若い緑色のココナッツの器に盛られたダーブ・チングリ
🌍ジャンルベンガル料理

ダーブ・チングリの作り方|青いココナッツを器にして海老を焼くベンガル料理

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 8

daabを開けて水を抜く

手順1: daabを開けて水を抜く

若い緑色のココナッツの上部を、約1/2インチ下のところで水平に切り落とします。切った部分は取っておきます。これがふたになります。ココナッツ水は捨てます。このレシピでは使いません。底は切らず、果肉もかき出しません。

STEP 22 / 8

海老を下ごしらえする

手順2: 海老を下ごしらえする

生の海老は殻をむいて洗い、頭を取ります。海老が大きければ、小さく切ります。

STEP 33 / 8

玉ねぎを薄く切る

手順3: 玉ねぎを薄く切る

玉ねぎは半分に切り、繊維に沿って縦方向に非常に薄く切ります。角切りにはしません。

STEP 44 / 8

油以外をすべて合わせる

手順4: 油以外をすべて合わせる

青唐辛子6本に切れ目を入れます。ボウルに、海老、玉ねぎ、青唐辛子、おろしココナッツ、マスタードシードペースト大さじ4、ターメリック小さじ1、塩小さじ1 1/2を入れて混ぜ合わせます。

STEP 55 / 8

マスタードオイルを最後に加える

手順5: マスタードオイルを最後に加える

マスタードオイル大さじ4を注ぎ、油が全体にいきわたるまでよく混ぜます。油を先に熱したり、何かを炒めたりはしません。

STEP 66 / 8

daabに詰める

手順6: daabに詰める

混ぜた材料を、水を抜いて空にしたdaabにスプーンで詰めます。

STEP 77 / 8

ふたを戻し、上部を箔で封じる

手順7: ふたを戻し、上部を箔で封じる

切り取った上部を、ふたとしてココナッツに戻します。アルミ箔1枚を上にかぶせ、開口部を封じます。封じるのは上部だけです。ココナッツ全体を巻いたり、生地を使ったりしません。

STEP 88 / 8

350°Fで約1時間焼く

手順8: 350°Fで約1時間焼く

封じたココナッツをオーブンに入れ、350°Fで約1時間焼きます。この間に海老に火が通り、油が殻の上のほうへ上がってきます。油が上がるのは、調理の目安として見るだけにして、食品安全の確認とは考えないでください。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

9品目

材料

生の海老、玉ねぎ、青唐辛子、おろしココナッツ、マスタードの材料、若いココナッツを調理台に並べたところ
別に用意するおろしココナッツと、水を抜いたdaabは、別々の材料
材料 分量 代替・備考
生の海老(chingri) 1 kg 主役の材料。殻をむき、頭を取って洗う。大きいものは小さく切る
玉ねぎ 250 g 半分に切り、縦方向に非常に薄く切る
青唐辛子 6本 切れ目を入れる。6〜12本の範囲から6本を選んだ
おろしココナッツ 1個分 daabの中身ではなく、別のココナッツをおろしたもの
マスタードシードペースト(調製済み) 大さじ4 ボウルに入れる時点で、すでにペースト状のもの
ターメリック(粉末) 小さじ1 色と土っぽい香り
塩 小さじ1 1/2 味付け
マスタードオイル 大さじ4 他の材料をすべて混ぜたあとに、最後に加える。大さじ4〜6の範囲から大さじ4を選んだ
若い緑色のココナッツ(daab、ডাব) 1個 調理に使う器。上部を約1/2インチ下で切り、水を抜く。切った上部はふたに取っておく
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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

ダーブ・チングリ:青いココナッツが鍋になる料理

この料理が守るべきこと

若い緑色のココナッツは、仕上げに添える盛り付けの器ではありません。海老が火を通される調理容器そのものです。別に用意するおろしココナッツ、マスタードシードペースト、最後に加えるマスタードオイルを守り、殻の上部だけを封じてオーブンに入れてください。

