皿に盛った香港式エッグタルト。淡く滑らかなカスタードと層になった生地で、焦げ色の斑点はない
🍽️分量15個分
🌍ジャンル香港料理

香港式エッグタルト(蛋撻)の作り方|ラフパフ生地のサクサク層と、なめらかな卵カスタード

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 35

粉と塩を混ぜる

手順1: 粉と塩を混ぜる

大きなボウルに、all-purpose flour 2カップ(240 g)と食卓塩小さじ1/2を入れ、泡立て器で混ぜます。

STEP 22 / 35

バターを平たくつぶす

手順2: バターを平たくつぶす

冷たいバター大さじ12(170 g)の角切りを加えます。1つずつ指のあいだで押して幅広の薄片にし、粉をまとわせながらほぐします。

STEP 33 / 35

生クリームと水を合わせる

手順3: 生クリームと水を合わせる

別の容器に、冷たい生クリーム1/4カップ(57 g)と冷たい水1/4カップ+大さじ2(85 g)を入れて混ぜます。

STEP 44 / 35

液体の半量を加える

手順4: 液体の半量を加える

生クリームと水を合わせた液の約半量を粉とバターにかけ、全体を軽く混ぜ合わせます。このときはまだ、粉っぽいところが残っています。

STEP 55 / 35

残りの液体を加える

手順5: 残りの液体を加える

残りの液を全部加え、もう一度混ぜます。生地はぽろぽろとまとまりのない状態で、乾いた粉やバターの薄片がまだ見えます。

STEP 66 / 35

まとまるまで軽くこねる

手順6: まとまるまで軽くこねる

生地がまとまるところまで、軽くこねます。乾いた粉が残る場合は、水を小さじ1/2ずつ足して、まとまるまで調整します。バターの粒は見えたままで構いません。

STEP 77 / 35

長方形に伸ばす

手順7: 長方形に伸ばす

台に軽く打ち粉をします。生地を粗い長方形にまとめ、8×13インチ、厚さ約1/2インチに伸ばします。

STEP 88 / 35

三つ折りにして向きを変える

手順8: 三つ折りにして向きを変える

生地を、手紙を畳むように三つ折りにします。短い辺の一方を真ん中に向けて折り、もう一方をその上に重ねます。

折りたたんだ生地を、台の上で90度(4分の1回転)回します。

STEP 99 / 35

伸ばす・折る・回すを繰り返す

手順9: 伸ばす・折る・回すを繰り返す

生地をもう一度伸ばして三つ折りにし、また4分の1回転させます。伸ばして、折って、回すを合計5回行うまで続けます。1回目は手順7と8、あとはさらに4回です。生地がくっつかないよう、必要に応じて打ち粉をします。

STEP 1010 / 35

分けて包む

手順10: 分けて包む

生地を半分に切ります。

それぞれをラップで包みます。

STEP 1111 / 35

生地を冷やす

手順11: 生地を冷やす

包んだ生地を、冷蔵庫で最低1時間、最長24時間休ませます。

STEP 1212 / 35

カスタード用の砂糖と塩を混ぜる

手順12: カスタード用の砂糖と塩を混ぜる

ボウルに、グラニュー糖1/3カップ(66 g)と食卓塩小さじ1/4を入れ、泡立て器で混ぜます。

STEP 1313 / 35

エバミルクと水を温める

手順13: エバミルクと水を温める

小鍋に、エバミルク3/4カップ(170 g)と水1/2カップ(113 g)を入れ、約90°F(約32°C)まで温めます。これは混ざりやすくするために温めるだけで、それ以上は加熱しません。

