濃いピンク色のビーツのパチャディに、マスタードシードとカレーリーフのテンパリングが見える
🌍ジャンルケララ料理(インド)

ビーツのパチャディの作り方|ケララのピンク色のヨーグルトとココナッツの副菜

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 7

ビーツをおろす

手順1: ビーツをおろす

ビーツを洗って皮をむき、2カップ分をおろします。ビーツの汁はまな板、調理台、手につきやすいので、ボウルの上でおろし、飛び散ったらその都度ふき取ってください。

STEP 22 / 7

ビーツを水と塩で煮る

手順2: ビーツを水と塩で煮る

鍋におろしたビーツ、水1/2カップ、塩小さじ1を入れます。蓋をして中火で約10分、ときどきかき混ぜながら煮ます。ビーツがやわらかくなったかを確かめてください。ビーツや鍋、火力によっては、もう少しかかることがあります。鍋が乾いてビーツが焦げつきそうなときは、火を弱めます。

STEP 33 / 7

ココナッツのペーストを作る

手順3: ココナッツのペーストを作る

おろしココナッツ、青唐辛子、しょうが、マスタードシード小さじ1/2、クミンシードを、水1/4カップとともに小型ミキサーに入れます。きめ細かなペーストになるまで回します。刃が回らないときは、乾いたまま回さず、水を少し足してください。

STEP 44 / 7

ペーストをビーツに加える

手順4: ペーストをビーツに加える

煮えたビーツにペーストを加え、よく混ぜます。弱めの中火で、かき混ぜながら約5分加熱し、ココナッツとスパイスの生っぽさがビーツになじむまで煮ます。

STEP 55 / 7

火を止めて、ヨーグルトを混ぜる

手順5: 火を止めて、ヨーグルトを混ぜる

別のボウルでヨーグルト1カップをなめらかになるまで混ぜます。鍋の火を止めてからヨーグルトを加え、全体に混ぜ込みます。沸騰させないでください。味を見て、塩を調えます。

STEP 66 / 7

テンパリングを作る

手順6: テンパリングを作る

小さなフライパンにココナッツオイル大さじ1 1/2を熱し、マスタードシード小さじ1/2を入れます。はじけたら火を弱め、割った乾燥赤唐辛子とカレーリーフを加えます。約30秒炒めます。

STEP 77 / 7

テンパリングをかけて供する

手順7: テンパリングをかけて供する

熱いテンパリングをパチャディにかけて混ぜ、供します。サディヤ風の食事の一品として、あるいはご飯に添える副菜として出してください。ご飯は、白いご飯でも、ケララ・マッタ米(Kerala matta rice)でもかまいません。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

14品目

材料

おろしたビーツ、ココナッツ、青唐辛子、しょうが、マスタードシードを別々に分け、そのほかの材料と並べたところ
マスタードシードは2か所で使うので、2つに分けて量っておく

水の量が2つ、マスタードの量が2つあり、それぞれ役割が違います。混ざらないよう、別々に量っておいてください。

材料 分量 代替・備考
ビーツ(皮をむいておろす) 2カップ 料理の土台で、色のもと
水(ビーツを煮る用) 1/2カップ 蓋をしてビーツをやわらかくする
塩 小さじ1 ビーツの味付け。ヨーグルトを入れたあとにもう一度味を見る
ココナッツ(おろしたもの) 1/2カップ ペースト用:コクを出す
青唐辛子 2本 ペースト用:フレッシュな辛み
しょうが 1/2インチほどの一片 ペースト用:きりっとした温かみ
マスタードシード(ペースト用) 小さじ1/2 ペースト用:ココナッツと一緒にする
クミンシード 小さじ1/2 ペースト用:土っぽい香り
水(ペースト用) 1/4カップ ペーストをなめらかにする
ヨーグルト(よく混ぜてなめらかにする) 1カップ 酸味とクリーミーさ。火を止めてから混ぜる
ココナッツオイル 大さじ1 1/2 テンパリング用:香りを運ぶ
マスタードシード(テンパリング用) 小さじ1/2 テンパリング用:熱い油ではじけさせる
乾燥赤唐辛子(半分に割る) 2本 テンパリング用:香ばしい辛み
カレーリーフ 1枝 テンパリング用:香り

