白ごまをまとったベトナム南部のバインカムを割り、もち米粉の皮と緑豆あんを見せた様子
🍽️分量10〜12個
🌍ジャンルベトナム料理

バインカムの作り方|緑豆あんを包んだ南部ベトナムのごま団子

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 10

緑豆を洗って浸水する

STEP 1

皮むき割り緑豆1/2カップ(100g)を洗い、水に1時間浸します。

STEP 22 / 10

豆を蒸して柔らかくする

STEP 2

豆の水気を切り、約15分、柔らかくなるまで蒸します。指でつぶせるくらいが目安です。浸水しただけの豆はつぶさず、必ず中まで火を通してください。

STEP 33 / 10

砂糖と油を加えてあんにする

手順3: 砂糖と油を加えてあんにする

豆が温かいうちにボウルでこまかくつぶします。あん用の砂糖大さじ4と植物油大さじ1を混ぜ、ぽってりとなめらかなペーストにします。あんに塩は入れません。

STEP 44 / 10

生地を作り、30分休ませる

手順4: 生地を作り、30分休ませる

生地用のボウルに、もち米粉2カップ(250g)、米粉大さじ2、マッシュポテト1/4カップ、生地用の砂糖大さじ4、塩小さじ1/2を合わせます。ぬるま湯200mlを少しずつ加えながらこね、手で扱える柔らかなかたまりにします。粉によって水の吸い方が違い、水の量は多少増減することがあるので、一度に全部は入れないでください。

生地に覆いをして、30分休ませます。

STEP 55 / 10

あんと生地を同じ数に分ける

STEP 5

あんと生地を、それぞれ同じ数に等分します。レシピの収量は10〜12個です。あんは1つずつ丸めておきます。

STEP 66 / 10

あんを包んで丸く閉じる

手順6: あんを包んで丸く閉じる

生地の1つ分を円盤状にのばし、中央にあんの玉をのせます。生地の縁を持ち上げてあんを包み、とじ目をつまんで閉じます。このとき空気を押し出してください。Hungry Huyも、あんを包むときは空気だまりを避けるよう勧めています。手のひらで軽く転がして丸く整え、ひびや隙間がないか確かめます。薄い部分や破れた部分は、揚げる前に直します。

STEP 77 / 10

白ごまをまぶす

手順7: 白ごまをまぶす

浅いボウルに白ごま1/2 cupを入れます。丸めた団子をごまの中で転がし、手で軽く押さえて付けます。ごまを全部使い切らなくてもかまいません。

STEP 88 / 10

180°Cで黄金色に揚げる

手順8: 180°Cで黄金色に揚げる

深くて厚手の鍋に、深さ約2 inchesまで植物油を入れ、温度計で確かめながら180°Cに熱します。鍋に詰め込まないよう、数個ずつ入れ、ときどき返して均一に色づけます。表面全体が黄金色になるまで揚げます。

STEP 99 / 10

取り出して油を切る

手順9: 取り出して油を切る

全体が均一な黄金色になったら、穴あきお玉で取り出し、網かペーパーの上で油を切ります。

STEP 1010 / 10

熱いうちにいただく

手順10: 熱いうちにいただく

レシピは、バインカムを熱いうちに食べるよう勧めています。手で持てるくらいまで少し冷めたら割ってみてください。香ばしいごまの衣の内側に、淡い色の皮と黄色い緑豆あんが見えます。端に小さな自然な隙間があっても問題ありません。Hungry Huyは、お茶やコーヒーと一緒に楽しむ例を挙げています。

油が熱いあいだは、鍋から離れないでください。水気や濡れた道具を油に近づけず、団子は静かに入れます。とじ目が完全に閉じていて、ひびのない団子だけを揚げましょう。

生地に水を加えるときは、少しずつ足して様子を見るのが基本です。粉の吸水は銘柄によって違うので、200mlを一度に全部入れず、まとまり具合を見ながら調整してください。

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Ingredients

材料

材料表の分量10人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

11品目

材料

緑豆、もち米粉、米粉、砂糖、じゃがいも、白ごまをそれぞれ別の器に並べたバインカムの材料
あん、生地、衣にそれぞれ別の材料を使います。砂糖はあんと生地の両方に入ります

