網状の卵で豚肉とえびの具を包み、赤唐辛子とパクチーを添えたラーティアン
🌍ジャンルタイ料理

ラーティアンの作り方|アヒル卵の網で豚肉とえびを包むタイの一口料理(ล่าเตียง)

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 39

唐辛子を洗う

手順1: 唐辛子を洗う

手を洗い、道具が清潔なことを確かめます。生の豚肉とえびに使う道具とまな板は、飾り用と分けます。分けられない場合は、洗ってから熱湯をかけて使います。唐辛子は流水でよく洗います。

STEP 22 / 39

へたと種を取る

手順2: へたと種を取る

洗った唐辛子を清潔なまな板にのせ、へたと種を取ります。

STEP 33 / 39

唐辛子を細切りにする

手順3: 唐辛子を細切りにする

唐辛子を細切りにして、取りおきます。

STEP 44 / 39

パクチーを洗う

手順4: パクチーを洗う

パクチーを流水でよく洗います。

STEP 55 / 39

パクチーの水気を取る

手順5: パクチーの水気を取る

清潔なふきんで、パクチーの水気をそっと押さえて取ります。

STEP 66 / 39

葉をつむ

手順6: 葉をつむ

パクチーの葉を茎からつみ、包みに使うために取りおきます。

STEP 77 / 39

ペーストを量る

手順7: ペーストを量る

パクチーの根・にんにく・こしょうのペーストを、小さな器に大さじ1量ります。

STEP 88 / 39

フライパンに油を入れる

手順8: フライパンに油を入れる

大さじ1の油のうち、一部をフライパンに入れます。残りは卵の網用にとっておきます。

STEP 99 / 39

油を温める

手順9: 油を温める

フライパンを火にかけ、油を温めます。

STEP 1010 / 39

ペーストを加える

手順10: ペーストを加える

熱した油にペーストを加えます。

STEP 1111 / 39

ペーストを炒める

手順11: ペーストを炒める

ペーストを油の中で、香りが立つまで混ぜながら炒めます。

STEP 1212 / 39

豚肉とえびを加える

手順12: 豚肉とえびを加える

豚ひき肉1/2カップと刻みえび1/4カップをフライパンに加えます。生のまま触った手は洗ってください。

STEP 1313 / 39

具を炒める

手順13: 具を炒める

豚肉とえびを、塊をほぐしながら混ぜて炒めます。

STEP 1414 / 39

具の中心を確かめる

手順14: 具の中心を確かめる

具を山のように集め、その中心に先の細い食品用温度計を差します。中心が75°Cで1分以上保たれていれば十分です。足りなければ加熱を続けて、もう一度確かめます。

STEP 1515 / 39

調味料を加える

手順15: 調味料を加える

ナンプラー大さじ2とココナッツシュガー小さじ2を加えます。

STEP 1616 / 39

調味料をなじませる

手順16: 調味料をなじませる

ナンプラーと砂糖が具全体にむらなく行き渡るまで混ぜます。ほかの調味料は加えません。

STEP 1717 / 39

落花生を加える

手順17: 落花生を加える

粗く砕いた炒り落花生1/4カップを加えます。

STEP 1818 / 39

具を混ぜる

手順18: 具を混ぜる

落花生が全体に行き渡るまで混ぜます。

STEP 1919 / 39

火から下ろす

手順19: 火から下ろす

火を止めて、フライパンをコンロから持ち上げます。

STEP 2020 / 39

具を移す

手順20: 具を移す

具を清潔な浅い器に移します。

STEP 2121 / 39

具を冷ます

手順21: 具を冷ます

卵の網を作るあいだ、具を冷ましておきます。室温に長く置かないでください。

STEP 2222 / 39

アヒル卵を割る

手順22: アヒル卵を割る

アヒル卵7個を一つずつ清潔なボウルに割り入れ、殻の破片がないか確かめます。殻や生の卵に触れたあとは手をよく洗い、生の卵は味見しないでください。

STEP 2323 / 39

卵を溶く

手順23: 卵を溶く

白身と黄身がむらなく混ざるまで溶きます。ほかのものは加えません。

STEP 2424 / 39

卵液を小分けする

手順24: 卵液を小分けする

1枚ずつ焼くほうが楽なら、溶き卵を小さな器に分けます。これは任意で、分量をそろえる必要もありません。

STEP 2525 / 39

2つ目のフライパンを温める

手順25: 2つ目のフライパンを温める

別の清潔なフライパンを弱火にかけます。

STEP 2626 / 39

油を薄く塗る

手順26: 油を薄く塗る

残しておいた油を、フライパンにごく薄く塗ります。

STEP 2727 / 39

卵を落として網にする

手順27: 卵を落として網にする

指先から溶き卵を細く落とし、行ったり来たりさせて交差させ、幅4〜5インチの格子にします。隙間を残して、固いオムレツにならないようにします。卵液のついた手で、焼けた網や飾りに触らないでください。

