ココナッツミルクの白いソースにやわらかなタコとナスを浮かべたセーシェルのカリ・ココ・ズーリット
🔪下準備30分
🔥調理1時間30分
🍽️分量4
🌍料理セーシェル料理

カリ・ココ・ズーリットの作り方|セーシェルのタコカレー

約20分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

タコを切って下ゆでする

手順1: タコを切って下ゆでする

冷凍のタコは冷蔵庫で解凍し、流水で表面を整えてキッチンペーパーで水分を拭きます。3〜4cmの食べやすい大きさに切って鍋に入れ、タコが浸る量の水を注ぎましょう。中火で沸かし、沸騰したら弱火に落として、ふたを少しずらしたまま60〜90分煮ます。竹串か細いナイフが厚い部分にすっと入り、身がゴムのように跳ね返らなくなったら止めどきです。途中で水が減りすぎたら熱湯を足します。冷水を一度に注ぐと温度が下がってしまうので避けてください。所要時間は下ゆで60〜90分です。

STEP 22 / 6

ナスと香味野菜を切る

手順2: ナスと香味野菜を切る

タコの鍋の仕上がりまであと10分になったら、野菜を切り始めます。ナスは皮を残して2cm角、玉ねぎは5mmのみじん切り、にんにくは細かいみじん切り、しょうがはすりおろします。唐辛子は輪切りにし、辛さを控えたいときは種を除いてください。切ったナスを水に長くさらすと水っぽくなるので、拭いてすぐに使います。生のタコを切ったまな板と包丁は、洗剤で洗ってから野菜に使いましょう。所要時間は10分です。

STEP 33 / 6

玉ねぎと香味を油で炒める

手順3: 玉ねぎと香味を油で炒める

深めのフライパンか厚手の鍋に植物油大さじ4を入れ、中火で温めます。玉ねぎを5〜6分、透明感が出て端が薄いきつね色になるまで炒めてください。そこににんにく、しょうが、唐辛子、シナモンリーフを加えて1分、香りが立つまで炒めます。マサラ(またはカレー粉)とターメリックを入れたら、弱めの中火で30秒〜1分だけ油になじませます。粉が鍋底で乾いて焦げそうなときは、下ゆで汁を大さじ1加えて温度を下げましょう。所要時間は8〜10分です。

STEP 44 / 6

タコとナスを香味油に合わせる

手順4: タコとナスを香味油に合わせる

下ゆでしたタコはざるに上げ、煮汁を大さじ2だけ取り置いてから水気を切ります。鍋を強火にしてタコを加え、2分だけ返しながら、表面に薄い焼き色を付けましょう。続けてナスを入れ、中火に戻して3〜4分、表面が油を吸ってしんなりするまで炒めます。タコを長く炒めて水分を飛ばさないこと。硬さが戻ってきたら、すぐ次の工程へ進んでください。所要時間は5〜6分です。

STEP 55 / 6

ココナッツミルクで静かに煮る

手順5: ココナッツミルクで静かに煮る

ココナッツミルク500ml、取り置いた下ゆで汁、塩4gを加え、木べらで鍋底をこすって香辛料の旨みを溶かし込みます。中火でふつふつするところまで温めたら弱火に落とし、ふたを少しずらして15〜25分煮てください。強く沸騰させ続けると油が分離しやすいので、鍋の縁に小さな泡が続く火加減を保ちます。ナスに竹串がすっと入り、ソースがスプーンの背に薄く残り、タコの切り口がしっとりしていれば、次へ進みます。ソースが薄ければ、ふたを外して弱火で5分だけ煮詰めます。濃すぎるときは、下ゆで汁を大さじ1ずつ足しましょう。所要時間は15〜25分です。

STEP 66 / 6

味を整えて米と盛る

手順6: 味を整えて米と盛る

火を止め、残りの塩を少量ずつ加えます。ターメリックの土っぽい香りとココナッツの甘さが釣り合ったところで止めてください。シナモンリーフを使ったなら葉を取り出し、唐辛子の辛さも確かめます。5分休ませたら、炊いた白いご飯を1人150gずつ盛り、カレーを横からかけて、ソースを米へ流しましょう。さつまいも、キャッサバ、パンノキの代わりの根菜は別皿に置き、煮込みのソースを吸わせながら食べます。タコの表面が乾かず、ナスが形を残し、ソースが水のように流れなければ完成です。所要時間は10分(休ませる5分を含む)です。

