チャプサルトク — やわらかなもち米の皮で、濃い赤の小豆あんを包む
乾燥もち米粉で作る、やわらかな薄桃色の皮。乾燥小豆から作る、なめらかで濃い赤のあん。1回分の生地で8個できます。
厚手の鍋で乾燥小豆をゆっくり煮て、つぶせるほど柔らかくなったらつぶし、ブラウンシュガー、少量の塩、バニラ、米飴を混ぜます。ほんのりつやが出てきたらあんの完成です。別のボウルでは、淡い桃色の水で練ったもち米粉を電子レンジにかけ、木べらで円を描くようにこねます。その生地を8つに切り分け、ひとつずつあんの玉を包みます。
これがチャプサルトク(찹쌀떡)、甘い小豆あんをもち米の生地で包んだ韓国の餅菓子です。この記事は、Maangchiが英語で公開している桃色のレシピ1本に沿って、缶詰やパックのあんではなく、あんから手作りします。韓国の料理をほかにも知りたい方は、韓国のページもご覧ください。
世界ごはん紀行編集部では、このレシピを試作していません。分量、順序、電子レンジの加熱間隔はMaangchiが公開しているレシピのとおりで、カップや大さじ・小さじの表記もそのままにして、グラムへの換算は加えていません。電子レンジの時間は「強(high)」としか書かれておらずワット数は示されていないため、どの電子レンジでも同じ仕上がりになるとは保証できません。
この料理に使える食材・調味料
道具
- 厚手の鍋(蓋つき)
- 木べら(豆をつぶすのにフードプロセッサーでも可)
- 電子レンジ対応のボウル
- 混ぜ用のスプーン
- ラップ
- 電子レンジ
- 成形用の台
- 切り分け用の木のナイフまたはへら
選び方と代用
買い物でいちばん大事なのは粉です。このレシピで使うのは、Mochikoの名でも売られているもち米粉(sweet rice flour)。sweet rice flourはglutinous rice flourと同じもので、もち米から作った粉です。韓国語ではチャプサルガルーと呼びます。ラベルに「sweet rice」「glutinous rice」「Mochiko」とあるものを探してください。単に「rice flour」とだけ書かれた袋は、もち米ではない普通の米粉の可能性があり、別の製品です。
使うのは乾燥タイプのもち米粉です。韓国の餅には湿式の冷凍もち米粉を使うものもありますが、この電子レンジの作り方に使えるとは確認されていません。乾燥タイプのもち米粉が見つからないときは、このレシピをそのまま作ることはできません。白玉粉などほかの粉も同等とは確認できていないので、ここでは勧めません。
あんには、ブラウンシュガーに加えて米飴を使い、台には片栗粉(ポテトスターチ)を打ち粉にします。
生地は「強(high)」で3分、さらに1分加熱します。下の手順の順番どおりに進め、生地の様子を見ながら加熱してください。お使いの電子レンジに合わせた時間はご案内できません。
うまくいかないとき:途中で確認すること
| 状況 | 確認すること | 対処 |
|---|---|---|
| 約1時間半煮ても、豆がつぶれない | 豆が簡単につぶれるか | 水を足し、簡単につぶれるまで弱火で煮続ける |
| 「rice flour」とだけ書かれた袋しか見つからない | sweet、glutinous、Mochikoのどれかが書かれているか | もち米から作った粉を探す。普通の米粉は別の製品 |
| 冷凍の湿式もち米粉しか見つからない | このレシピは乾燥タイプの粉を使う | 湿式の粉でこの方法が成り立つとは確認されていないので、代わりに使わない |
| 電子レンジの出力が大きく違いそう | 「強」にワット数の記載がない | 3分、混ぜる、1分の順番で進める。調整した時間はご案内できない |
| 切った生地が作業中に乾く | 生地にラップをかけているか | 順番を待つ生地は、ラップの下に置く |
| 8個作ってもあんが余る | あんの量は生地の2倍分ある | これでよい。生地に詰めすぎず、余った半量は冷蔵または冷凍する |
ほかのレシピと、よく似た料理
