炊いたごはんにむき身の貝、レタス、もやし、生野菜の葉物、ローストピーナッツ、細切りきゅうりと細切りマンゴーを合わせたコムヘン。みじん切り唐辛子は小皿に分けている
🌍ジャンルベトナム料理

コムヘン(Cơm hến)の作り方|むき身の貝と六種の具を混ぜるベトナムのごはん

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 10

ごはんを炊く

手順1: ごはんを炊く

ごはんを炊いて、盛りつけられるように取っておきます。

STEP 22 / 10

具の下ごしらえをしてから、貝を洗う

手順2: 具の下ごしらえをしてから、貝を洗う

レタス、もやし、葉物、きゅうり、マンゴー、生の唐辛子を流水でよく洗います。生の貝に触れる前に、具を切り、唐辛子をみじん切りにしておきます。洗っても菌はなくなりきりませんが、減らすことはできます。

むき身の貝をこし器に入れて、すすぎます。生の貝に触れたあとは手をよく洗い、こし器など貝が触れたものもすぐに洗ってください。

STEP 33 / 10

貝を短く湯通しする

手順3: 貝を短く湯通しする

鍋に水を入れて沸かします。水は貝がちょうどかぶる量にします。貝を入れ、短く湯通しします。これは下準備にすぎません。貝の加熱は、工程5で仕上げます。

STEP 44 / 10

貝をこして、液を取っておく

手順4: 貝をこして、液を取っておく

洗ってきれいにしたこし器を通して、貝を器にあけます。液は捨てずに取っておきます。工程9で、このうち大さじ4をソースに使います。

STEP 55 / 10

貝をしっかり固まるまで炒める

手順5: 貝をしっかり固まるまで炒める

フライパンに貝用の油を熱します。貝、少々のmắm ruốc、唐辛子粉を入れて炒めます。ソース用の大さじ2のmắm ruốcは、ここでは使いません。

身が縮んで締まり、茶色や黒色の内臓部分が固まるまで炒め続けます。湯通しとこの炒めを合わせて、中心部が85〜90℃で90秒以上になるようにします。小さな身は温度を測りにくいため、作業上のルールとして、貝がどれだけ固く見えても炒めを90秒未満で切り上げないでください。

STEP 66 / 10

貝を別の器へ移す

手順6: 貝を別の器へ移す

炒めた貝をフライパンから、清潔な別の器に移します。ソースを作る間、貝はここで待たせます。

STEP 77 / 10

新しい油でにんにくを黄金色に炒める

手順7: 新しい油でにんにくを黄金色に炒める

小鍋にソース用の油を熱します。貝を炒めた油とは別にしてください。にんにくを黄金色になるまで炒めます。

STEP 88 / 10

mắm ruốc大さじ2を加える

手順8: mắm ruốc大さじ2を加える

黄金色になったにんにくと油に、ソース用のmắm ruốc大さじ2を加えます。

STEP 99 / 10

湯通し液と砂糖を加える

手順9: 湯通し液と砂糖を加える

取っておいた湯通し液を大さじ4加えて混ぜます。ソースをひと煮立ちさせたら、砂糖を少しずつ加えて味を見ます。塩味と甘みのバランスが取れるまで調整してください。

STEP 1010 / 10

皿の上で合わせ、食べる直前に混ぜる

手順10: 皿の上で合わせ、食べる直前に混ぜる

六種の具(レタス、もやし、葉物、ローストピーナッツ、きゅうり、マンゴー)をそろえます。

皿にごはんを盛り、貝と具をのせます。ソースは塩気が強くなることがあるので、一度にかけずに、少しずつ加えて味を見てください。盛りつけの提案として、みじん切り唐辛子は小皿に入れて皿のそばに置きます。

混ぜたらすぐに食べ、皿を室温に長く置かないでください。残りが出そうなら、混ぜる前に貝とソースを取り分けます。それぞれ浅い容器に分けて、10℃以下の冷蔵庫に入れます。温め直しは75℃以上にします。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

18品目

材料

ごはん、むき身の貝、mắm ruốc、油、取っておいた湯通し液、にんにく、砂糖、唐辛子粉、みじん切り唐辛子、六種の具を別々の器に並べた材料の写真

材料 分量 代替・備考
炊いたごはん 5杯 皿の土台になる
むき身の貝(thịt hến) 約500g 主役の材料。殻は付いていないもの
湯通し用の水 適量 貝がちょうどかぶる量で、液が大さじ4以上残るようにする
貝を炒める油 適量 貝を炒めるための油。ソース用の油とは別にする
mắm ruốc(貝用) 少々 貝の味つけ用。ソース用の大さじ2とは別にする
唐辛子粉 適量 貝の味つけ用。みじん切り唐辛子とは別の材料
ソース用の油 適量 にんにくを炒める
にんにく 適量 黄金色に炒めてソースにする
mắm ruốc(ソース用) 大さじ2 ソースの主な味つけ
取っておいた貝の湯通し液 大さじ4 貝を湯通ししたときの液をソースの水分にする
砂糖 適量 ソースの塩味と甘みを整える
レタス 適量 具
もやし 適量 具
生野菜の葉物ミックス(rau sống) 適量 具
ローストピーナッツ 約85g 具
細切りきゅうり 適量 具
細切りマンゴー 適量 具
みじん切り唐辛子 適量 食卓で小皿に添える。六種の具には含めない

