焼いたなすとひよこ豆が赤いトマトソースにからむマグムールと添えたピタパン
🔪下準備15分
🔥調理45分
🌍料理レバノン料理

マグムールの作り方|なすとひよこ豆で作るレバノンの煮込み

約19分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 5

材料を切り、豆の水を切る

手順1: 材料を切り、豆の水を切る

10〜15分ほどかけて下ごしらえをします。野菜を流水で洗い、なすの皮を縦にしま状にむいて、3cm角を目安に切ります。小さい日本のなすは、幅を無理に3cmにそろえず、長さを3cm程度にしてください。細かくしすぎると煮崩れしやすくなります。玉ねぎは5mm角、トマトは1〜2cm角に刻み、にんにくは薄切りにします。ミントを使うなら、指で軽くもんでおきます。水煮ひよこ豆はざるに出し、水切り後の250gを量ります。塩入りの豆は軽くすすいでください。下ゆでした乾燥豆は、指で押すとつぶせる状態が目安で、硬い芯が残るなら、ソースに入れる前に下ゆでを延ばします。

STEP 22 / 5

なすをオーブンで焼く

手順2: なすをオーブンで焼く

工程1で3cm程度に切ったなすになたね油60mlと塩の半量をまぶし、天板に重ならないよう一層に広げます。予熱した200℃のオーブンで25〜30分、途中で一度裏返しながら、切り口に焼き色がつき、串が中心まで抵抗なく入るまで焼きます。中心まで柔らかくなっているかが肝心です。色だけついて中心が硬いときは、5分ずつ焼き時間を延ばし、焦げそうならアルミホイルをふんわりかぶせてください。なすが重なると蒸れやすくなります。天板が小さければ2回に分けて焼くので、表示の時間より長くかかります。

STEP 33 / 5

玉ねぎとにんにくを炒める

手順3: 玉ねぎとにんにくを炒める

オーブンでなすを焼いている間に、鍋でソースの香りを作ります。オリーブオイル60mlと玉ねぎを入れ、中火で5〜7分、透明感が出て柔らかくなるまで炒めます。濃い茶色にはしません。にんにくを加えたら、弱めの中火で約1分、香りが立つまで炒めます。黒く焦がすと苦くなるので、火を弱めてください。なすはまだ加えません。玉ねぎが鍋底に貼りつくときは、火を弱め、材料表の水から大さじ1を加えてはがします。

STEP 44 / 5

トマトソースでひよこ豆を煮る

手順4: トマトソースでひよこ豆を煮る

トマト300gを加えて中火で約5分、果肉が柔らかくなるまで炒め煮にします。トマトペースト45gを加えて約1分、果肉とペーストが均一になじむように混ぜ、乾燥ミントと唐辛子を使うならここで加えます。鍋底でトマトペーストを焦がさないよう気をつけてください。水240mlと黒こしょうを加え、軽く沸いたら弱火で5分。そこへ水煮ひよこ豆250gと残りの水120mlを加え、ふたをして弱火で約10分煮ます。煮ている途中で水が少なくなり、焦げそうなら、追加の水を大さじ2ずつ入れてください。写真は、豆を加える前に、トマトを煮ている途中の鍋です。

STEP 55 / 5

なすを合わせて仕上げる

手順5: なすを合わせて仕上げる

3cm程度に切って焼いたなすを鍋に加え、鍋底から大きく返してなじませます。弱火で5〜7分、ソースが小さくふつふつする火加減で煮てください。なすの形が残り、豆にソースがからみ、へらで鍋底をなぞると液体がゆっくり戻ってくる濃さが目安です。水っぽければ、ふたを外して弱火で3〜5分煮詰めます。乾きすぎるときは、水を大さじ2ずつ足します。残りの塩は一度に全量を入れず、味を見ながら加えてください。有塩の豆を使ったときは控えめにします。強く混ぜると柔らかななすがつぶれてしまいます。皮の付いた角が残る仕上がりを目指しましょう。

