韓国の土鍋に盛ったアルバプ。飛魚卵、炒めキムチ、きゅうり、黄色い漬け大根、スプラウト、海苔が見える
🍽️分量1〜2人分
🌍ジャンル韓国料理

アルバプの作り方|飛魚卵がはじける韓国の魚卵ご飯(알밥)

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 6

卵を固ゆでにし、魚卵を洗って和える

手順1: 卵を固ゆでにし、魚卵を洗って和える

卵を小鍋に入れ、水から黄身が完全に固まる固ゆでにします。冷まして殻をむき、四つ切りにして取り分けておきます。

飛魚卵が冷凍なら、パッケージの解凍方法に従ってください。家庭での食中毒予防の一般的な案内では、冷凍品は室温ではなく冷蔵庫(または電子レンジ)で解凍するよう勧められています。魚卵は目の細かいざるに入れて冷たい流水で洗い、木べらでそっと押さえて余分な水気を切ります。パッケージに洗わないよう書かれていれば、表示に従って洗う工程は省いてください。 魚卵を小鉢に移し、レモン汁小さじ1を混ぜます。

魚卵とその汁がほかの食品に付かないようにし、扱ったあとは手と道具を洗い、室温に長く置かないでください。

STEP 22 / 6

器を温め、ご飯を平らに広げる

手順2: 器を温め、ご飯を平らに広げる

空の뚝배기を中強火で1分温めます。ただし、それは土鍋の説明書に、空のまま直火で熱してよいと書かれている場合だけです。 空焼きしてはいけない土鍋もあります。そうであれば、フライパンを使ってください。

ごま油大さじ1と炊いたご飯1 1/2カップを入れます。木べらでご飯に油をなじませ、押さえて平らにならします。

STEP 33 / 6

キムチをのせ、蓋をして音を聞く

手順3: キムチをのせ、蓋をして音を聞く

ご飯の上に炒めキムチ1/2カップを広げ、蓋をして約3分、器からぱちぱちと音がするまで加熱します。この3分は目安です。鍋の種類や大きさ、コンロによって熱の回り方は変わるので、底の状態とにおいも確かめてください。焦げ臭いにおいがしたら火から下ろします。薄いフライパンなら火を弱めて、よく見ていてください。

STEP 44 / 6

卵、魚卵、冷たい野菜を並べる

手順4: 卵、魚卵、冷たい野菜を並べる

蓋を取ります。固ゆで卵の四つ切りを中央に置き、そのまわりに、黄色い漬け大根、きゅうり、魚卵を区切って並べます。仕上げに色を添えるために漬け大根を少し残しておいてもかまいませんが、全体で1/4カップを超えないようにします。

STEP 55 / 6

火から下ろして仕上げる

手順5: 火から下ろして仕上げる

鍋を火から下ろします。スプラウト、細切りの海苔、刻んだ小ねぎ(残しておいた漬け大根があればそれも)をのせます。

STEP 66 / 6

すぐに混ぜて食べる

手順6: すぐに混ぜて食べる

すぐに食卓に出します。鍋の中でそのままスプーンで全体を混ぜ、魚卵、キムチ、野菜、卵を熱いご飯に行き渡らせます。混ぜながら、底の焼き色のついたご飯もすくい上げてください。底のぱりっとした食感と熱さ冷たさの対比は、時間がたつと失われます。作り置きには向かない料理です。

中央に生卵を割り入れ、熱い器の余熱で軽く火を通す作り方もありますが、この余熱は鍋の大きさや温め方で変わり、卵や魚卵が安全になったことを保証するものではありません。焼き色や音からわかるのはご飯の状態であって、食品の安全ではありません。このレシピで卵を別に固ゆでにし、そのまま食べられると表示された魚卵を使うのはそのためです。

魚卵を洗ったら、ざるの中で木べらでそっと押さえて水気をよく切ってください。水気が残ると、ご飯がべたっとします。

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Ingredients

材料

材料表の分量1人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

12品目

材料

アルバプの材料。炊いたご飯、飛魚卵、炒めキムチ、きゅうり、黄色い漬け大根、スプラウト、卵、海苔、小ねぎ、レモン、ごま油
鍋を火にかける前に、すべての具をそろえておく

ご飯は生米ではなく炊いたご飯の量で、1 1/2カップ(1 1/2〜2カップでも可)を使います。1カップ=240ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5mlです。卵をゆでる水は、卵をゆでるためだけに使うもので、器には入りません。

