ほぐしたツナと削りココナッツのマス・フニを温かいロシに添えたモルディブの朝食
🔪下準備25分
🔥調理20分
🌍ジャンルモルディブ料理

マス・フニの作り方|モルディブのツナとココナッツの朝食

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 9

玉ねぎと唐辛子をライムと塩で揉む

手順1: 玉ねぎと唐辛子をライムと塩で揉む

清潔なボウルに、薄切りの赤玉ねぎ、薄切りの唐辛子、ライム果汁20ml、塩5g(マス・フニ用)を入れ、手でやさしく約1分揉みます。玉ねぎが少ししんなりして、汁気と唐辛子の香りがなじんだら止めます。

STEP 22 / 9

ココナッツを混ぜる

手順2: ココナッツを混ぜる

削りココナッツ120gを加え、玉ねぎの香味と均一になじむまで混ぜます。先にライムで玉ねぎをやわらげ、そのあとでココナッツという順番を守ってください。ボウルの底に水分がたまるなら、ココナッツの水気を確かめます。ココナッツミルクは足しません。

STEP 33 / 9

ツナとカレーリーフを加えて冷やす

手順3: ツナとカレーリーフを加えて冷やす

水気を切ってほぐしたツナ250gと、使う場合は細切りのカレーリーフ6枚を加えます。魚のほぐし身が残るよう、やさしく混ぜます。味を見て、足りなければライムか塩を少し足し、ふたをして食べるまで冷蔵庫に入れます。

STEP 44 / 9

粉に油をもみ込む

手順4: 粉に油をもみ込む

広いボウルに薄力粉300gと塩5g(ロシ用)を入れて混ぜます。植物油25mlを加え、指先で粉にすり込んで、粉が少ししっとりするまで混ぜます。この油は生地用で、マス・フニには入れません。

STEP 55 / 9

ぬるま湯を加えてこねる

手順5: ぬるま湯を加えてこねる

ぬるま湯はまず160mlを少しずつ加えて生地をまとめます。足りなければ合計180mlまでの範囲で足し、柔らかい生地にします。約5分こねて表面がなめらかになったら止めます。固く感じたら残りの湯を少し足し、べたつくなら打ち粉を薄くふってください。

STEP 66 / 9

休ませて8等分する

手順6: 休ませて8等分する

乾かないように覆い、15分休ませます。そのあと8個の生地玉に分けます。均等に分けておくと、パンの大きさをそろえやすくなります。

STEP 77 / 9

薄い円形に伸ばす

手順7: 薄い円形に伸ばす

打ち粉を少し使い、生地玉を1つずつ、直径18〜20cmほどの薄い円形に伸ばします。きれいな円でなくてかまいません。

STEP 88 / 9

ロシを焼く

手順8: ロシを焼く

平らなフライパンか鉄板を中強火で熱します。1枚ずつ、まず片面を45〜60秒焼き、気泡が出てきたら返して、反対の面を30〜45秒焼きます。薄い茶色の斑点がつき、パンがまだ柔らかいうちに取り出します。焼き時間はコンロとフライパンで変わるので、時間だけでなくパンの様子を見てください。黒く焦がす必要はありません。

STEP 99 / 9

布巾の下で保温する

手順9: 布巾の下で保温する

焼けたロシは、乾かないよう清潔な布巾の下に重ねていきます。マス・フニは軽く冷やしたまま、または室温で、ロシは温かいうちに出します。

ツナを入れる前に、玉ねぎがほんの少ししんなりしているかを指でつまんで確かめましょう。ここで酸味と塩が玉ねぎになじんでいると、ツナを入れたあとに何度も混ぜずにすみ、魚のほぐし身が残ります。

マス・フニを先に用意しておきたい場合、レシピの筆者はライムを食べる直前に加えることを勧めています。これは作り置き用の調整です。上の基本の作り方は、当日作ってすぐ出す前提なので、ライムは最初に揉み込みます。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

ツナ缶、削りココナッツ、赤玉ねぎ、唐辛子、ライム、カレーリーフと、ロシ用の粉・油・塩を分けて並べたところ
マス・フニの材料とロシの材料は分けておき、2つの塩も混ざらないようにする

マス・フニもロシも、同じChefs' Forumのレシピから取っています。塩は5gずつ2回出てきます。1つはマス・フニ用、もう1つはロシ生地用です。塩は別々に計量して、混ざらないようにしてください。ツナは水気を切ってから量ります。

7品目

マス・フニ

材料 分量 代替・備考
ツナ缶(水煮または油漬け) 水気を切って250g しっかり水気を切ってほぐす。水煮を基本にし、油漬けは香りと油分が増える
削りココナッツ(生) 120g 食感とほのかな甘みを出す
赤玉ねぎ 80g 薄切り。歯ざわりと辛みを出す
赤唐辛子 2本 薄切り
ライム果汁 20ml 酸味を出す
塩(マス・フニ用) 5g、味を見て調整 ツナの塩分に差があるので、味を見て加減する
カレーリーフ 6枚(任意) 細切り。手に入らなければ省く
5品目

