薄く平たく揚がったファルシ・プリを皿に重ねた様子。粗びき黒こしょうの粒が見える
🌍ジャンルグジャラート料理

ファルシ・プリ(Farsi Puri)の作り方|黒こしょうが香るグジャラートの揚げスナック

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 21

黒こしょうを粗く砕く

手順1: 黒こしょうを粗く砕く

黒こしょう小さじ2を、砕けた粒が残る程度に粗く砕きます。粉末になるまで挽かないでください。クミンシードはホールのままにします。

STEP 22 / 21

乾いた材料とギーを混ぜる

手順2: 乾いた材料とギーを混ぜる

ミキサーのボウルに、粉、セモリナ、塩、砕いた黒こしょう、クミンシードを入れて混ぜ合わせます。溶かした、または半分溶かしたギーを加えます。ドゥーフックを付けて低速で約3分混ぜます。大きなかたまりができたら、へらでほぐします。

STEP 33 / 21

ひとつまみして、ほろほろ具合を確かめる

手順3: ひとつまみして、ほろほろ具合を確かめる

混ぜたものを少量取り、指でつまんで押し固めます。崩れやすい形を保っていれば大丈夫です。ぼろぼろに崩れてしまうときは、ギーをもう少し混ぜ込みます。

STEP 44 / 21

水を少しずつ加える

手順4: 水を少しずつ加える

ミキサーを低速で回したまま、室温の水2/3カップをボウルの縁に沿ってゆっくり注ぎます。

STEP 55 / 21

ボウルをこそげる

手順5: ボウルをこそげる

水をすべて加えたらミキサーを止め、へらでボウルの側面と底をこそげます。

STEP 66 / 21

2〜3個の塊になるまで混ぜる

手順6: 2〜3個の塊になるまで混ぜる

ミキサーを再び低〜中速で回し、全体が固い2〜3個の塊にまとまるまで混ぜます。

STEP 77 / 21

手でひとつにまとめる

手順7: 手でひとつにまとめる

塊を手でひとつにまとめ、まとまりのある、やや固めの生地にします。なめらかでなくてかまいません。ロティやチャパティの生地より固めです。

STEP 88 / 21

覆って休ませる

手順8: 覆って休ませる

生地に覆いをして、15〜20分休ませます。

STEP 99 / 21

軽くこねる

手順9: 軽くこねる

休ませた生地を4〜5回こねます。

STEP 1010 / 21

生地を分ける

手順10: 生地を分ける

生地を2〜3個に分けます。

STEP 1111 / 21

棒状にする

手順11: 棒状にする

分けた生地を、それぞれ棒状に転がします。

STEP 1212 / 21

小さく切り分ける

手順12: 小さく切り分ける

棒状の生地を、1つ約小さじ2杯分ずつの小片に切ります。

STEP 1313 / 21

丸める

手順13: 丸める

小片を、両手のあいだで転がして丸めます。

STEP 1414 / 21

手のひらで平らにする

手順14: 手のひらで平らにする

丸めた生地を両手のひらではさみ、軽く押して小さな円盤にします。

STEP 1515 / 21

決まった大きさに伸ばす

手順15: 決まった大きさに伸ばす

小さな円盤を、直径約3インチ、厚さ約1/8インチの円に伸ばします。

STEP 1616 / 21

フォークで穴を開ける

手順16: フォークで穴を開ける

円にフォークで4〜5か所、穴を開けます。油の中で膨らむのを防ぐための作業で、これで平らに揚がります。

STEP 1717 / 21

油を中火で温める

手順17: 油を中火で温める

カダイに揚げ油を入れ、中火で温めます。

STEP 1818 / 21

油が熱くなったら弱火にする

手順18: 油が熱くなったら弱火にする

油が熱くなったら、火を弱火に落とします。油の状態は、生地の小片を落として確かめます。一瞬沈んでから浮いてくればちょうどよい状態です。すぐに浮いてくるなら、油が熱すぎます。