アレルギー表示: この料理にはピーナッツ、えび由来の調味料、貝が含まれます。

もやしについて: 子ども、高齢の方、妊娠中の方、免疫力が落ちている方は、生や加熱の足りないもやしを食べないでください。その場合は、もやしをしっかり加熱するか、入れずに作ります。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

コムヘン:ごはん、貝、ソース、六種の具を一皿に

この一皿で守ること

貝を湯通しした液は、ソースに使うので取っておきます。貝は身が縮み、黒っぽい内臓の部分が固まるまで加熱し、全体は食べる直前に混ぜます。

皿に炊いたごはんを盛ります。そのそばに、少しのmắm ruốcと唐辛子粉で炒めて身を締めた小さなむき身の貝。さらに、黄金色に炒めたにんにく、mắm ruốc、砂糖、貝の湯通し液でつくったソース。レタス、もやし、生野菜の葉物、ローストピーナッツ、細切りのきゅうりとマンゴーが加わり、ごはん、貝、ソース、六種の具を食べる直前に混ぜる一皿になります。

この場面は、レシピの手順から組み立てた描写です。試食や訪問、家庭の食卓を見た記録ではありません。完成した料理の味についても、ここでは何も断定しません。

この記事で扱う版と、分量の出どころ

この記事が下敷きにしているのは、Cookpad ベトナム版に2023年9月29日付で投稿された、Trung Nguyen(@trungquangnguyen)さんのベトナム語のコムヘンです。ひとつの家庭のレシピであり、コムヘンの標準形や正統な形ではありません。

この投稿が分量を定めているのは、ソース用のmắm ruốc大さじ2と、貝の湯通し液大さじ4の2つだけです。人数も時間も、ごはんや貝の量も書かれていません。そのままでは作れないため、Fifteen.netの別のレシピから、次の値を編集上の補いとして足しています。

項目 ここで使う目安 根拠
人数 約5人分 Fifteen.netは5人分と記載
むき身の貝 約500g Fifteen.netはむき身のベビークラム17.6オンスと記載
炊いたごはん 5杯(器の大きさは記載なし) Fifteen.netは残りごはん5杯と記載
ローストピーナッツ 約85g Fifteen.netはピーナッツ約3オンスと記載
時間 約30分(ごはんを炊く時間は含まない) Fifteen.netは下準備10分、加熱20分と記載

比較として、Dạy nấu ăn Gia đìnhのレシピでは、ゆでた hến 500gに対して炊いたごはん6杯(chén)を合わせています。Fifteen.netは5人分で発酵えびソース小さじ5を使っており、ここでの大さじ2と桁が近いため、この2つを組み合わせました。

この組み合わせは編集部の判断であり、Cookpadの投稿者が想定した人数ではありません。編集部はこのレシピを試作しておらず、5人分という組み合わせも実際に作って確かめてはいません。味を見ながら進め、分量は出発点の目安として扱ってください。Fifteen.netから借りたのは上の分量だけで、ほかの材料や作り方は取り入れていません。


道具

  • 包丁とまな板
  • 目の細かいこし器
  • 貝を湯通しする鍋
  • 湯通しした液を受ける器
  • 貝を炒めるフライパン
  • 炒めた貝を移す別の器
  • ソースを作る小鍋
  • 大さじの計量スプーン
  • 盛りつける皿

選び方と代用

貝。 食用の市販のむき身を使います。日本で手に入る市販のむき身の一例は、冷凍のむきあさりです。お近くで売られているものを確かめてください。あさりは hến とは別の貝なので、風味が同じになるとは考えないでください。

冷凍の貝は、商品の表示に従って解凍します。すでに加熱済みとして売られているむき身でも、手順は同じです。

mắm ruốc。 ラベルのベトナム語の表記を確かめてください。mắm ruốcとmắm tôm は別の製品で、においも味も違います。英語では、どちらもshrimp pasteやshrimp sauceと表示されることがあります。代用品や具体的な買える場所は確認できていないため、どちらもおすすめしません。mắm nêmやナンプラーを使うと、別のレシピに寄っていきます。

食品安全:この手順が拠りどころにしていること

ベトナム語版ウィキペディアによると、hến はシジミ科(Corbiculidae)の二枚貝です。これは一般的な分類で、Cookpadの投稿で使われた貝を特定するものではありません。

