バターとメープルシロップを添えた米国式バターミルクパンケーキ
🌍ジャンルアメリカ料理

米国式バターミルクパンケーキの作り方|バターとメープルシロップで食べるふんわり焼き

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 9

粉類を混ぜる

手順1: 粉類を混ぜる

大きなボウルに小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、重曹、塩を入れ、泡立て器で均一に混ぜます。粉の固まりをほぐしておくと、膨張剤が一部に偏りません。偏ると、平らな生地とむらのある生地ができてしまいます。

STEP 22 / 9

液体を別に混ぜる

手順2: 液体を別に混ぜる

別のボウルか計量カップで、卵、バターミルク、溶かしバター(または油)、使う場合はバニラを泡立て器で混ぜます。バターは溶かして液状にしたもので、ジュウジュウ音がするほど熱いものは入れません。

STEP 33 / 9

粉と液体を合わせる

手順3: 粉と液体を合わせる

粉類に液体を加え、生地がなめらかに近い状態になるまで混ぜます。小さなダマは残ってかまいません。大きな乾いた粉だまりが残っているうちは止めず、かといって完全に均一にしようと混ぜ続けてもいけません。混ぜすぎると生地が締まって、焼き上がりが固くなります。

STEP 44 / 9

覆わずに15分休ませる

手順4: 覆わずに15分休ませる

生地にふたも布もかけず、そのまま15分休ませます。発酵させる工程ではなく、生地が落ち着くのを待つ時間です。この間にフライパンを温めます。

STEP 55 / 9

予熱して薄く油を塗る

手順5: 予熱して薄く油を塗る

鉄板は350°F(約177°C)に温めます。フライパンなら中火にかけます。バターか油を薄く塗り、たまりができない程度のつやを出します。家庭のフライパンは熱のむらがあるので、まず1枚焼いて、その焼き色を見て火を強めるか弱めるか決めます。

STEP 66 / 9

1枚につき1/4カップの生地を流す

手順6: 1枚につき1/4カップの生地を流す

熱い面に、1枚分として生地を1/4カップ流します。生地が自然に丸く広がるのに任せて、押したり広げたりしません。隣のパンケーキとくっつかないように、間をあけて並べます。

STEP 77 / 9

泡が出て、底が色づいたら返す

手順7: 泡が出て、底が色づいたら返す

片面を約1〜2分焼き、表面に泡が出て、底に焼き色がついたところで返します。時間は目安にとどめ、返す合図は泡と底の色にしてください。時計だけで返すと、中が生焼けになったり、外側が焦げたりします。

STEP 88 / 9

反対の面も色づくまで焼く

手順8: 反対の面も色づくまで焼く

返したら、もう片面を1〜2分ほど、こちらも焼き色がつくまで焼きます。確かめ方は最初の面と同じで、焼き色を見ます。

STEP 99 / 9

取り出してすぐ出す

手順9: 取り出してすぐ出す

焼けたものは皿に移し、バターとメープルシロップを添えてすぐに出します。食べる人が遅れる場合は、温めたオーブンで短時間保温できます。余ったものは焼いた当日に冷凍し、250°Fのオーブンで温め直します。これは温め直しの提案で、食品衛生上の基準ではありません。冷凍の保存期間については、この記事では示しません。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

米国式パンケーキに使う小麦粉、バターミルク、卵、砂糖、膨張剤
生地の材料。仕上げに使うバターと純メープルシロップは別に用意する

グラム表記の材料はグラムで量ります。カップ表記では、小麦粉2カップ、砂糖大さじ3、バターミルク2カップ、溶かしバターまたは植物油大さじ2です。膨張剤、塩、バニラは計量スプーンで量ってください。

仕上がりは直径約10cm(4インチ)で14〜16枚です。手を動かす時間は約10分、全体で約45分が目安ですが、台所によって変わります。

9品目

生地の材料

材料 分量 代替・備考
小麦粉(米国のall-purpose flour) 240g 生地の骨格。日本の小麦粉に置き換える場合、粉の性質が同じとは限りません
グラニュー糖 35g ほのかな甘みと焼き色
ベーキングパウダー 小さじ1 膨らませる役。重曹と両方必要
重曹 小さじ1 バターミルクの酸と反応する。ベーキングパウダーとは取り替えられない
食塩 小さじ1/2 味を整える
卵(大) 1個 つなぎとコク
バターミルク 454g 酸味と水分。手に入らない場合は下の代用案
溶かしバター 28g コク。植物油25gに替えてもよいが、どちらか片方だけ
バニラエクストラクト(任意) 小さじ1 1/2 香り。なくてもよい
1品目

