温かい白飯、生のサンバル、揚げた鶏・豆腐・テンペと湯通しした野菜を盛ったナシ・テンポン
🌍ジャンルインドネシア料理

ナシ・テンポンの作り方|バニュワンギの生サンバルと野菜、揚げもののごはん

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 14

鶏肉・豆腐・テンペを蓋なしで煮る

手順1: 鶏肉・豆腐・テンペを蓋なしで煮る

鍋にココナッツミルク、塩大さじ1、こしょう、コリアンダー、ターメリック、すりおろしたにんにくを合わせます。鶏肉、豆腐、テンペ、サラムの葉を加え、蓋をせずに弱火で、煮汁が半分になるまで煮ます。揚げ油はこの鍋に入れません。

煮汁が減って表面が黄色くなっても、鶏肉の中まで火が通った証拠にはなりません。手順4で温度計を使って確認します。

生の鶏肉を触ったあとは手を洗い、触れた包丁やまな板は、ほかのものに使う前に洗ってください。

STEP 22 / 14

煮たものを少し冷ます

手順2: 煮たものを少し冷ます

鶏肉、豆腐、テンペを清潔な浅い皿に移します。扱える程度に冷ますだけにして、生野菜には触れさせません。

すぐに揚げない場合は、浅い容器に入れて速やかに冷まし、冷蔵庫に入れます。傷みやすい食品は2時間以内、周囲の温度が32°Cを超えるときは1時間以内に冷蔵庫へ入れ、冷蔵庫は4°C以下に保ちます。これは上限であり、それまで置いておいてよいという意味ではありません。

STEP 33 / 14

鶏肉・豆腐・テンペを揚げる

手順3: 鶏肉・豆腐・テンペを揚げる

別のフライパンに揚げ油250mlを熱します。煮た鶏肉、豆腐、テンペをそっと入れ、返しながらきつね色になるまで揚げます。塩魚はすでに揚げてあるので、このフライパンには入れません。

STEP 44 / 14

油を切り、鶏肉を確認する

手順4: 油を切り、鶏肉を確認する

揚げたものを網じゃくしで引き上げ、油をフライパンに戻して切ります。

調理用温度計を鶏肉のいちばん厚い部分に、骨に当てないように差します。74°C以上になっている必要があります。それより低ければ、さらに加熱してもう一度測ります。

STEP 55 / 14

サンバルのベースをする

手順5: サンバルのベースをする

サンバルは食べる直前にします。唐辛子は流水で洗います。ここでは清潔な道具を使い、生の鶏肉に触れた包丁やまな板、手は、洗っていなければ使わないでください。

トマトとライムはいったん取り分けておきます。すり鉢に、赤い小粒の唐辛子、カーリーチリ、そのまま食べられるテラシ、塩小さじ1、パームシュガー、グラニュー糖を入れてすり、ベースにします。火は使いません。

STEP 66 / 14

トマトを押しつぶして合わせる

手順6: トマトを押しつぶして合わせる

トマトを流水で洗います。ベースに加えて、すりこぎで押しつぶしながらすり合わせます。

STEP 77 / 14

ライムの果汁を加える

手順7: ライムの果汁を加える

ライムの皮を洗剤を使わずによく洗ってから、2個分を搾ります。果汁をすり鉢に注ぎます。

STEP 88 / 14

サンバルを均一に混ぜる

手順8: サンバルを均一に混ぜる

スプーンで、トマトと果汁がベースに均一に混ざるまで混ぜます。サンバルはすぐに使います。

STEP 99 / 14

野菜を用意する

手順9: 野菜を用意する

野菜とハーブを流水でよく洗います。からし菜を湯通しして3つに切ります。長いんげんは切って湯通しします。キャベツは千切りにして湯通しします。きゅうりは切ります。湯通しした野菜、きゅうり、ケマンギは別々に分けて置き、生の鶏肉や、それに触れたものから離しておきます。

STEP 1010 / 14

ピンチュクに温かいご飯を盛る

手順10: ピンチュクに温かいご飯を盛る

食品に使える葉でピンチュクを作り、リディのピンで留めます。そこに温かい炊いたご飯150gを盛ります。人数分、同じようにします。

STEP 1111 / 14

ご飯の脇に野菜を添える

手順11: ご飯の脇に野菜を添える

湯通しした野菜、きゅうり、ケマンギを、人数分に分けてご飯の脇に並べます。

STEP 1212 / 14

サンバルをのせる

手順12: サンバルをのせる

1人分につき大さじ2のサンバルを、ご飯と野菜の脇に添えます。

STEP 1313 / 14

揚げたおかずを添える

手順13: 揚げたおかずを添える

揚げた塩魚、豆腐、テンペを人数分に分けます。最後に、清潔なトングか清潔なスプーンで、揚げた鶏肉を1切れずつのせます。

STEP 1414 / 14

温かいうちに出す

手順14: 温かいうちに出す

盛りつけたらすぐ、ご飯が温かく、サンバルがすりたてのうちに出します。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

