しょうが味噌を塗って二度焼きし、木の芽を添えたでこまわしの五具材串
🌍ジャンル日本料理(徳島県祖谷)

でこまわしの作り方|徳島・祖谷の五つの具としょうが味噌の串

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 23

里芋を洗う

手順1: 里芋を洗う

里芋は皮をつけたまま、土をこすり落としながらよく洗います。まだ皮はむきません。

STEP 22 / 23

里芋を皮付きのまま蒸す

手順2: 里芋を皮付きのまま蒸す

皮をむかない里芋を丸ごと、水を張った蒸し器に入れ、蓋をします。やわらかくなるまで蒸します。

STEP 33 / 23

里芋に火が通ったか確かめる

手順3: 里芋に火が通ったか確かめる

里芋に串を刺します。すっと通れば蒸し上がりです。抵抗があれば、さらに蒸してもう一度確かめます。

STEP 44 / 23

里芋の皮をむいて形を整える

手順4: 里芋の皮をむいて形を整える

蒸した里芋の皮を一つずつむきます。

続けて、皮をむいた里芋を手でやさしく丸く整えます。

STEP 55 / 23

小いもの皮をむく

手順5: 小いもの皮をむく

小いもは、加熱する前の生のうちに皮をむきます。小さいものはそのまま丸ごと使います。大きい場合は約3cmの大きさに切ります。

STEP 66 / 23

小いもを中火でゆでる

手順6: 小いもを中火でゆでる

皮をむいた小いもを中火で10〜15分、中まで火が通るまでゆでます。

STEP 77 / 23

小いもの形を整える

手順7: 小いもの形を整える

ゆで上がった小いもを、手でやさしく丸く整えます。

STEP 88 / 23

こんにゃくを三角形に切る

手順8: こんにゃくを三角形に切る

丸こんにゃくを三角形に切ります。8本の串にするなら、8切れにします。

STEP 99 / 23

こんにゃくをゆでる

手順9: こんにゃくをゆでる

三角に切ったこんにゃくを約3分ゆで、湯をきります。

STEP 1010 / 23

豆腐を8個の角に切る

手順10: 豆腐を8個の角に切る

木綿豆腐1/2丁を、8個の角切りにします。

STEP 1111 / 23

そば粉に水を加えて混ぜる

手順11: そば粉に水を加えて混ぜる

ボウルにそば粉60gを入れ、水40gを加えます。

そば粉と水を混ぜ合わせます。

STEP 1212 / 23

生地をこねる

手順12: 生地をこねる

混ぜたものをこねて、生地にします。ほかのものは加えません。

STEP 1313 / 23

一口大の団子に丸める

手順13: 一口大の団子に丸める

生地を分けて、一口大の丸い団子にします。8本の串に合わせて8個です。

STEP 1414 / 23

団子をゆでる

手順14: 団子をゆでる

そば団子を2分ゆでて、湯をきります。

STEP 1515 / 23

しょうがをすりおろす

手順15: しょうがをすりおろす

たれ用のしょうがをすりおろします。分量は小さじ1弱です。

STEP 1616 / 23

しょうが味噌だれを合わせる

手順16: しょうが味噌だれを合わせる

電子レンジ対応の器に、味噌、すりおろししょうが、砂糖、料理酒、たれ用の水、和風だしを入れ、よく混ぜます。

STEP 1717 / 23

たれを電子レンジで加熱する

手順17: たれを電子レンジで加熱する

たれを電子レンジ500Wで1分加熱します。これを繰り返し、合計3回、1分ずつ加熱します。

STEP 1818 / 23

串に通す

手順18: 串に通す

長さ約18cmの竹串に、こんにゃく、豆腐、小いも、里芋、そば団子の順に通します。これを8本作ります。

STEP 1919 / 23

味噌を塗らずに素焼きする

手順19: 味噌を塗らずに素焼きする

トースターの天板にアルミホイルを敷き、串を並べます。たれを塗らずに、薄い焼き色がつくまで焼きます。

STEP 2020 / 23

味噌だれを塗る

手順20: 味噌だれを塗る

素焼きした串に、しょうが味噌だれを刷毛でむらなく塗ります。

STEP 2121 / 23

もう一度焼く

手順21: もう一度焼く

串をホイルを敷いたトースターに戻して、味噌の表面に焼き色がつくまでもう一度焼きます。

STEP 2222 / 23

木の芽を添える

手順22: 木の芽を添える

焼き上がった串に、木の芽を1枚ずつ、全部で8枚添えます。