若い緑色のココナッツの上部を切り落とし、中の水を捨てて、空いた空洞に生の海老、薄切りの玉ねぎ、切れ目を入れた青唐辛子、おろしココナッツ、マスタードを詰めます。切り取った上部をふたとして戻し、開口部をアルミ箔で封じたら、ココナッツごとオーブンで焼きます。これがダーブ・チングリです。Rituparna Royが2020年のCondé Nast Traveller Indiaの記事で、若い緑色のココナッツの中で調理するベンガルの海老料理として紹介しています。

この記事では、chingri はベンガル語で海老のこと、daab は材料欄で若いココナッツ(tender coconut)として説明されています。大事なのは調理法です。ココナッツのカレーを作ってから殻によそうのではなく、ココナッツそのものが鍋になって、食材を抱えたまま火が通ります。

このページのレシピは、Royの記事に再掲され、Minakshie DasGuptaの『Bangla Ranna: The Bengal Cookbook』に帰属するものとして紹介されている版です。書籍そのものは確認しておらず、著者名・書名・年代は記事の表記のままお伝えします。このレシピは、このページのために台所で試作したものではありません。分量が幅で示されている材料は、1つの値を選び、元の幅を並べて示しました。

この国の料理をもっと見たい方は、インドのレシピへどうぞ。

名前と表記

英語では多くの場合 daab chingri と書き、ベンガル文字では ডাব চিংড়ি です。

ベンガルの海老とココナッツの料理のなかで

Royの記事は、ダーブ・チングリを、海老とココナッツを組み合わせるベンガル料理の仲間のなかに置いています。挽いたマスタードと生のココナッツで作る narkel chingri、似た材料を圧力鍋で蒸す bhapa chingri、ココナッツミルクを使う chingri maacher malaikari などです。ダーブ・チングリがこれらと違うのは、青いココナッツが調理容器である点だとされています。

これは記事が示している比較で、どの地域・どの家庭にも通じる決まった定義ではありません。ココナッツミルクで煮る海老のカレー(チングリ・マライカレーと呼ばれることが多い料理)や、マスタードで魚を煮るショルシェ・イリッシュなどをご存じなら、ダーブ・チングリは作り方そのものが違うと考えてください。ココナッツミルクは使わず、殻に入れたまま焼きます。


道具

  • ボウル
  • ココナッツ上部の開口部を覆えるアルミ箔1枚
  • オーブン

選び方と代用

使うココナッツは2種類で、役割が違います。若い緑色のココナッツ(daab)は鍋です。水を抜いて中身を詰め、殻の内側の果肉はそのまま殻の一部として残します。おろしココナッツは別のココナッツをおろしたもので、詰め物に混ぜます。おろしココナッツの代わりに、daabの果肉をかき出して使わないでください。ココナッツミルクにも置き換えません。

マスタードシードペーストは、すでにペースト状になったものを使います。

クリームやココナッツミルク、別の種類のマスタードに置き換えないでください。

よくある取り違えと軌道修正

ダーブ・チングリという名前のレシピはいくつもあるため、別のレシピの手順が混ざりやすい料理です。次の表は、このレシピと違う点をまとめたものです。

ついやりたくなる手順 このレシピでは 理由
ココナッツミルクを加える 使わない ココナッツミルクを使うと、マライカレーの方向に寄っていく
daabの果肉をかき出して詰め物に加える しない。果肉は殻の一部として残す おろしココナッツは、別のココナッツから用意する
ココナッツ水を使う 捨てて使わない 詰め物に液体は足さない
玉ねぎを炒める、油を先に熱する すべて生のまま入れ、油は最後に加える ココナッツの中だけで火を通す
生地で封じる、ココナッツ全体を箔で巻く ふたを戻し、上部だけを箔1枚で覆う 示された作り方のとおりにするため
1個のdaabには多すぎるように見える 未確認 分ける・増減する・余りを扱うための検証済みの答えはない

ベンガルのお祝いと、箔のふたの話

Royの2020年の記事は、ダーブ・チングリを、誕生日、結婚式、ベンガルの新年、ドゥルガー・プージャと結びつけています。これは記事の記述であり、すべてのベンガルの家庭がこうした機会にこの料理を作る、という意味ではありません。