STEP 2828 / 39

網を焼く

手順28: 網を焼く

弱火で、卵が全体に固まり、白身も黄身も固まるまで焼きます。やわらかい部分や、液状の部分を残さないでください。

STEP 2929 / 39

いちばん太い筋を確かめる

手順29: いちばん太い筋を確かめる

細くて清潔な針先を、筋がつながったいちばん太い部分に当て、液状の卵がにじみ出ないか見ます。にじむ場合や、どこかがやわらかそう、または液状に見える場合は、焼き足してもう一度確かめます。これは固さの確認だけです。温度の測定ではなく、安全を保証するものでもありません。

STEP 3030 / 39

網を取り出して繰り返す

手順30: 網を取り出して繰り返す

手を洗ってから、固まった網をそっと清潔な皿に移します。残りの卵液で26〜29を繰り返します。油は合計大さじ1の範囲に収めます。

STEP 3131 / 39

四角に整える

手順31: 四角に整える

清潔なまな板の上で、網をそれぞれ形のそろった四角に切り整えます。

STEP 3232 / 39

唐辛子をのせる

手順32: 唐辛子をのせる

四角い網を1枚平らに広げ、赤唐辛子の細切りを1片のせます。

STEP 3333 / 39

パクチーをのせる

手順33: パクチーをのせる

唐辛子のそばに、パクチーの葉を1枚のせます。

STEP 3434 / 39

具をのせる

手順34: 具をのせる

冷ました具を少量、スプーンで四角の中央にのせます。

STEP 3535 / 39

最初の辺を折る

手順35: 最初の辺を折る

網の1辺を、具の上に折りかぶせます。

STEP 3636 / 39

向かいの辺を折る

手順36: 向かいの辺を折る

向かい側の辺も、具の上に折りかぶせます。

STEP 3737 / 39

3つ目の辺を折る

手順37: 3つ目の辺を折る

残る辺のうち1つを、具の上に折りかぶせます。

STEP 3838 / 39

最後の辺を折る

手順38: 最後の辺を折る

最後の辺を折って、ざっくりとした四角い包みにします。残りの網と具で、32〜38を繰り返します。

STEP 3939 / 39

盛りつける

手順39: 盛りつける

清潔な皿に包みを並べ、その日のうちにお出しします。すぐに食べない分は、室温に長く置かず、加熱後2時間以内に冷蔵してください。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

10品目

材料

ラーティアンの材料をすべて別々に並べたところ
豚肉、えび、ペースト、落花生、アヒル卵、油、唐辛子、パクチー、ナンプラー、ココナッツシュガー
材料 分量 代替・備考
豚ひき肉(หมูสับ) 1/2カップ 具の中心になります
刻みえび(กุ้งสับ) 1/4カップ 小さく刻んで具に混ぜます
パクチーの根・にんにく・こしょうのペースト(รากผักชีกระเทียมพริกไทย) 大さじ1 香りのもとになります。最初に炒めます
炒り落花生(ถั่วลิสงคั่วบุบพอแตก) 1/4カップ 粗く砕き、仕上げに具へ混ぜます
アヒル卵(ไข่เป็ด) 7個 薄い網になります
植物油(น้ำมันพืช) 合計大さじ1 具を炒める分と、卵のフライパンに塗る分の合計です
赤プリックチーファー(พริกชี้ฟ้าแดง) 1本 細切りにして生のまま使います
パクチー(ผักชี) 1株 葉を生のまま使います
ナンプラー(น้ำปลา) 大さじ2 塩気をつけます
ココナッツシュガー(น้ำตาลมะพร้าว) 小さじ2 甘みをつけます

大さじ1の油は、2つのフライパンの合計です。使いながら分け、足さないでください。水、塩、ほかのソースや香味は入れません。

アレルゲン

この料理には、落花生、えび、卵、魚(ナンプラー)が含まれます。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