なすは水分の量も切り方も一本ずつ違い、オーブンの加熱時間もそれに合わせて変わります。焼き色だけでなく、串の通りも見てください。外側が焦げても中心が硬いときは、焼き色を増やすのではなく、アルミホイルをかぶせて加熱を続けます。下焼きで中心まで柔らかくしておけば、最後の鍋で煮すぎる心配がなくなります。

生トマトの代わりに無塩トマト缶300gを汁ごと使うなら、最初の水を180mlに減らすのが家庭向けの目安です。その後は鍋の状態を見ながら水を足してください。生トマトと缶詰では水分が同じではありません。また、砂糖や香辛料入りのケチャップ45gは、無塩トマトペースト45gの代わりにはなりません。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

主食を添えて4人分の量です。前菜にするなら、人数を増やして取り分けられます。ひよこ豆250gは水を切った後の重量で、乾燥豆250gではありません。水切り後250gで量ってください。なすは、日本の小さな品種でも合計約500gになるように量ります。本数だけで置き換えないでください。

なす、トマト、玉ねぎ、にんにく、ひよこ豆の水煮、油、ミントを並べた材料
豆は水切り後の量をそろえ、なすは合計重量で用意します
11品目

煮込みの材料

材料 分量 代替・備考
なす 500g 可食部の重量。大きいなす1本程度; 小さななすは合計重量を合わせる
ひよこ豆(水煮) 250g 水切り後の重量。乾燥豆なら別に下ゆでしてから250gを量る
完熟トマト 300g 小2個程度。皮が気になる場合はむく; 無塩トマト缶300gでも可
玉ねぎ 200g 1個程度。5mm角に刻む
にんにく 6片(約20g) 薄切り。にんにくの香りが中心になる
トマトペースト 大さじ3(約45g) 無塩の濃縮タイプ。砂糖や香辛料入りのケチャップとは味が変わる
オリーブオイル 60ml 玉ねぎとソース用
なたね油 60ml なす用。香りの強くない油を使う
水 360ml 初めに240ml、豆を煮る時に残り120ml; 鍋の蒸発量で調整する
塩 小さじ1(約6g) 半量ずつ2回に分ける; 豆や缶詰が有塩の場合は追加前に味を確認する
黒こしょう 小さじ1/2 粉末
2品目

香りや辛さを加える場合

材料 分量 代替・備考
乾燥ミント 小さじ1 加える場合の量。無糖・香料無添加の料理用; 入れなくても作れる
唐辛子フレーク 小さじ1/4 加える場合の量。辛くしたくなければ加えない
コツ

当日約60分で仕上げるなら、水煮のひよこ豆が扱いやすい選択です。原材料と食塩の表示を確認してから水切りしてください。乾燥ひよこ豆なら、約100gから準備するのが目安ですが、戻したときの重さは一定ではないので、下ゆでのあとに250gを量ります。乾燥豆は製品の指示どおりに浸水して十分に下ゆでし、豆は先に柔らかくしてから煮込みへ進みます。トマトソースで乾燥豆を直接煮て完成させることはしません。なお、浸水と下ゆでの時間は、表示している調理時間には含まれていません。

買い物では、ひよこ豆を選ぶところだけ少し考えどころがあります。水煮の手軽さと、乾燥豆で量を調整できる点を比べて選んでください。スーパーで見つからないときは、一般名で通販を探せます。にんにく、玉ねぎ、なす、トマト、ふだん使う油は、いつもの買い出しで用意できます。特別な鍋を買う必要はありません。乾燥ミントは料理用の葉を選び、甘味入り飲料やミント香料で代用しないでください。

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栄養情報 1人分の目安
405kcal
エネルギー
9.1g
タンパク質
28.9g
脂質
32.6g
炭水化物
12.3g
食物繊維
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

ピタパンを手でちぎり、赤いトマトソースに沈んだ柔らかななすと、丸いひよこ豆をひとすくい。レバノンの食卓でよく思い描かれる、そんな手つきから始まるのがマグムール(Maghmour)です。なす、ひよこ豆、トマトを中心にした植物性の煮込みで、パンですくう煮込みとして親しまれています。

