中央に豚肉の薄切り、周りに塩漬けの白菜の葉、赤い大根の辛味和え、小皿の塩辛だれを並べたボッサムの食卓。牡蠣は使っていない
🌍ジャンル韓国料理

ボッサム(보쌈)の作り方|ゆで豚を塩漬け白菜と辛い大根で包む韓国料理

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 7

白菜の葉を漬ける

手順1: 白菜の葉を漬ける

大きなボウルに、砂糖1/4カップ、白酢1/4カップ、コーシャーソルト大さじ1、水3/4カップを入れ、砂糖と塩が溶けるまで混ぜます。白菜の葉1ポンドを加え、手で返しながらなじませ、15分置きます。

その後も10〜15分ごとに葉を返し、合計1〜2時間、折りたためるくらいにやわらかくしんなりするまで漬けます。余分な水分を絞って、食べるときまで冷蔵庫に入れます。

STEP 22 / 7

豚肉を香味野菜と煮る

手順2: 豚肉を香味野菜と煮る

生肉用に分けておいたまな板を使います。大鍋に豚バラ肉3ポンドと、次の材料を入れます。

- 玉ねぎ

- 薄切りの生姜 大さじ2

- にんにく 12かけ

- テンジャン 大さじ2

- ブラウンシュガー 大さじ1

- ヘーゼルナッツ風味のインスタントコーヒー 大さじ1

- 水 10カップ

蓋をして中強火で1時間煮ます。鍋がぐらぐら沸いているときに、豚肉を裏返します。火を弱火に落として、さらに15分煮ます。

鍋や肉の形、コンロによって時間は変わるので、時計だけで火の通りを判断しないでください。蓋を短く開け、肉のいちばん厚い部分に温度計を差します。豚のかたまり肉の場合、中心温度145°F(63°C)に達し、そのあと3分休ませるのが安全の最低ラインです。これは安全のための線であり、やわらかさの目安ではありません。

STEP 33 / 7

大根に塩をして水気を絞る

手順3: 大根に塩をして水気を絞る

韓国大根または大根1ポンドを、角切りではなく細い千切りにします。コーシャーソルト小さじ2をまぶして10分置き、出てきた水分を絞ります。

STEP 44 / 7

大根和えの味つけをする

手順4: 大根和えの味つけをする

ボウルに次の材料を合わせます。

- 魚醤 大さじ2

- 砂糖 小さじ2

- みじん切りのにんにく 3かけ

- 刻んだねぎ 1本

- 唐辛子フレーク 1/4カップ+大さじ2

水気を絞った大根を加え、全体がむらなく赤くなるまで混ぜます。最後に炒りごま大さじ1をふります。

STEP 55 / 7

えびのたれを混ぜる

手順5: えびのたれを混ぜる

小さなボウルに、次の材料を混ぜます。

- セウジョッ 大さじ1

- 砂糖 小さじ1

- 唐辛子フレーク 小さじ1

- 刻んだねぎ 1本

- みじん切りのにんにく 1かけ

- 水 大さじ2

上から炒りごまをひとつまみふります。

STEP 66 / 7

豚肉を休ませて切る

手順6: 豚肉を休ませて切る

鍋から豚肉を、清潔なまな板の上に取り出し、最低3分休ませます。厚さ1/8インチほどに薄く切ります。

STEP 77 / 7

食卓を整えて包む

手順7: 食卓を整えて包む

豚肉、白菜の葉、大根和え、えびのたれを、みんなの手が届くように並べます。葉に豚肉を1切れ載せ、大根和えを少し、えびのたれをほんの少し添えます。全体を折りたたみ、ひと口で食べられる小さな包みにします。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

