鶏肉と野菜を米と炊き、キャベツを混ぜたセント・マーチン風ロクリ
🌍料理セント・マーチン/シント・マールテン料理

ロクリ(Locri / Lokri)の作り方|セント・マーチン島の鶏肉と米の一鍋料理

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

鶏肉に下味をつける

手順1: 鶏肉に下味をつける

一口大の鶏肉に塩とこしょうをふります。

STEP 22 / 8

鶏肉を焼く

手順2: 鶏肉を焼く

大きな鍋にバター大さじ2を溶かします。鶏肉を入れ、全体がきつね色になるまで焼きます。鶏肉はあとで米と一緒にさらに火が通ります。

STEP 33 / 8

トマトペーストとブラウンシュガーを加える

手順3: トマトペーストとブラウンシュガーを加える

トマトペースト大さじ1とブラウンシュガー大さじ1(しっかり詰めて計る)を加え、混ぜながら2〜3分炒めます。鶏肉が赤褐色の膜に包まれたら次へ進みます。焦がさないようにしてください。

STEP 44 / 8

野菜と調味料を混ぜる

手順4: 野菜と調味料を混ぜる

ウスターソース、セロリ、トマト、にんにく、玉ねぎ、タイムを加え、よく混ぜます。

STEP 55 / 8

水を注いで沸騰させる

手順5: 水を注いで沸騰させる

水2と3/4カップを注ぎ、沸騰させます。

STEP 66 / 8

米を混ぜ、弱火で炊く

手順6: 米を混ぜ、弱火で炊く

米1と1/3カップを混ぜ入れます。ふたをして弱火にかけ、米がやわらかくなって煮汁を吸うまで、約15分炊きます。鍋も米も一様ではないので、時計だけでなく米の状態も見て判断してください。

STEP 77 / 8

別のフライパンでキャベツを炒める

手順7: 別のフライパンでキャベツを炒める

米を炊いている間に、フライパンに残りのバター大さじ2を溶かします。刻んだキャベツを入れ、やわらかくなりつつ少しシャキッとした食感が残る程度に炒めます。

STEP 88 / 8

味を調えて合わせる

手順8: 味を調えて合わせる

塩とこしょうで味を調えます。米の鍋に、キャベツとホットソース数振りを混ぜ入れます。プランテンを添えるときは、別に揚げて横に盛ります。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

16品目

材料

鶏肉、米、バター、野菜、調味料などロクリの材料
鍋とキャベツ用フライパンに使うものを並べた写真。任意のプランテンは別にしてあります
材料 分量 代替・備考
骨なし鶏肉 25オンス 主役の材料。一口大に切る
塩・こしょう 適量 最初に鶏肉へ、最後に仕上がった鍋へ使う
バター 大さじ4 大さじ2は鶏肉を焼く分、大さじ2はキャベツ用
ブラウンシュガー(しっかり詰めて計る) 大さじ1 トマトペーストと一緒に炒め、鶏肉にからめる
トマトペースト 大さじ1 色と酸味
セロリ 2本 刻む
トマト 2個 刻む
にんにく 2かけ みじん切り
ウスターソース 大さじ2 鍋の味つけ
玉ねぎ 1個 刻む
生のタイム 適量 香りづけ
水 2と3/4カップ 米を炊く煮汁
長粒米 1と1/3カップ 味のついた煮汁を吸わせる
小さめのキャベツ 1/2個 刻み、別に炒める
ホットソース 数振り 辛さは好みで
熟したプランテン 適量 任意の付け合わせ。別に揚げ、鍋には入れない
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

ロクリ:鶏肉と米を一鍋で炊き、キャベツは最後に混ぜる

この鍋で守りたいこと

米には、鍋の中のトマト、鶏肉、香味野菜の味を移します。キャベツは別のフライパンで炒め、歯ごたえが残るうちに最後に加えます。

大きな鍋の底で、骨なしの鶏肉がバターできつね色に焼けていきます。そこへトマトペーストとブラウンシュガー、続いてセロリ、トマト、にんにく、玉ねぎ、タイム、ウスターソースを加え、水と米を入れてふたをします。別のフライパンでは、残りのバターで刻んだキャベツがやわらかくなり、炊き上がった米に混ぜられるのを待っています。

これが、Global Kitchen TravelsのChef Mireilleが紹介するChicken Lokriの姿です。Chef Mireilleは、島のオランダ側であるシント・マールテン(Sint Maarten)の、休日や特別な日の料理だと説明しています。レシピはシント・マールテンの料理本『Asina Nos Ta Cushina』に由来するとも書かれています。この記事は分量も手順もこの一つの版に沿っており、世界ごはん紀行では試作していません。

ほかの資料では、名前をLocriと綴り、島全体の料理としてもう少し広く紹介しています。それぞれの資料が何を述べ、どこまでしか確かめられないかは、後半の背景の節で触れます。


選び方と代用

どれも少しずつ味が変わるので、ご自身の調整として試してください。

  • 米: ここでは長粒米を使います。日本の短粒米は粘りが強く、水の吸い方も違うため、別の料理になり、水の量もそのままでは通用しないかもしれません。
  • 鶏肉: 骨なしのものにしてください。骨付きだと、火の通る時間も米とのバランスも変わります。
  • バター: 有塩と無塩では鍋の中での味が違います。最終的な塩加減は味見で決めましょう。
  • セロリ: 苦手なら置き換えるか抜いてもかまいませんが、鍋の風味は変わります。
  • ウスターソース: 日本のものも含め、製品によって風味が違い、瓶が変われば味も動きます。ウスターソースはこの版の特徴の一つなので、できれば入れてください。
  • ホットソース: ふつうのホットソースで足ります。特定の銘柄は必要ありません。