材料 分量 代替・備考
飛魚卵(날치알、とびこ) 1/4カップ 主役です。そのまま食べられると表示された商品を選ぶ
レモン汁 小さじ1 水気を切った魚卵に和えて味を軽くする
炊いたご飯 1 1/2カップ(1 1/2〜2カップでも可) 熱い器の底で焼き色をつける土台
ごま油(焼いたごまの油) 大さじ1 器とご飯に香りをまとわせる
炒めキムチ(김치볶음) 1/2カップ 調理済みのものを用意し、ご飯の上で温める
大根スプラウト 1/4カップ 火から下ろしてからのせる生の歯ざわり。ブロッコリースプラウトでもよい
きゅうり(種を除いて角切り) 1/4カップ 冷たくしゃきっとした歯ざわり
黄色い漬け大根(단무지) 1/4カップ 甘酸っぱい歯ざわり。全体で1/4カップを1回だけ使う
卵 1個 別に固ゆでにして殻をむき、四つ切りにする
焼き海苔 1/2枚 細切りにして仕上げに
小ねぎ(刻む) 大さじ1 仕上げの香り
水(卵をゆでる分だけ) 適量 卵を固ゆでにするためだけに使う

この配合には塩もコチュジャンもごまの粒も入りません。魚卵、キムチ、漬け大根にすでに十分な味がついているためです。

アレルギー

この料理には魚卵(魚介)、卵、ごまが含まれます。キムチや漬け大根は、商品によって大豆などのアレルゲンを含むことがあります。魚卵、キムチ、漬け大根は購入時に表示を確認してください。

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まず目に入るのは、器です。ごま油をまとわせたご飯が熱い土鍋に入り、蓋をすると、底のほうからぱちぱちと小さな音が立ちはじめます。蓋を取って、冷たくて色鮮やかな具をのせます。橙色の飛魚卵の粒、角切りのきゅうりと黄色い漬け大根、ひとつかみのスプラウト。スプーンで全部を混ぜると、一口ごとに温かいものと冷たいもの、やわらかいものとしゃきしゃきしたものが入り混じり、魚卵が歯の間ではじけます。熱いご飯と、はじける魚卵。それがアルバプです。

熱い器の中で、魚卵がはじける

この一鍋で守ること

主役は飛魚卵です。ご飯は器の底でぱちぱち音がするほど熱く、冷たい野菜は最後までしゃきっとさせておきます。そして混ぜたらすぐに食べます。

アルバプ(알밥)は韓国の魚卵ご飯です。韓国語で알(アル)は魚卵、밥(パプ)はご飯を意味します。料理家のMaangchiは、これを뚝배기(トゥッペギ、韓国の土鍋)で熱々に出す魚卵ビビンバとして紹介しています。韓国観光公社も「Fish Roe Rice」という独立した料理として取り上げ、熱した器のご飯に飛魚卵と野菜を合わせる料理と説明しています。

ナムルと牛肉、コチュジャンだれを混ぜるビビンバを思い浮かべる方は、アルバプは設計が違う料理だと考えてください。主役は魚卵で、具は小さくて歯ざわりがよく、熱い器の底にできるご飯の香ばしい焼き色も味わいのうちです。ビビンバのほうは ビビンバの記事 で詳しく紹介しています。

このレシピの形

分量はMaangchiの配合(1〜2人分)に沿っています。家庭向けに変えた点がひとつあります。熱い器に生卵を割り入れる代わりに、卵は別に固ゆでにして殻をむき、四つ切りにして中央に置きます。


道具

  • 直火にかけられる뚝배기(韓国の土鍋、蓋つき)。Maangchiが使う土鍋の容量は3 1/2カップです。蓋つきのフライパンでも作れます
  • 卵をゆでる小鍋
  • 目の細かいざる
  • 魚卵用の小鉢
  • 木べら
  • 混ぜて食べるためのスプーン

選び方と代用

飛魚卵。 「飛魚卵」または「とびこ」と書かれた商品を探します。味つけされた塩気のある加工品です。このレシピでは魚卵を加熱しないので、そのまま食べられると表示された商品を選んでください。「魚卵」という名前だけでは、生で食べても安全かどうかはわかりません。熱い器が火を通してくれるだろうと考えて、加熱用の商品を使うのはやめましょう。

黄色い漬け大根(단무지)。 韓国食材店では丸ごとのものも、切ってあるものも売られています。見つからなければ、日本の甘酢のたくあんが代わりになります。甘みや酸味が強いことがあるので、少なめから入れて味を見てください。

スプラウト。 大根スプラウトまたはブロッコリースプラウトを使います。

炒めキムチ。 このレシピでは、調理済みの炒めキムチを材料として使います。手作りか市販品を用意してください。ここでは炒めキムチの中身を決めないので、油や砂糖などを足さないでください。