28品目

材料

ボッサムの材料を分けて並べた写真。白菜、豚バラ肉、玉ねぎ、生姜、にんにく、テンジャン、白砂糖とブラウンシュガー、コーシャーソルト、インスタントコーヒー、韓国大根、魚醤、ねぎ、唐辛子フレーク、ごま、セウジョッ、酢、水。牡蠣は含まない
要素ごとに味つけが違うので、砂糖と塩は別々の器に分けておく
材料 分量 代替・備考
白菜の葉 1ポンド ひと口ごとの包み皮になる
砂糖(漬け液用) 1/4カップ 漬け液の甘み
白酢(漬け液用) 1/4カップ 漬け液の酸味
コーシャーソルト(漬け液用) 大さじ1 漬け液の塩
水(漬け液用) 3/4カップ 漬け液のもと
豚バラ肉 3ポンド 料理の中心。皮つきでも可
玉ねぎ 大1個 香味野菜。4つ割りまたはスライス
生姜 大さじ2(薄切り) 香味野菜
にんにく(豚肉用) 12かけ 香味野菜
テンジャン(된장、韓国の発酵大豆みそ) 大さじ2 ゆで汁の塩気と発酵の香り
ブラウンシュガー 大さじ1 ゆで汁の風味。白砂糖とは別にする
ヘーゼルナッツ風味のインスタントコーヒー 大さじ1 ゆで汁の香り
水(豚肉用) 10カップ 煮る水
韓国大根(무)または大根 1ポンド 細い千切りにしてサラダにする
コーシャーソルト(大根用) 小さじ2 大根の水分を出す
魚醤 大さじ2 大根和えのうま味
砂糖(大根用) 小さじ2 大根和えの甘み
にんにく(みじん切り、大根用) 3かけ 香味野菜
ねぎ(刻む、大根用) 1本 香味野菜
唐辛子フレーク(고춧가루、韓国の粗びき唐辛子、大根用) 1/4カップ+大さじ2 辛みと赤い色
炒りごま(大根用) 大さじ1 香ばしい仕上げ
セウジョッ(새우젓、小さなえびの塩辛) 大さじ1 豚肉に添える、塩気のある発酵のたれ
砂糖(たれ用) 小さじ1 たれの味をまるくする
唐辛子フレーク(たれ用) 小さじ1 辛み
ねぎ(刻む、たれ用) 1本 香味野菜
にんにく(みじん切り、たれ用) 1かけ 香味野菜
水(たれ用) 大さじ2 たれをのばす
炒りごま(たれ用) ひとつまみ 仕上げ

この大根和えに、牡蠣は入れません。白砂糖は、漬け液、大根和え、えびのたれに使います。ブラウンシュガーを使うのは豚肉の鍋だけです。コーシャーソルトは2回、漬け液と、大根の水分を出すときに使います。

アレルゲンと台所の衛生

この料理には、豚肉、魚(魚醤)、えび(セウジョッ)、ごまが入っています。牡蠣を加える場合は、貝類も含まれます。テンジャン、唐辛子フレーク、魚醤、セウジョッは、表示を確認してください。

白菜の葉と大根は、加熱せずに食べます。生の豚肉には専用のまな板と包丁を使い、温度計は使うたびに洗ってください。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

ボッサム ― やわらかな豚と葉を、ひと口ずつ包んで

食卓の様子

香味野菜と一緒にやわらかく煮た豚肉、折りたためるほどやわらかくなった白菜の葉、真っ赤な大根の和えもの、塩気のあるえびのたれ。包みはどれも、ひと口で食べられる大きさに作ります。

晩秋の韓国では、家族や近所の人が集まって、冬を越すためのキムチを漬け込むキムジャンをおこないます。韓国政府の文化情報サイトKorea.netは、このキムジャンの時期に、ゆでた豚肉をキムチと一緒に食べてきたと紹介しています。漬けたばかりの白菜と大根のキムチのそばに、温かい豚肉の薄切りが並び、葉に載せてひと口に包む。そんな食卓が、ボッサム(보쌈)の背景にある情景です。

