小鉢に盛った、つややかな濃い赤茶色のタイのナムプリックパオとそばのご飯
🌍ジャンルタイ料理

ナムプリックパオの作り方|タイの揚げ唐辛子ペースト(น้ำพริกเผา)

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 14

にんにくを揚げる

手順1: にんにくを揚げる

中華鍋か深めの鍋に植物油1カップを熱します。薄切りのにんにくだけを入れ、金色になるまで揚げます。

STEP 22 / 14

にんにくの油を切る

手順2: にんにくの油を切る

網じゃくしでにんにくをすくい上げ、油を鍋に落として切り、脇に置きます。

STEP 33 / 14

エシャロットを揚げる

手順3: エシャロットを揚げる

同じ油で、薄切りのエシャロットだけを金色になるまで揚げます。

STEP 44 / 14

エシャロットの油を切る

手順4: エシャロットの油を切る

網じゃくしでエシャロットをすくい上げ、油を切って脇に置きます。

STEP 55 / 14

乾燥唐辛子を揚げる

手順5: 乾燥唐辛子を揚げる

にんにくとエシャロットを取り出したら、同じ油で乾燥赤唐辛子12本を金色になるまで揚げます。

STEP 66 / 14

唐辛子の油を切る

手順6: 唐辛子の油を切る

網じゃくしで唐辛子をすくい上げ、油を切ります。揚げ油は手順8で使うので、鍋に残しておきます。

STEP 77 / 14

揚げた材料を攪拌する

手順7: 揚げた材料を攪拌する

油を切ったにんにく、エシャロット、唐辛子をブレンダーに入れ、ふたを閉めて粗い状態になるまで攪拌します。

STEP 88 / 14

揚げ油を加える

手順8: 揚げ油を加える

ブレンダーを止めてふたを外します。同じ揚げ油½カップをそっと注ぎます。ペーストに加える油は、これより多くしません。

STEP 99 / 14

油と一緒に攪拌する

手順9: 油と一緒に攪拌する

ふたを閉め、油と揚げた材料がなじんで赤茶色のペーストになるまで攪拌します。

STEP 1010 / 14

ペーストを小鍋に移す

手順10: ペーストを小鍋に移す

ブレンダーを止め、ペーストを焦げつきにくい加工の小鍋にかき出します。

STEP 1111 / 14

調味料を加える

手順11: 調味料を加える

ペーストに、粉にした干しえび1/4カップ、パームシュガー1/2カップ、タマリンド果汁大さじ2 1/2、魚醤大さじ1、塩小さじ1/2を加えます。

STEP 1212 / 14

弱火で混ぜる

手順12: 弱火で混ぜる

小鍋を弱火にかけ、約3分混ぜます。

STEP 1313 / 14

火から下ろして冷ます

手順13: 火から下ろして冷ます

小鍋を火から下ろし、耐熱の鍋敷きにのせてペーストを冷まします。保存する分は、粗熱が取れたら清潔な容器に移して冷蔵します。4日以内に使い切り、4日たって残った分は捨ててください。

STEP 1414 / 14

盛りつける

手順14: 盛りつける

ペーストを小鉢に盛り、白いご飯のそばに添えます。料理の味つけ用のペーストとして使ってもかまいません。

0 / 0
Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

9品目

材料

乾燥赤唐辛子、薄切りのにんにくとエシャロット、粉にした干しえび、パームシュガー、タマリンド果汁、魚醤、塩、植物油を別々の器に並べたところ
ペーストに使うものを、器に分けて並べたところ

油を熱する前に、にんにくとエシャロットを細かく薄切りにしておきます。

材料 分量 代替・備考
にんにく 1/3カップ 細かく薄切り。先に揚げてから攪拌する
エシャロット 1カップ 細かく薄切り。2番目に揚げてから攪拌する
乾燥赤唐辛子(長さ2〜3インチ) 12本 最後に揚げてから攪拌する。ペーストの土台
植物油 1カップ 揚げ油。このうち同じ油½カップをブレンダーに入れる
干しえびの粉 1/4カップ うまみのもと。鍋で加える
パームシュガー 1/2カップ 甘み。鍋で加える
タマリンド果汁 大さじ2 1/2 酸味。鍋で加える
魚醤 大さじ1 味つけ。鍋で加える
塩 小さじ1/2 味つけ。鍋で加える
0 / 0