ロシ(8枚分)

材料 分量 代替・備考
薄力粉 300g 生地用
塩(ロシ用) 5g マス・フニ用の塩とは別に計量する
植物油 25ml 粉にもみ込む
ぬるま湯 160〜180ml 160mlから加え、生地に必要な分だけ足す
打ち粉 適量 作業台と麺棒に使う
3品目

添えるもの(任意)

材料 分量 代替・備考
ブラックティー 適量 任意の添え物
ゆで卵 適量 任意の添え物
くし形に切ったライム 適量 任意の添え物
アレルギーと衛生

この料理には魚(ツナ)と小麦(ロシ)が含まれます。任意のゆで卵を添える場合は卵も加わります。マス・フニは加熱しない料理なので、使うのは缶詰か、すでに十分加熱されたツナだけにしてください。生の魚に替えてはいけません。開けたツナは清潔な器具と器で扱い、仕上がったマス・フニは食べるまで冷蔵庫に入れておきます。

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薄切りの赤玉ねぎと唐辛子に、ライム果汁と塩を加えて手で揉みます。玉ねぎがほんの少ししんなりしたら、削りたてのココナッツを混ぜ、最後に水気を切ったツナをほぐして、魚の形を残すようにそっと和えます。できたボウルは食べる直前まで冷やしておき、平らな鍋で焼いた薄く柔らかい小麦のパン、ロシと一緒に朝の食卓へ。これがマス・フニです。

このボウルで守りたいこと

ツナは目に見えるほぐし身のまま、ココナッツは一本ずつ粒が分かる状態で、玉ねぎには少し歯ざわりを残します。マス・フニはペーストではなく粗く混ぜた和え物で、冷たいまま、焼きたての温かいパンと食べます。

このレシピは、Maldives Chefs' Forumの「Mashuni with Homemade Roshi」を土台にした4人分です。火を使わずに作るマス・フニにはツナ缶を使い、ロシ8枚は粉から作ります。出典には、下ごしらえ25分、調理20分とあります。料理名はMas HuniとMashuniの2通りの綴りで見かけますが、これについては後ほど触れます。

ツナとココナッツを合わせる、モルディブの朝食

マス・フニは、ツナ、削りココナッツ、玉ねぎ、唐辛子、柑橘を合わせ、ロシと食べる料理です。世界観光機関(UNWTO)が2021年にまとめたモルディブの食の概説は、魚、ココナッツ、米を伝統的な料理の要となる食材に挙げ、ツナを主な魚としています。マシュニの項では、茹でたツナ、缶詰のツナ、燻製のツナのいずれかに、削ったココナッツ、薄切りの玉ねぎ、ライム、唐辛子を合わせる朝食として紹介し、ロシと濃いブラックティーを添えることを勧めています。ただしこれは国全体を見渡した概説で、どの家庭でも同じように食べているという意味ではありません。

綴りは資料によって違います。Visit MaldivesはMas Huni、Maldives Chefs' ForumとUNWTOの冊子はMashuniと書いています。同じ料理の表記違いなので、レシピを探すときは両方の綴りで検索すると見つけやすくなります。資料には茹でた、缶詰、燻製のツナが並んでいますが、このレシピでは、Chefs' Forumの材料欄にある「canned or cooked tuna, drained and flaked(缶詰または加熱したツナ、水気を切ってほぐす)」のうち、日本でも手に入りやすい缶詰のツナを選びました。

世界ごはん紀行には、同じモルディブの料理で魚とココナッツなど近い材料を使うマスクロルヒのレシピもあります。マスクロルヒは米のお粥バイペンに添えて食べ、マス・フニはロシと食べる料理です。材料が似ていても、同じ料理ではありません。


道具

  • ボウル2つ(マス・フニ用と、生地用の広いもの)
  • はかりと計量カップ
  • 麺棒
  • 平らなフライパンか鉄板
  • パンを返すへら
  • 生地にかぶせ、焼いたロシを保温するための清潔な布巾

ココナッツ・唐辛子・ライム・粉の選び方と代用

ココナッツ。 食感と風味のために、削りたての生ココナッツがおすすめです。手に入らなければ、冷凍の削りココナッツも使えます。砂糖入りの製菓用ではなく無糖のものを選び、解凍して水が多く出ていないか確かめてから量ってください。生とは香りが少し違います。乾燥ココナッツは、このレシピには使いません。

唐辛子。 唐辛子は大きさも辛さも幅があるので、辛いのが苦手なら種を除くか、本数を減らしてください。スコッチボネット(現地名Githeyo Mirus)はかなり辛い可能性があるので、普通の赤唐辛子と同じ量で置き換えないでください。