ラーティアン:卵の網ごしに具が見える一口

この料理が守るもの

アヒル卵の細い筋で格子を作り、固いオムレツにはしません。赤唐辛子とパクチーを先に網へ置き、その上に具をのせて、端を折って四角く包みます。

タイ料理サイトWongnaiの投稿者Nickktwfが載せた完成写真のラーティアン(ล่าเตียง)は、小さな四角い包みです。卵の網の隙間から、具と飾りが透けて見えます。アヒル卵の細かな格子が、火を通した豚肉、刻んだえび、砕いた炒り落花生を抱え、生の赤唐辛子とパクチーが具に寄り添っています。

この記事が追うのは、Nickktwfが2019年にWongnaiへ投稿した1つのレシピです。投稿には材料10品、手順4つ、できあがり30個、下準備10分、調理50分と書かれています。個数と時間は投稿の表示で、こちらで測ったものではありません。目安として受け取ってください。

このレシピは、世界ごはん紀行の台所では試作していません。 投稿の内容と、公的な食品安全の助言をもとに書いています。同じ国の料理は世界ごはん紀行のタイ料理でも紹介しています。

投稿そのままの部分と、書き足した部分

レシピの部分 根拠
材料10品とその分量 Nickktwfの投稿そのまま
油とペーストを炒め、豚肉とえび、調味、落花生の順に加える流れ Nickktwfの投稿
弱火、薄く油を塗ったフライパン、4〜5インチの卵の網 Nickktwfの投稿
唐辛子とパクチーを加え、四角く包む Nickktwfの投稿
具を網の中央にのせる 編集部が補った操作。投稿の文は、飾りから包む工程へ、この動作なしで進みます
網を焼く間に具を冷ます 作業を分けるために補いました。投稿に冷ます指示はありません
洗う、まな板を分ける、手を洗う、冷蔵する 公的な食品安全の助言から補いました
具の中心を75°Cで1分以上加熱する 厚生労働省の助言から補いました。投稿に温度の記載はありません
卵の白身も黄身も固まるまで焼く アイルランド食品安全庁のアヒル卵の助言から補いました。卵全般については米国FDAとCDCも同じ助言です
卵の網に細い針先を当てて確かめる 編集部が補った確認です。この方法を説明した公的な助言はありません

選び方と代用

  • 香りのペースト: 市販品でかまいません。パクチーの根、にんにく、こしょうから自分で作る場合は、合計で大さじ1にします。決まった比率はここでは定めていないので、お好みで整えてください。
  • 落花生: 炒ってあるものでかまいません。丸ごとの場合は粗く砕きます。
  • 豚肉とえび: 豚ひき肉と、小さく刻んだえびから始めます。えびを丸ごと、豚肉を細切りにすると、具の性格が変わります。
  • 卵: アヒル卵を使います。鶏卵で作る方法はここでは紹介していません。
  • 唐辛子とパクチー: 生のまま包みの中に入れるので、流水でよく洗ってから使います。

道具

  • フライパン2つ(具用と、卵の網用)
  • フライ返し
  • 先の細い食品用温度計
  • 細くて清潔な針
  • 生の豚肉やえび用と、飾り用に分けたまな板と包丁
  • 清潔なボウルと小さな器
  • 具を移す清潔な浅い器
  • 油を薄く塗るための刷毛など
  • スプーン
  • 清潔なふきん
  • 清潔な皿

うまくいかないときは

見えること 対処
卵がひと続きのシート状になる 次の1枚は卵をもっと細く落とし、筋と筋のあいだの隙間を広くあけます
針で確かめたとき、液状の卵がにじむ 弱火のまま焼き足して、もう一度確かめます
網のどこかがやわらかそう、または液状に見える 白身も黄身も固まるまで焼き足します。やわらかい部分をわざと残さないでください
具の中心が75°Cで1分に達しない 加熱を続け、具を山に集めて、もう一度測ります
油が足りなくなりそう 薄く伸ばして使い、合計大さじ1を超えないようにします。次回は最初に卵用を多めに取りおきます
網の隙間から具や飾りが見える この料理ではそれが普通です。包みを密閉する必要はありません
包みが開いたかごのように見える 辺を内側へ折り、立たせずに具の上に平らに重ねます