ボッサムは、火を通した豚肉を葉野菜やキムチ風のおかずと一緒に包んで食べる料理です。このレシピは、Maangchiが公開している「Pork wraps (Bo-ssam)」の分量・順序・加熱時間に沿っています。変えた点が1つあります。Maangchiの大根和えには、冷凍のむき牡蠣8オンスが入ります。冷蔵庫で解凍し、生のまま混ぜるという作り方です。家庭で生の牡蠣を扱うときの安全の目安は確認できていません。そのため、ここでは大根和えから牡蠣を省きました。牡蠣なしの調整版であり、Maangchiのレシピをそのまま再現したものではありません。

世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作していません。分量は、参考にしたレシピのアメリカ式のカップ・スプーン・オンス・ポンドのままで、換算していません。元のレシピには分量はあっても何人分かの表示がなく、何人分になるかは豚肉の部位と切る厚さで変わります。

ボッサムキムチとは別の料理です

開城(ケソン)の보쌈김치(ボッサムキムチ)は名前が似ていますが、別の料理です。具を白菜の葉で包んで作るキムチのことです。この記事で扱うのは、豚肉を包んで食べる食事のほうです。

ボッサムとは ― ゆでた豚肉を、ssamとして包む

Maangchiによると、ssam(ッサム)とは、葉などで食べ物を包み、ひと包みにして食べることを指します。ボッサムは、次のいくつかの要素を1つの食卓にまとめた料理です。

  • 玉ねぎ、生姜、にんにく、テンジャンと一緒に煮た豚肉
  • 甘酸っぱい漬け液でやわらかくした白菜の葉
  • 辛味のある大根和え
  • 小皿に入れた、えびの塩辛だれ

食べる人がそれぞれ、自分の小さな包みを作ります。

どの要素も難しい作業ではありませんが、味つけは要素ごとに別です。砂糖、塩、にんにく、ねぎ、唐辛子は、複数の要素に出てきます。分量は、混ぜて量らず、それぞれの要素ごとに分けて用意してください。


道具

  • 白菜の葉を漬ける大きなボウル
  • 豚肉と水10カップが入る、蓋つきの大鍋
  • 食品用の温度計
  • まな板は2枚:生の豚肉用と、野菜や火を通した豚肉用
  • よく切れる包丁
  • 大根に塩をして味つけするボウル
  • えびのたれを作る小さなボウル
  • 盛りつけ用の大皿

選び方と代用

韓国食材店か通販で探す価値があるのは、次の3つです。

  • テンジャン:豚肉の鍋の味つけになる発酵大豆のペーストです。
  • 唐辛子フレーク(고춧가루):大根和えの色と辛みを作る、韓国の唐辛子フレークです。
  • セウジョッ:たれに使う、小さなえびの塩辛です。普通のえびとは別のものです。

次の代用は仕上がりが変わるので、同じ料理ではなく、別のバージョンとして考えてください。

代用 変わること
豚バラ肉の代わりに豚肩肉 脂が少なくなり、口当たりが変わる
ヘーゼルナッツ風味ではない普通のインスタントコーヒー 豚肉の香りが変わる
韓国大根の代わりに大根 大根和えには使える
テンジャンの代わりに日本のみそ 同じ味にはならない。どちらも発酵大豆のペーストだが、味と塩気が違う
白酢の代わりに米酢 漬け液の香りが変わる
塩漬けの白菜の代わりにレタス 包みごとの水分と食感が変わる
唐辛子フレークを減らす 色が薄くなり、辛みも穏やかになる

葉が硬い、豚が硬い、塩辛い ― うまくいかないとき

問題 考えられる原因 対処
白菜の葉が硬くて折りたためない 漬け液に置いた時間が短い、または返す回数が少ない 10〜15分ごとに返し続け、1〜2時間の範囲で葉の状態を確かめる
豚肉が硬い かたまりが厚い、または煮る時間が足りない 時間だけでなく、厚みと中心温度を確認する。やわらかくなるまで煮続ける
包みが塩辛い、味が強い 豚肉のテンジャンと、たれのセウジョッの塩気が重なる レシピの分量は変えず、1つの包みに入れるたれと大根を少なくする
大根和えが水っぽい 塩をした大根を絞っていない 10分置いたあとの水気を絞る工程は省かない
辛すぎる 唐辛子フレーク 唐辛子フレークを減らす。色も辛みも薄くなる

