焼き色のついた餃子を皿に盛り、醤油と酢のたれを添えた様子
🌍ジャンル日本料理

餃子(ギョーザ)の作り方|豚肉とキャベツの焼き餃子

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 12

キャベツを細かく切る

手順1: キャベツを細かく切る

キャベツの太い芯を除きます。葉を1/3インチ(1 cm)幅の細切りにし、さらに横に細かく刻みます。白い芯のあたりは特に念入りに刻んでください。

STEP 22 / 12

キャベツに塩をしてしんなりさせる

手順2: キャベツに塩をしてしんなりさせる

刻んだキャベツをボウルに入れ、コーシャーソルト小さじ1をふって、手でもみ込みます。キャベツがしんなりするまで置いておき、その間に次の準備を進めます。

STEP 33 / 12

香味野菜を準備する

手順3: 香味野菜を準備する

ねぎをみじん切りにします。しいたけは軸を除き、かさを薄切りにしてからみじん切りにします。しょうがは汁ごとすりおろして小さじ1にし、にんにくはみじん切りか、押しつぶします。

STEP 44 / 12

豚ひき肉を調味料と練る

手順4: 豚ひき肉を調味料と練る

大きなボウルに、豚ひき肉、ねぎ、しいたけ、しょうが、にんにく、醤油小さじ2、ごま油小さじ2、黒こしょう小さじ1/8、使う場合は酒小さじ2を入れます。白っぽく粘りが出るまで手で練ります。

STEP 55 / 12

キャベツの水分を絞る

手順5: キャベツの水分を絞る

しんなりしたキャベツを手に取り、水分をしっかり絞ります。絞った汁は具に入れずに捨てます。

STEP 66 / 12

キャベツを豚肉に混ぜ込む

手順6: キャベツを豚肉に混ぜ込む

絞ったキャベツを豚ひき肉の具に加え、全体が均一になるまで練ります。

STEP 77 / 12

皮に具をのせる

手順7: 皮に具をのせる

水を入れた小さな器と、クッキングシートを敷いたバットを用意します。作業中は皮をぬらしたふきんかラップで覆っておきます。皮の中央に具をすりきり大さじ1のせます(包み慣れていなければ大さじ3/4弱)。具を平らに押して中の空気を抜きます。指を水につけて、皮の外側1/4インチ(6 mm)をぬらします。

STEP 88 / 12

折ってひだを寄せ、閉じる

手順8: 折ってひだを寄せ、閉じる

皮を半分に折り、上の中央をつまみます。このときはまだ端まで全部は閉じません。片側にまず1つめのひだを作り、さらに1/4インチ(6 mm)間隔で2〜3つのひだを足し、ひだを後ろ側のなめらかな面に押しつけます。反対側も同じにして、1つの餃子で片側3〜4つのひだにします。合わせ目をもう一度押さえてすき間を閉じ、中の具を均一にならして、底を平らにつぶして立つようにします。バットにのせ、包んだ餃子には覆いをかけておきます。具の水分で皮が柔らかくならないよう、すぐに焼くか冷凍してください。

STEP 99 / 12

平らな面を焼く

手順9: 平らな面を焼く

大きなフッ素樹脂加工または鉄のフライパンを中火で熱し、油大さじ1を入れます。餃子を平らな面を下にして、間隔をあけて1段に並べます。底が黄金色になり、フライパンからきれいにはがれるまで、約3分焼きます。フライパンに入る数に合わせて何回かに分けて焼き、1回ごとに油、水、ごま油の分量を使います。

STEP 1010 / 12

水を加えて蓋をし、蒸す

手順10: 水を加えて蓋をし、蒸す

フライパンに水大さじ4を加え、すぐに蓋をします。水がほとんどなくなるまで、約3分蒸します。冷凍のまま焼く場合は、蒸す時間を1〜2分延ばします。

STEP 1111 / 12

蓋を取り、ごま油でカリッと仕上げる

手順11: 蓋を取り、ごま油でカリッと仕上げる

蓋を取り、水分が完全になくなるまで約1分焼きます。ごま油小さじ1を餃子の周りに回しかけ、蓋をせずに、底が濃い黄金色でカリッとするまで焼き続けます。最後に、具の中心が75°Cに達し、その状態が1分以上続いていることを確かめてください。加熱時間や底の焼き色だけでは、これは確認できません。

