とうもろこし、緑豆、落花生、かぼちゃを一緒に煮込んだ東ティモールのバタール・ダーン
🍽️分量4〜6人分
🌍料理東ティモール料理

バタール・ダーンの作り方|東ティモールのとうもろこしと緑豆、かぼちゃの煮込み

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 7

緑豆と落花生を一晩浸水する

手順1: 緑豆と落花生を一晩浸水する

乾燥緑豆200gと生落花生80gを確認し、緑豆は洗って同じボウルに入れます。水をかぶるまで注いで一晩置きます。翌日、水をしっかり切ります。浸水後はふっくらしていても、まだ生のままです。

STEP 22 / 7

野菜を切る

手順2: 野菜を切る

玉ねぎはさいの目、にんにく5片は粗みじん切り、トマトはさいの目に切ります。バターナッツかぼちゃは皮をむいて種を除き、2cm角にします。とうもろこしの粒は400gを用意し、生のものなら約4本から外します。

STEP 33 / 7

玉ねぎとにんにくを炒める

手順3: 玉ねぎとにんにくを炒める

大きめの鍋を中火にかけ、植物油60ml、玉ねぎ、にんにくを入れて約4分炒めます。資料に色の指定はありません。実用上の目安として、焦がさずに柔らかく、うっすら透き通る程度にします。

STEP 44 / 7

トマトを加える

手順4: トマトを加える

さいの目のトマトを加え、さらに約1分炒めます。

STEP 55 / 7

豆、落花生、かぼちゃ、とうもろこし、水を加える

手順5: 豆、落花生、かぼちゃ、とうもろこし、水を加える

水を切った緑豆と落花生、かぼちゃ、とうもろこし、水約1リットルを加えます。塩でしっかり味をつけ、煮立ったら穏やかな煮立ちを保ちます。この段階の火加減は資料に指定がないので、強く沸かし続ける必要はありません。

STEP 66 / 7

25分煮て、柔らかくとろみがつくまで

手順6: 25分煮て、柔らかくとろみがつくまで

ときどき様子を見ながら25分煮て、具が柔らかくなり、煮汁にとろみがつけば煮上がりです。これがレシピの示す終わりの状態です。豆の柔らかくなる速さは、鍋や浸水の具合で変わります。時計ではなく柔らかさで判断してください。豆がまだ硬ければ、ちょうどよい柔らかさになるまで煮ます。そのための追加時間は資料にないので、様子を見ながら進めてください。鍋が乾きそうなときに水を少しずつ足すのは、資料にはない編集部の提案です。

STEP 77 / 7

白いご飯を添えて出す

手順7: 白いご飯を添えて出す

味を見て塩を調え、温かい白いご飯を添えます。SBS Foodは、ライムや唐辛子を好みで加える家庭があると書いていますが、この版には入っていません。使う場合は、食卓で別に出してください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

11品目

材料

浸水した緑豆と落花生、とうもろこしの粒、かぼちゃ、玉ねぎ、にんにく、トマト、植物油
SBS Food版の材料一式。ご飯は別に用意して添えます

このレシピの大さじ1は20ml、カップ1は250mlです。

材料 分量 代替・備考
乾燥緑豆 200g 洗って落花生と一緒に一晩浸水し、水を切る。煮込みの中心になる豆
生落花生(殻・薄皮なし) 80g 緑豆と一緒に一晩浸水する。コクと歯ごたえを足す
植物油 オーストラリア大さじ3(60ml) 玉ねぎ、にんにく、トマトを炒める油
玉ねぎ 1個 さいの目切り
にんにく 5片 粗みじん切り
トマト 1個 さいの目切り
バターナッツかぼちゃ(冬かぼちゃ) 1個 皮をむいて種を除き、2cm角に切る。甘みと柔らかさを出す
とうもろこしの粒(約4本分) 400g 甘みと粒の食感。本数より重さを優先する
水 約1リットル(オーストラリアのカップ4杯) 煮汁
塩 適量 水を入れるときにしっかり味をつける
白いご飯 適量 添えて出す。鍋には入れない
アレルギーについて

