混ぜ野菜とムングダールのポリチャ・クートゥ
🌍ジャンル南インド料理

クートゥ(Koottu)の作り方|タミル・ナードゥ風 混ぜ野菜とムングダールのポリチャ・クートゥ

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 8

野菜を下ごしらえする

手順1: 野菜を下ごしらえする

野菜を洗い、小さく切ります。切った野菜は、変色しないように水に浸けておきます。

STEP 22 / 8

豆を煮てつぶす

手順2: 豆を煮てつぶす

ムングダール大さじ3を、水が澄むまで数回すすぎます。普通の鍋に入れ、量ったターメリックのうちひとつまみを加えます。残りは手順5で使います。水は、豆1さじに対して4さじ分を、同じスプーンで量って加えます。

沸騰したら弱めの中火にして蓋をし、15〜18分を目安に煮ます。スプーンで簡単につぶれれば煮上がりです。足りなければ蓋をしたまま煮続け、鍋の水が減ってきたら少し足します。やわらかくなった豆をつぶして、取りおきます。

STEP 33 / 8

ココナッツとスパイスを炒める

手順3: ココナッツとスパイスを炒める

フライパンに油小さじ1を熱します。ココナッツのすりおろし大さじ2、赤唐辛子1本、クミンシード小さじ1/2、粒の黒こしょう小さじ1を入れます。ココナッツがきつね色になるまで混ぜながら炒め、黒く焦がさないようにします。

STEP 44 / 8

冷ましてペーストにする

手順4: 冷ましてペーストにする

炒めたものを冷ましてからミキサーに移します。蓋を閉めて、細かいペースト状になるまで挽きます。機械が動いている間は、容器の中に手を入れないでください。

STEP 55 / 8

野菜を煮る

手順5: 野菜を煮る

下ごしらえした野菜を別の鍋に入れ、残りのターメリックと、適量の水を加えます。半分ほど火が通ったら塩小さじ1を、味を見ながら加えます。野菜に完全に火が通り、形が残っている状態になるまで続けます。

STEP 66 / 8

豆、そしてペーストを加える

手順6: 豆、そしてペーストを加える

煮えた野菜につぶした豆を加えて混ぜ、中火で煮立てます。煮立ったらココナッツのペーストを混ぜ入れます。さらに5分煮て、火を止めます。

STEP 77 / 8

テンパリングを作って注ぐ

手順7: テンパリングを作って注ぐ

別の小さなフライパンに油小さじ1を熱し、マスタードシード小さじ1を入れます。油がはねることがあるので離れて見ていてください。シードがはぜたら割りウラド豆小さじ1を加え、きつね色になるまで炒めます。1枝分のカレーリーフを刻んで加え、混ぜます。火から下ろして、できあがったクートゥに注ぎます。

STEP 88 / 8

ご飯を添えて盛る

手順8: ご飯を添えて盛る

クートゥを副菜として皿に盛り、炊いたご飯を添えます。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

20品目

材料

この料理に使う野菜、豆、ココナッツ、スパイスをそれぞれ分けて並べたところ
それぞれの材料に、調理の順番ごとの置き場所がある
材料 分量 代替・備考
にんじん 1本 野菜
じゃがいも 1個 野菜
さやいんげん 15本 野菜
きゅうり 50g 野菜
グリーンピース ひとつかみ 野菜
切った野菜を入れておく水 適量 変色を防ぐ
ムングダール(黄色い割り豆) 大さじ3 この料理の中心。煮てからつぶす
豆を煮る水 豆の容量の4倍 普通の鍋で煮る
ターメリックパウダー 合計で小さじ1/4 ひとつまみは豆に、残りは野菜に使う
野菜を煮る水 適量 野菜を煮る
塩 小さじ1(味を見て加減) 野菜が半分ほど煮えてから加える
ココナッツ(すりおろし) 大さじ2 ペースト用。きつね色になるまで炒る
赤唐辛子 1本 ペースト用
クミンシード 小さじ1/2 ペースト用
粒の黒こしょう 小さじ1 ペースト用
ペーストを炒める油 小さじ1 ココナッツとスパイスを炒める
テンパリング用の油 小さじ1 マスタードシード、ウラドダール、カレーリーフを炒める
マスタードシード 小さじ1 テンパリング用
割りウラド豆(ウラドダール) 小さじ1 テンパリング用。きつね色になるまで炒める
カレーリーフ 1枝 刻んで、テンパリングに一度だけ入れる