レバノン風ムサカとも呼ばれますが、一般的なギリシャ風の、肉とベシャメルを重ねて焼く料理とは仕上がりがまったく違います。この記事で紹介するのは家庭向けに調整した配合で、なすを先に焼くことで、水煮ひよこ豆を使えば約60分で仕上がります。乾燥豆を使う場合の戻しと下ゆでは、この時間に含まれません。牛肉も乳製品も使わず、なすの柔らかさと豆の粒、にんにくの効いたソースを楽しむ一皿です。

レバノンの食卓では、ムサカをパンですくう

マグムールはメゼの一品として紹介される料理で、ピタパンと一緒に食べます。何人かで取り分ける前菜にもなれば、パンを添えてそのまま食事にもなる、メゼの一皿です。にんにくと玉ねぎ入りのトマトソースに、先に火を通したなすとひよこ豆を合わせます。なすだけをすくった一口と、ひよこ豆が加わった一口とでは、歯触りが変わります。炊飯も肉の下ごしらえもいらず、鍋ひとつとパンがあれば食卓が整うところは、日本の台所にも持ち込みやすい点です。

この料理には、家庭で受け継がれる豆の手間の話があります。レバノン料理家のHadia Zebibは、母と祖母から伝わる方法として、浸したひよこ豆の皮をむいて使うやり方を紹介しています。ただしこれはHadiaの家庭の方法で、レバノン全土に共通する決まりごとではありません。同じ著者は、時間がないときの缶詰のひよこ豆も認めています。皮をむく手間をかけるか、缶詰の手軽さを借りるか。毎日の料理には、その間にいくつもの選択肢があります。

温かいまま、室温に近い状態、冷蔵庫から出した冷たい状態と、食べる温度にも幅がある料理です。冷たい前菜にもなりますが、だからといって鍋を常温に長く置いてよいわけではありません。保存のしかたは後の節でまとめます。トマトを肉のソースにせず、なすと豆の皿に仕立てるところが、この料理の個性です。

豆知識

レバノンの一部ではmaghmourの名が使われ、Lebanese Moussakaとも表記されます。同じ「ムサカ」という名前でも、地中海周辺では料理の形がさまざまです。ギリシャ風はなすと肉のソースにベシャメルを重ねて焼く皿ですが、マグムールはトマトソースでなすと豆を煮込む鍋料理で、構造がまるで違います。正確な発祥地や成立年代、国から国への伝わり方の順序は確認できないため、ここでは断定しません。名前の語源も、確定した歴史としては語れません。

家庭ごとの違いは、なすの火入れと香りに出る

なすの扱いは、家庭によって分かれます。先に油で揚げてから煮込む方法があり、オーブン焼きやエアフライヤーにして油の量を扱いやすくする方法もあります。焼く場合は表面に油をまぶし、一層に広げて焼き色を付けます。なすを生のままソースに入れる手軽なアレンジもありますが、焼き色の香ばしさは同じにはなりません。揚げる家庭、焼く家庭があるとはいえ、地域ごとに揚げ方と焼き方をはっきり線引きする資料はないので、国や都市の違いとして分類することは避けます。

香りの付け方にも一つの正解はありません。Hadiaの家庭の配合には乾燥ミントが入りますが、Simply Lebaneseのレシピは玉ねぎ、にんにく、トマト、黒こしょうが中心で、ミントは材料に載っていません。Masala Herbの一鍋で作るアレンジには、ザアタルやザクロ糖蜜が任意材料として示されていますが、これをレバノン全土の伝統配合として扱うことはできません。日本の家庭では、まず基本のなす・豆・トマトで作ってみてください。そのうえで、ミントは家庭の選択として乾燥ミントを小さじ1加える道があります。ミントなしでも作れますし、特定の香辛料がそろわなければ作れない料理でもありません。

豆知識

マグムールでは、ひよこ豆の形を残します。フムスのように滑らかにつぶす前提で、煮すぎる必要はありません。水煮豆は指で押すとつぶせる程度の柔らかさで、鍋の中では粒が残るものを使います。同じ豆をすりつぶす料理との違いは、仕上がりの食感と食べ方にあります。