途中で戻れる場所は三つあります。タコが硬いときは、カレー鍋で無理に煮詰めず、下ゆでの段階へ戻して熱湯を足し、弱火で15〜20分追加します。スパイスが焦げたときは、鍋底をこすらず、焦げていない部分だけを別鍋に移してココナッツミルクを加えてください。ソースが分離したら火を止め、下ゆで汁か水を大さじ1ずつ加えて静かに混ぜ、再沸騰させません。ナスが崩れそうなら追加の加熱をやめ、タコの柔らかさとソースの濃さが整った時点で盛り付けましょう。

0 / 0
Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

買い出しは、専門的な食材と近所で揃う食材を分けて考えると楽です。タコは下処理済みのものなら生でも冷凍でも使えます。冷凍品は完全に解凍し、表面の水分を拭いてから量ってください。レシピ資料の基準は、タコ1kg、ココナッツミルク500ml、ナス1本、玉ねぎ1個、にんにく4片、マサラ4小さじ、ターメリック1小さじ、シナモンリーフ10枚または粉シナモン1小さじ、唐辛子、塩、油です。この記事では日本で扱いやすいように、玉ねぎを約100g、しょうが15g、油大さじ4、塩5gから調整する形にしました。

ココナッツミルクは無糖で濃いココナッツミルクを選びます。シナモンは手に入りやすいほうでかまいません。シナモンは葉か粉を選ぶことになります。

下処理済みのタコ、ナス、無糖ココナッツミルク、マサラ、ターメリック、シナモンを並べた材料
タコの食感とココナッツソースの香りを別々に準備する
7品目

タコとカレーの土台

材料 分量 代替・備考
下処理済みのタコ 1kg 生または冷凍。冷凍品は冷蔵庫で解凍して水分を拭く
ナス 1本(約200g) 2cm角。米ナスなら1/2本から調整
玉ねぎ 小1個(約100g) みじん切り。辛みの強い品種は炒め時間を長めにする
にんにく 4片(約20g) みじん切り。チューブ品は香りが弱くなるため生を優先
しょうが 15g すりおろしまたは細かいみじん切り。現地資料の配合にはない日本向け補助香味
無糖ココナッツミルク 500ml 濃いタイプ。飲料用や加糖タイプは使わない
植物油 大さじ4(60ml) ピーナッツ油、米油、菜種油など。普通の炒め油でよい
5品目

香辛料と仕上げ

材料 分量 代替・備考
マサラまたはカレー粉 小さじ4(約8g) セーシェル風マサラがなければ無塩のカレー粉。配合済み塩入りは塩を減らす
ターメリック 小さじ1(約2g) ターメリックパウダー。色が強いので計量する
シナモン シナモンリーフ10枚または粉小さじ1 葉がなければ粉で置き換える。購入導線は一般名「シナモン」
生の唐辛子 1本(約5g) 辛さを控えるなら1/2本。種を残すかで辛さを調整
塩 5gから タコの下ゆでには加えず、カレーの味を見て仕上げる
3品目

添えるもの

材料 分量 代替・備考
炊いた白いご飯 1人150g、計600g 現地の食卓へ寄せる基本。ジャスミンライスでもよい
さつまいもまたはじゃがいも 600g パンノキの代替。蒸すかゆでて別皿に盛る
青パパイヤのチャツネ 好みで 料理資料に登場する添えもの。入手できなければ無理に加えない
コツ

買う順番は、まず魚介売り場で下処理済みのタコ1kgを確保し、そのあと無糖で濃いココナッツミルクを探すことです。材料表の「ココナッツミルク」「ターメリック」「シナモン」は、一般名の検索カードからたどれます。普通の油、ナス、玉ねぎ、にんにく、しょうが、米は近所で揃えればよく、特定の商品を買う必要はありません。通販に価値があるとすれば、輸入食材店へ足を運ばなくても、無糖で濃いタイプを選べることです。すでに同じ条件の缶が家にあるなら、買い足さなくて大丈夫です。

