焼き色のあるトーストの土台に淡い色の具をのせ、別のパン片をそばに添えた棺材板
🌍ジャンル台湾料理

棺材板(コフィンブレッド)の作り方|安木白・Amberの家庭用オーブン版(豚肉とえび)

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 13

パンに溶かしバターを塗る

手順1: パンに溶かしバターを塗る

無塩バター30gを溶かします。厚切りトーストの片面だけに、適量を刷毛で塗ります。

STEP 22 / 13

200°Cで15分焼く

手順2: 200°Cで15分焼く

バターを塗ったパンを、200°Cに予熱したオーブンで15分焼きます。

STEP 33 / 13

冷まして、上面を切って蓋にする

手順3: 冷まして、上面を切って蓋にする

焼いたパンは冷ましてから切ります。縁を約1cm残して上面に切り込みを入れ、底まで切り抜かないように注意します。上面を持ち上げて蓋にします。

STEP 44 / 13

マッシュルームを空炒りする

手順4: マッシュルームを空炒りする

マッシュルームの汚れを拭いて薄切りにします。油を引かないフライパンに入れ、出てきた水分が飛んで香りが立つまで炒めます。

STEP 55 / 13

豚肉を加える

手順5: 豚肉を加える

マッシュルームに豚肩肉の細切りを加えて炒めます。フライパンが必要とするときだけ、調理油を少し足します。

STEP 66 / 13

玉ねぎを加える

手順6: 玉ねぎを加える

玉ねぎの細切りを加え、香りが立つまで炒めます。

STEP 77 / 13

にんじん、コーン、じゃがいもを加える

手順7: にんじん、コーン、じゃがいもを加える

さいの目のにんじん、コーン、さいの目のじゃがいもを加え、さっと炒めます。

STEP 88 / 13

高湯を注ぎ、えびを加える

手順8: 高湯を注ぎ、えびを加える

高湯200mlを注ぎ、えび10尾を加えます。

STEP 99 / 13

牛乳、こしょう、砂糖を加える

手順9: 牛乳、こしょう、砂糖を加える

牛乳100mlを加え、白こしょう小さじ1/8と白砂糖小さじ1で味つけします。塩は足しません。高湯にすでに塩味があるためです。

STEP 1010 / 13

水溶きコーンスターチを作る

手順10: 水溶きコーンスターチを作る

小さな器にコーンスターチ大さじ1と水大さじ1を入れ、なめらかになるまで混ぜます。

STEP 1111 / 13

煮立てて、水溶きを少しずつ混ぜ入れる

手順11: 煮立てて、水溶きを少しずつ混ぜ入れる

具を煮立て、少しとろみがついたところで、水溶きコーンスターチを少しずつ、混ぜながら加えます。

STEP 1212 / 13

さらにとろみをつけ、火を止めてバターを混ぜる

手順12: さらにとろみをつけ、火を止めてバターを混ぜる

もう少し煮て、ソースが濃くなるまで火を通します。とろみがついたら火を止め、15gの無塩バターを加えて、溶けるまで混ぜます。

STEP 1313 / 13

パンに具を詰める

手順13: パンに具を詰める

焼いたパンに、できあがった具をすくい入れます。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

17品目

材料

厚切りトースト、豚肉、えび、野菜、牛乳と高湯、2つに分けた無塩バター、とろみ用の材料
パンに塗る溶かしバターと、具に入れるバターは最初から分けておく

バターは2回、それぞれ別の役目で登場します。30gは溶かしてパンに塗る分、15gは火を止めたあとに具へ入れる分です。最初から別々の器に分けておきましょう。

材料 分量 代替・備考
厚切りトースト(厚片吐司) 数枚 箱と蓋になるパン
無塩バター(溶かしたもの) 30g パン用。各1枚の片面に適量を塗る。使い切らないこともある
マッシュルーム(洋菇/蘑菇) 30g 汚れを拭いて薄切り。先に空炒りして香りを出す