STEP 1919 / 21

数枚ずつ揚げる

手順19: 数枚ずつ揚げる

鍋に詰め込まず、数枚ずつ、弱〜中火で黄金色になってカリッとするまで揚げます。

STEP 2020 / 21

引き上げて、完全に冷ます

手順20: 引き上げて、完全に冷ます

穴あきお玉でプリを引き上げ、皿に移します。完全に冷まします。

STEP 2121 / 21

密閉容器で保存する

手順21: 密閉容器で保存する

プリが完全に冷めたら、密閉容器に移します。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

8品目

材料

マイダ、セモリナ、塩、クミンシード、粗びき黒こしょう、ギー、水、揚げ油をテーブルに並べた様子
材料を分けて並べた写真。配置はイメージで、分量の目安ではありません
材料 分量 代替・備考
マイダ(all-purpose flour) 2カップ(480ml) 生地の主役
セモリナ(sooji/rava) 1/4カップ(60ml) 粉に混ぜる
塩 小さじ3/4 味つけ
クミンシード 小さじ1 挽かず、ホールのまま加える
黒こしょう(ホール) 小さじ2、粗く砕く 主役のスパイス。粉末にせず、粗いままにする
ギー 1/3カップ(80ml)、溶かすか半分溶かした状態 粉にすり込み、ほろほろと崩れる食感にする
水 2/3カップ(160ml)、室温 少しずつ加えて生地をまとめる
揚げ油 適量 揚げ用
アレルゲン

このレシピには小麦(マイダとセモリナ)と乳(ギー)が含まれます。ギーは牛乳から作られ、乳不使用ではありません。小麦または牛乳のアレルギーがある方に作る場合、このレシピのままでは向きません。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

ファルシ・プリ ― 黒こしょうの粒が見える、平たいグジャラートの軽食

このスナックで大切なこと

詰め物のない小さな平たい円盤にし、カリッとした食感に仕上げます。ホールのクミンと粗びき黒こしょうの粒が見え、味もはっきり感じられることが大切です。揚げる前に1枚ずつ穴を開けて、膨らませないようにします。

粉に溶かしたギーをすり込むと、粉はほろほろとした細かいかたまりになります。指でつまんでみると、粉に戻らず、崩れやすい形のまま残ります。このリッチで口どけのよいほろほろ感が、ファルシ・プリの出発点です。このあと生地は小さな円に伸ばされ、フォークで穴を開けられて、ゆっくりと黄金色になるまで揚げられます。表面には、砕いた黒こしょうとホールのクミンが顔を出します。

ファルシ・プリは、インド西部のグジャラート地方の、乾いた揚げスナックです。この記事のレシピは、Spice Up The Curry で公開されている Kanan Patel さんの「Farsi Puri」という1本のレシピに沿っています。使うのは、マイダ(all-purpose flour)、セモリナ、ギー、ホールのクミンシード、粗く砕いた黒こしょう、塩、水です。Patel さんは、ディワーリー(インドの灯りの祭り)に作り、お茶と一緒に食べるグジャラートの軽食として紹介しています。穴を開けて平らに揚げるので、ふっくら膨らむプリや、パーニープーリーに使う空洞の揚げ殻とは別物です。

以下の分量と手順は、Patel さんのレシピだけに基づいていて、ほかのレシピとは混ぜていません。このレシピで使うアメリカのカップは1カップ240mlで、粉・セモリナ・ギーは容量で量ります。日本で一般的な200mlのカップとは容量が違うので、お使いのカップの容量が異なる場合は、表に載せたミリリットルの量を目安にしてください。レシピカードには「Serving Size 10」とありますが、何枚できるかは書かれていません。調理時間は準備20分、加熱20分、合計40分と記されています。ただし作り方には別に15〜20分の休ませる時間があるため、これは Patel さんの見積もりとして受け取ってください。

世界ごはん紀行では、このレシピ全体の試作はまだ行っていません。

ファルシ・プリが似合う場所 ― お茶の時間、ディワーリー、グジャラートの缶

小皿に盛ったファルシ・プリと、熱いチャイのカップ
小皿のファルシ・プリとチャイ。素朴なお茶の時間の軽食

ファルシ・プリは、食事のパンではなく、先に揚げて取っておくスナックです。 Kanan Patel さんは、ディワーリーやお茶と結びついたグジャラートの軽食として紹介しています。別の家庭料理のページ Milhaan Home も、自分たちのファルシ・プリをディワーリーとお茶の時間のスナックとして載せています。ただ、これらのページが示すのは、それぞれの書き手がどんな場面で作っているか、までです。グジャラートのすべての家庭が同じやり方で、同じ季節に作っていることを示すものではありません。