STEP 2323 / 23

盛りつける

手順23: 盛りつける

仕上がった串を皿に盛って、食卓に出します。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

13品目

材料

里芋、小いも、木綿豆腐、丸こんにゃく、そば粉と、しょうが味噌だれの材料
串の五つの具と、しょうが味噌だれの材料を、グループごとに分けて並べたところ
材料 分量 代替・備考
里芋 8個(1個約40g、計320g) 皮付きのまま蒸し、皮をむいて丸く整える
小いも(ごうしゅいも) 8個(1個約30g、計240g) 皮をむいてゆで、丸く整える
木綿豆腐 1/2丁 8個の角切りにする
丸こんにゃく 1丁 三角形に切ってゆでる
そば粉 60g そば団子の生地にする
水(生地用) 40g そば粉に加える
味噌 80g たれのもと
しょうが(すりおろし) 小さじ1弱 たれの香りづけ
上白糖 大さじ4 たれの甘み
料理酒 大さじ2 たれの味つけ
水(たれ用) 大さじ2と1/3 たれをのばす
和風だし 小さじ1 たれの味つけ
木の芽 8枚 焼き上がった串に添える

串の具とたれは、続けて並べていますが、使う場面は別です。水は2種類あり、一つはそば団子の生地用、もう一つはたれ用です。

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でこまわし:一本の串に五つの食感、しょうが味噌でまとめる

この串で守ること

五つの具は、それぞれ別々に下ごしらえします。里芋は蒸し、小いもはゆで、こんにゃくもゆで、木綿豆腐は切り、そば団子はゆでます。串に通したらまず味噌を塗らずに素焼きし、そのあとしょうが味噌を刷毛で塗って、味噌の表面に焼き色がつくまでもう一度焼きます。

竹串に、三角のこんにゃく、四角い木綿豆腐、丸い小いも、丸めた里芋、小さなそば団子が順に並びます。しょうがの香るみそだれを刷毛で塗り、串をもう一度火にかけて味噌に色がついたら、木の芽(山椒の若葉)を添えて仕上げます。これが徳島県祖谷(いや)地方の郷土料理、でこまわしです。

ここで紹介するのは、徳島県が提供し、農林水産省の郷土料理集に掲載されているレシピです。4人分で、五つの具、しょうが味噌だれ、二度の焼き、木の芽の仕上げをすべて残しています。じゃがいもだけの簡略版にしたり、他の版の分量を混ぜたりはしていません。編集部ではこのレシピを台所で試作していません。公開されているとおりに紹介し、家庭の台所向けの選択は下に明記します。

この記事での家庭向けの選択二つ

掲載レシピは焼く道具として「トースターなど」としています。この記事では、2回の焼きとも、アルミホイルを敷いたトースターを使います。また、レシピには里芋・小いも・豆腐・木の芽が8個(枚)ずつ載っているため、4人分を8本の串にして並べました。8本の串、8切れのこんにゃく、8個のそば団子は、この記事での組み立て案です。レシピに書かれた出来高ではなく、試作もしていません。

祖谷の山里の串

でこまわしは、徳島県西部、三好の祖谷地方と結びつく料理です。四国の公式観光機関であるShikoku Tourismは、地元のいも、そば団子、岩豆腐(いわどうふ:土地の固い豆腐)、丸こんにゃくを串にして、味噌を塗って焼いた料理と紹介しています。徳島県のレシピでは、小いもを「ごうしゅいも」という土地の小さないもとして挙げています。

こうした地域の食材が、この料理の背景です。地域の外の家庭では、ふつうの小じゃがいもと木綿豆腐を使います。これは身近な食材の種類として選んだもので、大きさ、密度、食感が土地の品種や岩豆腐と同じだという意味ではありません。

名前の由来にも、おもしろい説があります。Shikoku Tourismが紹介する一説では、「でこ」は人形の頭のことで、串を火のそばで回す様子が人形の頭を回すようだからといいます。あくまで名前の説明の一つで、語源が確かめられたわけではありません。いつ始まったか、誰が考えたかの記録もありません。この料理が属する食卓をもっと知りたい方は、ほかの日本の料理もご覧ください。


道具

  • 蒸し器(里芋用)
  • ゆでるための鍋(小いも、こんにゃく、そば団子)
  • まな板と包丁
  • おろし器(しょうが用)
  • ボウル
  • 電子レンジ対応の器とスプーン
  • 電子レンジ
  • 竹串(長さ約18cm)
  • アルミホイル
  • トースター
  • 刷毛