STEP 1212 / 12

たれを添えて食べる

手順12: たれを添えて食べる

1人分ずつ、小皿に醤油大さじ1と砂糖や塩の入っていない米酢大さじ1を混ぜ、好みでラー油小さじ1/8を加えます。餃子にたれを添えて、つけながら食べます。

肉は中心部が75°Cで1分間以上になるまで加熱してください。ひき肉料理では病原菌が食品の内部にいることがあるため、中心まで加熱する必要があります。加熱時間は、調理の手順を示す目安です。安全を保証するものではなく、フライパンやコンロ、具、餃子の大きさがすべて同じとは限りません。底の焼き色、水分が飛んだこと、できあがりの見た目では、中心がその温度に達した証拠にはなりません。確かめられるのは料理用温度計だけです。肉は冷やして保管し、生肉の汁がほかの食品や調理器具につかないようにしてください。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

19品目

材料

豚ひき肉、キャベツ、しいたけ、ねぎ、餃子の皮とたれの材料
具、皮、焼くときの材料、たれを使う場面ごとにまとめた材料
材料 分量 代替・備考
豚ひき肉 1/2ポンド 具のベース
キャベツ 3/4ポンド(大1/4個) 太い芯を除き、細かく刻んで塩をして絞る。白菜ではなくキャベツ
Diamond Crystal のコーシャーソルト 小さじ1 キャベツに塩をするためだけに使う。食卓塩を使う場合は体積で半量、または同じ重さ
しいたけ 2枚 軸を除き、かさをみじん切りにする
ねぎ(青ねぎ・小ねぎ) 2本 みじん切り
しょうが 小さじ1(1インチ(2.5 cm)のかたまりから) 汁ごとすりおろす。具の香りづけ
にんにく 2かけ みじん切りまたはおろす
酒(なくてもよい) 小さじ2 豚肉のくせをやわらげる
ごま油(香ばしいもの) 小さじ2 具に混ぜる
醤油 小さじ2 具に混ぜる
黒こしょう(挽きたて) 小さじ1/8 具に混ぜる
餃子の皮 1袋(52枚、10オンス / 284 g) 市販の丸い皮
水 適量 皮の縁をぬらす
油(くせのないもの) 1回分につき大さじ1 焼き色をつける
水 1回分につき大さじ4 蓋をする前に加えて蒸す
ごま油(香ばしいもの) 1回分につき小さじ1 最後に餃子の周りに回しかけ、底をカリッとさせる
醤油 1人分につき大さじ1 たれ
米酢(砂糖や塩の入っていないもの) 1人分につき大さじ1 たれ
ラー油(なくてもよい) 1人分につき小さじ1/8 たれ

塩を使うのはキャベツだけです。具に入れるごま油小さじ2と、焼くときに回しかけるごま油小さじ1は別です。具に入れる醤油と、たれの醤油も別に数えます。

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餃子は、底はカリッと、上はふっくら蒸し上げる

この鍋で守りたいこと

平らな底は濃い黄金色でカリッと、ひだのある上側は蒸気でやわらかく、キャベツから水が出ず、具はジューシーなまま。この対比は、手順の順番がつくります。

餃子は熱したフライパンに平らな面を下にして並べ、底が黄金色になるまで動かしません。そこへ少量の水を入れてすぐに蓋をすると、蒸気が白いひだの上側をやわらかくします。蓋を取って残った水分を飛ばし、ごま油をフライパンの縁に細く回し入れると、底がもう一度カリッと焼き上がります。日本の餃子と聞いて多くの人が思い浮かべる焼き餃子は、この流れでできています。

この記事で紹介するのは、Namiko Hirasawa Chenさんが Just One Cookbook で公開している、豚肉とキャベツの餃子のレシピです。2026年5月10日に再公開されたレシピカードの版に従っています。具は豚ひき肉に、細かく刻んだキャベツ、しいたけ、ねぎ、しょうが、にんにくを合わせ、市販の餃子の皮で包みます。カードの仕上がりは52個で、これは餃子の個数であって、何人分かという数字ではありません。Chenさんのカードでは、準備に約1時間、加熱に約20分、合計で約1時間20分と見積もられています。これは書き手の見積もりで、みなさんの台所での所要時間を約束するものではありません。このレシピは世界ごはん紀行で作って試したものでもありません。

このレシピでいちばん大事な習慣は、皮で包む前にあります。キャベツは塩をしてしんなりさせ、その間に豚ひき肉を調味料と練って、白っぽく粘りが出てから、絞ったキャベツを混ぜ込みます。水気の少ない具は包みやすく、焼く前に皮をぬらしてしまうことも少なくなります。