ライム。 Visit Maldivesの版はレモン果汁を使っていて、分量も大きく異なります。レモンは代用になりますが香りが変わり、ライムと同じ味にはなりません。

ツナ缶。 塩分は商品によって違います。塩5gは量っておき、ツナがすでに塩辛いなら控えめに入れて、味を見ながら残りを足します。

玉ねぎ。 薄く切ります。水にさらすと水分と風味が変わるので、このレシピではさらさず、ライムと塩で揉む方法を取ります。

カレーリーフ。 任意です。なければ別のハーブで補わず、そのまま省いてください。

粉と油。 薄力粉を使います。強力粉に替えると生地の性質が変わります。香りの強い油を使うと、ロシの風味が変わります。


水っぽい、辛すぎる、ロシが固いときの直し方

起こること 考えられる原因 対処
マス・フニが水っぽい ココナッツの水分、ツナの水切り不足 ツナはしっかり水気を切り、つぶさない。冷凍ココナッツは解凍後に水が出ていないか確かめる。ココナッツミルクは足さない
玉ねぎの辛みが強い 切り方が厚い、玉ねぎの個体差 薄く切り、ライムと塩で約1分きちんと揉む
辛すぎる 唐辛子の品種、種とわたの量 次は種を除くか本数を減らす。スコッチボネットと普通の赤唐辛子を同じ辛さと考えない
魚のペーストのようになった 混ぜすぎ ココナッツのあとにツナを最後に入れ、やさしく折り込む
塩辛い ツナ缶の塩分が高い 塩は別に量り、少しずつ加えて味を見る
ロシが固い、乾く 水が少ない、薄く伸ばしすぎた、焼きすぎ、覆わずに置いた 水は160mlから始めて180mlまでで柔らかさを調整する。各面の時間を見て、焼けたものは布巾で覆う

変化:燻製ツナ、辛い唐辛子、野菜

燻製ツナ。 Visit Maldivesは燻製か缶詰のツナを挙げています。燻製ツナは風味が強く塩気も増えるので、塩を入れる前に味を見てください。水気を切った缶詰とは重さも水分も違うため、このレシピの分量がそのまま使えるとは限りません。

スコッチボネット(Githeyo Mirus)。 Visit Maldivesのレシピは、この唐辛子を現地名で挙げています。非常に辛い可能性があり、普通の赤唐辛子と1対1で置き換える換算はないので、少量から試してください。

野菜を加える。 UNWTOの冊子には、かぼちゃ、ひょうたん、なす、青菜などの地元の野菜をマシュニに混ぜることがある、と書かれています。分量や作り方は出典にないため、このレシピには含めません。家庭や地域によって幅があることを示す例として受け取ってください。

カレーリーフなし。 基本のレシピでは任意なので、省いてかまいません。

食べ方

冷やしたマス・フニを温かいロシに少量ずつのせて食べる朝食の食卓
温かいロシに少しのせて、包むかすくって食べる

このレシピは4人分でロシが8枚なので、1人2枚の計算になりますが、食べる量は人それぞれです。マス・フニは軽く冷やすか室温で、ロシは布巾の下で温かいまま食卓へ出します。ロシにマス・フニを少しずつのせて、包むかすくうようにして食べるのが一つの食べ方ですが、これだけが決まりではありません。Chefs' Forumは、ブラックティー、ゆで卵、ライムを任意の添え物として挙げ、UNWTOの冊子は濃いブラックティーを勧めています。Visit Maldivesは、マス・フニをロシかファラタと一緒に出すとしています。

少し古い資料ですが、Visit Maldivesの旧サイトのページには、マレのカフェや有人島のティーショップで、ヘディカー(hedhikaa、軽いおやつ)を食べる習慣が書かれています。ツナの燻製のvaloamasと、燻製して天日で干したhikimasも挙げられています。このページには日付が見当たらないため、今の家庭の食卓を示すものではなく背景の資料として読んでください。

よくある質問

マス・フニとマシュニは違う料理ですか?

いいえ、同じ料理の綴り違いです。Visit MaldivesはMas Huni、Maldives Chefs' ForumとUNWTOの冊子はMashuniと書いています。

ツナ缶で作れますか?

作れます。基本のレシピは缶詰か加熱したツナを認めています。缶詰はしっかり水気を切ってほぐし、250gを量ってください。生の魚には替えないでください。

乾燥ココナッツでも作れますか?

このレシピは、生の削りココナッツを使います。乾燥ココナッツの戻し方と水の量は出典で確かめられていないため、勧めていません。冷凍の削りココナッツが手に入るなら、解凍して水分を確かめてから使ってください。使えますが、香りや食感は生と少し違います。

マスクロルヒとはどう違いますか?

魚やココナッツなど重なる材料はありますが、別の料理です。マスクロルヒは米のお粥バイペンに添え、マス・フニはロシと食べる朝食です。

ロシ8枚は何人分ですか?

出典では4人分で8枚です。1人2枚というのは、その数を均等に割っただけで、食べる量には個人差があります。

主な参考リンク

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