注意

厚生労働省は、魚介類を低温で扱うこと、冷凍品は冷蔵庫などで解凍すること、生魚用の器具は洗浄して使い分けることを案内しています。生のタコを使うときは、魚介売り場の表示と保存状態を見て選び、常温に放置しないでください。このカレーは中心まで加熱しますが、柑橘や香辛料が衛生管理の代わりになるわけではありません。妊娠中の方、子ども、高齢の方、免疫機能が弱っている方が食べる場合は、家庭の衛生条件と医療者の助言を優先してください。

0 / 0
材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
140kcal
エネルギー
9.5g
タンパク質
6.8g
脂質
10.5g
炭水化物
1.5g
食物繊維
233mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

港の朝から鍋へ、ココナッツの香りが続く

セーシェルの観光局が描く朝の港は、こんな具合です。夜明け前の海から漁師が戻り、市場にはその日に揚がった魚が並びます。庭ではシナモンの木が香り、台所へ港から台所へ続く魚介の香りがそのまま流れ込んでいきます。ここで書くのは、観光局の紹介をもとにした典型的な情景です。私が現地で食べた話ではありません。

インド洋に浮かぶ島国の食卓では、魚介は米と一緒に食べるのが一般的だと公式の観光情報は伝えています。海のものを米で受け止める食卓を思い浮かべると、タコをココナッツミルクで煮たカレーがその中心に座る理由が見えてきます。タコから出る旨みも、白いソースも、炊きたてのご飯がすべて受け止めてくれるからです。

早朝のセーシェルの港で魚を運ぶ人々と、ココナッツやシナモンが置かれた屋外の調理台
海から届く魚介と島の香りを、家庭の鍋へ移す朝

料理名には二つの綴りがあります。Tourism Seychellesの料理一覧は「Octopus Coconut Curry - Kari Zourit」と書き、レシピ資料は「Kari Koko Zourit」と書いて、タコとナスをスパイス入りココナッツミルクで煮る料理だと説明しています。この記事では長いほうの呼び名をタイトルに採りました。Kari Zouritも同じ料理を指す呼び名です。つまり、タコとナスを白いココナッツソースで煮る料理だと覚えておけば、どちらの名前に出会っても迷いません。

豆知識

公式観光サイトの一覧はKari Zourit、料理の工程を載せた資料はKari Koko Zouritと書いています。この表記の違いを、別々の料理の違いだと言い切る根拠は見つかっていません。検索するときは、両方の綴りを試してみてください。

日本の台所で作るとき、難所は二つです。ひとつは、タコをナイフが抵抗なく通るまで下ゆですること。もうひとつは、ココナッツミルクを強く沸かさずにソースをまとめることです。目安は下ゆでが約60〜90分、カレーの煮込みが約15〜25分ですが、時計よりも鍋の中を見てください。タコは時間ではなくナイフの通りで止める。ナスの崩れ具合も同じように見ます。

味の軸になるのは、濃い無糖のココナッツミルク、マサラまたはカレー粉、ターメリック、シナモンです。合わせるのは米、パンノキ、さつまいもなど。なお、記事に載せる栄養の数値は材料表から計算した1人分の目安で、使う商品や盛り付けによって変わります。


魚介と米を囲むセーシェルの食卓

Tourism Seychellesによると、インド洋の島国であるセーシェルでは魚介が料理の大きな部分を占め、米と一緒に食べることが多いそうです。魚の調理法も一つではありません。蒸す、焼く、塩漬けにする、オーブンで焼く、バナナの葉で包むなど、公式情報にはさまざまな方法が並びます。その中でこのカレーは、タコをココナッツミルクと香辛料で煮込んだ温かい主菜です。冷たいサラダや焼き魚とは違う魚介の置き方で、米にソースを吸わせる主菜として食卓の真ん中に出てきます。

白いご飯、根菜、タコのココナッツカレーを囲むセーシェルの家庭の食卓
魚介の煮込みを米と根菜に添えて囲む島の食卓

では、そのタコはどこで手に入るのでしょう。セーシェル政府の海産物バリューチェーン報告書には、マヘ、プラスラン、ラ・ディーグに鮮魚市場があると記録されています。タコは鮮魚市場で消費者に売られ、ホテルやレストラン向けにも流れ、スーパーや加工業者の小売店では生と冷凍の両方が扱われているとのことです。同じ報告書に2016年の漁獲量として約11トンという数字がありますが、これは過去の記録です。今の漁獲量や持続可能性を示すものとして読まないでください。