焼き餃子とは、そして何ではないか

キッコーマンの食文化特集「Gyoza Pot Stickers」(2018年)は、日本で餃子といえば一般に焼き餃子を指す、と説明しています。同じ特集は、蒸し餃子や水餃子も日本の餃子の形として挙げています。つまり、焼き餃子は日本の餃子の一つの形であって、唯一の形ではありません。特集は日本の餃子を中国の餃子(jiaozi)にさかのぼり、日本では土地の好みに合わせて独自の特徴が育ったと述べています。焼き餃子の一般的な流れは、油で焼いてから軽く蒸すこと、食べるときは醤油と酢、あるいはラー油(rayu)を添えること、と紹介されています。市販の皮がスーパーで売られていることにも触れています。

同じ特集は、定番の具の組み合わせとして、豚肉、キャベツまたは白菜、長ねぎ、ニラ、醤油、にんにく、ごま油を挙げています。Chenさんのレシピは、その範囲の中の一つの家庭版です。白菜ではなくキャベツ、ニラではなくねぎとしいたけを使い、調味料も日本の家庭にあるものです。Chenさん自身も、具や包み方にはいろいろあると書いています。ここに出てくる分量はこのレシピのもので、日本のすべての餃子の分量ではありません。

餃子と、中国北部のゆでる餃子(jiaozi)は親戚ですが、食卓に並ぶ一皿は違います。小麦粉と水で作る手作りの皮、白菜、黒酢のたれを組み合わせたゆで餃子のレシピは、ここで作る焼いて、蒸して、もう一度焼く餃子とは作り方が異なります。同じ国のほかの料理は日本のページからどうぞ。

分量の読み方

このレシピには4つの範囲の分量があります。混同しないよう、分けて整理しておきます。

範囲 何にあたるか 例
レシピ全体 具と皮1袋分で52個ができる 豚ひき肉 1/2ポンド
餃子1個 皮1枚に包む具の量 すりきり大さじ1
フライパン1回分 1回に焼く分の油、水、仕上げのごま油 油 大さじ1、水 大さじ4、ごま油 小さじ1
1人分 1人分のたれの小皿 醤油 大さじ1、米酢 大さじ1

何回に分けて焼くかは、フライパンに間隔をあけて1段に並べられる数で決まります。たれをどれだけ作るかは、食べる人数で決まります。どちらも決まった数字ではありません。


道具

  • 包丁とまな板
  • 大きめのボウル
  • しょうがをおろすおろし金(にんにくは押しつぶし器を使ってもよい)
  • 皮を留めるための水を入れた小さな器
  • クッキングシートを敷いたバット
  • 皮と包んだ餃子にかぶせる、ぬらしたふきんまたはラップ
  • 蓋つきの大きなフライパン(フッ素樹脂加工または鉄)
  • 中心温度を測る料理用温度計
  • 1人ずつ使う小さなたれ皿

選び方と代用

キャベツ。 ふつうの丸い緑のキャベツを使います。白菜を使う餃子は別のレシピとして考えてください。

塩。 コーシャーソルトはブランドによって、同じ小さじ1でも重さが違います。Diamond Crystal のコーシャーソルトがなければ、食卓塩を体積で半量、または同じ重さで使います。ほかの塩を同じスプーン量でそのまま置き換えてはいけません。

皮。 このレシピには、薄手の日本式の餃子の皮が合います。52個という数字は、52枚入りの袋を前提にしています。枚数や重さの違う袋を使うと、同じ数にならないことがあります。