このレシピには落花生が入っています。ご自身や食べる方に落花生アレルギーがある場合は、この配合では作らないでください。落花生を抜いても同じ料理にはなりません。豆類全般にも注意し、使う食品の表示でアレルゲンや混入の情報を確認してください。

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とうもろこしの粒、豆、かぼちゃが一つの鍋に入り、そろって柔らかくなっていきます。主役の素材が持つ自然な甘みで全体をまとめる煮込み、それがバタール・ダーンです。東ティモール政府観光局の公式サイトは、この料理を同国の伝統料理のひとつに挙げ、とうもろこしと豆とかぼちゃの料理として紹介しています。

材料の数は多くありません。むしろそこがこの料理の持ち味です。この記事では、SBS Foodに掲載されたアダム・リャウ氏のレシピ「Batar da’an ho lakeru」を基準にします。乾燥緑豆、生の落花生、玉ねぎ、にんにく、トマト、バターナッツかぼちゃ、とうもろこしの粒を使い、白いご飯を添えて食べる一つの家庭版です。唯一の正解というわけではありません。

この鍋で守りたいこと

とうもろこしとかぼちゃの甘みを軸にして、緑豆と落花生は食べごたえを残し、具が柔らかくなって煮汁がとろりとするまで煮ます。辛さや酸味は欠かせない要素ではありません。

試作していません

このレシピは、SBS Foodが公表している分量と手順をそのまま載せたものです。世界ごはん紀行編集部では試作しておらず、時間や4〜6人分という分量も資料の表示であって、実測した結果ではありません。火の通りは、目の前の鍋の状態で判断してください。


バタール・ダーンとは ― 土地の恵みを煮込む料理

バタール・ダーンは、とうもろこしと豆とかぼちゃの煮込みです。東ティモールの観光サイトはそのようにまとめ、地域や地元の食材、外からの影響によって形づくられてきた食文化のなかの伝統料理として位置づけています。

表記はひとつではありません。SBS Foodは「Batar da’an ho lakeru」、観光サイトは「batar da'un」と書いています。レシピサイトの196 flavorsは、テトゥン語の料理名を「ゆでたとうもろこし」の意味だと説明していますが、これは第三者サイト1件だけの説明です。確定した訳ではなく、ヒントとして受け取ってください。

SBS Foodは、バタール・ダーンが家庭ごとに違い、手に入る農産物しだいで変わると述べています。豆の種類が違ったり、乾燥とうもろこしを使ったり、かぼちゃやスクワッシュの種類が違ったりします。味つけにライムや唐辛子を加える家庭もあります。観光サイトが挙げる「とうもろこし、豆、かぼちゃ」は、そうした違いの根にある共通点です。

同じ国のほかの料理は、東ティモールの国別ページから探せます。


道具

  • 浸水用の大きめのボウル
  • 水切り用のざるまたは網
  • 豆と野菜をまとめて煮られる、大きくて厚手の鍋
  • 計量スプーン、またはml目盛りのある計量カップ(油60mlと水約1リットルを量るため)
  • 包丁とまな板
  • かき混ぜて柔らかさを確かめるスプーン

選び方と代用

緑豆と落花生。 乾燥緑豆を使い、大豆やレンズ豆などの豆には黙って替えないでください。落花生は殻と薄皮を除いた生のものです。ローストした塩味のピーナッツは、油分、塩気、香ばしさが違うので、同等の代用にはなりません。

油の量り方。 オーストラリアの大さじ3は60mlです。手元の大さじが15mlだと、3杯では足りなくなります。60mlを直接量ってください。

かぼちゃ。 レシピは大きさの指定がない、バターナッツかぼちゃ1個です。日本のかぼちゃなど別の冬かぼちゃで作るのは、資料にはない編集部の代用案です。水分、甘み、煮崩れやすさが変わります。