記事は、調理法の移り変わりもたどっています。農村のベンガルでは、粘土を塗った若いココナッツを薪火でゆっくり焼く技法があったと書かれており、1902年の料理書には半熟のココナッツ殻を使うレシピがあるとも紹介されています。都市ではそれらに代わって、アルミ箔とオーブンが使われるようになったといいます。記事には、Pia Prominaの回想も紹介されています。それによると、1960年代にMinakshie DasGuptaが生地の代わりにアルミ箔を使い、ココナッツをオーブンで焼いてみたそうです。記事によれば、この技法とレシピは1982年に『Bangla Ranna』に記録され、1998年に家族がKewpie'sを開きました。

これらの年代や話は、記事と取材先が伝えているものです。1902年の料理書、『Bangla Ranna』、レストランの記録そのものは確認していないため、この料理の誕生を確定した歴史として読まないでください。記事は、家庭で作るときの下ごしらえの手間の大きさや、料理が時代とともにさまざまな調理法を渡り歩いてきたことにも触れています。

ほかのダーブ・チングリ

別のレシピであり、代用ではありません

以下は別のレシピです。材料・温度・器具は、このページの作り方とは入れ替えられません。

NDTV Food(Tanushri Jash)。 玉ねぎ、にんにく、青唐辛子のペースト、パンチフォロン、マスタードペースト、マスタードオイルを使い、若いココナッツの果肉をこそげて、その水と一緒にすりつぶしてペーストにします。生地でココナッツを封じ、220(温度の単位は書かれていません)で約45分焼く方法で、圧力鍋で作る方法も紹介されています。

Subha's Food Diaries。 筆者の義母の版として紹介され、家庭ごとに違うと添えられています。黒マスタード、ケシの実、ココナッツミルク100ml、ココナッツ自身の果肉と水、砂糖が入り、海老をペーストに10分置いてから、圧力鍋で調理します。器具を替える方法も書かれていますが、ここでは取り上げません。

Royの記事のレシピには電子レンジで作る代替案も書かれていますが、このページでは使いません。

よくある質問

ダーブ・チングリにはココナッツミルクを使いますか?

このレシピでは使いません。Royの記事で『Bangla Ranna』に帰属するレシピは、別のココナッツをおろしたものを使い、ココナッツミルクは入りません。ココナッツミルクが出てくるのはSubha's Food Diariesの版で、こちらは別のレシピです。

daabの水や果肉は使いますか?

水は捨てて使いません。果肉をかき出して加える工程もなく、果肉は殻の一部としてそのまま残ります。果肉と水を使うのは、ほかの版の作り方です。

圧力鍋や電子レンジでも作れますか?

再掲されたレシピには電子レンジの代替案があり、NDTVとSubha's Food Diariesの版は圧力鍋を使いますが、このページが取り上げるのはオーブンで焼く方法だけです。それ以外の方法の安全性については、ここでは助言しません。

何人分で、どのくらい時間がかかりますか?

このレシピには、人数も、下ごしらえの時間も、全体の所要時間も書かれていません。時間として示されているのは焼く時間だけで、350°Fで約1時間です。

海老1 kgは、daab1個に入りますか?

レシピは海老1 kgとdaab1個を並べて挙げていますが、ココナッツの容量は示していません。収まるかどうかは試していないため、確認できていません。このページの写真も、実際に量った分量ではなく、イメージとして示した量です。

これは書籍のレシピそのものですか?

Rituparna RoyのCondé Nast Traveller Indiaの記事に再掲されたレシピで、記事ではMinakshie DasGuptaの『Bangla Ranna: The Bengal Cookbook』に帰属するものとされています。書籍そのものは確認していません。海老1 kgが殻をむく前の重さか後の重さか、どの種類の海老を指すのかも書かれていません。

残りの保存や再加熱はどうしますか?

このレシピには、保存や再加熱の案内がありません。魚介類については、お住まいの国の食品安全当局の指針に従ってください。

主な参考リンク

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