この記事で作るマラク。ヤギ肉と野菜のスープにフライドオニオンをのせ、切ったライムを横に添えた一杯
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マラク(マラク・カンビン)の作り方|香辛料で煮込むヤギ肉スープ

約13分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 10

ペーストをすり潰す

手順1: ペーストをすり潰す

にんにく、しょうが、ガランガル、塩をすり鉢に入れ、すりこ木で一緒にすり潰してペーストにします。

STEP 22 / 10

玉ねぎを炒める

手順2: 玉ねぎを炒める

スープ鍋に油を熱し、刻んだ玉ねぎを混ぜながら、香りが立つまで炒めます。

STEP 33 / 10

ペーストを炒める

手順3: ペーストを炒める

すり潰したペーストを加え、玉ねぎ全体にまんべんなく混ぜながら火を通します。

STEP 44 / 10

粉末とホールの香辛料を加える

手順4: 粉末とホールの香辛料を加える

ターメリック、コリアンダー、クミン、こしょうの粉末を、カルダモン、クローブ、シナモンと一緒に加え、香りが立つまで混ぜながら炒めます。

STEP 55 / 10

ヤギ肉を炒める

手順5: ヤギ肉を炒める

切ったヤギ肉を加え、香辛料をからめながら、表面が締まって色が変わるまで返します。色が変わったのは水を入れる合図というだけで、肉にはまだ火が通っていません。

STEP 66 / 10

水を注ぐ

手順6: 水を注ぐ

水1.5Lを注ぎます。

STEP 77 / 10

肉が柔らかくなるまで煮る

手順7: 肉が柔らかくなるまで煮る

弱火で、ヤギ肉が柔らかくなり、味がなじむまで煮ます。判断は肉そのもので行います。1切れ取り出して、好みの柔らかさになっているか確かめてから次へ進みます。

STEP 88 / 10

野菜を加える

手順8: 野菜を加える

肉が柔らかくなったら、粗く切ったにんじん、トマト、青ねぎを加えます。

STEP 99 / 10

野菜に火を通す

手順9: 野菜に火を通す

野菜に火が通り、好みの柔らかさになるまで、スープを穏やかな火加減で保ちます。

STEP 1010 / 10

熱いうちに、フライドオニオンとライムを添えて

手順10: 熱いうちに、フライドオニオンとライムを添えて

熱いスープを器によそい、フライドオニオンをのせます。切ったライムは別に添え、各自が好みで絞れるようにします。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

20品目

材料

家庭の台所に並べたマラクの材料。油、玉ねぎ、生のヤギ肉、ホールと粉末の香辛料、にんにく、しょうが、ガランガル、塩、にんじん、トマト、青ねぎ、フライドオニオン、ライム
このマラクに使う材料一式。野菜と仕上げの飾りは後で使うので取り分けておく
材料 分量 代替・備考
植物油 大さじ2 炒め用
玉ねぎ 50g 粗みじん切り。最初に炒めて土台にする
ヤギ肉 500g 切ったもの。生のまま香辛料と炒め、そのあと煮込む
シナモン 3cm ホールの香辛料
クローブ 4個 ホールの香辛料
カルダモン 5個 ホールの香辛料
水 1.5L 煮込み用
にんにく 3かけ ペーストにすり潰す
しょうが 1cm ペーストにすり潰す
ガランガル 1cm ペーストにすり潰す。しょうがとは別の根
塩 小さじ2 ペーストにすり潰す。このレシピで使う塩はこれだけ
ターメリック粉 小さじ1 粉末の香辛料
コリアンダー粉 小さじ1 粉末の香辛料
クミン粉 小さじ1/2 粉末の香辛料
こしょう(粉) 小さじ1 粉末の香辛料。黒でも白でもよい
にんじん 2本 粗く切る。肉が柔らかくなってから加える
トマト 2個 粗く切る。肉が柔らかくなってから加える。生のトマトで、トマトペーストではない
青ねぎ 1本 粗く切る。肉が柔らかくなってから加える
フライドオニオン 大さじ2 市販の調理済みのもの。各碗の上に散らす
ライム 1個 くし形に切り、別に添える

塩小さじ2はペーストにだけ入れます。鍋にもう小さじ2を足さないでください。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