たれ。 米酢は砂糖や塩の入っていないものを使い、味つきのすし酢は使いません。黒酢や味噌ベースのたれは、ここでの醤油と酢のたれとは別の食卓になります。

油。 焼くときはくせのない油を使います。ごま油は、鍋で焼く1回分につき小さじ1だけ、最後の回しかけに使います。

酒とラー油。 どちらも必須ではありません。手元になかったり、使いたくなかったりするときは省いてください。

失敗しやすいところ:水っぽい具、破れた合わせ目、べたつく底

困りごと 考えられる原因 対処
具が水っぽく、皮がべたつく キャベツの刻みが粗い、塩をした時間が足りない、絞りが足りない 細かく刻み、塩をもみ込み、しんなりするまで待ってから強く絞り、汁を捨てて混ぜる
包んでいる最中に皮が乾いて割れる 皮を覆わずに置いていた 皮の束にはぬらしたふきんかラップをかけ、1枚ずつ取り出す
包んだ餃子が焼く前に柔らかくなる 包んでから時間がたちすぎた バットの上で覆いをかけ、すぐに焼くか冷凍する
具がはみ出す、皮が閉じない 具が多すぎる、または縁に具がついている すりきり大さじ1(または大さじ3/4弱)にし、縁をきれいにして外側1/4インチ(6 mm)をぬらし、すき間をつまんで閉じる
餃子がくっつく、焼き色にむらが出る フライパンに詰め込みすぎた 間隔をあけて1段に並べ、1回分ごとに決めた量の油を使う
底がカリッとしない 仕上げのときに水が残っていた、またはごま油を入れるのが早すぎた 蓋を取ったら水分が完全になくなるまで焼き、それからごま油小さじ1を回しかけ、蓋をせずに濃い黄金色になるまで焼く
中心まで火が通ったか分からない 時間や色では判断できない 温度計で中心を測り、75°Cが1分以上続くことを確かめる

作り置きと保存

焼く前の餃子: バットに1段に並べ、中まで、少なくとも外側が凍るまで冷凍してから、密閉できる冷凍用の袋に移します。冷凍のまま最長1か月保存できます。冷凍のまま、同じ「焼く・蒸す・カリッと仕上げる」の流れで焼きます。蒸す時間を1〜2分延ばしてください。

焼いた後の餃子: 完全に冷ましてから密閉容器に入れます。冷蔵で最長3日、冷凍で最長1か月です。

再加熱の方法はレシピに書かれていないため、ここでも案内しません。

変化をつけるなら

変化をつける場合は、次の方法があります。これらは基本の作り方や上の写真とは別の選択肢です。

  • 具にニラを加える。
  • 豚肉のかわりに、牛ひき肉、七面鳥、鶏、ラムのひき肉を使う。
  • 固い豆腐、きのこ、野菜でお肉を使わない具にする。
  • 味噌と砂糖でたれを変える。
  • ひだを寄せる半月形のかわりに、別の包み方にする。

水餃子や蒸し餃子もあります。これらは、この焼き方の工夫ではなく、別の調理法です。

よくある質問

52個なら52人分ですか?

いいえ。Chenさんのカードにある52個は餃子の個数で、何人分かという数字ではありません。何人分になるかは食べる人の食べ方次第です。たれは1人分ずつの分量なので、52個分に合わせて増やすのではなく、食べる人数分の小皿を用意してください。

キャベツは生のまま入れずに、なぜ塩をするのですか?

塩をすると刻んだキャベツから水が出るので、豚肉と合わせる前に絞って除けます。そうすると、具が水っぽくなって皮がべたつくのを防げます。Chenさんのページには、さっとゆでる、電子レンジにかける、しんなりさせずに使う、という別の方法も書かれています。この記事は塩をする方法だけに従っています。

Diamond Crystal のコーシャーソルトが見つからないときは?

Chenさんのカードには、食卓塩なら体積で半量、または同じ重さで使うと書かれています。グラム数はカードに書かれていません。ほかのコーシャーソルトや日本の塩は、スプーン1杯の重さが違うので、同じスプーン量で置き換えられるとは考えないでください。

焼き3分、蒸し3分の時間で、中まで火が通りますか?

保証はできません。この時間は、レシピの作り方の目安です。日本の厚生労働省は、肉の中心を75°Cで1分間以上にするよう呼びかけていて、この目安はレシピの時間や底の焼き色とは別に考えるものです。温度計で確かめてください。

餃子は作り置きできますか?

できます。包んですぐ、焼く前の餃子をバットに1段に並べて凍らせ、密閉できる袋に入れれば最長1か月です。焼くときは冷凍のまま、蒸す時間を1〜2分延ばします。

餃子はグジヤ(gujiya)と関係がありますか?

どちらも生地で具を包む料理だという点だけです。インド大使館(アンゴラ・ルアンダ)/ インド文化関係評議会(ICCR)のニュースレターに載っているグジヤのレシピは、甘くて、揚げた半月形のお菓子です。小麦粉とギー(澄ましバター)の皮に、コヤ(煮詰めた乳)、砂糖、ナッツの具を包み、シロップで仕上げることもあります。甘い具と揚げる調理法は、ここで作る豚肉の具と、焼いて、蒸して、もう一度焼く方法とは違います。

主な参考リンク

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