炊いたご飯は別に添えるもので、クートゥ本体の材料には含みません。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

クートゥ:やわらかい豆、形の残る野菜、炒りココナッツのペースト

この鍋で守ること

豆と野菜は別々に火を通します。豆はつぶせるほどやわらかく、野菜は形が残るように仕上げるためです。炒りココナッツのペーストと最後のテンパリングが、その二つをひとつにまとめます。

少なめの油にココナッツを入れ、赤唐辛子、クミン、粒の黒こしょうと一緒に、きつね色になるまで炒めます。それをミキサーにかけている間に、別の鍋ではにんじん、じゃがいも、さやいんげん、きゅうり、グリーンピースが、ターメリックで黄色く色づいた湯の中でやわらかくなっていきます。つぶしたムングダールを合わせて煮立て、ペーストを入れるのはそのあとです。仕上げに、別のフライパンで熱したマスタードシード、割りウラド豆、カレーリーフを注ぎます。

クートゥ(koottu、kootuとも書きます)は、野菜と豆で作る南インドの半固形の副菜の総称で、タミル・ナードゥ州だけでも多くの型があります。この記事で紹介するのはそのうちの一つ、Subbus Kitchenの4人分の混ぜ野菜のポリチャ・クートゥです。クートゥ全体の標準的な配合ではありません。

作る前に

このレシピは、編集部の台所では試作していません。材料の分量と大まかな順序はSubbus Kitchenのレシピによりますが、そのレシピは豆を圧力鍋で加熱する一方、水の量も器具の設定も書いていません。そこでこの記事では、豆を普通の鍋で煮ることにして、水の割合、すすぎ方、時間の目安を、Feast With Safiyaの黄色いムング豆のレシピから借りています。時間はあくまで目安として、豆のやわらかさを見て決めてください。


道具

  • 包丁とまな板
  • 切った野菜を水に浸けておくボウル
  • 豆を煮る蓋つきの鍋
  • つぶしたり混ぜたりするスプーン
  • ココナッツとスパイスを炒めるフライパン
  • 蓋が閉まる小型のミキサーかグラインダー
  • 野菜を煮る別の鍋
  • テンパリング用の小さなフライパン

選び方と代用

  • ムングダール: 皮をむいた黄色い割りムング豆を選びます。パッケージに下ごしらえの指示があれば、それも読んでください。
  • カレーリーフ: 生と乾燥では香りが違うので、同じ味になるとは考えないでください。
  • 野菜: 組み合わせを変えると別のバージョンになります。後の「アレンジ」を見てください。
  • タマリンド、トマト、ジャガリー: この配合には含まれないので、このバージョンでは入れません。
アレルゲンと表示

この料理にはマスタードと豆類が含まれます。市販のスパイスや豆などは、ご自身のアレルゲンについて表示を確認してください。


うまくいかないときの直し方

見た目の状態 対処
豆が簡単につぶれない 蓋をしたまま、スプーンで簡単につぶれるまで煮続ける
豆の鍋の水が減ってきた 少し水を足して続ける
野菜が崩れかけている やわらかくなったらすぐに豆を合わせる。次回は早めに火の通りを見る
ココナッツが黒くなった 焦げたものは挽かず、新しく炒め直す
ペーストがまだ粗い 機械を止め、容器の内側をこそげて蓋を閉め、もう一度挽く
クートゥが思ったより濃い 水を少し混ぜ入れる。足すのは必要なときだけ
クートゥが思ったよりゆるい 混ぜながら様子を見て、もう少し煮る
味がぼんやりしている 塩を少しずつ足し、味を見ながら調える

野菜を煮る水の量には決まった数字がないので、数字を目指すより、鍋の中を見て加減してください。仕上がりは濃度があり、野菜の形が残っている状態です。

アレンジ

どれも別の料理になるので、少し手を加えたものとしてではなく、独立したバージョンとして考えてください。

  • ほかの野菜: 野菜の組み合わせは変えられますが、特定の置き換えについて確認できた分量はありません。水の量と火の通りは、見て判断してください。
  • 別の一種類の野菜: ヒョウタン(bottle gourd)のクートゥが一例で、作り方も水の量も別です。
  • 酸味のあるクートゥ: 混ぜ野菜のクートゥには、酸味の材料を入れるレシピもあります。ここに足すのではなく、そのスタイルで書かれたレシピに従ってください。
  • 辛さを控える・強める: 赤唐辛子1本を変えるのは、ご自身の調整です。確認できた別の分量はありません。