マラク:炒めた香味料を、ヤギ肉の長く静かな煮込みへ

この鍋で守りたいこと

玉ねぎ、すり潰したペースト、香辛料を先に油で炒め、水を入れる前から鍋に香りをのせておきます。ヤギ肉は弱火でゆっくり柔らかくし、野菜を入れるのは肉が柔らかくなってからです。

刻んだ玉ねぎを植物油で炒めます。そこへ、にんにく、しょうが、ガランガル、塩を合わせたペーストを加え、続けてターメリック、コリアンダー、クミン、こしょうの粉末と、カルダモン、クローブ、シナモンスティックを入れます。香り立つ鍋にヤギ肉をからめ、表面の色が変わったら水を注ぎ、弱火でことこと煮ます。肉が柔らかくなってからにんじん、トマト、青ねぎを加え、盛りつけたらフライドオニオンをのせ、くし形に切ったライムを添えます。

この形は、インドネシアの料理メディア detikFood が2024年6月18日に、澄んだスープのヤギ肉料理3品のひとつとして掲載した、Odilia WS さんの「Maraq Kambing」のレシピです。同メディアはこれを中東風のヤギ肉スープとして紹介しています。この記事は、その1つのレシピの分量と材料を入れる順番に従い、ふつうのスープ鍋で作る前提でまとめました。あくまでこの料理の一つの作り方で、これが決定版のマラクだとも、料理の発祥を示すものだとも言いません。

いくつか、レシピそのものではなく私たちが選んだ点があります。レシピにはヤギ肉が骨付きか骨なしかの記載がないので、当サイトの写真では骨なしの煮込み用の肉片を使っています。これは撮影と家庭での作りやすさのための選択です。レシピには、総時間の目安として約90分、分量として6ポーションという表示があります。どちらも全体の情報で、決まった時間で肉が柔らかくなる保証でも、大人6人が主菜として満腹になる量の保証でもありません。また、最後に入れる野菜の加熱時間もレシピにはないため、手順9の「野菜に火が通り、好みの柔らかさになるまで加熱する」は、家庭向けに私たちが補った一文です。このレシピは、世界ごはん紀行では台所での試作をしていません。

道具

  • すり鉢とすりこ木:ペーストをすり潰します
  • 水1.5Lと肉、野菜が入るふつうのスープ鍋
  • 炒めるための木べらまたはヘラ
  • おたまとスープ用の器
  • 生肉用の包丁とまな板、そして野菜とライム用に分けた清潔な包丁とまな板

ヤギ肉・ガランガル・カルダモン・フライドオニオンの選び方

ヤギ肉。 食用として売られている、煮込み用に切ったものを選びます。当サイトの写真は骨なしの肉片です。骨付きを選ぶ場合はご自身での変更になり、骨付きと骨なしの重さの換算はなく、煮込み時間も変わることがあります。

ガランガル。 ガランガルを使います。ペーストにはすでにしょうがが入っていますが、ガランガルはしょうがとは別の根です。ガランガルの代わりにしょうがを増やすことはしません。

カルダモン。 鍋に入れるのはホールのさやです。カルダモンの種類は決めていないので、手に入るホールのものを使います。

こしょう(粉)。 小さじ1は、黒こしょうでも白こしょうでも作れます。

フライドオニオン。 市販の調理済みのフライドオニオンを使います。買う前に、味の説明、原材料、アレルギー表示を確認してください。

ライム。 ライムを使います。インドネシア語の jeruk nipis はレモンではなくライムです。

袋入りの香辛料やフライドオニオンは、どれも味の説明、原材料、アレルギー表示を確認してください。

生肉の衛生

生の肉は味見しないでください。肉に火が通っていない間の鍋の味見もしないでください。生のヤギ肉用には別のまな板と包丁を使い、生肉に触れた道具を、できあがったスープの盛りつけに使い回さないでください。

鍋の様子がおかしいとき

状況 考えられる原因 対処
そろそろのはずなのに、ヤギ肉がまだ硬い 弱火でもっと時間が必要。部位、切った大きさ、火力で変わる 弱火のまま煮続け、もう一度1切れ確かめる。肉が柔らかくなるまでは野菜に進まない
味がぼやけて、塩を足したくなる 塩はすべてペーストに入っている 肉と野菜に完全に火が通った、できあがりのスープだけを味見してから、足すかどうかを決める。2回目の塩をそのままの量で足さない