食と栄養の参考書にも、似た姿が出てきます。『Multicultural Handbook of Food, Nutrition and Dietetics』(Blackwell/Wiley、2012年)の「Gujarati Diet」の章には、グジャラートの食べ物の用語集があります。その中の「Furshi puri」という項目は、plain flour とセモリナに塩、クミン、砕いた黒こしょうを加え、小さな円に伸ばして切れ目を入れ、カリッとなるまで揚げたスナックと説明されています。材料と、切れ目を入れてカリッと揚げる形は、よく一致しています。ただし綴りが違うので、「Furshi」と「Farsi」が同じ言葉の確定した音訳だと、この記事では言いません。

名前の意味も、よく聞かれる点です。Patel さんのページやほかのレシピページには、「Farsi」はグジャラート語で薄くはらりとした、またはカリッとした(khasta)という意味だと書かれています。ただ、今回集めた資料では、この意味を独立して確かめることはできませんでした。ペルシャ起源だという記述や、このスナックが生まれた時期についての記述もありません。この記事では、それらを未解決のままにしておきます。同じ国のほかの料理は、インドの国ページからどうぞ。


道具

  • スタンドミキサー(ドゥーフック付き)とそのボウル
  • へら
  • 黒こしょうを粗く砕くもの(すり鉢と乳棒など)
  • 休ませる生地にかぶせるボウルか皿
  • めん棒
  • フォーク
  • カダイ(インドの揚げ鍋)または深鍋
  • 穴あきお玉
  • 冷ますための皿
  • 密閉容器

選び方と代用

粉。 マイダ(all-purpose flour)は、インド食材店で売られている精製した白い小麦粉です。全粒粉のアターを使うと、プリはより密な食感になります。アターは同じ軽さの代用ではなく、別の食感になるものと考えてください。特定のスーパーの小麦粉をマイダの同等品として挙げることは、この記事ではしません。

セモリナ。 スージー(sooji)やラヴァ(rava)の名前でも売られているセモリナを探します。

ギー。 生地に使うのは油ではなく、溶かしたか半分溶かした状態のギーです。先に書いたとおり、ギーは乳製品です。

クミンと黒こしょう。 クミンはホールのクミンシード、黒こしょうはホール(粒)のものを用意します。クミンは挽かずそのまま使い、こしょうは混ぜる直前に粗く砕きます。この砕いた粒が見えることが、この配合の大きな特徴です。

買い物のときは、次の言葉で探すと見つかりやすくなります。maida または all-purpose flour、semolina/sooji/rava、ghee、ホールの cumin seeds、black peppercorns。

うまくいかないときは

見た目の状態 確認すること 対処
手順3で、つまんだ混ぜものがぼろぼろに崩れる ギーが粉全体にまだなじんでいない ギーを少しずつ混ぜ込み、もう一度つまんで確かめる。
生地がなめらかでなく、ざらざらして見える 確認の必要はなし。想定どおり そのまま進める。生地はまとまっていて、ロティの生地より固ければよい
油の中でプリが膨らむ その円に穴を開けたかどうか 揚げる前に、1枚ずつ4〜5か所穴を開ける。平らに保つのは穴
試しの生地片がすぐに浮く 油が熱すぎる 火を弱火に保って落ち着かせ、もう一度試す。一瞬沈んでから浮くのが目安
カダイが混み合っている 一度に入れすぎ 一度に揚げるのは数枚だけにする
プリが思ったより密な食感になる マイダの代わりにアターを使っていないか アターを使うと密な食感になる。軽く仕上げたいならマイダを使う

家庭ごとに違う ― ほかのファルシ・プリのレシピとの差

ここで取り上げるのは、別の書き手による別のレシピです。同じファルシ・プリでも、台所ごとにこれだけ違うことを示すもので、ここでは新しい配合として混ぜていません。ほかのレシピの要素を Patel さんのレシピに入れ替えても同じようにできるかどうかは、試していません。

