黄金色に揚げたヴァデを添えた、コンカン風の鶏カレー
🌍ジャンルインド(マハーラーシュトラ、コンカン)料理

コンブディ・ヴァデの作り方|コンカン風ココナッツチキンカレーと揚げヴァデ(कोंबडी वडे)

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 10

鶏肉に下味をつける

手順1: 鶏肉に下味をつける

生の鶏肉専用のボウルに、鶏肉500 gを入れます。鶏肉は洗いません。しょうがとにんにくのペースト大さじ1、ターメリックパウダー小さじ1/2、ミックスマサラ大さじ1、塩適量を加え、全体にまんべんなくなじむまで混ぜます。ふたをして、冷蔵庫でしばらく置きます。

先に進む前に、手と、まな板など生の鶏肉に触れたものを、熱めの湯と洗剤で洗ってください。

STEP 22 / 10

スパイスと玉ねぎ、ココナッツを炒める

手順2: スパイスと玉ねぎ、ココナッツを炒める

フライパンに油大さじ2を熱します。シナモン、クローブ、黒こしょう、コリアンダーシード、ポピーシードを入れ、続けて刻んだ玉ねぎと削ったココナッツを加えます。スパイスの香りが立ち、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。スパイスやココナッツが黒くならないよう、混ぜ続けてください。

STEP 33 / 10

冷ましてペーストにする

手順3: 冷ましてペーストにする

フライパンを火から下ろし、ミキサーに入れる前に冷まします。少量の水を加え、ふたをしっかり閉めてなめらかなペーストにします。ミキサーの取扱説明書に従い、刃が動く状態でジャーの中に手を入れてはいけません。

STEP 44 / 10

ペーストで鶏肉を煮る

手順4: ペーストで鶏肉を煮る

別の厚手の鍋に、油大さじ2を熱します。すりつぶしたペースト、下味をつけた鶏肉、必要に応じて水を加えます。中火で15〜20分ほど、ときどき混ぜながら煮ます。

いちばん厚い鶏肉の中心を食品用温度計で確認し、74°C(165°F)に達していることを確かめます。プローブを骨に当てないでください。調理時間や色だけでは、鶏肉が安全に加熱できたかはわかりません。温度計が74°C(165°F)を示すまで加熱を続けます。

STEP 55 / 10

ココナッツミルクを加える

手順5: ココナッツミルクを加える

ココナッツミルク1カップを注ぎ、全体が熱くなるまでカレーを静かに煮ます。味を見て、必要なら塩を足します。ヴァデを作っているあいだ、カレーは温かく保ちます。

STEP 66 / 10

ウラドダルを浸してペーストにする

手順6: ウラドダルを浸してペーストにする

前の晩に、清潔なボウルにウラドダル大さじ4、クミンシード大さじ1、フェヌグリークシード10〜12粒を入れ、清潔な飲用水をかぶるまで注ぎます。ボウルにふたをして、冷蔵庫で一晩置きます。

翌日、浸し水を捨てます。ダルとシードをミキサーに入れ、必要に応じて新しい水を少量ずつ加え、ふたをしっかり閉めて、なめらかで濃いペーストになるまですりつぶします。

STEP 77 / 10

やわらかい生地を作る

手順7: やわらかい生地を作る

大きなボウルに、米粉2カップ、ベサン1カップ、小麦粉1カップ、ターメリックパウダー小さじ1/2、ウラドダルのペースト、油大さじ2、塩適量を入れて混ぜます。水を少しずつ加えながらこね、やわらかい生地にします。

生の生地は味見しないでください。生の粉や生地は、しっかり加熱するまで食べても安全ではありません。

STEP 88 / 10

ヴァデを成形する

手順8: ヴァデを成形する

生地を小さく分けて、それぞれ丸めます。清潔な食品用シートの上で、丸めた生地を厚みのある円盤状に平らにします。生の生地に触れたあとは、手を洗い、作業面もきれいにしてください。

STEP 99 / 10

ヴァデを揚げる

手順9: ヴァデを揚げる

カダイまたは深さのある厚手の鍋で、揚げ油を熱します。ヴァデを、自分から離れる向きにそっと熱い油へ入れ、ときどき返しながら、表面に黄金色の斑点が出て中心まで火が通るまで揚げます。網じゃくしですくい、網かキッチンペーパーの上で油を切ります。

