くぼみのある型で焼いた小さなポッフェルチェスに粉糖をふり、溶けはじめたバターをのせた一皿
🍽️分量4〜6人分
🌍ジャンルオランダ料理

ポッフェルチェスの作り方|くぼみのある型で焼く、オランダの小さなイースト生地パンケーキ

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 7

イースト液を作って休ませる

手順1: イースト液を作って休ませる

牛乳250mlをぬるく温め、バター大さじ1を溶かします。熱くしないでください。生イースト1/2個を砕き入れ、砂糖50gを加えて、泡立て器で溶かします。覆いをして15分置きます。表面に泡ができたら次へ進みます。

STEP 22 / 7

卵黄を生地に混ぜる

手順2: 卵黄を生地に混ぜる

卵2個を卵黄と卵白に分け、卵白は清潔なボウルに入れておきます。生地用のボウルに、卵黄、イースト液、細挽きの小麦粉250g、バニラシュガー1袋、塩ひとつまみを入れて混ぜ、なめらかで濃い生地にします。固すぎるときは水を少しずつ、約50mlを上限に、必要な分だけ加えます。

STEP 33 / 7

泡立てた卵白を折り込む

手順3: 泡立てた卵白を折り込む

卵白を、角が立つまで泡立てます。木べらで生地にすくうように折り込み、全体が均一になるまで混ぜます。泡を全部つぶさないようにしてください。

STEP 44 / 7

温かいオーブンで生地をふくらませる

手順4: 温かいオーブンで生地をふくらませる

ボウルに覆いをし、約50°Cのオーブンの中で生地をふくらませます。低温の設定はオーブンによって差があるので、タイマーではなく生地を見てください。目に見えてふくらみ、表面に気泡が出ていればよい状態です。

STEP 55 / 7

熱した型にバターを塗り、くぼみに生地を入れる

手順5: 熱した型にバターを塗り、くぼみに生地を入れる

ポッフェルチェス用の型を熱し、各くぼみに刷毛でバターを塗ります。生地を一度混ぜてから、スプーンでくぼみに入れます。縁までは満たさないでください。フライパンを使う場合は、バターを塗り、直径3cmほどの小さな生地の玉を落とします。

STEP 66 / 7

両面がきつね色になるまで焼く

手順6: 両面がきつね色になるまで焼く

下の面がきつね色になるまで焼いて返し、もう片面もきつね色になるまで焼きます。

STEP 77 / 7

温かいうちに出す

手順7: 温かいうちに出す

温かいうちに、バターと粉糖を添えて出します。好みで、シロップ、果物、泡立てた生クリーム、チョコレートソースを添えてもかまいません。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

12品目

材料

ポッフェルチェスの生地の材料。牛乳、バター、生イースト、砂糖、卵、小麦粉、バニラシュガー、塩
生地の材料一式。型に塗るバターは別にしておく
材料 分量 代替・備考
牛乳 250ml ぬるく温める。イースト液のもと
バター(生地用) 大さじ1 温めた牛乳に溶かす
生イースト 1/2個 生地をふくらませる
砂糖 50g イースト液に溶かす
卵(M) 2個 卵黄は生地に入れ、卵白は泡立てて折り込む
細挽きの小麦粉 250g 生地の中心になる粉
バニラシュガー 1袋 甘みとバニラの香り
塩 ひとつまみ 味を整える
水 約50ml(必要に応じて) 生地が固いときにのばす
バター(型用) 適量 各くぼみに塗る
バターと粉糖(食べるとき) 好みで 温かいうちに食べる定番の食べ方
シロップ、果物、泡立てた生クリーム、チョコレートソース 好みで(任意) ほかのトッピング

生地用と型用のバターは分けておきます。 水は生地が固すぎるときだけ加えます。

アレルゲン

このレシピには小麦、乳、卵が含まれます。そば粉を使う版を試す場合は、そばアレルギーにも注意してください。


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ポッフェルチェス:イースト生地をくぼみの型で焼き、熱いうちにバターと粉糖を添える