道具

  • ふた付きの大きな厚手の鍋
  • キャベツを炒める別のフライパン
  • 生の鶏肉用と、盛り付け用で分けた調理器具

盛り付け:揚げたプランテンを添えて

ロクリを盛り付け、別皿の揚げプランテンを添える
揚げた熟したプランテンは任意の付け合わせで、別皿に盛る

揚げた熟したプランテンは、添えるとよい付け合わせとして挙げられているもので、必須ではありません。プランテンがなくてもロクリは完成します。熟したプランテンが手に入らなければ、省いてください。

うまくいかないときは

対処は鍋、ふた、火力、米によって変わるため、決まった救済の分量はありません。少しずつ調整し、鍋の様子を見ながら進めてください。

状態 考えられる原因 対処
米がまだ硬い 米の種類、火力、ふたからの蒸気漏れ ふたと火力を確かめ、鍋が乾いていれば水を少し足して、やわらかくなるまで弱火で炊き続ける
米が炊けたのに汁が残っている ふた、火力、米の種類 弱火でもう少し炊き、こまめに様子を見る
トマトペーストが焦げつきそう 手順3の火が強すぎる 火を弱め、混ぜ続ける
キャベツがやわらかすぎて歯ごたえがない 炒めすぎ、または加えるのが早すぎた 次回は早めに火から下ろし、最後まで米の鍋に入れない
米がべたつく 短粒米を使った 短粒米ではそうなりやすい。次回は長粒米を使う

アレンジ

以下はいずれも上のレシピを変えるものなので、仕上がりは少し違ってきます。

  • 短粒米: 粘りが強くなり、水の吸い方も変わります。この版で確かめた水の量はないので、鍋をよく見てください。
  • 鶏むね肉ともも肉: 骨なしであれば、特定の部位は必要ありません。選んだ部位で食感は変わります。
  • ホットソースは食卓で: 鍋には入れず、各自で足してもらいます。辛さの好みが分かれる食卓に向きます。
  • プランテンなし: ロクリだけで盛り付けます。
  • キャベツを硬めに、またはやわらかめに: フライパンで炒める時間を好みで調整します。硬めのほうが、米とのコントラストが出ます。

島の両側で呼ばれる名前

この島はフランス領のサン・マルタン(Saint-Martin)とオランダ領のシント・マールテン(Sint Maarten)という二つの行政区に分かれていて、ここで使った資料が両側を同じように語っているわけではありません。

Global Kitchen Travelsは、Chicken Lokriをオランダ側の、休日や特別な日の料理として紹介しています。旅行会社のPenchard Voyagesは、サン・マルタンの名物の一つとしてLocriを挙げ、スパイスをきかせた米と鶏肉と野菜の料理と説明しています。同じページは、グラン・カーズ(Grand-Case)を、伝統料理、クレオール料理、フランス料理、イタリア料理、シーフードのレストランがそろう食の中心地として紹介しています。旅行ガイドのWe Are! SXMは、Locriを米、鶏肉、数種の野菜の料理と述べ、この島をカリブの食の交差点と呼んでいます。

これらを合わせると、名前と大まかな形が島の両側で重なっている可能性はうかがえます。ただし、一つのレシピが島全体で共有されていることまでは示していません。この記事のレシピは、オランダ側の一つの版として読んでください。島全体の決定版のロクリではありません。名前の由来や語源、綴りどうしの関係は、ここでは未確認のままです。

Global Kitchen Travelsは、この料理をペラウ(Pelau)に近いものとして並べ、レシピ名を「St. Maarten style Chicken Pelau」としています。一方で、ウスターソースをこの版の特徴として扱っています。これは書き手一人による比較であり、二つの料理が歴史を共有していることを示すものではありません。

ほかのカリブの料理も作ってみたいなら、トリニダードのカラルー、セントルシアのグリーンフィグとソルトフィッシュ、ジャマイカのアキーとソルトフィッシュもどうぞ。

よくある質問

ロクリはドミニカのロクリオと同じ料理ですか?

いいえ。綴りは近いものの、ドミニカ共和国のロクリオ・デ・ポジョ(locrio de pollo)は別の土地の料理で、調理法も違うため、ここでは別の料理として扱います。

どの米を使えばよいですか?

公開されているChicken Lokriのレシピは米を使うとしており、この記事では長粒米を使います。短粒米もアレンジとして使えますが、粘りが強くなり、水の吸い方も変わります。

キャベツを抜いてもよいですか?

抜くことはできますが、この版の構成が変わります。キャベツを別に炒めて最後に混ぜることがこの版の特徴で、抜くと、やわらかい米とのコントラストがなくなります。

グラムやミリリットルの分量がないのはなぜですか?

レシピは米国の単位で公開されており、換算を確認できていないため、その単位をそのまま残しています。

1人前はどのくらいですか?

公開されているレシピは8人分としていますが、1食の量は示していません。この数字はおおよその目安とし、食卓に合わせて量を加減してください。

残りはどう保存しますか?鶏肉は何度まで加熱すればよいですか?

この記事で使った資料には、保存、温め直し、鶏肉を安全に加熱する温度についての記載がないため、時間や温度は載せていません。お住まいの地域の食品安全当局の案内に従ってください。

主な参考リンク

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