ご飯がべたつく、焦げる、水っぽい、しょっぱい

木べらでアルバプの端を持ち上げ、鍋底の薄いきつね色の焼きご飯を見せているところ
目指すのは薄いきつね色。黒く焦げさせない

目指す焼き色は、薄いきつね色です。具をのせる前に、端のご飯を木べらで少し持ち上げて確かめましょう。

困ったこと 考えられる原因 対処
ご飯がべたつき、焼き色がつかない ご飯が均一に広がっていない、器が十分に温まっていない 工程2でご飯を平らに押さえ、蓋をして原典の約3分を出発点にする。時計だけでなく、音と底の状態で判断する
底が焦げる 薄いフライパン、または火が強すぎる 薄いフライパンでは火を弱め、音とにおいを見る。空の鍋を熱し続けない
ご飯が水っぽくなる 魚卵の水気が切れていない ざるの中でそっと押さえてよく水気を切る。洗うのは表示が許す場合だけ
しょっぱすぎる 魚卵、キムチ、漬け大根の塩気が重なる 塩は足さない。混ぜる前に各材料の味を見て、次はキムチや漬け大根を控えめにする
卵に火が通ったか不安 器の熱だけに頼っている 工程1のとおり、別の小鍋で黄身が固まるまで固ゆでにする

アレンジ

  • 漬け大根をたくあんに替える。 当サイトの提案です。甘みと酸味が変わるので、少なめから。
  • 大根スプラウトをブロッコリースプラウトに替える。 Maangchiが選択肢に挙げています。
  • ほかの魚卵を使う。 韓国観光公社は、飛魚卵がもっとも一般的で、鮭、うに、マスなどのほかの魚卵を使うアルバプもあると紹介しています。粒の大きさ、塩気、風味が変わるので別の仕立てと考え、やはりそのまま食べられると表示された商品を選んでください。
  • 土鍋の代わりにフライパンを使う。 Maangchiはフライパンでもよいとしています。熱の持ち方が違うので、同じ時間に頼らず、焼き色を見てください。
  • 辛さを控えたい。 キムチの辛さが強いと感じたら、ほかのソースや調味料を足さず、炒めキムチをのせる量を減らします。

韓国のご飯のなかで、魚卵を主役にした一杯

名前はそのままです。알(魚卵)と밥(ご飯)。韓国観光公社は、熱した器の蒸したご飯に飛魚卵と、にんじん、きゅうり、漬け大根などの野菜、海苔を合わせる料理として紹介しています。Maangchiの版は、そこに炒めキムチとスプラウトを合わせ、具を小さくそろえて、魚卵が前に出るようにしています。

二つの説明に共通するのは、熱い器と、混ぜるという動作です。具をそれぞれ用意してご飯の上に並べ、食べる直前に混ぜ合わせます。起源や地域の歴史については、今回使った資料に書かれていないため、この記事では触れません。同じ韓国の食卓から、ビビンバやキンパもあわせてどうぞ。韓国の料理は 韓国の記事一覧 にまとめています。

よくある質問

アルバプとビビンバはどう違いますか?

Maangchiは、アルバプを魚卵のビビンバと呼んでいます。ご飯と具をひとつの器で混ぜる点は確かに似ています。違うのは主役です。アルバプは飛魚卵を軸に、きゅうりや漬け大根などの小さくて歯ざわりのよい具と、熱い器で焼き色をつけたご飯で作ります。ナムルや肉、コチュジャンだれを重ねるビビンバとは構成が違います。

とびこと飛魚卵は同じものですか?

Maangchiによれば、tobikoは飛魚卵の日本語名です。ただ、商品によって味つけや、そのまま食べられるかどうかは違うので、表示を読んでください。

土鍋や石鍋は必要ですか?

必要ありません。뚝배기は熱を保ち、焼き色をつけやすくしますが、Maangchiはフライパンでもよいとしています。持っている土鍋が空のまま熱せないものなら、フライパンを使ってください。

生のキムチでもよいですか?

このレシピの材料は炒めキムチです。Maangchiの炒めキムチのレシピか、市販品を、そのレシピや商品の表示に従って用意してください。

冷凍の飛魚卵はどう解凍しますか?

まずパッケージの表示に従ってください。一般的な案内としては、冷凍品は室温ではなく冷蔵庫で解凍し、魚卵の汁をほかの食品に付けないようにします。

残ったら保存できますか?

アルバプは作りたてを食べる料理です。底のぱりっとした食感や、熱さと冷たさの対比は長く続きません。ここでは保存の目安は示しません。

主な参考リンク

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