焼くときに使うもの

材料 分量 代替・備考
バターまたは植物油 薄く塗る程度 鉄板やフライパンに塗る用。生地に入れるバターとは別
2品目

食卓に出すもの

材料 分量 代替・備考
バター 好みの量 積んだパンケーキの上にひとかけ
純メープルシロップ 好みの量 食卓でかける

この配合ではバターが3か所に出てきて、役割がそれぞれ違います。生地に溶かし込む28g、焼く面に塗るごく薄い一膜、仕上げに乗せるひとかけです。生地の油脂は、バターか植物油のどちらかを選びます。両方は入れません。

バターミルクが見つからないとき

バターミルクの代用は、無糖のギリシャヨーグルト2/3カップと牛乳1 1/3カップで、バターミルク2カップの代わりにします。風味ととろみは本物のバターミルクと少し違います。ふつうのサラッとしたプレーンヨーグルトはギリシャヨーグルトとは別物なので、同じ割合で入れても同じ生地にはなりません。牛乳だけでは重曹が反応する酸味が足りず、そのままの置き換えにはなりません。

注意 アレルゲンと生の生地

このレシピには小麦、卵、乳が入っています。上の代用案でも、アレルギーに対応したレシピにはなりません。生の生地には生卵と加熱前の小麦粉が含まれるので、味見はしないでください。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

使う道具

  • 粉類を混ぜる大きめのボウル
  • 液体を混ぜる別のボウルか計量カップ
  • 泡立て器とゴムべら
  • 生地を量る1/4カップの計量カップ
  • 鉄板またはフラットなフライパンと、薄い返しべら

温度調節のできるホットプレートがあると、一定の面温度で何枚も続けて焼きやすくなります。必須ではなく、中火にかけた普通のフライパンで作れます。


朝食の皿に、手のひらほどのパンケーキが小さく積まれています。いちばん上ではバターがゆっくり溶け、メープルシロップが側面を伝って皿にたまっていきます。厚みのある、やわらかい丸いパンケーキにバターとメープルシロップを添える。スミソニアン・マガジンも、これを米国で広く知られた食べ方として紹介しています。

この高さを支えるのは生地です。酸味のあるバターミルクにベーキングパウダーと重曹を合わせ、焼く前に少し休ませます。この記事ではキング・アーサー・ベーキングの「Buttermilk Pancakes」というひとつの配合だけに沿って、配合は一つに絞り、返す時機は泡と色で見るところまで案内します。バターミルクが手に入らないときの代用も、原典に書かれた範囲で正直にお伝えします。

米国式パンケーキは、厚みと酸味で見分ける

この一皿で守ること

粉気が消える程度にだけ混ぜた生地、熱いけれど焦がさない面、表面の泡と底の色で決める返す時機。トッピングよりも、この3つが仕上がりを左右します。

英語で「パンケーキ」と呼ばれる料理は世界中にあり、名前が同じでも同じ料理とは限りません。スミソニアン・マガジンの概説も、地域ごとに粉、水分、膨らませ方が違うと述べています。薄いクレープ、発酵生地で餡を包む韓国のホットク、セモリナ粉の生地に無数の穴があくモロッコのバグリール、食事に合わせて食べる薄い発酵パンケーキ、ソマリアのカンジェーロ。どれもそれぞれの台所の料理です。ナイジェリアの発酵した米の生地で作るシナサールのように、「パンケーキ」と訳される別の料理もあり、小麦粉とバターミルクで焼くこの料理とは別物です。

この記事で扱うのは、もっと範囲を絞った型です。ベーキングパウダーと重曹で膨らませる、米国式のバターミルク・グリドルケーキで、生地を1/4カップずつ落として直径約10cm(4インチ)に焼きます。バターミルクの酸味がやわらかな風味を生み、重曹との反応が生地を持ち上げます。パンケーキ一般ではなく、この見慣れた形に絞って作ります。

バターとメープルシロップが並ぶ朝食の食卓

スミソニアン・マガジンのパンケーキ史では、フードライターのメリッサ・クラークが、平たい形は火が通るのが早く、小さければ食べやすいと語っています。生地は簡単で、1枚が熱い面にいるのも数分です。ふつうの朝でも、パンケーキの朝食が成り立つ理由のひとつでしょう。

同じ概説は、パンケーキの長い世界史や、中英語の時代にさかのぼる英単語「pancake」の古さを、米国固有の話とは分けて扱っています。そのためこの記事も、パンケーキが米国で生まれたとは書きませんし、メープルシロップ自体の歴史にも踏み込みません。残すのは、米国で思い浮かべられる味の軸だけです。少し酸味のあるバターミルクの生地に、バターと純メープルシロップを合わせる。日本の台所でも再現できるのは、この組み合わせです。