比べる項目 マグムールの基本 日本で選べる方法
なす 先に揚げる、または焼いてからソースへ オーブンで200℃、25〜30分を目安に焼く
ひよこ豆 乾燥豆を下ゆで、または缶詰 水煮を水切りして250g使う
香り にんにく、家庭によって乾燥ミント ミントは小さじ1から; 入れなくても作れる
ソース トマトと玉ねぎ、トマトペースト 生トマトを刻む; 代替するなら無塩トマト缶
食べる温度 温かく、常温に近く、または冷やして 冷たい皿は冷蔵庫で保存し、食べる分だけ出す

日本の台所で香りと食感を近づける

日本で普通に買う細いなすでも、この料理は作れます。重量を合わせ、皮をしま状に残すと、柔らかな果肉を扱いやすくなります。皮をすべてむくと口当たりはさらに柔らかくなりますが、最後に混ぜるときに崩れやすくなります。厚い皮が気になるときは、むく範囲を広げてください。本数や珍しい品種にこだわるより、火を通した果肉と、残した形を大事にします。

乾燥ミントは、葉を指でもんでソースに加えます。小さじ1から香りを足すのは、家庭向けの控えめな開始量で、全国共通の配合ではありません。生ミントを使うなら、刻んだ葉5〜6枚ほどを仕上げに加える案があります。乾燥ミントと同じ重量では置き換えないでください。ミントがなければ省いて、にんにくとトマトの味で作れます。バジルに替えると、別の香りの料理になります。ミントの香料、甘味入りのティー、歯磨き用の製品は、料理には入れないでください。

基本の配合では、なす用に60ml、ソース用に60mlの油を使います。揚げ油を別に用意する配合ではありません。油を減らしたいなら、なす用30ml、ソース用30mlから試す家庭向けの案があり、天板にはオーブン用シートを敷きます。表面の焼き色やしっとりした油の口当たりは基本の配合と変わり、同じ仕上がりや同じ栄養値になるとは言えません。鍋底への貼りつきは、火を弱めて水を少量加えて対応します。生のなすへ、後から油を際限なく注ぐことはしません。

パンを添えて、一皿から食卓を広げる

ピタパンは温めてちぎり、なすと豆を一緒にすくうようにして食べます。汁だけを飲むスープではありません。ピタパンが手元になければ、バゲットや普段のパンを添える家庭向けの案があります。日本のごはんにも合わせられますが、現地の食べ方と同じとは言えません。一皿で満腹を目指すなら主食を添え、前菜にするなら小さく取り分けます。

マグムールを大皿に盛り、ちぎったピタパンと取り皿を添えた食卓
パンを添えれば、前菜の皿を食事の中心にもできます

同じ豆やなすを使う料理にも、足を延ばせます。余った豆やなすを別の一皿へ回すなら、豆を滑らかなディップにしたいときはフムス、なすの別の味を試したいときはババガヌーシュが次の一品になります。

好みに合わせる5つのアレンジ

変えたいところ 家庭向けのアレンジ 基本との違い
油を控える なす用・ソース用を各30mlにする 油のしっとりした口当たりと焼き色が変わる
香りを加える 乾燥ミント小さじ1を加える にんにくとトマトへミントの香りが重なる
生のハーブで仕上げる 生ミント5〜6枚を刻んで最後に加える 煮込んだ乾燥ミントと香りの出方が違う
少し辛くする 唐辛子フレーク小さじ1/4をソースへ加える 辛さが加わる; 子ども用などは入れない
トマトが手元にない 無塩トマト缶300g、最初の水180mlで始める 水分を見ながら煮詰め、必要なら水を足す

保存と温め直し

冷たい前菜として食べるときも、調理後は浅い清潔な容器に小分けして、浅い容器で速やかに冷蔵します。調理済みの食品を冷蔵せずに置く時間は2時間を超えないようにし、気温が32℃を超える環境では1時間以内に冷蔵してください。冷蔵庫は4℃以下、冷凍庫はマイナス18℃以下が目安です。鍋を一晩台所に置いて味をなじませる方法は、勧めません。