項目 Kanan Patel(この記事のレシピ) ほかの公開レシピ
粉 マイダ。アターだと密な食感になると注記 Milhaan Home は plain flour を使う
セモリナ 入れる Hari Chandana Ponnaluri(Blend with Spices)は入れる。Milhaan Home の材料表にはない。Wiley の参考書の「Furshi puri」の項目にもセモリナがある
スパイス 粗く砕いた黒こしょうと、ホールのクミン Ponnaluri は黒こしょう、クミン、アジョワンを挽いて粉にする。Milhaan Home はローストしたクミンパウダーと粗挽きの黒こしょうを使う
油脂 粉に混ぜ込むギー Ponnaluri は生地に油を使い、やわらかい生地にする。Milhaan Home は層のあいだに追加のギーを塗る
成形 小さな生地片から、直接直径3インチの円に伸ばして穴を開ける Ponnaluri と Milhaan Home は、大きな円を棒状に巻いて切り、切った片をもう一度伸ばす

これらのレシピの数字のうち、使わないほうがよいものが2つあります。Milhaan Home のギーは「大さじ2(60ml)」と書かれていますが、この2つの単位は一致しません。そのため、この量は使いません。また、Milhaan Home が示す16枚という出来上がり枚数は、そのレシピ自身のものです。Patel さんのレシピで何枚できるかを示すものではありません。

同じ「プリ」でも別の料理 ― ダルプリ、パーニープーリー、ドール・プリ

「プリ」という言葉は多くの料理名に出てきますが、形も、詰め物も、調理法もまったく違うことがあります。

料理 どんな料理か ファルシ・プリとの違い
ファルシ・プリ クミンと黒こしょうを効かせた、詰め物のない平たいグジャラートのスナック。穴を開けて、カリッとなるまで揚げる —
ダルプリ 味つけしたダル(豆)を詰めたインドのプリ 豆の詰め物がある
パーニープーリー じゃがいもやひよこ豆を詰め、味つけしたパーニー(水)を注いで、すぐに食べる空洞の揚げ殻 殻は膨らんで空洞になるのが前提。ファルシ・プリは膨らまないように穴を開ける
ドール・プリ 生地に黄色いひき割りエンドウ豆が入った、モーリシャスの薄いフラットブレッド。タワ(鉄板)で焼き、カレーと一緒に巻いて食べる 揚げずに鉄板で焼き、食事の一部として出される

よくある質問

なぜ生地に穴を開けるのですか?

円1枚につき4〜5か所穴を開けると、油の中で膨らまず、平らでカリッと揚がります。膨らんで空洞になることを前提としたパーニープーリーの殻とは、反対のやり方です。

マイダの代わりに全粒粉のアターを使ってもいいですか?

Patel さんは、アターでも作れるが、より密な食感のプリになると述べています。マイダで作ったものとは、食感が変わると思っておいてください。

何枚できますか?

Patel さんのレシピカードには「Serving Size 10」とありますが、何枚できるかは書かれていません。枚数の目安はありません。

どのくらい日持ちしますか?

完全に冷ましてから、密閉容器に入れて保存します。Patel さんは約3〜4週間と見積もっています。これは Patel さん自身の目安で、品質や安全を独立して確かめた保証ではありません。

つまみ確認で崩れたとき、ギーはどのくらい足せばいいですか?

つまんだ混ぜものが崩れるときはギーを調整するようにと Patel さんは書いていますが、追加する量は示していません。材料表の1/3カップから始め、必要なら少しだけ足してください。

スタンドミキサーがなくても作れますか?

Patel さんの作り方は、ドゥーフック付きのスタンドミキサーを使う前提で書かれています。手で混ぜる方法はこの記事のために試していないので、手作業の手順は載せていません。

油の温度は何度にすればいいですか?

レシピには、温度の数値は書かれていません。油を中火で温め、熱くなったら弱火に落とし、生地の小片で確かめてください。一瞬沈んでから浮けばよい状態です。そのあと、弱〜中火で黄金色にカリッとなるまで揚げます。

「Farsi」はペルシャ、それとも「カリッとした」という意味ですか?

Patel さんのページを含むレシピページには、「Farsi」はグジャラート語で薄くはらりとした、またはカリッとした、という意味だと書かれています。この記事で使った資料では、その意味を独立して確かめられず、ペルシャ起源を支持する資料もありません。Wiley の参考書は、よく一致するスナックを「Furshi puri」と綴っているので、綴りの由来も解決していません。

主な参考リンク

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