この小さなパンケーキに欠かせないこと

イーストと泡立てた卵白でふくらませた軽い生地を、小さなくぼみで両面がきつね色になるまで焼き、温かいうちにバターと粉糖で食べること。

オランダの市場には、ポッフェルチェス(poffertjes)を売る屋台が出ることがあります。小さなパンケーキにバターと粉糖を添えて出す、あの一皿です。「ミニパンケーキ」と呼べば間違いではありませんが、それだけではこの料理らしさが伝わりません。生地はイーストでふくらませ、浅い丸いくぼみがいくつも並んだ重い型で焼き、バターと粉糖はパンケーキがバターを溶かせるほど熱いうちにのせます。

この記事のレシピは、ある一つの配合に沿っています。ドイツの放送局WDRが、テセル島の食を紹介するレポートとあわせて掲載した、Anja Tanasさんのポッフェルチェスのレシピです。このレポートは、ポッフェルチェスをずっと大きなオランダのパンケーキ「パンネンクック」と並べて紹介し、島内で出している店にも触れています。ここでテセル島は、この料理への入り口として使うだけで、発祥の地としては扱いません。また、これはひとりの料理人の配合であり、国じゅうで一つに決まった標準レシピではありません。

オランダのほかの料理や背景は、オランダの国別ガイドもご覧ください。

呼び名について

オランダ語の綴りはpoffertjes(単数形はpoffertje)です。名前の由来は確認できなかったので、ここでは触れません。


発酵生地を小さなくぼみで焼く料理です

パンネンクックとの違いは、大きさとふくらませ方です。 パンネンクックは大きくて平たいパンケーキですが、ポッフェルチェスは小さくふっくらした丸い形をしています。この配合では生地が2回ふくらみます。まず温めた牛乳でイーストを目覚めさせ、次に泡立てた卵白で軽くした生地を、焼く前に温かい場所で休ませます。

市場の屋台は、資料で確かめられる場面の一つです。オランダで暮らす人向けの、オランダ政府系のガイドWork in NLは、市場でポッフェルチェスを売る屋台があり、バターと粉糖を添えて出すと説明しています。この料理の姿をよく伝える場面ですが、家庭でどのくらい頻繁に食べられているかを示すものではありません。

では、特別な型は必要でしょうか。浅い丸いくぼみのあるポッフェルチェス用の型を使うと、おなじみの形にいちばん近く仕上がります。WDRのレシピには代わりの方法もあります。直径3cmほどの小さな生地の玉を普通のフライパンに落とし、両面を焼くのです。あの丸いふくらみにはなりませんが、生地も食べ方も同じです。

このレシピ全体は、世界ごはん紀行では台所で試作していません。


道具

  • ポッフェルチェス用の型(浅い丸いくぼみのある重い型)、または普通のフライパン
  • 牛乳を温める小鍋
  • 泡立て器
  • 生地用のボウルと、卵白用の清潔なボウル
  • 折り込み用の木べら
  • ボウルにかぶせる覆い
  • 約50°Cの低い温度を保てるオーブン
  • くぼみに生地を入れるスプーン
  • くぼみにバターを塗る刷毛(なくても可)

選び方と代用

生イースト。 生イーストは1/2個を使います。手元の生イーストが別の形で売られている場合は、量る前に製品の表示を確認してください。

バニラシュガー。 1袋を使います。

そば粉。 この生地は小麦粉だけで作ります。そば粉に替えると生地の水の吸い方や扱い方が変わるため、そば粉の版は別に確かめた配合が必要です。

ポッフェルチェス用の型がないとき。 直径3cmほどの小さな生地の玉を普通のフライパンに落とし、両面を焼きます。型で焼いたものより平たく仕上がります。


温かいうちに、バターと粉糖を

皿に盛った焼きたてのポッフェルチェスにバターと粉糖を添えて
市場の食べ方。温かいポッフェルチェスの上でバターが溶け、粉糖をふる

定番の仕上げは、市場の屋台で売られているものと同じです。熱いポッフェルチェスの間にバターを一かけのせ、上から粉糖をふります。バターと粉糖は、温かいうちに加えます。そうすればバターが溶け、粉糖がそこに絡みます。