厚生労働省は、ノロウイルスに汚染されているおそれのある二枚貝などについて、中心部が85〜90℃で90秒以上の加熱が望ましいとしています。農林水産省は、十分に加熱すると身が縮み、ウイルスがいる茶色や黒色の内臓部分が固まる、という目安を示しています。これらは二枚貝全般についての条件で、hến で試験した結果ではありません。

短い湯通しだけでは、貝の加熱は終わりません。ここに書いた手順で安全が保証されるわけでもありません。炒める時間を90秒より短く切り上げないというのは、小さな身では温度を測りにくいため、編集部が決めた作業上のルールです。湯通し液を加えたあとにソースを煮立たせるのも編集部の補いで、Cookpadの投稿にはありません。

米国FDAは、野菜や果物を流水でよく洗うよう勧めています。洗うことで細菌は減りますが、なくなるわけではないとも述べています。

困ったときは

困りごと 対処
貝がすぐ固く見える 少なくとも90秒は炒め続け、身が縮んで内臓部分が固まっているかを見る
内臓部分がまだ柔らかい 固まるまで火を通し続ける
皿全体が塩辛くなってきた ソースを足すのをやめ、混ぜてから味を見直す。次回はソースを少しずつ足す。貝にも味がついているため
湯通し液が大さじ4に足りない ある分だけ使い、味を見る。水や缶詰のクラムジュースで足さない。次回は水が貝にちょうどかぶる量になっているか確かめる
どのmắm ruốcか迷う 始める前にソース用の大さじ2を別の器に量っておき、貝用の少量とは分けておく
どの唐辛子をどこに使うか迷う 唐辛子粉は貝を炒めるときに使う。みじん切り唐辛子は食卓に置く

バリエーションと別の版

このレシピの範囲で役に立つ調整は、もやしを避けたい人のために加熱するか入れないこと、そしてみじん切り唐辛子を小皿に分けて、各自で量を決められるようにすることです。

ほかに公開されているレシピは、違いが大きく、別のレシピと考えたほうがよいものです。

  • Cookpad のBichHoa は、ごはんを炒める貝ごはんです。この記事のごはんは炒めません。
  • The Ravenous Couple は、冷凍の加熱済みベビークラム、りんご、里芋の茎、mắm nêmを使います。この記事ではどれも使いません。
  • VnExpress は、殻付きの貝を使い、煮汁をこして再び沸かす版を紹介しています。この記事では殻付きの貝は使いません。

これらは個々のレシピの違いです。地域差や伝統の証拠として扱うことはしません。

この料理について言えること、言えないこと

Hến は小さな二枚貝の仲間を指す言葉で、この記事ではベトナム語の投稿に書かれたとおりの名前を使っています。それ以外に、手元の資料はおもにレシピと食品安全の案内です。料理の由来や名前の意味、歴史、祭りとの結びつき、一般にどう食べられているか、フエの標準的な形は資料から確かめられないため、これらについては何も主張しません。

Cookpadの投稿についても同じ限界があります。使った貝の種類も、買ったときに生か冷凍か加熱済みかも書かれていません。マンゴーの熟度や、rau sống にどの葉を使ったかも不明です。投稿の日付は料理の起源の日付ではなく、投稿者の背景についても何も推測しません。

同じ国のほかの料理は、ベトナム料理のレシピからどうぞ。

よくある質問

これはコムヘンの正統な作り方ですか?

そうとは言えません。一人の料理人の家庭のレシピに、編集部が分量をいくつか足したものです。

この分量は試して確かめてありますか?

いいえ。mắm ruốc大さじ2と湯通し液大さじ4はCookpadの投稿の値です。人数、貝、ごはん、ピーナッツ、時間は別のレシピの値で、この組み合わせを編集部が実際に作ったことはありません。

湯通しだけで貝に火は通りますか?

通りません。湯通しは下準備です。工程5で貝をしっかり炒める必要があり、それでも料理に危険がないとは約束できません。

加熱済みの貝でも同じ手順にしますか?

はい。すでに加熱されて売られているむき身でも同じ手順で作ってください。冷凍の貝は、商品の表示に従って解凍します。

ソースに水や缶詰のクラムジュースを使えますか?

このレシピでは使いません。ソースは、同じ貝を湯通しした液をもとにしています。

mắm ruốcは別のもので代用できますか?

代用品や、代えたときに味がどう変わるかは確認できていません。mắm ruốcはmắm tômとは違い、mắm nêmは比較したレシピの別の版にあたります。

マンゴーは青いものですか、熟したものですか?

Cookpadの投稿に書かれていないため、指定しません。rau sống の葉の組み合わせについても同じです。

残りはどう保存しますか?

混ぜていない貝とソースだけを取っておきます。それぞれ浅い容器に分けて早く冷まし、10℃以下で冷蔵し、温め直しは75℃以上にします。保存できる日数の目安は確認できていないため、ここでは書きません。

主な参考リンク

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