STEP 1010 / 10

カレーとヴァデを一緒に出す

手順10: カレーとヴァデを一緒に出す

熱いヴァデを鶏カレーと一緒に出します。ヴァデをちぎってカレーにひたし、ココナッツのグレービーをパンに含ませて食べてください。取り分けの器具は清潔なものを使い、生の鶏肉や生の生地に触れたものは使いません。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

27品目

材料

鶏カレーとヴァデの工程ごとに分けた、コンブディ・ヴァデの材料を上から見たところ
生の鶏肉は専用のボウルに入れ、ヴァデ用の粉やダルとは離しておく
材料 分量 代替・備考
鶏肉 500 g カレー:主材料
しょうがとにんにくのペースト 大さじ1 カレー:下味
ターメリックパウダー(鶏肉用) 小さじ1/2 カレー:下味
ミックスマサラ 大さじ1 カレー:下味
塩(カレー用) 適量 カレー:味つけ
油(香味材料用) 大さじ2 カレー:スパイスペーストの材料を炒める
シナモン 1インチ カレー:スパイスペースト
クローブ 4粒 カレー:スパイスペースト
黒こしょう(粒) 10〜12粒 カレー:スパイスペースト
コリアンダーシード 大さじ1 カレー:スパイスペースト
ポピーシード 大さじ1 カレー:スパイスペースト
玉ねぎ 2個(刻む) カレー:スパイスペースト
削ったココナッツ 1/2カップ カレー:スパイスペースト
水(カレー用) 適量 カレー:ペーストをすりつぶす、鶏肉を煮る
油(グレービー用) 大さじ2 カレー:ペーストと鶏肉を煮る
ココナッツミルク 1カップ カレー:仕上げ
ウラドダル 大さじ4 ヴァデ:浸してすりつぶすペースト
クミンシード 大さじ1 ヴァデ:浸してすりつぶすペースト
フェヌグリークシード 10〜12粒 ヴァデ:浸してすりつぶすペースト
米粉 2カップ ヴァデ:生地
ひよこ豆粉(ベサン) 1カップ ヴァデ:生地
小麦粉 1カップ ヴァデ:生地
ターメリックパウダー(ヴァデ用) 小さじ1/2 ヴァデ:生地
油(生地用) 大さじ2 ヴァデ:生地
塩(ヴァデ用) 適量 ヴァデ:味つけ
水(ヴァデ用) 適量 ヴァデ:浸水、すりつぶし、こねる
揚げ油 適量 ヴァデ:揚げる
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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

コンブディ・ヴァデ:ひとつの食卓に並ぶ鶏カレーと揚げパン

この料理で大事にしたいこと

ここでは2つの食感が出会います。たっぷりのグレービーをまとったココナッツの鶏カレーと、ちぎってカレーにひたす厚みのある揚げヴァデです。カレーとヴァデは一体の料理として考えてください。鶏カレーに添えるおまけのパンではありません。

マハーラーシュトラ州観光局のポケットガイドは、コンブディ・ヴァデ(kombdi vade)を、マハーラーシュトラのコンカン沿岸の料理として紹介しています。辛い鶏カレーに、揚げパンのヴァデを添える料理です。同じガイドは、お祭りや特別な日、日曜の家族の食事の場面にも触れています。すべての家庭がそう食べるという意味ではありませんが、人が集まる食卓のために作る料理だということは伝わってきます。

名前がそのまま皿の上を表しています。Kombdi(コンブディ)はマラーティー語で鶏肉、ここでのvade(ヴァデ)は揚げた平たいパンのことです。カレーは、ホールスパイスと玉ねぎ、削ったココナッツのペーストを土台にして、仕上げにココナッツミルクを加えます。ヴァデは、浸してすりつぶしたウラドダル、クミン、フェヌグリークのペーストを、米粉、ベサン(ひよこ豆粉)、小麦粉に混ぜ、手で成形して揚げます。

この記事は、完結した1本のレシピに沿って進めます。Ruchkar Mejwaniが公開した、Archanaによるコンカン風のkombadi vadeです。分量は掲載どおりに使い、ほかの版の分量は混ぜていません。世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作してはいません。水や塩の量、鶏肉の部位、ヴァデが何枚できるか、揚げ油の温度など、掲載レシピが決めていない点は、この記事でも数字で埋めずに未指定のままにしています。

インドのほかの料理は、インドのレシピからどうぞ。

コンカン、マルヴァン、そして家庭ごとに違うヴァデの粉

この料理は、資料によって呼び名も作りも少しずつ違います。マハーラーシュトラ州観光局はコンカン沿岸の料理としています。Archanaのレシピは「コンカン風」と銘打たれています。ヤシュワントラオ・チャヴァン・マハーラーシュトラ公開大学が公開している調理実習の教科書は、Chicken Malvaniとも呼び、骨付き鶏のマルヴァン風カレーとして説明しています。この記事は、料理の発祥地や起源をひとつに決めることはしません。