とうもろこし。 資料は生のとうもろこしから外した粒を使っています。無塩の冷凍コーン400gを使うのは編集部の変更で、香りと歯ごたえは変わります。

油。 「植物油」として菜種油のような癖の少ない油を選ぶのは、編集部の判断です。香りの強い油だと風味が変わります。


鍋の様子を見る ― 豆が硬い、焦げつく、煮汁が薄い

レシピ自体の終わりの目安は、具が柔らかく、煮汁がとろりとすることだけです。下の対処は、家庭の台所での実用的な助言で、資料にある指示ではありません。

状態 考えられる原因 対処
豆や落花生が硬い 浸水が短い、または煮立ちが弱すぎる 煮続けて、もう一度確かめる。時間だけで判断しない
鍋底に張りつく 火が強い、または煮汁が減った 火を弱め、ときどき鍋底を確かめ、必要なら水を少し足す
煮汁がまだ薄い 具の崩れ方が足りない とろみがつくまで煮続け、ときどき混ぜる
かぼちゃが溶けた かぼちゃの種類によって崩れやすい 煮汁にとろみがつく。次回はもっと早めに様子を見る
味がぼやける 塩が足りない 少しずつ足して、また味を見る

家庭ごとの違い ― 具の組み合わせの幅

バタール・ダーンに使われることがある複数の豆、かぼちゃ、乾燥とうもろこし
豆、とうもろこし、かぼちゃは家庭によって違う

SBS Foodは、家庭と手に入る農産物によって変わる料理だと説明しています。以下は試してみる方向性で、上の基本レシピとは分けて考えてください。

  • 別の豆。 SBS Foodは、家庭によって豆の種類が違うと書いています。赤いんげん豆を使う版は分量も手順も違うので、このレシピに混ぜず、別のレシピとして扱ってください。
  • 乾燥とうもろこし。 生の代わりに乾燥とうもろこしを使う家庭もあります。調理の仕方も変わるので、そのまま置き換えることはできません。
  • 別のかぼちゃ。 かぼちゃやスクワッシュの種類は家庭によって違います。日本のかぼちゃなど別の冬かぼちゃを使うのは編集部の代用で、甘みと食感が変わります。
  • ライムと唐辛子。 SBS Foodが、好みで加える家庭があるとして挙げています。食卓で別に出して、各自で決められるようにします。
  • ほかに公開されている版。 196 flavorsの版は、かぼちゃ、とうもろこし、緑豆を使いますが、浸水した緑豆を別にゆでます。Catholic Relief Services Rice Bowlの版は缶詰の赤いんげん豆を使う簡略版で、ご飯と一緒に出します。どちらも、SBS Food版とは分量も手順も違います。

バタール・ダーンとカテマック ― 材料が似ていても別の料理

カテマックは、インドネシア側の西ティモール発祥で、同じように穀物、豆、野菜を合わせる料理です。材料が近くても、同じ料理にはなりません。バタール・ダーンは東ティモール観光局が東ティモールの料理として紹介していて、カテマックはインドネシアの東ヌサ・トゥンガラ州の料理です。レシピを探すときは、名前と国を分けて考えてください。

保存と食べ残し

レシピ資料に保存や温め直しの案内はないため、この記事では保存期間を示しません。調理した豆料理の扱いは、お住まいの地域の食品安全の案内に従ってください。

よくある質問

バタール・ダーンとはどんな料理ですか?

東ティモール観光局の説明では、とうもろこし、豆、かぼちゃの煮込みです。SBS Food版は緑豆と落花生を使い、白いご飯を添えます。

乾燥緑豆の代わりに缶詰の豆を使えますか?

Catholic Relief Services Rice Bowlのレシピは缶詰の赤いんげん豆を使っていますが、分量も手順も別のレシピです。浸水した乾燥緑豆を前提にしたSBS Food版には、同じ量でそのまま置き換えられません。

ライムや唐辛子は必要ですか?

必要ありません。SBS Foodは、好みで加える家庭があるとして挙げていますが、このレシピの材料にはありません。使いたいときは、食卓で別に出してください。

ローストした落花生でも作れますか?

ローストして塩味をつけた落花生は、油分、塩気、香ばしさが違うので、このレシピの生で殻と薄皮のない落花生とは同じになりません。

バタール・ダーンとカテマックは同じですか?

違います。カテマックはインドネシア側の西ティモールの料理で、バタール・ダーンは東ティモールの料理です。材料に重なる部分はありますが、別々の料理です。

主な参考リンク

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