炭火で焼いたシェフタリアをピタと一緒に食卓へ盛りつけた様子
🌍ジャンルキプロス料理

シェフタリアの作り方|網脂で包んだキプロスの豚ひき肉焼き(Sheftaliés)

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 7

白パンを水に浸して絞る

手順1: 白パンを水に浸して絞る

白パン2枚を水に浸し、手でしっかり絞ります。絞ったパンは細かくほぐしておきます。

STEP 22 / 7

玉ねぎとパセリを刻む

手順2: 玉ねぎとパセリを刻む

玉ねぎ(約400g)とパセリ(約50g)を、それぞれみじん切りにします。

STEP 33 / 7

肉だねを練る

手順3: 肉だねを練る

大きなボウルに、豚ひき肉、刻んだ玉ねぎ、絞ったパン、パセリ、海塩、黒こしょうを入れます。全体が均一になるまでよく練り合わせます。

STEP 44 / 7

網脂をすすいで切る

手順4: 網脂をすすいで切る

網脂を冷水ですすぎます。広げて、約8×8cmの小さな四角に切ります。肉を包むときに破れないよう、網の形を壊さないようにします。

STEP 55 / 7

1個分ずつ成形する

手順5: 1個分ずつ成形する

肉だねを大さじ1杯分とり、長さ約6〜7cmの小さなソーセージ形に整えます。

STEP 66 / 7

網脂で包む

手順6: 網脂で包む

成形した肉を網脂の四角の中央に置き、左右を折り込んでコンパクトな包みにします。残りの肉だねと網脂も同じように繰り返します。

STEP 77 / 7

ときどき返しながら焼く

手順7: ときどき返しながら焼く

熱した炭火、またはあらかじめ予熱したグリルで、ときどき返しながら15〜20分焼きます。火力はグリルや火の加減で変わるので、外側に焼き色がつき、中心まで火が通っていることを確かめてから取り出してください。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

8品目

材料

シェフタリア用の豚肉、玉ねぎ、白パン、パセリ、網脂、海塩、黒こしょう
脂身のある豚ひき肉、刻んだ玉ねぎとパセリ、水に浸して絞った白パン、網脂、塩、こしょう
材料 分量 代替・備考
豚ひき肉(肩またはバラ、脂身つき) 1kg 肉だねの中心。脂身を含むひき肉を選ぶ
玉ねぎ 4個(約400g) みじん切りにして肉に混ぜる。個数より重さを目安にする
白パン 2枚(約60g) 水に浸して手で絞り、細かくほぐして肉に混ぜる
水 適量 パンを浸す用
パセリ 1束(約50g) みじん切りにして肉に混ぜる。束の大きさは違うので重さを目安にする
網脂 約25〜30個分 冷水ですすぎ、約8×8cmの四角に切って1個分ずつ包む
海塩 適量 肉の味つけ
黒こしょう(挽きたて) 適量 肉の味つけ

ピタ、スブラキ、サラダ、玉ねぎ、トマト、きゅうり、パセリは、焼き上がりに添えるものです。タヒニやタラトゥーリは、好みで食卓で加えます。肉だねには入れない添え物です。

小麦(白パン)と豚肉を含みます。網脂が何の動物のものかは、商品表示を見るか精肉店に確かめてください。

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シェフタリア:レースのような網脂で豚ひき肉を包み、炭火で焼く

この料理で守りたいこと

脂の多い豚ひき肉、玉ねぎ、水に浸した白パン、パセリを混ぜ、小さく手で成形します。それを1個ずつ薄い網状の脂(網脂)で包み、熱した炭火かあらかじめ予熱したグリルで、外側に焼き色がつき中まで火が通るまで焼きます。

シェフタリアは、豚のひき肉を網脂(レースのように薄い網状の脂の膜)で包んで焼くキプロスの料理で、昔ながらの焼き方は炭火です。焼き上がったものはピタに挟み、スブラキ、サラダ、玉ねぎ、トマト、きゅうり、パセリと一緒に食べます。キプロス・バーチャル食と栄養博物館(Cyprus Virtual Food and Nutrition Museum)は、現代キプロス料理の典型的な肉のメゼ(小皿料理)として紹介しています。

同じ網で焼かれ、同じピタに入ることも多いので、スブラキと混同しやすい料理です。ただし、スブラキは角切りの肉を串に刺したもの。シェフタリアは、ひき肉を手で成形して網脂で包んだもので、串も腸詰めのケーシングも使いません。この島のほかの料理はキプロス料理でも紹介しています。

以下のレシピは、キプロス共和国広報情報局(Press and Information Office)の刊行物『Traditional dishes of Cyprus』に載っている版にそろえています。脂身を含む豚ひき肉1kg、玉ねぎ、水に浸して絞った白パン、パセリ、網脂、海塩、黒こしょうを使い、約25〜30個分です。このレシピは世界ごはん紀行の台所で試作したものではありません。作り始める前にまず確かめたいのは、網脂が手に入るかどうかです。網脂はこの料理の構造そのものであり、飾りではありません。

シェフタリアとは:キプロスのグリルが生んだ網脂包み

博物館の項目は、シェフタリアを豚の網脂で包んで炭火で焼いたひき肉料理と定義し、現代キプロス料理の肉のメゼに位置づけています。小さく1個ずつ成形し、網にじかにのせて焼く料理です。