青唐辛子はペーストに、乾燥赤唐辛子はテンパリングに入れます。別の材料で、役割も違います。

アレルギー

ヨーグルトは乳製品です。ココナッツ、ココナッツオイル、スパイスを含め、使うすべての製品について、アレルゲン表示も確認してください。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

ビーツのパチャディ:ヨーグルトとココナッツとマスタードの、鮮やかなマゼンタのひと匙

この料理で守りたいこと

やわらかく火を通したおろしビーツ、きめ細かなココナッツのペースト、火を止めてから混ぜるヨーグルト、そして最後にかけるはじけるテンパリング。汁気たっぷりの煮込みではなく、副菜です。

ケララの食卓では、白いご飯とずらりと並んだ料理のあいだに、目を引く鮮やかなピンク色のひと匙が置かれます。それがビーツのパチャディです。おろしたビーツをやわらかく煮て、ココナッツ、青唐辛子、しょうが、マスタード、クミンのペーストでまとめ、ヨーグルトでまろやかにし、最後にココナッツオイルで熱したマスタードシード、乾燥赤唐辛子、カレーリーフをかけて仕上げます。

この料理は「ビーツカレー」という一般的な名前で紹介されることもありますが、その名前から思い浮かべるような、とろみのあるグレービーたっぷりのカレーではありません。ヨーグルトをベースにした副菜、あるいはレリッシュ(薬味のような付け合わせ)に近く、ご飯やほかの料理に少量ずつ添えて食べます。マラヤーラム語では ബീറ്റ്റൂട്ട് പച്ചടി(ビーツ・パチャディ)と書きます。ほかのインド料理はインドのページもご覧ください。

このレシピについて

この記事のレシピは、Ammini Aunty's A Pinch of Kerala に掲載されている家庭風のレシピ1つに沿っていて、ほかのレシピの分量は混ぜていません。そのレシピはカップ、スプーン、個数で分量を示しており、人数、材料の重さ、提供温度、保存の目安は書かれていないため、この記事にも載せていません。世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作していません。

パチャディとは:ケララのサディヤに並ぶヨーグルト料理

パチャディは、ケララの祝宴料理サディヤに並ぶヨーグルト料理のひとつです。Kerala Tourism によると、サディヤはマラヤーラム語で「宴」を意味します。オーナム、ヴィシュ、結婚式などの機会にバナナの葉に盛って供される饗宴で、数多い料理のなかでパチャディは、野菜や果物を使ったヨーグルトベースの料理と説明されています。

ビーツは、その役を担える野菜のひとつです。Kerala Tourism の料理コンテストの冊子には、ビーツとヨーグルトのレリッシュが Beetroot Kichadi(ビーツ・キチャディ)の名前で載っていて、サディヤに欠かせない一品と紹介されています。ただし、この記事のレシピとは配合が違い(ビーツのおろし1カップ、やや酸味のあるカード1/2カップ、ココナッツのおろし3/4カップなどが挙げられています)、名前も違います。こうしたヨーグルト料理の呼び名は厳密に固定されていないため、この記事では、沿っているレシピの名前である「ビーツのパチャディ」で統一します。この冊子は文化的な背景として参照しただけで、分量はこの記事に採り入れていません。

この料理が何でないかも知っておくと役立ちます。パチャディという言葉は地域によって別の料理を指します。たとえばアーンドラ(テルグ)料理では、チャツネのような料理を指すことがあります。この記事で扱うのは、ビーツ、ココナッツ、ヨーグルト、マスタードで作るケララ版だけです。北インド風のビーツカレーや、ヨーグルトを使わないビーツの炒め物とも別の料理です。この料理の起源、古さ、考案者は確認できなかったため、ここでは触れません。

味の重なり方

層 入るもの もたらすもの
土台 水と塩で煮たおろしビーツ 濃いピンク色と、ビーツ自身の甘み
ペースト ココナッツ、青唐辛子、しょうが、マスタード、クミン ココナッツのコク、青唐辛子の辛み、あたたかいスパイスの香り
ヨーグルト 火を止めてから加える、なめらかにしたヨーグルト 酸味とクリーミーな仕上がり。色が淡いピンクに変わる
テンパリング ココナッツオイル、マスタードシード、乾燥赤唐辛子、カレーリーフ 最後にかける、香ばしい立ち香