平らになった、焦げた、崩れたときの直し方

うまくいかないときの原因は、生地の扱い、面の温度、返す時機のどれかに行き着くことがほとんどです。混ぜすぎず、小さなダマは残してかまいません。手順はここまでのものに従ってください。

症状 考えられる原因 直し方
平らで詰まっている 生地の混ぜすぎ、膨張剤の量り間違いや古さ、予熱不足 粉気が消える程度にだけ混ぜる。ベーキングパウダーと重曹を正確に量る。休ませている間にフライパンを温める。足りない分を補おうと膨張剤を増やさない
外が焦げて中が生 火が強すぎる 中火から始め、1枚目の焼き色を見て調整する
白っぽく、色づくのが遅い 火が弱すぎる 火を少し強めて、次の1枚で確かめる
返すときに崩れる 泡が出る前、底に色がつく前に動かした 泡と焼き色の合図を待ってから、返しべらを差し込む
隣同士がくっつく 間隔が狭い 一度に焼く枚数を減らし、1枚あたり1/4カップを守る

日本でそろえる材料と道具

この料理に、特別な買い物はほとんどいりません。小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、重曹、塩、卵、バター、牛乳はどれも日常の食材です。探す価値があるのはバターミルクくらいで、見つかったら書かれたとおりに使ってください。酸味も液体の量も、そのまま保てます。

見つからないときは、ギリシャヨーグルトと牛乳の組み合わせで代用します。風味ととろみは少し変わります。食卓に出すシロップは、原材料の表示を確認してください。「純メープルシロップ」とパンケーキシロップ(調整シロップ)は同じ商品ではありません。この組み合わせの風味を楽しみたいなら、純メープルシロップを選びます。道具は普通のフライパンで足ります。ホットプレートは、頻繁にパンケーキを焼く家庭にとっての便利道具です。

食べ方と、基本を崩さない変化案

バターとメープルシロップで食べる米国式パンケーキの朝食
基本の食べ方は、バターと純メープルシロップ

定番の仕上げは簡単です。パンケーキを積み、上にバターをひとかけ乗せ、食卓でメープルシロップをかけます。生地自体の甘さは控えめなので、甘みの大半はシロップが担います。かける量は食べる人が決められます。

以下は編集部の提案です。どれも材料表の分量は変わりません。

  • バターと純メープルシロップ 基本形です。バターミルク生地の味がそのままわかります。
  • ブルーベリーを添える 焼き上がったパンケーキの上や横に置くだけで、生地と焼き方は変わりません。
  • ブルーベリーを生地に混ぜる 焼き上がりや色づきに影響しうるので、自分で試す工夫として扱ってください。
  • スライスしたバナナ 現代の家庭でなじみのある添え方です。
  • ヨーグルトと果物 シロップを控えめにして、甘さを調整したいときに向きます。

よくある質問

牛乳だけでバターミルクの代わりになりますか?

牛乳だけでは、バターミルクの酸味も、重曹が反応する酸もなくなってしまいます。代用するなら、無糖のギリシャヨーグルト2/3カップと牛乳1 1/3カップです。バターミルクと比べると、風味ととろみは少し変わります。

小さなダマは取り除くべきですか?

取り除かなくて大丈夫です。大きな乾いた粉だまりが残らない程度になめらかに混ぜたら止めてください。混ぜ続けると、パンケーキがやわらかさを失います。

返すタイミングはどう見分けますか?

表面に泡が出て、底が焼き色づいたときです。片面1〜2分が目安ですが、時間より泡と色を先に信じてください。

何人分ですか?

直径約10cmのパンケーキが14〜16枚できます。何人分になるかは、ひとりが何枚食べるかで変わります。

余ったパンケーキは冷凍できますか?

焼いた当日に冷凍し、250°Fのオーブンで温め直します。保存期間は家庭の設備によって変わるため、この記事では期間を約束しません。

まとめ

米国式のバターミルクパンケーキは、配合を守る、泡と底の色で返す、バターとメープルシロップで仕上げる、という3つの判断に集約されます。ほかの国のパンケーキとも比べたくなったら、餡を包んで焼く韓国のホットク、穴だらけのモロッコのバグリール、薄い発酵生地のソマリアのカンジェーロを見てみてください。それぞれ粉も生地も食卓での役割も違う、別の料理です。

同じ国のほかの料理は、米国の料理で紹介しています。

主な参考リンク

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