ヴァデの粉は、とくに違いが大きい部分です。観光局のガイドには米粉とウラドダルが出てきます。大学の教科書では、小麦粉またはナーチニー(シコクビエ)の粉のヴァデです。MarathiMatiの家庭向けレシピはbhajani(バジャニ)を使います。米、ジョワール(モロコシ)、小麦、ひよこ豆、ウラド、ポハ(押し米)を材料ごとに煎って冷まし、粗くひいて、ぬるま湯で練り、休ませてから揚げる方法です。Hema Shetは、ご自身の初めての試作について書いた記事で、別のマルヴァン風チキンラッサ(汁気のある鶏のカレー)に、市販のバジャニ粉でヴァデを作っています。

どれかが唯一の正解というわけではありません。Archanaのレシピは、米粉、ベサン、小麦粉に、ウラドダルとクミン、フェヌグリークを一晩浸してすりつぶした生のペーストを合わせます。カレーとヴァデの両方がそろった、わかりやすく完結したレシピなので、この記事ではこの版に沿っています。

このカレーではココナッツが2回登場します。削ったココナッツを炒めてスパイスペーストにすりつぶし、最後にココナッツミルクを加えます。観光局のガイドは、マルヴァン・マサラ全般を、煎ったスパイスとココナッツ、赤唐辛子のものと説明しています。一方、Archanaのレシピは「ミックスマサラ」としか書かれておらず、どの配合かは示されていません。そのため、この記事ではマルヴァン・マサラやカレー粉を同じものとは扱いません。

この版の扱いについて

  • 油。 レシピは、カレー用に油大さじ2を2回記載しており、油は香味材料を炒める段階とグレービーの段階の2か所で使います。ここでは各段階に大さじ2を割り当てます。記載された合計は変えていませんが、段階ごとの量はレシピに書かれたものではなく、こちらでの割り当てです。
  • 扱い方の選択。 レシピが書いているのは、ダルを一晩浸し、翌日にすりつぶすことまでです。ダルを冷蔵庫で浸すこと、下味をつけた鶏肉を冷蔵庫で休ませること、炒めた香味材料を冷ましてからすりつぶすこと、食品用のシートの上で生地を平らにすること、揚げたヴァデの油を切ることは、こちらで加えた扱い方です。掲載の手順には含まれていません。また、この浸水は発酵ではありません。
  • 鶏肉の安全。 レシピにある中火で15〜20分は加熱の目安であり、安全を保証するものではありません。ここでは、FoodSafety.govが家禽類全般に定める最低中心温度74°C(165°F)を、温度計で確認して仕上げの基準にします。

道具

  • 生の鶏肉専用のボウルと、鶏肉専用のまな板・器具
  • 香味材料を炒めるフライパン
  • カレー用の厚手の鍋
  • ふたがしっかり閉まるミキサーまたはグラインダー
  • ヴァデの生地を混ぜる大きなボウル
  • ヴァデを成形するための、清潔な食品用シート
  • カダイ(インドの揚げ鍋)または深さのある厚手の鍋
  • 網じゃくしと、油を切るための網またはキッチンペーパー
  • 食品用の温度計

選び方と代用

ミックスマサラ。 気に入ったインドの混合スパイスを選んでください。製品によってスパイスの種類も辛さも違うため、マルヴァン・マサラやカレー粉を使うと、同じではなく別のカレーになります。辛さを抑えたいときは、唐辛子が控えめな配合を選びます。

鶏肉。 好みの部位を使い、いちばん厚い部分を温度計で確認します。プローブ(温度計の先)が骨に当たらないようにしてください。

ウラドダル。 皮つきの黒ウラド、割ったウラド、皮をむいた白いウラドダルでは、ペーストの色や食感が変わることがあります。この版のヴァデにはウラドダルを入れたままにしてください。抜くと別の生地になります。

粉。 米粉、ベサン(ひよこ豆粉)、小麦粉は、それぞれ役割があります。とうもろこし粉やほかの豆の粉、ほかのダルの粉では置き換えられません。ベサンをじゃがいもやとうもろこしのでんぷんに替えるのもやめてください。