日本の台所に引き寄せるなら、現地の魚市場を日本の魚介売り場へ置き換えるだけです。下処理済みの生または冷凍のタコを魚介売り場で選び、冷凍品は袋のまま冷蔵庫でゆっくり解凍して、水分を拭き取ってから使います。

豆知識

Tourism Seychellesが2026年に出した料理本は、家庭料理人や料理人、文化の担い手が、伝統料理と自分の記憶を持ち寄ってつくった企画です。海辺のコミュニティと内陸の収穫物、その多様さが料理の背景として扱われています。この記事のレシピ量は、日本の4人分に整えた再現用の設計です。セーシェルのすべての家庭に共通する唯一の配合ではありません。

魚介とココナッツの冷たい料理と食べ比べたい方はフィジーのココダを、ココナッツミルクを葉で包む別の島料理ならサモアのパルサミを、インド洋の島国で米と煮込みを合わせる背景を広げたいならマダガスカルのルマザヴァをどうぞ。


タコのやわらかさとソースを守る

下ゆで時間、香辛料の焦げ、ココナッツソースの濃さを確認する調理台
鍋の状態を三つに分けて見ると、失敗した場所へ戻りやすい

タコが硬くなる原因は、下ゆでが足りないか、強火で水分を飛ばしてしまったかのどちらかです。カレーの煮詰めで柔らかくしようとしても戻りません。ナイフが厚い部分へ通るところまで、下ゆでの段階で仕上げておきます。香辛料が苦いときは、粉を油で長く炒めたのが原因です。香りが立った時点で液体を入れて温度を下げましょう。煮込み中は小さな泡を保つ弱火でいきます。ソースが水っぽい場合は、ナスの水分とココナッツミルクの濃さを分けて確かめ、弱火でふたを外して短時間だけ詰めます。目指すのはスプーンの背に残る濃さです。

コツ

五感での見極めも覚えておくと安心です。タコは切り口が乾かず、押しても強く跳ね返さず、ナイフが中心まで抵抗なく入ります。ナスは皮の色を残しつつ、竹串がすっと通り、角が鍋の中で崩れていません。ソースは白から薄い黄色になり、油だけが浮かず、スプーンで線を引くと一瞬だけ跡が残ります。

手元の材料に合わせた置き換えも、料理の性格を壊さない範囲でできます。シナモンリーフは粉シナモン小さじ1に置き換えられますが、粉は香りが強く残るので、最初から増やさないでください。セーシェル風マサラがなければ無塩のカレー粉で代用し、塩は最後に調整します。パンノキは、日本ではさつまいも、キャッサバ、じゃがいもなどを別皿で添えて代わりにし、カレーの鍋には混ぜ込みません。タコを魚や鶏肉に替えると別の料理になるので、タコと同じ下ゆで時間を流用しないでください。生タコの代わりに加熱済みのゆでタコを使うなら、下ゆでを短くし、温めすぎない段取りに組み替えます。

セーシェルのクレオール料理として

ココナッツとシナモンを置いた屋外の鍋で煮込まれるカリ・ココ・ズーリットと米
完成料理を囲む海辺のクレオール食卓

Tourism Seychellesは、セーシェルのクレオール料理を、フランス、アフリカ、インド、マダガスカル、中国という五つの影響が混ざったものと説明しています。これは料理名の由来をひとつに決める根拠ではありません。香辛料、米の食べ方、炒める・蒸す・焼くといった技法が、世代を越えて少しずつ重なってきた背景と受け取るのがよさそうです。このカレーの鍋にも、シナモン、にんにく、玉ねぎ、唐辛子、ココナッツが入り、食卓には米や根菜が並びます。五つの文化が重なるクレオールの鍋は、材料の組み合わせにそのまま表れています。

タコを選ぶ理由は、島の海とのつながりにあります。セーシェル政府の報告書は、タコ漁を皮膚潜水や徒歩の漁師が担う、小規模で生業的な漁業として記録しています。タコは観光市場で高値のつく食材でもあり、鮮魚市場やホテル、レストランへ流れていく食材です。海辺の市場からホテルと家庭へ流れるタコが、この一皿の背後にあります。ただし、報告書の漁獲量や資源の状態は2016年前後の調査記録です。現在の資源状況や持続可能性の保証として読むことはできません。