チャプサルトクのレシピは作者ごとに違い、この記事は1本に絞っています。My Korean Kitchenは、市販の甘い小豆あんを使った1回6個分のチャプサルトクを、粉と水と電子レンジの手順とあわせて公開しています。Aeri's Kitchenは、缶入りの小豆あんを使った8個分のレシピを公開していて、粉・砂糖・水の比率が異なり、電子レンジ加熱後に混ぜる工程も長くなっています。どちらもそれぞれ完成したレシピで、分量や時間は上の作り方には混ぜていません。Maangchiの韓国語のページには別の色の作り方も載っていますが、ここでは使っていません。
チャプサルトクと混同しやすい料理もいくつかあります。
- 日本の大福や一般的な「餅(mochi)」:英語の説明ではチャプサルトクを「韓国風のもち」と呼ぶことがよくあり、見た目も似ていますが、この記事では大福の一種ではなく、独立した韓国の料理として扱います。
- ヨンヤンチャルトク:Korean Bapsangによると、湿式の冷凍もち米粉は小豆入りのチャプサルトクを含む韓国のいくつかの餅に使われます。ただし同サイトのその粉を使ったレシピは、豆やナッツ、ドライフルーツを入れて蒸すヨンヤンチャルトクで、まったく別の餅です。
- チャプサルブクミ:韓国伝統知識ポータルが、ソウル・京畿道の餅として別に記録しています。栗とはちみつの詰め物を入れ、フライパンで焼きます。
- トッポッキとホットク:英語では「rice cake」や生地という点で共通するだけで、材料・形・調理法が異なる別の韓国料理です。
名前と、この菓子について
Maangchiはこの名前を「Chapssaltteok 찹쌀떡」と書き、もち米粉の生地で甘い小豆あんを包んだ、韓国風の餅として紹介しています。「chapssal-tteok」と綴られることもあります。粉そのものはチャプサルガルーと呼び、もち米から作ったsweet rice flourだと説明しています。
電子レンジを使う作り方は、家庭の台所の方法です。Maangchiは、アメリカの韓国人家庭でこの方法で餅が作られているのを見たと述べていますが、それは個人的な記憶で、この技法の歴史が裏づけられたわけではありません。また、できあがった餅を小さな箱に詰めて贈り物にする案も添えていますが、これはMaangchi自身の提案で、一般的な習慣の根拠ではありません。この記事のもとになった資料からは、チャプサルトクがどこで生まれたのか、日本の大福と歴史的にどう関係するのかは確認できないため、どちらについても主張しません。
よくある質問
市販のあんは使えますか?
My Korean KitchenやAeri's Kitchenなど、市販のあんを前提にしたチャプサルトクのレシピを公開している作者もいて、それぞれ分量と手順が違います。この記事は乾燥小豆からあんを作るレシピで、それらのレシピとは組み合わせていません。市販のあんを使いたい場合は、そちらのレシピをそのとおりに作ってください。
電子レンジは何ワットにすればいいですか?
Maangchiのレシピは、ワット数を書かずに「強(high)」とだけ書いています。My Korean Kitchenのレシピにある1250 Wという数字は、その作者の別の配合に対するもので、ここには借りていません。3分、約20秒混ぜる、さらに1分の順番で進めてください。
あんがなぜ必要以上にできるのですか?
あんを全部作ると16個分で、1回分の生地からは8個できます。Maangchiは、あんの半量を取っておくよう指示しています。できあがる餅は8個のままです。
残りはどう保存しますか?
余った半量のあんは、冷蔵または冷凍で保存します。この記事のもとになった資料には、できあがった餅の保存についての案内がないため、保存期間はお伝えしません。
チャプサルトクは大福と同じですか?
見た目は似ていて、どちらももち米の生地で具を包みますが、別々の名前をもつ別の料理です。この記事で扱うのは、韓国のチャプサルトクだけです。

