豚肩肉の細切り(梅花豬肉絲) 35g 具の肉
玉ねぎ(細切り) 25g 香りと甘み
にんじん(さいの目) 20g 彩りと甘み
コーン(粒) 20g そのまま使う
じゃがいも 25g さいの目
むきえび(蝦仁) 10尾 高湯を入れたあとに加える
高湯(スープ) 200ml ソースのベース。すでに塩味があるので塩は足さない
牛乳 100ml 具をクリーミーにする
白こしょう 小さじ1/8 調味
白砂糖 小さじ1 調味
コーンスターチ(玉米粉) 大さじ1 水と混ぜて水溶きにする
水 大さじ1 コーンスターチと混ぜる
無塩バター 15g 具用。火を止めてから混ぜ込む
調理油 適量 豚肉を炒めるとき、フライパンが必要とする場合だけ
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棺材板:トーストの蓋を持ち上げて、クリーミーな具をすくう

この版について

これは家庭の料理人ひとりによるオーブン版です。揚げる定番の作り方でも、すべての棺材板に共通する基準でもありません。厚切りトーストにバターを塗って焼き、上面を蓋のように切り、コーンスターチでとろみをつけた豚肉とえびの具を詰めます。

焼き色のついた厚切りトーストの上面をぐるりと切って蓋のように持ち上げ、下に淡い色のクリーミーな具をすくい入れる。これが棺材板の姿です。名前は文字どおり「棺の板」という意味で、蓋を開けた箱のような形によく合っています。

ここで紹介するのは、愛料理(iCook)に載っている安木白(Amber)の文章レシピです。個人の家庭料理の投稿者で、この料理を台南の料理として紹介し、家庭で作る版として載せています。具は、マッシュルーム、豚肩肉の細切り、玉ねぎ、にんじん、コーン、じゃがいも、そしてえび10尾。これを高湯(スープ)と牛乳で煮て、水溶きコーンスターチでとろみをつけ、火を止めてからバターを加えて仕上げます。パンは揚げずに、溶かしバターを塗って200°Cのオーブンで焼きます。

同じ名前のレシピでも、パンも具も熱源も違い、パンの器を揚げる作り方もあります。この記事は安木白(Amber)の1つの版だけに絞り、分量と手順がぶれないようにしました。台湾のほかの料理は台湾のページもどうぞ。

名前について

中国語では棺材板と書き、英語ではcoffin breadまたはTaiwanese coffin breadと呼ばれるのが一般的です。名前の由来として語られる話は後半で紹介しますが、あくまで伝えられた逸話であり、確定した歴史ではありません。


選び方と代用

  • パン: 厚切りトーストを数枚。上面に蓋の切り込みを入れても底まで切れない厚みのものを選びます。
  • 高湯: この具の塩気は高湯が担っています。あとから塩は足しません。
  • 牛乳: 100mlを使います。
  • でんぷん: コーンスターチ(玉米粉)を使います。じゃがいもでんぷんなど他のとろみ材に替えないでください。
  • バター: 1つの分量にまとめず、パンに塗る30g(溶かしたもの)と、具に入れる15gを分けて使います。

道具

  • オーブン
  • 天板
  • 刷毛
  • パンを切るナイフ
  • フライパンまたは鍋
  • 木べらまたはスプーン(混ぜる用)
  • 小さな器(溶かしバター、水溶きコーンスターチ、具用バターそれぞれに)
  • パンに具を詰めるスプーン

つまずきやすい点

起こること 確認すること
ナイフがパンの底まで抜けてしまう 切るのは上面だけ。縁を約1cm残し、底に届く手前で止める
熱いうちにパンを切ってしまう 焼いたあとは冷ましてから切る
水溶きを入れても具がゆるい もう少し煮て、ソースが濃くなってから火を止める
2種類のバターを取り違える 溶かした30gはパンに塗る分、15gは火を止めてから具に入れる分
塩を足したくなる この具に塩は足さない。高湯にすでに塩味がある
豚肉を入れるときフライパンが乾いている 必要なときだけ、調理油を少し足す