選び方と代用

地域の外で作るときの材料選びです。

小いもは、小さいものを丸ごと使える小ぶりの小じゃがいもを選んでください。大きいものしかなければ約3cmの大きさに切ります。どちらの場合も、先に皮をむきます。

豆腐は、木綿豆腐を土地の岩豆腐の代わりに使います。水分と密度が違うので、同等品ではなく、家庭向けの選択として考えてください。

味噌と和風だしは、ふだん使っているものでかまいません。分量はそのまま守ります。

そば粉は60gだけ使うので、小袋の「そば粉」で足ります。生地はそば粉と水だけで作り、卵、小麦粉、ほかのつなぎは加えません。

木の芽は串1本につき1枚で、8枚用意します。ほかの葉で代えないでください。

アレルギーと表示

この料理にはそば粉と大豆食品(豆腐、味噌)を使います。そばは重いアレルギー反応を起こすことがあるので、人に出すときは気をつけてください。味噌、だし、ほかの加工品は、共用設備に関する表示も含めて、原材料表示を確認してください。

うまくいかないとき

でこまわしでつまずく原因の多くは、別の版の手順や分量が混ざることです。次の表で確かめてください。

起きたこと なぜ問題か 戻し方
里芋を蒸す前に皮をむいた このレシピは皮付きのまま蒸す 次回は皮付きで丸ごと蒸し、串が通ってから皮をむく
小いもをゆでてから皮をむいた その順序は別の公開版のもの このレシピでは先に皮をむき、中火で10〜15分ゆでる
生地を水40ml、卵、小麦粉で作った 生地はそば粉と、量った水だけ そば粉60gと水40gだけを使う
たれを別の方法で加熱した レシピは電子レンジで加熱する 500Wで1分、これを3回行う
串に通す順が入れ替わった 五つの具は決まった順序で通す こんにゃく、豆腐、小いも、里芋、そば団子の順に通す
1回目の焼きの前に味噌を塗った、または2回目の焼きを省いた 2回の焼きには別々の役割がある 素焼きし、味噌を塗り、もう一度焼いてから、木の芽を添える

トースターは機種によって違い、レシピには焼く時間も温度も書かれていません。色で判断してください。1回目は薄く色づく程度、2回目は味噌が焼けて褐色になるまでです。

でこまわしのほかの版

全国学校栄養士協議会は、徳島県の学校給食のでこまわしを公開しています。これはまったく別のレシピです。水、みりん、薄口しょうゆで煮含めたじゃがいもが中心で、みりんと酒を使ったゆず味噌を塗り、炭火で仕上げます。別の版として知っておくとおもしろいものですが、その調味料は上の五具材のレシピには入りません。そこに載っているカロリーの数字は学校給食の1食分で、このレシピには当てはまりません。

第三者のサイト「郷土料理ものがたり」には、同じ徳島県の料理本を出典とするレシピが転載されています。ただ、農林水産省掲載の版とは細部が違います。里芋とじゃがいもが4個ずつであること、じゃがいもをゆでてから皮をむくこと、電子レンジの合間にたれを混ぜること、独自の加熱時間と温度が決まっていることです。この記事では、これらの違いは採用していません。

農林水産省掲載の版には、里芋を蒸す代わりに電子レンジで加熱する方法も書かれています。ただしワット数が示されていないため、この記事では蒸す方法にしました。

よくある質問

でこまわしはどこの料理ですか?

四国の徳島県、三好の祖谷地方の郷土料理です。ここで紹介したレシピは徳島県が提供して農林水産省が掲載したもので、Shikoku Tourismは、地元のいも、そば団子、岩豆腐、丸こんにゃくを串にした料理と紹介しています。

でこまわしはじゃがいもだけの料理ですか?

この版は違い、五つの具を使います。じゃがいも中心の学校給食版もありますが、調味の違う別のレシピです。

生地の水は40mlにしてもいいですか?

量った40gのままにしてください。レシピは生地の水を重さで示しているので、体積の計量に替えず、はかりで量ります。

何本できますか?

レシピは4人分です。串の本数は書かれていません。この記事では、里芋、小いも、豆腐の四角、木の芽が8個(枚)ずつなので、8本に組み立てました。こんにゃく8切れとそば団子8個も、その組み立て案に合わせたものです。

じゃがいもの皮はゆでる前ですか、あとですか?

前です。生のうちに皮をむき、中火で10〜15分、中まで火が通るまでゆでます。

トースターは何分、何度で焼けばいいですか?

どちらの焼きも、レシピには時間も温度も書かれていません。色で判断してください。素焼きは薄く色づくまで、たれを塗ったあとの2回目は、味噌の表面が褐色になるまでです。

名前は本当に人形の頭からきているのですか?

Shikoku Tourismが紹介している一説です。「でこ」は人形の頭のことで、串を人形の頭のように回す、というものです。語源として確かめられたものではありません。

味噌やだしはどんな種類を使えばいいですか?

レシピは味噌の種類やだしの形を指定していません。手持ちのものを使い、分量だけ守ってください。

残ったときの保存はどうしますか?

レシピには保存や温め直しの案内がないため、この記事では保存期間も温め直しの方法も案内しません。

主な参考リンク

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