キムジャンと家庭の食卓、そして地域の違い

豚肉、塩漬けの白菜の葉、大根和えを並べ、それぞれが包んで食べられるように整えた、冬の家庭のつつましい食卓
包んで食べるために並べた家庭の食卓。白いご飯とキムチは、お好みで添える

Korea.netによると、キムジャンは、家族や地域の人たちが冬に備えてキムチを準備する行事で、この時期にゆで豚をキムチと一緒に食べてきたそうです。また、豚肉の味つけや、一緒に出すキムチは、家庭や飲食店によって違うとも書かれています。ボッサムのために作るキムチには、大根や牡蠣が入ることがあります。普段の白菜キムチとも、まれな開城のボッサムキムチとも区別される存在です。

これらは家庭や飲食店ごとの違いであり、どれが上という順位ではありません。大根和えに牡蠣を入れるか、どの葉を使うか、何を添えるかは、食卓ごとに変わります。

KBS WORLDは、関連する料理として제육보쌈(チェユクボッサム)を、ゆでるか蒸した豚肉に薬味を添えて食べる料理として紹介し、こちらもキムジャンと結びつけています。ただしそのレシピは、この記事のものとは作り方が違います。豚肉500gを水3Lで香味野菜と煮て、テンジャンはあとから加えます。牡蠣は最後に加えるほうが形が崩れにくい、という説明もあります。

豚肉の鍋に入れるヘーゼルナッツ風味のインスタントコーヒーは、Maangchiが韓国の持ち寄りの食事会で教わった、Maangchi自身の工夫です。広く伝わる伝統でも、必須の材料でもありません。韓国の料理をもっと知りたい方は、韓国の料理もご覧ください。

食品の安全と残りの扱い

中心温度145°F(63°C)と3分の休ませは、米国政府のFoodSafety.govにある、豚のかたまり肉の基準です。食べても安全な状態になったことを示す数字で、ボッサムにふさわしいやわらかさに達したことまでは示しません。やわらかさを作るのは、蓋をして長く煮る時間です。

この記事では、このレシピについて確認が取れていないため、保存期間や温め直しの方法は案内しません。

よくある質問

ボッサムは韓国式焼肉の一種ですか?

いいえ。豚肉は焼かずに、液体の中で火を通します。そのあと薄く切り、大根和えとたれと一緒に葉に包みます。KBS WORLDも、豚肉をゆでるか蒸すものとして紹介しています。

テンジャンは日本のみそと同じですか?

どちらも発酵大豆のペーストですが、味と塩気が違います。入れ替えると、仕上がりが変わります。

牡蠣なしで作ってもよいですか?

はい。この記事のレシピは、牡蠣を使いません。Maangchiのレシピには、冷凍のむき牡蠣8オンスを冷蔵庫で解凍し、生のまま大根和えに混ぜる工程があります。家庭で生の牡蠣を扱うときの安全の目安は確認できていないため、生で食べることを勧めずに省きました。Korea.netは、ボッサム用のキムチに牡蠣が入ることがあると述べ、KBS WORLDは、牡蠣は最後に加えたほうが形が崩れにくいと述べています。

セウジョッのたれは何のためのものですか?

豚肉に添える、小さな塩気のある発酵のアクセントで、包みごとに少しずつ使います。セウジョッはえびから作るので、えびアレルギーの人には入れないでください。代用品を使うと、味が変わります。

何人分ですか?

Maangchiのレシピには分量はありますが、何人分かの表示はありません。豚肉の部位と、薄く切る厚さで変わります。

145°F(63°C)に達したら、豚肉は煮上がりですか?

その時点で、3分休ませたあとなら、安全に食べられます。やわらかさは、蓋をして長く煮ることで生まれるので、煮る時間と温度計の両方を見てください。

主な参考リンク

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