STEP 1414 / 35

温めたエバミルクと水を砂糖に注ぐ

手順14: 温めたエバミルクと水を砂糖に注ぐ

温めたエバミルクと水を砂糖と塩に注ぎ、泡立て器で混ぜ合わせます。

STEP 1515 / 35

卵と卵黄を混ぜ込む

手順15: 卵と卵黄を混ぜ込む

卵(Lサイズ)3個と卵黄(Lサイズ)1個を加え、エバミルクと水に均一に混ざるまで泡立て器で混ぜます。

STEP 1616 / 35

カスタードを濾す

手順16: カスタードを濾す

カスタードを目の細かい濾し器に通して、清潔なボウルに移します。

STEP 1717 / 35

覆って休ませる

手順17: 覆って休ませる

ボウルに覆いをして、カスタードを30分から2時間休ませます。

STEP 1818 / 35

冷やした生地を薄く伸ばす

手順18: 冷やした生地を薄く伸ばす

冷やした生地のラップを外します。軽く打ち粉をした台で、厚さ1/8〜1/16インチ、約12×12インチに伸ばします。

STEP 1919 / 35

15枚を抜く

手順19: 15枚を抜く
STEP 2020 / 35

3/4インチの丸い抜き型で、生地を合計15枚丸く抜きます

手順20: 3/4インチの丸い抜き型で、生地を合計15枚丸く抜きます

余り生地を焼きたい場合は、のけておきます(下の補足の節を参照)。

STEP 2121 / 35

型にスプレーする

手順21: 型にスプレーする

3インチのタルト型にノンスティックスプレーを吹きます。

STEP 2222 / 35

型に敷く

手順22: 型に敷く

生地の円を型に1枚ずつ押し当て、底と側面に沿わせて、空気が入ったところは押し出します。

STEP 2323 / 35

底にフォークで穴を開ける

手順23: 底にフォークで穴を開ける

タルト台の底を、フォークで数回刺します。

STEP 2424 / 35

タルト台を冷蔵する

手順24: タルト台を冷蔵する

生地を敷いた型を、冷蔵庫で15分冷やします。

STEP 2525 / 35

スチールかストーンと一緒にオーブンを温める

手順25: スチールかストーンと一緒にオーブンを温める

ベーキングスチールかベーキングストーンをオーブンの最下段に置き、400°F(約204°C)に予熱します。

STEP 2626 / 35

縁を切り落とす

手順26: 縁を切り落とす

型の縁からはみ出した生地を切り落とします。

STEP 2727 / 35

タルト台を冷凍する

手順27: タルト台を冷凍する

整えたタルト台を、冷凍庫で15分冷やします。

STEP 2828 / 35

カスタードを確かめる

手順28: カスタードを確かめる

休ませたカスタードを見ます。塊ができていたら、もう一度濾します。

STEP 2929 / 35

タルト台に詰める

手順29: タルト台に詰める

型を天板に並べ、タルト台にカスタードを大さじ2ずつ注ぎます。

STEP 3030 / 35

400°Fで焼く

手順30: 400°Fで焼く

天板をベーキングスチールかストーンの上に置き、400°F(約204°C)で10分焼きます。

STEP 3131 / 35

350°Fに下げて焼き続ける

手順31: 350°Fに下げて焼き続ける

オーブンを350°F(約177°C)に下げて、さらに10分焼きます。

STEP 3232 / 35

カスタードがちょうど固まったか確かめる

手順32: カスタードがちょうど固まったか確かめる

カスタードがちょうど固まり、生地の縁が色づき始めたら焼き上がりです。焼き時間は合計20〜25分で、20分の時点でカスタードが固まっていなければ、その範囲で350°Fのまま焼き続け、もう一度確かめます。

STEP 3333 / 35

型の中で冷ます

手順33: 型の中で冷ます

タルトを型に入れたまま、5分冷まします。

STEP 3434 / 35

そっと型から外す

手順34: そっと型から外す

タルトを1つずつ、型からそっと持ち上げて外します。くっついているものは、小さなオフセットスパチュラか箸で、そっと浮かせます。

STEP 3535 / 35

温かいうちに出す

手順35: 温かいうちに出す

タルトは温かいうちに出します。

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Ingredients

材料

材料表の分量15人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

11品目

材料

香港式エッグタルトの材料。all-purpose flour、食卓塩、冷たい無塩バター、生クリーム、水、グラニュー糖、エバミルク、全卵3個、卵黄1個
生地とカスタードはそれぞれに塩と水を使うので、分けておく

3インチの型15個分です。

材料 分量 代替・備考
all-purpose flour 2カップ(240 g) 生地:ラフパフ生地のもとになる粉
食卓塩(生地用) 小さじ1/2 生地:生地に塩味をつける
無塩バター(冷たいもの、1/2インチ角に切る) 大さじ12(170 g) 生地:指で平たくつぶして、層のもとにする
生クリーム(冷たいもの) 1/4カップ(57 g) 生地:生地をまとめる冷たい液体の一部
水(生地用、冷たいもの) 1/4カップ+大さじ2(85 g) 生地:冷たい液体の残り
グラニュー糖 1/3カップ(66 g) カスタード:甘み
食卓塩(カスタード用) 小さじ1/4 カスタード:詰め物に塩味をつける
エバミルク 3/4カップ(170 g) カスタード:ミルクの風味のもと
水(カスタード用) 1/2カップ(113 g) カスタード:エバミルクをのばす
卵(Lサイズ) 3個 カスタード:詰め物を固める
卵黄(Lサイズ) 1個 カスタード:コクと色を足す