ほかの味にしたいときは、次のような選択肢もあります。

バリエーション 食べ方
シロップ 温かいポッフェルチェスにかける。粉糖の代わりでも、粉糖と一緒でもよい
果物 温かいパンケーキの脇に添える
泡立てた生クリーム 食べる直前にひとさじのせる
チョコレートソース 上から回しかける
フライパンで焼くポッフェルチェス 直径3cmほどの小さな生地の玉を両面焼く。型で焼いたものより平たいが、食べ方は同じ

うまくいかないとき

ここに書くのは一般的な調理上の判断で、レシピ本体の一部ではありません。

状態 考えられる原因 対処
イースト液に泡が出ない 牛乳が熱すぎた、またはイーストが古い ぬるい牛乳と新しい生イーストでやり直す
生地が固くてスプーンですくえない 粉の吸い方に差がある 水を少しずつ、約50mlを上限に加える
折り込んだあと、生地が平たく重い 卵白の泡をつぶした 次はかき混ぜず、すくうように、やさしく折り込む
中まで焼けないうちに外側が濃くなる 型が熱すぎる 火を弱め、次の分を焼く前に型を落ち着かせる
なかなか色がつかない 型が十分に熱くない くぼみに入れる前に、型をもっと時間をかけて熱する
生地がくぼみからあふれる 縁まで入れた 各くぼみには途中までしか入れない

市場の屋台から、地域の伝統まで

オランダ政府観光局系の公式観光サイトHolland.comは、ポッフェルチェスを、よく知られた伝統的なオランダの食べ物の一つに挙げています。また、オランダの食文化は、土地や季節と結びついた地域ごとの名物にあふれていると説明しています。WDRのテセル島のレポートも、ポッフェルチェスを島独自の料理としてではなく、島で出会える食べ物として紹介しており、この説明と合います。

ごく具体的な地元の習わしを記録しているのが、オランダ無形文化遺産知識センター(KIEN)です。ブレーケレンでは毎年10月3日に、地元の小学生にポッフェルチェスが配られます。地元のポッフェルチェスの屋台が1915年から続けているもので、遺産基金から費用が出されています。これは国民的な祝日ではなく一つの町の伝統ですが、市場のおやつがその土地の暦の一部になる様子をよく示しています。

ポッフェルチェスの起源については、この記事で使った資料のどれもが答えを出していないため、ここでは触れません。


よくある質問

ポッフェルチェス用の型がなくても作れますか?

作れます。WDRのレシピは、直径3cmほどの小さな生地の玉を普通のフライパンに落として両面を焼く方法を挙げています。くぼみのある型で焼いたような丸いふくらみにはなりませんが、生地もトッピングも同じです。

そば粉は使えますか?

WDRのレシピには、ポッフェルチェスは伝統的に小麦粉の半量をそば粉にして作る、という注記があります。ただし、そば粉を使った量の入った版は示されておらず、この記事でも作っていません。ここで紹介するレシピは小麦粉だけです。そば粉を試す場合は、別のレシピとして自分で確かめてください。そばアレルギーにも注意が必要です。

何個できますか?

レシピは4〜6人分として示されていて、個数は書かれていません。また、個数は型のくぼみの大きさでも変わるため、ここでも数字は示しません。

オーブンでどのくらいふくらませますか?

レシピに書かれているのはオーブンの温度、約50°Cだけで、ふくらませる時間はありません。生地の状態で判断してください。目に見えてふくらみ、表面に気泡が出ていればよい状態です。

残ったら保存や温め直しはできますか?

この記事で使った資料には、ポッフェルチェスの保存や温め直しについての説明がないため、保存期間も方法も書きません。焼きたての温かいものを、バターと粉糖で食べる料理です。

主な参考リンク

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