保存方法 目安 食べる前の扱い
冷蔵(4℃以下) 野菜入り煮込みの一般目安は3〜4日; 家庭では早めに食べ切る 食べる分だけ清潔な器具で取り出す
冷凍(−18℃以下) 野菜入り煮込みの品質目安は2〜3か月 冷蔵庫で解凍する; なすは解凍後に崩れやすい
冷たい前菜として出す 食べる直前に冷蔵庫から出す 食卓へ出したまま長時間放置しない

温め直すときは、電子レンジなら途中で混ぜ、中心まで74℃以上に十分加熱します。容器全体が均一に温まるようにしてください。鍋で温めるなら、食べる量だけを取り、固くなったソースに水を大さじ1〜2ずつ足しながら、弱火で温める家庭向けの案があります。なすがつぶれないように大きく返してください。見た目や香りだけで、保存の安全を判断しないでください。

注意

豆にアレルギーがある方は、ひよこ豆を使わないでください。豆以外の材料への個別のアレルギーにも配慮が必要です。ピタパンは小麦を含みます。市販のパン、豆の水煮、トマトペーストは、原材料とアレルギー表示を確認してください。植物性の煮込みだからといって、すべての人にアレルギーがないという意味ではありません。

よくある失敗と質問

なすが崩れてしまったら?

小さく切りすぎたなすや、長く煮すぎたなすは崩れやすく、元の角切りの形には戻りません。それ以上混ぜず、火を止めましょう。ソースと一緒にパンですくう料理として盛れば、おいしく食べられます。次回は、なすを3cm程度に切って焼き、なすは最後に合わせるようにして、最後の5〜7分だけソースに入れます。

豆が硬いままなのはなぜ?

乾燥豆は、戻しただけでは完成ではありません。トマトソースに入れる前に、中心まで柔らかく下ゆでしておく必要があります。加える前に、1粒を割って中心を確かめてください。製品の浸水と加熱の指示を優先します。豆の古さなどによっても時間は変わります。水煮缶で始めれば、下ゆでの工程を省けます。フムス用のように完全につぶれるまで煮る必要はありません。

水っぽい、または油が多い時は?

水っぽいときは、ふたを外して弱火で3〜5分煮詰めます。へらで鍋底をなぞると、液体がゆっくり戻る程度が目安です。表面に油が多く浮いたら、火を止めて少し落ち着かせ、表面だけをスプーンですくいます。水を足しても油の量は減りません。水分と油を分けて直すのがこつです。次回は油を各30mlに減らす案もありますが、味と食感は変わります。

オーブンがない場合は?

家庭向けの代替案として、なす用の油60mlを数回に分け、フライパンでなすを重ねずに中火で焼く方法があります。1回10〜15分を目安に裏返し、焼き色と、串が通る柔らかさの両方を確認します。大きさやフライパンによって前後します。中心が硬ければ、弱火でふたをして数分追加してください。焼き上がったなすをソースに入れる順序は同じです。数回に分けるぶん、全体の調理時間は伸びます。専用の家電を新たに買う必要はありません。

肉やチーズを足してもよい?

基本は、なす・ひよこ豆・トマトの植物性の煮込みです。肉やチーズを足すことを、現地の共通の配合として紹介することはできません。豆となすの食感を残すこの料理とは別のものになります。肉とベシャメルの重ね焼きを作りたいときは、ギリシャ風ムサカのレシピが次の料理です。

栄養の目安

数値は、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の材料値から計算した材料からの概算で、完成料理の分析値ではありません。全量で約1618kcal、たんぱく質36.3g、脂質115.5g、炭水化物130.3g、食物繊維49.4gです。4等分した1人分では、約405kcal、たんぱく質9.1g、脂質28.9g、炭水化物32.6g、食物繊維12.4gになります。

計算は可食部の重量で行い、ひよこ豆は無塩のゆで豆、各油60mlは約54gと仮定しました。全量の油を食べる前提で、任意のミントや唐辛子、少量の黒こしょうは含まれず、主食は別に加算してください。使う商品の表示、天板に残る油、量の変更によって数値は変わります。油を半量にすれば、口当たりも数値も変わります。

主な参考リンク

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