マヘ、プラスラン、ラ・ディーグに鮮魚市場があるという資料上の事実は、島ごとに別のレシピがあると想像させるためのものではありません。海の食材が島の市場を通って食卓に届く、その一例として受け取ってください。料理本が伝える海辺の地域と内陸の収穫物の多様さは、タコ、ココナッツ、シナモン、根菜、米という組み合わせにも映っています。ナスや唐辛子、添える根菜、チャツネがあるかどうかは、家庭や店ごとの配合の違いです。セーシェル全域の決まりごとではありません。

ほかの島の料理と並べると、この一皿の輪郭がはっきりします。ココダは酸味とココナッツを魚に合わせる冷たい料理ですが、カリ・ココ・ズーリットはタコを長く下ゆでして、温かいソースにまとめます。パルサミは葉とココナッツを包んで加熱する料理で、ココナッツを使う点は同じでも、食感と調理法が違います。ルマザヴァはマダガスカルの葉野菜と肉の煮込みで、米と煮込みを囲むインド洋の食卓を、別の材料で見せてくれます。

保存とよくある質問

白いご飯とタコのココナッツカレーを小分けにし、冷蔵保存用の容器を準備した台所
作りたての食感を優先し、保存する場合は小分けして早く冷やす

基本は、盛り付けたその食事で食べ切る作り方です。生タコの下処理から盛り付けまで、冷蔵状態を保ちながら進めてください。加熱済みのカレーが残ったら、清潔な浅い容器に小分けして粗熱を短時間で取り、冷蔵庫へ入れます。保存は浅い容器へ小分けにするのがコツです。再加熱は食べる分だけ、鍋か電子レンジで中心まで熱くします。何度も温め直さないでください。米はカレーと分け、炊飯器や室温に長く置いたご飯を翌日に回さないこと。厚生労働省の衛生情報にあるとおり、常温での放置と、生魚用の器具からの二次汚染は避けましょう。

タコがまだ硬いときはどうする?

カレーの水分が十分あれば、弱火で15〜20分追加します。鍋底が乾きそうなら、下ゆで汁か湯を大さじ1ずつ足してください。すでにソースを煮詰めてしまったなら、タコだけを取り出し、湯を加えた別鍋で柔らかさを確かめてから戻します。ナイフが通る前に塩を増やすのは禁物です。塩味は、柔らかさを直したあとに整えましょう。

ゆでタコや冷凍タコでも作れる?

下処理済みの冷凍タコは使えます。冷蔵庫で解凍し、水分を拭いて、生のタコと同じ重量で量ってください。すでにゆでてあるタコなら、下ゆでを省き、工程4で表面を2分炒めてからナスとソースへ進みます。加熱済みのタコを長く煮ると硬くなるので、ソースを15〜20分煮るうち、最後の5分だけ戻すのがおすすめです。生食用かどうかは関係ありません。今回は中心まで加熱するカレーです。

ココナッツミルクが分離したら?

強火の沸騰、鍋底の高温、薄いココナッツミルクの長時間加熱が、分離のきっかけになります。起きてしまったら、火を止めて湯か取り置きの下ゆで汁を大さじ1ずつ加え、木べらで静かに混ぜてください。油だけが浮いた状態が戻らなくても、タコとナスに火が通っていれば、そのまま盛って食べられます。次に作るときは弱火を守りましょう。

ご飯以外には何を添える?

料理資料にはパンノキ、さつまいも、米が挙がっています。日本では米を基本にして、さつまいもやキャッサバを別皿で添えるのがよいでしょう。じゃがいもは手に入りやすい食材ですが、煮込みに入れるとソースを吸ってしまうので、別にゆでて盛ります。青パパイヤのチャツネは料理資料にある添えものです。手に入らないときに、酸味のある漬物を現地の食材と同じものとして扱うのは避けてください。

翌日に食べてもいい?

生のタコを合わせた状態のもの、室温に長く置いたもの、炊飯器に残した米は、保存の対象にしません。保存できるのは加熱済みのカレーだけで、浅く清潔な容器に小分けして冷蔵庫に入れ、翌日までに食べ切ってください。再加熱するとタコが硬くなりやすいので、保存前にソースを少し残しておき、食べる分だけ弱く温めます。匂い、ぬめり、酸味などに異常があれば食べないでください。保存時間に自信がないときは、捨てるのが安全です。

主な参考リンク

レシピ一覧に戻る