バター、生クリーム、生地用の水は使う直前まで冷たいままにしておきます。こねるときに水を少し足すことがあり、台に打ち粉も少し使います。

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香港式エッグタルト:層になったさくさくの生地と、淡く固まったばかりのカスタード

このタルトで守りたい姿

層のあるさくさくの生地と、なめらかで淡い黄色の、ちょうど固まったばかりのカスタード。表面に濃い焦げ色の斑点は出しません。

香港式エッグタルトは、街のベーカリーや、気軽に入れる喫茶店・茶餐廳(チャチャンテン)で親しまれている菓子です。Hong Kong Tourism Board は、エッグタルトを香港で味わいたい伝統的な甘味のひとつに挙げ、パイ生地に卵のカスタードを詰めた菓子として紹介しています。

香港式エッグタルトにはいくつかの型があります。ほろっと崩れるクッキーのような生地のものもあれば、薄い層が何枚も重なった生地のものもあります。この記事で扱うのは、層のある生地の一例です。King Arthur Baking が公開している Genevieve Yam のラフパフ(簡易折りパイ)のレシピで、3インチの型で15個分を焼きます。バターの生地を合計5回折って層を作り、カスタードはエバミルク、全卵、卵黄を1個分足した卵液を、焼く前に休ませて仕上げます。

世界ごはん紀行編集部は、このレシピを通しての試作はしていません。分量は15個分のまま、アメリカのカップ・スプーンの量にグラム表記を添えて、インチの寸法、華氏の温度、オーブンの最下段に置くベーキングスチール(鉄板)かストーン(石板)まで、そのまま載せています。かっこ内の摂氏は概算です。これは家庭で再現できる一つの版であり、香港のエッグタルトの唯一の標準ではありません。

写真について

どの写真も、説明している段階の様子を写したものです。作り方のイメージを示すもので、試作の記録ではなく、分量・折る回数・時間・温度を裏づけるものでもありません。数値や目安は、文章に書いたものを使ってください。

このレシピの香港式エッグタルトについて

バターのラフパフ生地で作る、層のある香港式エッグタルトです。 Hong Kong Science Museum は、パイ生地のエッグタルトがさくさくの層になる理由を、水の生地と油の生地を重ねるところにあると説明し、その文脈でラード(豚脂)にも触れています。このレシピは、それとは別の、家庭向けの道筋で層を作ります。冷たいバターを指で平たくつぶして粉にまとわせ、生地を伸ばして三つ折りにし、その折り込みを繰り返します。

同じ博物館は、香港式の層のあるエッグタルトを、ポルトガルのパステル・デ・ナタとも区別しています。マカオでもなじみのあるポルトガル風のタルトは、カスタードの表面に濃い焦げ色の斑点が出るのが特徴です。このレシピの香港式はその反対で、淡くなめらかなカスタードがちょうど固まったところでオーブンから出す仕上がりを目指します。


選び方と代用

粉は all-purpose flour、乳はエバミルクを使います。エバミルクを普通の牛乳や加糖練乳に替えたり、別の粉を使ったりすると、配合が変わってしまいます。バターは無塩を使い、生地用の塩は別に量ります。

生地は冷たい油脂と冷たい液体で成り立っています。バターは始める前に1/2インチ角に切り、ボウルに入れるまで冷やしておいてください。

道具

  • 大きめのボウルと泡立て器
  • クリームと水を混ぜる別の小さな容器
  • めん棒
  • 生地を分けるためのナイフかスケッパー
  • ラップ
  • エバミルクを温めるための小鍋と温度計
  • 目の細かい濾し器
  • カスタードを休ませるためのボウルと覆い
  • 3 3/4インチの丸い抜き型
  • 3インチのタルト型(15個分)
  • フォーク
  • 縁を切り落とす小さなナイフ
  • 天板
  • ベーキングスチール(鉄板)かベーキングストーン(石板)
  • 型から外しにくいときのための、小さなオフセットスパチュラか箸
  • 任意の温め直し用:網と、縁のある天板

うまくいかないとき

見た目の状態 対処
こねたあとも乾いた粉が残っている 水を小さじ1/2ずつ足し、生地がまとまるところまでだけ加える
休ませたカスタードに塊がある タルト台に詰める前に、もう一度濾す
型の中の生地の下に空気だまりがある 型に敷くときに押し出し、底をフォークで刺しておく
20分たってもカスタードが液状のまま 350°Fのまま焼き続けて、もう一度確かめる。焼き時間は合計20〜25分
タルトが型にくっつく 5分冷ましたあと、小さなオフセットスパチュラか箸で浮かせて外す
カスタードに濃い焦げ色の斑点が出る ポルトガル風のタルトの姿で、このレシピのものではありません。ここで目指すのは、淡い色のまま固まったばかりのカスタードと、色づき始めたばかりの縁です