手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

ナムプリックパオ — 揚げた香味野菜と乾燥唐辛子を、油でひとつにまとめる

このフライパンで押さえること

にんにく、エシャロット、乾燥唐辛子を別々に金色になるまで揚げます。攪拌に使う油は、その同じ油の½カップだけ。そのあと弱火で短く味を整えます。取り分けて保存する分は冷蔵し、4日以内に使い切ってください。

タイの食卓では、濃い赤色のペーストが2通りの場所に現れます。ひとつはトムヤムの鍋の中、もうひとつはご飯のそばの小さな器です。ナムプリックパオ(น้ำพริกเผา、nam phrik phao、nam prik phaoとも書きます)は、乾燥赤唐辛子と揚げた香味野菜を油でまとめたペーストです。そこに粉にした干しえび、パームシュガー、タマリンドの果汁、魚醤が加わり、うまみ、甘み、酸味が重なります。

この記事で作るのは、米国のカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(CIA)の『World Flavors: Thailand』に載っている「Roasted Chile Paste / Nam Prik Phao」の1品です。レシピはマーニー・タイ・レストラン(Marnee Thai Restaurant)のチャイ・シリヤーン(Chai Siriyarn)の名で掲載されています。ナムプリックパオは出版されているレシピごとにかなり違うので、これは数ある作り方のひとつで、決定版ではありません。タイ料理をもっと知りたいときはタイのページもご覧ください。

実際の調理確認はしていません

このレシピは編集部で試作しておらず、pHや保存の試験もしていません。収量の1½カップは、CIAのレシピに印刷されている数字で、編集部が測ったものではありません。

ナムプリック・カピとは別のペースト

「ナムプリック」は幅広い料理の仲間をさす言葉で、この記事ではそれらを混ぜません。ナムプリック・カピは、カピ(発酵えびペースト)、生の唐辛子、ライムを土台にしたディップです。ここで作るナムプリックパオは、乾燥唐辛子と、揚げたにんにく・エシャロットから始め、粉にした干しえびを加えて弱火で短く火を通します。


道具

  • 揚げ物用の中華鍋または深めの鍋
  • 網じゃくし
  • 油を切ったにんにく・エシャロット・唐辛子を分けておくボウル
  • 計量カップと計量スプーン
  • ふた付きのブレンダー
  • ゴムべら
  • 焦げつきにくい加工の小鍋
  • 耐熱の鍋敷き
  • 保存する場合は、ふた付きの清潔な容器

選び方と代用

干しえびの粉はえびペーストではありません。えびペーストは別の食材で、まわりの作り方も違うので、ここでは代わりに使わないでください。ココナッツシュガーや水を加えることも、材料を乾煎りすることもしません。

唐辛子の本数。乾燥唐辛子は12本を使います。別に計算した分量は用意していません。

アレルゲンと熱い油

このペーストにはえびと魚が入っており、それらを使わない作り方は紹介していません。アレルギーのある人に作る場合は、市販の材料の表示を確認してください。

揚げ油は、いくつもの工程で熱いままです。子どもをコンロに近づけず、鍋のそばを離れず、ブレンダーに油を注ぐときは気をつけてください。熱いものを入れてよいかどうか、使う前にブレンダーの取扱説明書を確認しましょう。


保存 — 冷蔵して4日以内に

検証した賞味期限ではなく、慎重に置いた上限です

粗熱が取れたら清潔な容器に入れて冷蔵し、4日以内に使い切ってください。4日たって残った分は捨てます。

米国疾病予防管理センター(CDC)は、にんにくやハーブで作った家庭用の油は冷蔵し、使い切れない分は4日後に捨てるよう勧めています。このペーストは揚げたにんにくとエシャロットを油でまとめたものなので、念のためこの上限を当てはめています。このレシピで確かめた期限ではなく、このペーストの酸度や保存性は試験していません。

