」「Okazi」「Ukazi」「Gnetum africanum」です。乾燥品の戻し汁は、本体の水として一律には使わないでください。

ウォーターリーフはほうれん草だけで代用できますか?

ラムズレタスは資料で示された代替で、ほうれん草は日本での入手しやすさを優先した編集部の代替です。ほうれん草はウォーターリーフと水分や粘りが違うため、水400mlを最初から全量入れず、様子を見ながら加えます。代替しても、アファン/オカジの葉と赤パーム油が残っていれば、この料理の骨格は保てます。

ペリウィンクルが見つからない時は?

省いて構いません。貝の食感はなくなりますが、葉、肉、魚介のだし、赤パーム油の鍋として成り立ちます。巻貝や甲殻類のアレルギーがある場合は使わないでください。殻片と小骨を確かめ、子どもや高齢者に出すときは取り除きます。

赤パーム油を150mlに減らしても作れますか?

150mlまで減らせますが、現地レシピの20〜25clから外れるので、色、香り、煮汁のまとまりは弱くなります。米油など中立的な油に替えるなら、アファンの青菜煮込みを別の料理として楽しむことになります。一皿だけなら見送り、西アフリカの料理を複数作るなら小瓶を買う、という考え方を、もう一度思い出してください。

frontmatterに載せた栄養値は、この4人分の設計を4等分した編集部の概算です。商品、油の量、牛肉の部位、主食、塩分によって変わります。アファンや赤パーム油を、健康効果の根拠として扱うものではありません。数値は目安、味と安全は鍋の状態で確認するようにしてください。

主な参考リンク

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