市販のヴァデ用バジャニ。 市販のバジャニやヴァデ用の粉は、ほかの版で使われる現実的な近道ですが、配合がこの版とは違うので、できあがるヴァデも別物になります。パッケージの手順に従い、原材料表示を確認してください。

アレルゲン。 この料理には、小麦(グルテン)、豆類(ウラドダルとひよこ豆粉)、ココナッツが含まれます。ミックスマサラや市販の粉は、ほかのアレルゲンや同一施設での製造の表示を確認してください。

うまくいかないとき

症状 試すこと
平らにすると生地が割れる 水を少しずつ足して、もう一度こねます。粉の量は変えないでください。
生地がべたついて成形できない 次回は水をもっとゆっくり、少しずつ加えます。
油が十分に熱いか自信がない 先に小さな生地を1つ揚げて、色づき方を見てから残りを揚げます。
中まで火が通る前にヴァデが色づく 火を弱め、1回に揚げる枚数を減らして、それぞれが油の中で十分な時間を過ごせるようにします。
鶏肉は火が通ったように見えるのに、温度計が74°C(165°F)に届かない 加熱を続け、骨から離したいちばん厚い部分で、もう一度確認します。

生の鶏肉に使った道具は、加熱後の食べ物に使う道具と分けてください。生の生地も、揚げたヴァデを置く場所には触れさせないようにします。

アレンジ

ここに挙げるのは、この食事を自分の好みに合わせるための提案です。どれも上の版からは離れるので、自分なりのアレンジとして楽しんでください。

  1. 辛さを控えめに。 唐辛子が少ないミックスマサラを選びます。配合は製品ごとに違うので、味見は鶏肉にしっかり火が通ってからにしてください。
  2. 少量ずつ揚げる。 鍋に詰め込まず、数枚ずつ揚げると、1枚ずつ均一に火が通ります。
  3. 小麦なしで。 このレシピは小麦粉を使います。グルテンを避けるヴァデは、このレシピを離れて、米と豆の粉の割合をあらためて探ることになり、食感も生地のまとまり方も変わります。
  4. バジャニで近道。 市販のヴァデ用バジャニなら、浸水とすりつぶしが省けますが、配合が違うので、できあがるヴァデも別物になります。
  5. ソルカディを添える。 大学の教科書は、辛いコンカン料理やマルヴァン料理のあとに出す、コクム(ガルシニアの果実)とココナッツミルクの飲み物ソルカディを紹介しています。食卓に添える任意のものでこのレシピの一部ではありません。教科書には、食卓に玉ねぎとレモンが出ることも書かれています。

よくある質問

ヴァデは何枚できますか? 大きさはどのくらいですか?

掲載レシピには、仕上がりの量も、ヴァデの枚数も、大きさも書かれていません。世界ごはん紀行でも試作していないので、この記事では数字を示しません。中まで火が通る、小さくて厚みのある円盤に成形してください。

ウラドダルは抜いてもよいですか?

この版では、ウラドダルのペーストがヴァデの生地の大事な部分です。抜くと別のヴァデになります。浸水とすりつぶしを省きたい場合の市販のバジャニは、同じレシピではなく、別の版です。

小麦粉なしで作れますか?

このレシピは小麦粉を使います。ほかの版には別の穀物を使うヴァデもありますが、小麦粉を抜くと、食感も生地のまとまり方も違う新しいレシピになり、配合もあらためて探る必要があります。

油を大さじ2と大さじ2に分けるのはなぜですか?

レシピは、カレー用に油大さじ2を2回記載し、油を2つの段階で使いますが、各段階にいくら使うかは決めていません。この記事では、合計は変えずに、香味材料を炒める段階に大さじ2、グレービーの段階に大さじ2を割り当てています。

鶏肉を15〜20分加熱すれば十分ですか?

その時間はレシピの加熱の目安であり、安全の確認ではありません。FoodSafety.govは、鶏肉の安全な最低中心温度として74°C(165°F)を示しています。食品用温度計で、骨から離したいちばん厚い部分を測ってください。

ダルを冷蔵庫で浸すのはなぜですか?

レシピは、一晩浸して翌日にすりつぶす、としか書いていません。ふたをして冷蔵庫で浸すのは、衛生面を考えてこちらで選んだ方法です。単に浸すだけで、発酵ではありません。

残ったときはどうしますか?

保存期間はここでは示しません。FoodSafety.govは、食べ物をすぐに冷やし、冷蔵庫を4°C(40°F)以下に保つよう勧めています。残りはすぐに、ふた付きの容器に入れて冷蔵してください。

主な参考リンク

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