CDCはまた、ボツリヌス毒素は見た目、におい、味では見分けられないとも述べています。ですから、問題なさそうに見えるペーストでも安全とは限りません。タマリンドの酸味も、加熱も、期限を延ばす理由にはなりません。

CIAのレシピには冷蔵で数か月保存するという記載があり、別に参照したレシピにも冷蔵に関する記述があります。この記事はどちらにも従いません。常温保存、瓶詰め、長期保存のための密閉、冷凍についての案内も、この記事にはありません。

うまくいかないとき — このレシピの範囲での直し方

このレシピには揚げ温度も揚げ時間も書かれていないため、時間を省く推測をしがちです。ここで挙げるのは、レシピが定めている範囲内での直し方です。

状況 見るところ 対応
にんにくやエシャロットをいつ上げるか迷う 油の中での色 金色を合図にします。1種類ずつ揚げれば、様子を見ながら上げられます
粗い混ぜものが攪拌しにくい 油が入っているか ブレンダーを止め、手順8の油½カップを加えます。攪拌しやすくするための油です
もう少しゆるいペーストにしたい 油の量 ½カップのままにします。残った揚げ油はペーストに入れません
小鍋の中でペーストが焦げつきそう 火加減と混ぜ方 火は弱いまま、約3分のあいだ混ぜ続けます
4日たっても見た目もにおいも問題なさそうに見える 見た目ではなく日付 捨てます。見た目、におい、味では安全を確かめられません

ペーストの使い方

CIAの同じ本には、ナムプリックパオを材料に挙げた、別のトムヤム・クンのレシピがあります。ThaiCookbook.tvも、トムヤムに使うことやご飯と食べることを紹介しています。つまり、料理に加える材料としても、食事に添えるものとしても使えます。ただ、これらの資料から言えるのは使い方までで、このペーストの発祥や、タイ全土で同じ食べ方をしているかどうかまでは言えないので、どちらも述べません。

この作り方の持ち味は、レシピが組み合わせたものから生まれます。揚げたにんにくとエシャロット、乾燥唐辛子、干しえびのうまみ、パームシュガーとタマリンドの甘酸っぱさです。

よくある質問

余った揚げ油はどうしますか?

ペーストに入れる揚げ油は½カップだけで、残りはペーストに入れません。CIAのレシピには残った油の扱いが書かれておらず、どれだけ残るかも人によって変わります。この記事では、残った油の保存、再利用、廃棄についての案内はしません。

冷蔵庫で数か月保存できますか?

おすすめしません。CIAのレシピには数か月保存できるという記載がありますが、それを裏づける確かめられた条件は示されていません。保存の節に書いたとおり、4日以内に使い、残りは捨ててください。

唐辛子を増やしたり減らしたりしてもよいですか?

CIAのレシピは「お好みの量の唐辛子」も認めていますが、この記事では標準の12本を選んでおり、ほかの本数は計算も試験もしていません。

えびペーストを干しえびの粉の代わりに使えますか?

このレシピではできません。えびペーストは別の作り方に出てくる材料で、そちらには独自の乾煎りの方法やほかの材料もあります。試したい場合は、そのレシピを最初から最後まで通して作ってください。

グラムやミリリットルへの換算はありますか?

ありません。このレシピはカップの規格を示していないため、グラムやミリリットルに換算すると、レシピにない精度を持ち込むことになります。分量はカップ、大さじ、小さじのままです。

材料は揚げるのに、なぜ「ロースト」の唐辛子ペーストと呼ぶのですか?

「Roasted Chile Paste」はCIAのレシピに印刷されている英語のタイトルで、作り方はにんにく、エシャロット、唐辛子を油で揚げています。別のレシピには、材料を乾煎りしたり炒ったりするものもあるので、名前から作り方がひとつに決まると考えないほうがよいでしょう。

主な参考リンク

レシピ一覧に戻る