収量は人数ではなく個数で示しています。砂糖は2回出てきます。あん用が大さじ4、生地用が別に大さじ4です。塩は生地にだけ入れ、あんには入れません。砂糖はあん用と生地用で別々に大さじ4と覚えておくと、取り違えを防げます。

材料 分量 代替・備考
皮むき割り緑豆(đậu xanh cà vỏ) 1/2カップ(100g) あん用。洗って、1時間浸水してから加熱する
砂糖(あん用) 大さじ4 つぶした豆に甘みをつける
植物油(あん用) 大さじ1 あんをなめらかにするために混ぜる。揚げ油とは別
もち米粉(bột nếp) 2カップ(250g) 皮のもちもち感のもと
米粉(白い米粉、bột gạo) 大さじ2 皮の生地に加える
マッシュポテト 1/4カップ 皮の生地に加える
砂糖(生地用) 大さじ4 皮に甘みをつける
塩 小さじ1/2 生地にだけ使う
ぬるま湯 200ml 生地をまとめる。粉によって必要な量が変わるので、少しずつ加える
白ごま(mè trắng) 1/2カップ 成形した団子にまぶす
揚げ油(植物油) 深さ約2 inches分 180°Cに熱して揚げる
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鍋の中では、白ごまをまとった淡い色の団子のまわりに細かい泡が集まり、油の中で転がるうちにごまが白から金色へ少しずつ変わっていきます。割ってみると、中には緑豆をつぶした柔らかな黄色いあん。それを包むのは、淡い色をした、よくのびるもち米粉の皮です。バインカム(bánh cam)はベトナム南部の揚げ菓子で、Hungry Huyは、お茶やコーヒーと一緒に楽しむ、売られているおやつとして紹介しています。

家庭で作るときに大切なのは3つです。砂糖と油だけで素朴に味つけした、なめらかにつぶした緑豆あん。水を少しずつ加えて、ゆっくりまとめるもち米粉の生地。そして、ちょうどよい温度に保って均一に色づける油です。あんと生地と油温の3点を押さえれば、仕上がりが安定します。この記事は、Helen Leが Helen's Recipes で紹介している10〜12個分のレシピに沿い、そこで任意とされているココナッツは入れない版でまとめました。

編集部では試作していません

このレシピは編集部では試作していません。分量、10〜12個という収量、生地を休ませる時間、揚げ油の温度は、Helen Leが公開しているレシピのとおりです。計量は、そのレシピの単位のまま記しています。

同じベトナムの料理は、ベトナムの料理一覧もご覧ください。


南部ではバインカム、北部ではバインラン

バインカムは、ごまをまとわせた揚げ菓子の南部での呼び名です。Helen Leは、同じ種類のごま団子を北部ではバインラン(bánh rán)、南部ではバインカム(bánh cam)と呼ぶと説明しています。ただし、どちらの地域でも家庭や売り手がまったく同じレシピで作るわけではありません。名前は対応していても、あんの具や仕上げは違うことがあります。

ベトナム語のレシピサイトFood Vietnameseは、バインカムを南部のお菓子として紹介し、丸い形がオレンジ(cam)に似ているのが名前の由来だと説明しています。これはこのサイトの説明であって、名前の由来が確定した歴史というわけではありません。

豆知識

Hungry Huyによると、緑豆あんにココナッツを入れるかどうかは、同じ南部でも売り手によって違います。Helen Leのレシピでは、細切りの若いココナッツは任意の材料です。この記事ではココナッツなしの版に絞り、緑豆の味わいが主役になるようにしました。

Helen Leは、このごま団子を中国の影響を受けたお菓子だとも説明しています。ただ、いつ、どのように伝わったのかは、今回参照した資料からは分かりません。この記事でも、彼女の説明以上のことは書きません。


道具

  • 蒸し器(豆を炊飯器で加熱するレシピ記載の方法を使う場合は炊飯器)
  • あん用のボウルと、丈夫なスプーンまたはマッシャー
  • 生地用のボウルと、かぶせる布またはふた
  • ごま用の浅いボウル
  • 揚げ用の深くて厚手の鍋
  • 180°Cを確かめる調理用温度計
  • 穴あきお玉
  • 油を切る網またはペーパー