変えるとどうなるか

以下はこのレシピにはない、ご自身での変更です。どれも、対応する分量や時間の目安はありません。

  • ヤギ肉の代わりにラムやマトンを使う。 肉の種類が変わり、柔らかくなるまでの時間も変わります。ヤギ肉で使った時間ではなく、肉そのもので判断してください。
  • 骨付きのヤギ肉にする。 当サイトの写真は骨なしの肉片です。骨付き肉では500gに骨も含まれ、骨付きと骨なしの間に換算はありません。
  • 香辛料を変える。 カルダモンの種類やこしょうの色は替えられますが、香辛料の組み合わせを変えると、このレシピの味から離れていきます。

「マラク」と呼ばれる別のレシピには、じゃがいも、セロリ、レモン、トマトペースト、パイナップルを加えるものや、市販の調味料を使うものもあります。それらは別のレシピなので、この鍋には混ぜません。

このマラクの位置づけ:インドネシアで紹介された、中東風の一版

ジャカルタでは、ベタウィの人びとの料理にアラブの影響が見られます。detikFood のベタウィとアラブの料理についての記事は、ヤギの足のスープや、ナシ・クブリとともに、マラクをヤギ肉料理として挙げています。この記事は食文化についての報告で、レシピは載っていません。ここで作る版が標準的なアラブ・ベタウィのレシピであることも、料理の発祥も、これでは裏付けられません。

ここで作ったのは、インドネシアのメディアが中東風のヤギ肉スープとして紹介している1つのレシピです。同じ名前の別のレシピは、かなり違う姿をしています。Cookpad には「Marak Lahma」というレシピがインドネシア語で投稿されていて、投稿者はサウジアラビアの現地の家庭を見て覚えたと書いています。肉を下ゆでし、じゃがいも、にんじん、セロリを煮て、トマトペーストを加え、レモンと好みでパイナップルで仕上げます。Cairo Food の「Sayur Marak」は、2人分に肉200gを使い、顆粒だしと同社の専用調味料で煮るレシピで、サイトでは中東料理に分類されています。これらは別々のレシピで、材料も手順も、この版には混ぜていません。

インドネシア料理の中では、澄んだヤギ肉や牛肉のスープはおなじみの仲間です。ソト・ベタウィやサテ・カンビンは、ベタウィ周辺やヤギ肉の別の料理で、作り方はまったく違います。ほかのインドネシア料理はインドネシアのページからどうぞ。

よくある質問

時間はどのくらいかかりますか?

レシピには総時間の目安として約90分と書かれています。ただし、これは煮込みの工程の保証ではありません。肉が柔らかくなったときが仕上がりで、それは部位、切った大きさ、火力で変わります。

本当に6人分ですか?

レシピには6ポーションと書かれています。これはレシピ自身の数字で、大人6人が主菜として満腹になる量だという保証ではありません。

ヤギ肉は骨付きですか?

レシピには書かれていません。写真には骨なしの煮込み用の肉片を使っています。骨付きのヤギ肉を使う場合は、重さの換算がなく、時間も変わることがあります。

材料表の大さじ・小さじはどういう単位ですか?

レシピがインドネシア語で書いている sendok makan(大さじ)と sendok teh(小さじ)です。匙の正確な容量はレシピに示されていないので、ミリリットルやグラムへは換算していません。

カルダモンとこしょうは、どの種類を使えばいいですか?

レシピは、カルダモン(kapulaga)の種類も、粉のこしょう(merica bubuk)が黒か白かも書いていません。手元にあるものを使ってください。

ライムの代わりにレモンを使えますか?

この版で使うのは、ライムの jeruk nipis です。レモンは別のマラクのレシピに出てくるもので、仕上がりの風味が変わります。

圧力鍋やストックは使えますか?

この版は、ふつうの鍋とただの水で作ります。同じメディアは、圧力鍋で作る別のヤギ肉スープも載せていますが、それは別のレシピで、この版を圧力鍋用に換算した情報もありません。肉の下ゆでやストックの使用も、別のレシピのものです。

最後の野菜は、どのくらい加熱しますか?

レシピには時間が書かれていません。手順9は家庭向けの補足で、野菜に火が通り、好みの柔らかさになるまで穏やかに加熱するというものです。

主な参考リンク

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