背景:タミル・ナードゥのクートゥと、このレシピの出どころ

クートゥは、ひとつの決まったレシピではなく、料理の一族です。 ウッタラカンド公開大学の講座テキスト「Regional Cuisines of India」は、クートゥを野菜と豆の半固形の副菜と説明し、タミル・ナードゥにはさまざまな型があるとしています。ポリチャ(poricha)についても、豆と野菜を別々に火にかけ、ペーストと合わせるスタイルだと説明しています。ただし、そこで挙げられているペーストは、この記事のものとは違います。インドのほかの料理はインドのページもご覧ください。

ここで紹介したレシピは、Subbus Kitchenの「Mixed Vegetable Poricha Kootu」です。ページにはSowmya Venkatachalamの名前が掲載され、更新日は2019年8月26日と表示されています。ページはこの料理をタミル・ナードゥ、タミル・ブラーフマンの料理と表記し、4人分で、ご飯料理に添えることを勧めています。著者は、このポリチャ版にはタマリンドを使わないと説明しています。

ほかのレシピを見ると、この料理の幅の広さがわかります。Archana's Kitchenには、配合の異なるタミル・ナードゥの混ぜ野菜のポリチャ・クートゥがあります。Hebbars Kitchenには酸味の材料を使う混ぜ野菜のクートゥが、Khaanaにはヒョウタンのクートゥがあります。これらは、このレシピの分量には使っていません。

Subbus Kitchenのレシピだけでは足りない部分について、編集部で次のように判断しました。

  • 豆の火入れ: 普通の鍋で煮る方法、水の割合1:4、すすぎ方、15〜18分の目安は、Feast With Safiyaの黄色いムング豆のレシピから借りました。そのレシピは豆½カップに水2カップを使いますが、火の通りの見分け方は示していません。「煮てからつぶす」という終点はSubbus Kitchenによります。Feast With Safiyaのレシピにあるトマトなどの材料は使っていません。
  • ターメリック: Subbus Kitchenの材料表は小さじ1/4としていますが、手順では豆にひとつまみ入れ、野菜にもターメリックを加えます。そこで、小さじ1/4の中からひとつまみを豆に使い、残りを野菜に回しました。この分け方は編集部の判断で、著者が示した比率ではありません。
  • 挽く前に冷ます: 蓋を閉めたミキサーを使うときの、編集部の安全上の判断です。

よくある質問

クートゥとサンバルは同じ料理ですか?

いいえ。サンバルは豆と酸味をもとにした別の料理で、このポリチャ・クートゥにはタマリンドを使いません。酸っぱくて胡椒の効いたスープのラッサム(rasam)や、南インドの野菜料理のアヴィヤル(avial)も、別の料理です。

なぜ豆と野菜を別々に煮るのですか?

別の鍋で煮ると、豆はつぶせるやわらかさまで煮つつ、野菜の火の通りは野菜だけを見て判断できます。Subbus Kitchenのレシピもこの組み立てで、ウッタラカンド公開大学のテキストも、ポリチャ型の別調理について同じように説明しています。

豆に圧力鍋は使えますか?

Subbus Kitchenのレシピでは使っていますが、水の量も容器も機器の設定も書かれていません。そのためこの記事では圧力鍋の手順は紹介せず、普通の鍋を使っています。お手持ちの圧力鍋を使う場合は、その取扱説明書に従ってください。

野菜を煮る水はどのくらい必要ですか?

Subbus Kitchenのレシピは、野菜に水を加えるとだけ書いていて、量は示していません。この記事も、ほかのレシピから数字を借りてはいません。水は適量を加え、鍋の中を見て加減してください。

ペーストを挽くのに水は必要ですか?

Subbus Kitchenのレシピには挽くときの水の量が書かれていないので、この記事の手順でも水は加えません。お使いの機械で混ぜ合わせられない場合に少し水を足すのは、ご自身の調整です。

大さじ・小さじはどの規格のものを使えばよいですか?

Subbus Kitchenのレシピは、どのスプーンの規格を使っているか示していません。そのため分量は、グラム、ミリリットル、ほかのカップやスプーンの規格への換算をせず、そのままの単位で載せています。作るときは、同じスプーンのセットで通してください。

どのくらい保存できますか?

保存期間は確認できていないので、日数は示していません。調理済みの料理については、お住まいの地域の食品安全の指針に従ってください。

主な参考リンク

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