ほかの棺材板:名前は同じでも作りが違う

棺材板の名前で出ているレシピは、パン、具、加熱の方法が大きく違います。下の版は比較のためだけに挙げたもので、分量も手順も、上の安木白(Amber)のレシピには混ぜません。

版 特徴
安木白(Amber)、愛料理(iCook) バターを塗った厚切りトーストを200°Cで15分焼く。豚肉とえびと野菜を高湯と牛乳で煮て、水溶きコーンスターチでとろみをつけ、火を止めて15gのバターを加える
台湾・農業部の食農教育プラットフォーム「神秘盒(台南名產棺材板作法)」 大きな食パンを3等分し、縁を1cm残して蓋とともにくりぬき、揚げる。具はサバヒー、えび、いか、野菜
食譜自由配/自由電子報(料理123から提供)「免油炸棺材板」 油で揚げないオーブン版。厚切り1枚に卵と牛乳を塗り、180°Cで10分焼く。具は豚ひき肉とえび8尾で別配合
鍋寶好食光「台南小吃棺材板」 もう1つのオーブン版。切っていない食パン半斤、冷凍ミックスベジタブル、大ぶりのえび、小麦粉のとろみで、予熱後200°Cで20分焼く

共通しているのは、パンの箱、蓋、中のクリーミーな具という輪郭です。パンを揚げるか焼くか、ソースに何を入れるかはレシピ次第です。揚げた器や魚介の具にしたいときは、その版のレシピをそのまま通して作り、手順をこの記事の作り方に混ぜないでください。

名前と、その由来として語られる話

安木白(Amber)のページは、棺材板を台南の料理として紹介しています。この表記で料理の土地は示されますが、誰が最初に作ったかや、どの配合が標準かまでは、これだけではわかりません。

中華飲食文化基金會(Chinese Food Culture Foundation)には、台南の棺材板の由来についての質問と回答のページがあります。初期の鶏レバー入りのパン料理と、棺材板という名前を結びつける話が紹介されていて、出典として2000年の聯合報(United Daily News)の記事の切り抜きが挙げられています。これは二次的な記録で、料理が生まれた当時の文書ではありません。名前にまつわる一つの話として読むのがよく、確かめられた歴史とは言えません。なお、ここで紹介するレシピに鶏レバーは入りません。

よくある質問

これが標準的な棺材板ですか?

いいえ。家庭の料理人ひとりによるオーブン版です。上で比べたように、ほかのレシピにはパンを揚げるものや、具・温度・パンの形が違うものがあります。

パンは揚げますか?

この版では揚げません。安木白(Amber)の文章レシピでは、パンの片面に溶かしバターを塗り、予熱した200°Cのオーブンで15分焼きます。焼き色だけでは、棺材板が焼いたものか揚げたものかはわかりません。見分ける手がかりは作り方です。

何人分できますか?

安木白(Amber)のレシピには人数、できあがりの量、枚数の記載がなく、厚切りトースト「数枚」とあるだけです。1枚にどれだけ具が入るかは、使うパンによって変わります。

パンはどうやってくりぬきますか?

安木白(Amber)の作り方にあるのは、縁を約1cm残し、底まで切り抜かずに、上面を蓋として持ち上げることだけです。パンくずの取り方や、くぼみの深さの記載はありません。ほかのレシピにはパンをくりぬいたり、中を押し下げたりするものがありますが、それはそれぞれの版の手順です。

なぜ塩を入れないのですか?

安木白(Amber)が、高湯にすでに塩味があるので塩は足さないと書いているためです。高湯の種類は指定されていません。

コーンスターチの代わりにじゃがいもでんぷんを使えますか?

このレシピはコーンスターチ(玉米粉)を使い、代用品は挙げていません。ほかのでんぷんにすれば、レシピからの変更になります。

このレシピは試作済みですか?

いいえ。世界ごはん紀行では、このレシピ全体を台所で試作していません。分量と手順は安木白(Amber)の文章レシピのページに沿っており、リンク先の動画は参考にしていません。

主な参考リンク

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