道具

  • おろし器(箱型のものが使いやすい)
  • ペーストを作る小型ミキサーまたはスパイスグラインダー
  • 蓋つきの小鍋
  • テンパリング用の小さなフライパン
  • ヨーグルトを混ぜる泡立て器またはフォーク

選び方と代用

ココナッツ。削りたてのおろしココナッツを使ってください。生のココナッツは普通のスーパーにいつもあるとは限らず、インド食材店やアジア食材店、通販が探す先になります。冷凍のおろしココナッツは現実的な候補ですが、風味や水分は削りたてと違うことがあります。ドライ(乾燥)ココナッツは同等ではありません。乾いているぶんペーストの仕上がりが変わります。

ヨーグルト。無糖のプレーンヨーグルトが使いやすい選択です。水切りした濃いヨーグルトや酸味の強いヨーグルトは、仕上がりの質感と酸味が変わるので、そのまま置き換えるのではなく、アレンジとして考えてください。

カレーリーフ。テンパリングの香りの多くを担っているので、インド食材店で生または冷凍のものを探す価値があります。同じ香りの葉はほかにないため、この記事では代用品を挙げません。省く場合は、仕上がりの香りが変わります。

唐辛子。辛さは1本ごとに違います。

うまくいかないとき:焦げつき、水分が多い、ヨーグルトの分離

このレシピは世界ごはん紀行で試作していないため、下の表は一般的な調理上の目安であり、当編集部の試作の結果ではありません。

問題 考えられる原因 試すこと
ビーツが鍋底に焦げつく 火が強すぎる、または水分が飛んだ 火を弱め、こまめに混ぜる。ビーツがやわらかくなるまでは蓋をしておく
約10分たってもビーツが硬い おろし方が粗い、鍋が薄い、火が弱い 蓋をしたまま加熱を続けて、また確認する。時計ではなくやわらかさで判断する
ペーストがざらつく 水が少なくて回らない、または回す時間が短い もう少し回し、水を少しずつ足して、動くようになるまで続ける
水っぽい仕上がりになる ペーストを入れる前にビーツから水分がたくさん出た 火を止めてヨーグルトを加える前に、ビーツとペーストを蓋なしでもう少し煮る
ヨーグルトがぼそぼそ、または分離する 鍋を火にかけたまま加えた、または煮立たせた 必ず先に火を止め、ヨーグルトはあらかじめなめらかに混ぜておく。火を止めて加えると分離のリスクを減らせるが、確実に防げるわけではない
テンパリングが苦い マスタードシードやカレーリーフが焦げた マスタードがはじけたらすぐに火を弱め、最後に炒めるのは約30秒にとどめる

よくある質問

ビーツのパチャディはカレーですか?

「ビーツカレー」として紹介されることがありますが、仕上がりはヨーグルトをベースにした副菜、つまりレリッシュで、汁気たっぷりの煮込みではありません。ケララのサディヤのパチャディと同じく、ご飯やほかの料理に少量ずつ添えて食べます。

ヨーグルトを火を止めてから入れるのはなぜですか?

このレシピでは、なめらかにしたヨーグルトを火を止めてから加え、煮立たせないことになっています。ヨーグルトを直接の火から離すのは、分離しにくくするための一般的な方法です。

熱いまま、温かいまま、冷たいまま、どれで食べますか?

沿っているレシピには提供温度が書かれていないため、この記事でも温度は示しません。

何人分ですか?

レシピに人数や出来上がりの量が書かれていないため、ここでも示しません。副菜なので、ご飯やほかの料理と一緒に、少量ずつ食べます。

ビーツのパチャディとビーツのキチャディは同じですか?

どちらもケララのヨーグルトベースのビーツ料理で、近い関係にあります。Kerala Tourism はサディヤの一品として Beetroot Kichadi を紹介しています。この記事で参照した2つのレシピは名前も配合も違うため、ここでは別のレシピとして扱っています。

アーンドラのパチャディは同じ料理ですか?

いいえ。アーンドラ(テルグ)料理でパチャディといえば、チャツネのような料理を指すことがあります。この記事で扱うのは、ケララのビーツ、ココナッツ、ヨーグルトのパチャディだけです。

主な参考リンク

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