補足:翌日の温め直しと余り生地

この2つは、本編のレシピの外にある補足です。タルトは、型から外したあと、あまり時間をおかず温かいうちに食べるものです。

翌日に残りのタルトを温め直す場合。 型から外したタルトを、縁のある天板にのせた網の上に置き、300°Fで8〜10分温め直します。このタルトの保存期間は示されていません。翌日に温め直せるからといって、どのくらい日持ちするかを保証するものではありません。

縁のある天板にのせた網の上に、型から外したエッグタルトを置いてオーブンに入れている
任意の翌日の温め直し:型から外し、縁のある天板にのせた網の上に置く

余り生地を焼く場合。 余った生地に、溶き卵かエバミルクを刷毛で塗り、シナモンシュガーを少しふって、こんがりきつね色にさくっとするまで焼きます。

シナモンシュガーをかけて焼いた、きつね色でさくさくの余り生地。オーブンシートの上
任意:余り生地をシナモンシュガーと焼く

香港のエッグタルト:ベーカリー、茶餐廳、そして一つではない生地

Hong Kong Tourism Board は、エッグタルトを、ベーカリーや茶餐廳で見かける香港の人気の菓子として紹介しています。特別な日だけでなく、香港の日々の食卓に近い甘味です。

香港のなかでも、生地にはいくつかの型があります。Hong Kong Science Museum は、層のあるエッグタルトの説明で、水の生地と油の生地を重ねてさくさくの層を作るしくみを取り上げ、その文脈でラードにも触れています。この記事のラフパフ版は、層をバターで作ります。伸ばして折る作業を繰り返すやり方で、家庭の台所に向いています。博物館の説明はこの型の背景であり、このレシピの分量や手順を変えるものではありません。

博物館は、香港式の層のあるエッグタルトとポルトガルのパステル・デ・ナタも区別しています。この違いを頭に置いておくと、焼き加減を見分けやすくなります。香港式は、カスタードがまだ淡くなめらかなうちに焼き上げます。

よくある質問

ポルトガル風やマカオ風のエッグタルトと同じですか?

違います。Hong Kong Science Museum は、香港式の層のあるエッグタルトを、ポルトガルのパステル・デ・ナタと区別しています。このレシピが目指すのは、淡く滑らかで、濃い焦げ色の斑点のない、ちょうど固まったばかりのカスタードです。

エバミルクの代わりに普通の牛乳を使えますか?

このレシピはエバミルクを前提に作られていて、代わりのものは示されていません。そのため、この記事でも代用は案内しません。普通の牛乳や加糖練乳を使うと、ここで説明しているものとは別のカスタードになります。

牛乳を90°Fまで温めれば、カスタードは味見しても安全ですか?

いいえ。エバミルクと水を約90°F(約32°C)に温めるのは、卵を入れる前に冷たさを取るためだけです。生のカスタードや生の生地は味見しないでください。カスタードはオーブンの中で火が通り、ちょうど固まったときが焼き上がりです。

先に作っておける工程はありますか?

はい。ただし、レシピ自身が示す時間の範囲内です。包んだ生地は最低1時間、最長24時間冷蔵でき、覆ったカスタードは30分から2時間休ませます。King Arthur Baking のレシピのページには、冷凍する方法を含む作り置きのメモもありますが、この記事では冷凍の時間は案内しません。

焼き上がったタルトはどのくらい日持ちしますか?

保存期間は示されていません。タルトは温かいうちに出すものです。King Arthur Baking のレシピには、翌日に、縁のある天板にのせた網の上で300°F、8〜10分温め直す方法が任意で載っていますが、これは温め直しの方法であり、どのくらい日持ちするかを約束するものではありません。

折り込みの回数は、なぜそんなに大事なのですか?

伸ばして、三つ折りにして、回すたびに、バターと生地の薄い層が重なっていきます。このレシピでは、最初の1回も含めて合計5回行います。写真には1回分の折りと、折り終えた生地が写っていますが、5回という回数は手順から来ているもので、写真から読み取れるものではありません。

香港式エッグタルトの作り方は、これだけですか?

いいえ。香港のエッグタルトには、いくつかの種類の生地があります。Hong Kong Science Museum は、水の生地と油の生地を重ねた層のある生地について説明しています。この記事は、King Arthur Baking の Genevieve Yam によるラフパフ生地のレシピを、家庭の台所向けの香港式の一つとして取り上げています。

主な参考リンク

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