変えてよいところ、変えないところ

選びどころはここ

自由度の多くは、材料の中身ではなく、下ごしらえと扱い方にあります。

項目 選べること 変えないこと
香りのペースト 市販でも手作りでも 合計で大さじ1
落花生 炒ってあるもの 1/4カップを粗く砕く
油 2つのフライパンに必要に応じて分ける 合計大さじ1
溶き卵 1つのボウルでも、小さな器に分けても アヒル卵7個、何も加えない
飾り 唐辛子と葉の置き方は好みで 流水で洗って生のまま使う

文化と歴史:決着のついていない名前の話

ラーティアンはよく、名前の似た料理หรุ่ม(ルム)と並べて語られます。この記事では、2つを同じものとは扱いません。ライターのSitthichok Srichoは、Cheewajitに掲載されたA Cuisineの署名記事で、複数の料理書や専門家の記述を比べたうえで、両者の線引きははっきり引きにくいと述べています。記事が挙げる古いレシピも、具や形がそれぞれ違い、どれが本物だとも断じていません。

ラーマ2世の詩にも、2つの名前が出てきます。それは、詩に名前が記録されたことを示すだけです。料理の発祥地や、宮廷で生まれたことの証拠にはなりません。Nickktwfのような現代のレシピの由来を説明するものでもありません。ここでいう「ラーティアン」は、Wongnaiの投稿にある形、つまり豚肉と刻んだえびの具をアヒル卵の網で包んだものを指します。

よくある質問

鶏卵でも作れますか?

この記事は、Nickktwfの投稿にあるアヒル卵7個のまま作る方法です。鶏卵で作る方法は試していません。加熱の終点も、アイルランド食品安全庁のアヒル卵の助言に基づいています。

ペーストの配合はどうなっていますか?

投稿には、パクチーの根・にんにく・こしょうを合わせたペースト(สามเกลอとも呼ばれます)が大さじ1と書かれていて、すでにできているものとして扱われています。配合の比率は書かれていないので、ここでも作っていません。市販のペーストでかまいません。手作りする場合も、合計で大さじ1にしてください。

1カップは何mlですか?

投稿には、カップの大きさが書かれていません。グラムやミリリットルにすると推測になるため、分量は投稿の単位のままにしています。

本当に30個できますか?

投稿には30個と表示されていますが、ここで確かめた数ではありません。網を何枚作るか、1枚にどれだけ卵を使うかも書かれていないので、個数は変わるかもしれません。

卵の網を温度計で測らないのはなぜですか?

温度計には、一定の差し込みの深さが必要です。ThermoWorksは、同社のThermapenには少なくとも1/8インチ(約3mm)が必要だと説明しています。クレムソン大学の普及機関は、熱電対式で少なくとも1/4インチが必要だとしています。卵の網の細い筋では、この深さを確保できないと判断しました。ただし、筋の太さは測っていません。薄い卵の網に特化した公的な助言は見つからなかったので、これは編集部の判断です。

そのかわりの終点が、固さです。アイルランド食品安全庁がアヒル卵について助言する、白身も黄身も固まった状態です。FDAとCDCも、卵全般について同じことを述べています。この記事は、網が75°Cで1分に達する、あるいはCDCが飲食店や小売店に示す卵料理の71°Cに達する、とは言っていません。

網が固まっていれば安全ですか?

安全だと保証することはできません。FDAは、色や食感は安全の確かな指標ではなく、確実なのは食品用温度計だとも述べています。針先を当てる確認は編集部が加えたもので、公的な助言ではありません。アイルランドの助言は日本の基準でもありません。アヒル卵の終点を示した日本の公的資料は見つかりませんでした。

この助言は、アヒル卵を含む料理を、全体が十分に熱くなるまで加熱するようにも述べています。このレシピでは、網と具をそれぞれ先に加熱し、包んだあとに温め直しません。アイルランド食品安全庁は、高齢の方、乳幼児、免疫力が低下している方は重症化しやすいとしています。誰に出すかを決めるときの目安にしてください。

唐辛子とパクチーを生のまま使うのはなぜですか?

Nickktwfのレシピがそうなっていて、この記事も黙って加熱する形に変えてはいません。FDAの生鮮野菜に関する助言に沿って、どちらも使う前に流水でよく洗い、生の豚肉、えび、生の卵に触れないようにしてください。

作り置きはできますか?

保存期間は定めていません。当日にお出しする料理です。室温に長く置かず、すぐに食べない分は、加熱後2時間以内に冷蔵してください。

主な参考リンク

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