名前と綴り

英語では Sheftalia と、その複数形の Sheftaliés、さらに Shieftaliés という綴りも見かけます。博物館はキプロスでの形として S̆eftalià(単数)と S̆eftaliés(複数)を挙げています。名前はトルコ語の şeftali(桃)に由来するのかもしれませんが、博物館はこれを可能性として示しているだけで、起源が確定したわけではありません。

博物館はまた、シェフタリアが主にスブラキの店で作られ、朝食にも食べられていたという歴史上の記録を引いています。これは博物館が引用する過去の食べ方の記録であって、今日の日常の習慣を述べたものではありません。


選び方と代用:網脂と白パン

網脂は、網のような薄い脂の膜です。腸ではなく、ソーセージのケーシングでもありません。精肉店には「豚の網脂」「豚のあみあぶら」のように伝えて相談してください。焼いている間に1個分の肉をまとめてくれるので、ほかの材料で置き換えることはできません。見た目が似ているだけの別のもので包めば別の料理になり、シェフタリアではなく別のレシピとして扱うべきものです。

白パンは、乾燥パン粉ではなく、水に浸して絞った食パンのようなパンを使います。市販の白い食パンで構いません。乾いたパン粉は肉だねの中での働きが違うので、入れ替えないでください。

脂身つきの豚肉も大切です。肩やバラのひき肉なら、この料理が前提にしている脂が入ります。赤身の多いひき肉に替えると、焼いている間の脂の出方が変わります。

道具

  • パンを浸す小さめのボウル
  • まな板と包丁
  • 大きめのボウル
  • 大さじ
  • 炭火グリル、またはあらかじめ予熱できるグリル
  • 返すためのトング

うまくいかないとき

問題 確認すること 対処
包んでいる途中で網脂が破れる 網を引っ張ったり伸ばしたりしていないか そっと扱い、すすいで湿らせたまま使う。ひどく破れた場合は新しい四角を切る
肉だねにパンの湿った塊が残る パンの絞りとほぐしが足りなかった もう一度しっかり絞り、細かくほぐしてから混ぜる
玉ねぎやパセリが肉にまだらに入っている 練り方が足りなかった 全体が均一に見えるまで練り続ける
外は焼けているのに中心が焼けていない 火が強い、または包みが大きい 中心まで火が通るまで返しながら焼き続ける。時間は火力と器具で変わる
25〜30個より多く、または少なくできた 1個分の大きさと網脂の切り方にばらつきがある その個数は目安で正確な数ではない。1個分は大さじ1杯を守る

食べ方:ピタ、スブラキ、生野菜と

ピタ、シェフタリア、スブラキ、野菜を並べた食卓
温かいピタに入れたシェフタリアに、スブラキ、トマト、きゅうり、パセリを添え、タヒニとタラトゥーリは小皿に

焼き上がったシェフタリアはピタに入れ、スブラキ、サラダ、玉ねぎ、トマト、きゅうり、パセリと一緒に食べます。タヒニやタラトゥーリは、好みの人だけが添えるかたちで構いません。1個が小さく、1個ずつ成形しているので、ほかの小皿料理と並べるメゼの食卓にも収まりやすい料理です。

キプロスの別のレシピ:どこが違うか

キプロス観光副省(Deputy Ministry of Tourism)が運営するサイト Visit Cyprus には、別のシェフタリアのレシピが載っています。豚ひき肉800gに、シナモン小さじ1/3、玉ねぎ1個、パセリ半束、さらに任意でパン粉大さじ2〜3を使う配合です。網脂(豚または羊)は水と酢で洗い、肉は卵大に丸めて1個ずつ包み、炭火かグリルで、均一に火が通るようこまめに返しながら焼きます。1人分は約5個で、ピタに入れてケバブと一緒に、またはそのまま食べると書かれていて、鶏ひき肉を使う案にも触れています。

上のレシピには、別の版の材料を混ぜていません。上のレシピにはシナモンも酢洗いも卵もにんにくもパン粉もなく、パンは乾いたものではなく水に浸して絞ったものです。シナモンとパン粉のスタイルを試したいときは、その分量で別のレシピとして作り、材料をこちらに混ぜ込まないでください。

よくある質問

シェフタリアはソーセージですか?

いいえ。ケーシングに詰めるものではありません。博物館は、ひき肉を網脂で包んで焼いた料理と説明しており、1個ずつ手で成形して包みます。

網脂は何のために使いますか?

1個分の肉を包み、シェフタリアをシェフタリアたらしめる大事な部分です。取り除く皮ではなく薄い脂の膜で、肉と一緒にグリルで焼き色がつきます。

炭火でなくても作れますか?

作れます。政府刊行物は、熱した炭火かあらかじめ予熱したグリルを示しています。炭火が昔ながらの焼き方ですが、どの器具でも時間は変わりうるので、焼き色と中心の火の通りを確かめてください。

白パンの代わりにパン粉を使えますか?

ここで紹介した版は、水に浸して絞った白パンを使います。Visit Cyprus のレシピは任意で乾いたパン粉を使いますが、別のレシピで配合も違うため、二つは入れ替えられません。

何個できますか?

政府刊行物は、この分量で約25〜30個としています。目安であって正確な数ではなく、1個分の大きさで変わります。

豚肉を使わない作り方はありますか?

Visit Cyprus のページは鶏ひき肉に触れていますが、その分量は載っていないため、この記事では鶏肉のレシピは紹介していません。

名前は「桃」の意味ですか?

トルコ語の şeftali(桃)に由来するかもしれませんが、キプロス・バーチャル食と栄養博物館は、これをあくまで可能性として示しています。

主な参考リンク

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