選び方と代用

緑豆。 中が黄色い皮むき割り緑豆を、アジア食材店や通販で探します。皮つきの緑色の丸い緑豆は別の商品です。

もち米粉。 皮のもちもち感を作る粉で、ふつうの米粉とは置き換えられません。別の粉に替えると同じレシピではなくなります。

マッシュポテトとポテトフレーク。 この記事ではマッシュポテト1/4 cupを使います。Helen Leは代わりにポテトフレークも挙げていて、マッシュポテトの代わりにフレーク大さじ2と熱湯大さじ4を使います。どちらか一方だけにしてください。

豆の加熱方法。 この記事では、浸した豆を蒸します。レシピには、炊飯器で1/2 cupの水(または豆がかぶる量)と一緒に加熱する方法もあります。どちらか一方を選び、蒸す場合は、その1/2 cupの水をあんに加えないでください。

ココナッツ。 レシピには、あんに加える任意の材料として細切りの若いココナッツ1/4 cupがあります。ここでは使いません。「アレンジ」を参照してください。

アレルギーについて

このレシピにはごまが含まれます。緑豆、米粉、その他の包装食品は、アレルゲン表示と同じ設備で製造している旨の表示を確認してください。


うまくいかないとき

症状 考えられる原因 対処
生地がまとまらない 粉によって水の吸い方が違う レシピにあるとおり、ぬるま湯を一度に入れず、少しずつ加える
あんが包みにくい 豆の柔らかさやつぶし方が足りない 豆を中まで柔らかくしてからつぶし、なめらかになるまでつぶす。固めるための材料は足さない
包んだあとにひびや隙間がある とじ目が閉じきれていない、空気が残っている ごまをまぶす前に閉じ直して形を整える。閉じるときに空気を押し出す
揚げ色にむらがある 油が温度に達していない、鍋が混みすぎ、返していない 180°Cを確かめ、数を減らし、ときどき返す
ごまが落ちる ごまを押さえていない 転がしたあと、手で押さえて付ける。油の中で多少落ちるのは自然なこと

ごまが部分的にまばらだったり、完全な球にならなかったり、割った断面に あんと皮のあいだの薄い隙間が見えたりするのは、よくあることです。避けたいのは、破裂した団子、あんがほとんど入っていない空洞の団子、中に生の生地が残っている団子です。

アレンジ

  • ココナッツを加える。 Helen Leのレシピには、あんに加える任意の材料として細切りの若いココナッツ1/4 cupがあります。Hungry Huyも、南部の売り手によってココナッツを入れる店と入れない店があると述べています。入れる場合は、砂糖と油と一緒にあんに混ぜてください。
  • マッシュポテトの代わりにポテトフレーク。 レシピに記載された代替として、マッシュポテト1/4 cupの代わりに、ポテトフレーク大さじ2と熱湯大さじ4を使います。
  • 皮のもちもち感を強くする。 1個に包むあんを少し控えると、もち米粉の皮の存在感が増します。これはレシピの配分から外れた変更です。
  • お茶と一緒に。 Hungry Huyが紹介するように、熱いごま団子にお茶やコーヒーを添えます。

よくある質問

バインカムとバインランは同じものですか?

Helen Leは、北部の呼び名がバインラン、南部の呼び名がバインカムだと説明しています。ただし、材料や仕上げは地域や売り手によって違うことがあるので、名前が同じなら同じレシピとは限りません。

ココナッツは必要ですか?

いいえ。Helen Leのレシピではココナッツは任意で、Hungry Huyも、南部の売り手のあいだでも使うかどうかが分かれると述べています。この記事ではココナッツを入れません。

ふつうの米粉をもち米粉の代わりに使えますか?

レシピにもち米粉の代用品は載っていません。皮のもちもち感を作る粉なので、替えると食感が変わります。このレシピでは勧められません。

油の温度と揚げ時間は?

レシピに従って、深さ約2 inchesの油を180°Cに熱します。この工程に結びついた決まった揚げ時間はレシピから確かめられないので、全体が均一な黄金色になるまで、ときどき返しながら揚げてください。

残ったときの保存方法は?

レシピは熱いうちに食べることを勧めていて、保存についての記載がないため、この記事では保存期間を案内しません。食べきれる数だけ揚げるのが安心です。

主な参考リンク

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