26品目

材料

ナシ・テンポンの煮込み、サンバル、野菜、揚げものの材料をグループごとに並べたところ
揚げ油は煮込みと分けておく。塩魚はすでに揚げてある
材料 分量 代替・備考
薄いココナッツミルク(santan encer) 750ml 煮込み:煮汁
塩(garam) 大さじ1 煮込み:味つけ。サンバルの塩とは別
粉末こしょう(merica bubuk) 小さじ1/2 煮込み:味つけ
粉末コリアンダー(ketumbar bubuk) 大さじ1 煮込み:味つけ
粉末ターメリック(kunyit bubuk) 小さじ1 煮込み:味つけ
にんにく(bawang putih) 6かけ、すりおろす 煮込み:味つけ
鶏肉(ayam) 1/4羽分を4切れに切る おかず:煮てから揚げる
テンペ(tempe) 150g、厚さ1.5cmに切る おかず:煮てから揚げる
豆腐(tahu) 200g、厚さ1.5cmに切る おかず:煮てから揚げる
サラムの葉(daun salam) 2枚 煮込み:香りづけ
揚げ油(minyak goreng) 250ml 揚げ専用。煮込みには入れない
赤い小粒の唐辛子(cabe rawit merah) 10本 サンバルのベース:辛み
カーリーチリ(cabe keriting) 2本 サンバルのベース:辛みと色
テラシ(terasi) 小さじ2 サンバルのベース。加熱済みで、そのまま食べられると表示された製品を使う
トマト(tomat keriting/ranti) 2個 サンバル:ベースのあとに加える。食用として売られているトマトを使う
塩(garam) 小さじ1 サンバルのベース:味つけ
パームシュガー(gula merah) 大さじ1 サンバルのベース:甘み
グラニュー糖(gula pasir) 小さじ1 サンバルのベース:甘み
ライム(jeruk limau/sambal) 2個分の果汁 サンバル:トマトのあとに加える
からし菜(sawi hijau) 150g、湯通しして3つに切る 野菜のおかず
長いんげん(kacang panjang) 100g、切って湯通しする 野菜のおかず
キャベツ(kol) 100g、千切りにして湯通しする 野菜のおかず
揚げた塩魚(ikan asin bulu) 150g、すでに揚げてあるもの おかず:追加で揚げずにそのまま皿へ
若いきゅうり(timun muda) 1本、切る 生野菜
ケマンギ(kemangi) 50g 生のハーブ
温かい炊いたご飯(nasi hangat) 1人分150g 各1人分の土台

トマト、唐辛子、きゅうり、ケマンギ、キャベツなど生で使う野菜やハーブは、使う前に流水でよく洗ってください。ライムは、搾る前に皮をよく洗います。食品に洗剤は使いません。

アレルゲン

テンペと豆腐には大豆が、塩魚には魚が含まれます。テラシは製品によって異なるため、買うときに原材料表示をすべて読んでください。魚、えびなどの甲殻類、その他のアレルゲン、コンタミネーションの表示を確認し、そのまま食べられる製品か、加熱が必要な製品かも確かめます。中身を確認できない製品は使わないでください。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

ナシ・テンポン、すりたてのサンバルと温かいご飯

この一皿で大切にしたいこと

温かい白いご飯、食べる直前にすった赤いサンバル、辛さをやわらげる素朴な野菜、そして揚げもの。主役の食材には火を通しますが、サンバルは火を通さないので、洗うことと、生の鶏肉に触れたものから離すことが大切です。

葉の上に温かいご飯がのり、すり鉢から出たばかりの赤いサンバルがひとさじ添えられている。そんな光景を思い浮かべてください。インドネシア政府の観光公式サイトは、ナシ・テンポン(セゴ・テンポンとも書きます)を、東ジャワ州バニュワンギの料理で、オシン人と結びついたものとして紹介しています。温かいご飯と、すりたてのサンバルが日々の食事の中心で、添えるおかずは店ごとに違う、という説明です。

つまり、地域全体で決まった一つの配合があるわけではありません。この記事では、Rasa Sayangeに掲載されたRudy Choirudinさんのレシピ「Nasi Tempong Banyuwangi」を一例として使います。鶏肉・豆腐・テンペを味つけした薄いココナッツミルクで煮てから、熱い油で揚げます。これをご飯、湯通しした野菜、きゅうり、ケマンギ、揚げた塩魚、サンバルと一緒に盛りつけます。

レシピには4人分、準備15分、調理45分と書かれています。これはレシピの筆者が示した数字で、私たちが計ったものではありません。インドネシア語の計量スプーン(sdm・sdt)は、以下では大さじ・小さじで表します。

このレシピは試作していません

私たちはこの配合で実際に調理しておらず、温度の測定、酸度や保存の試験もしていません。鶏肉の74°Cの確認は、作る方が温度計で行っていただく項目であり、私たちが記録した結果ではありません。

この記事での、2つの編集上の判断

レシピの文章には曖昧な箇所が2つあり、それぞれ1通りの読み方を選びました。これは編集部の判断で、筆者がこの内部の順序を指定したわけではありません。

  • 油について: 1行目には最初の2つの材料グループを煮ると書かれ、油250mlは2つ目のグループに入っています。ところが材料欄ではこの油が揚げ用と示され、次の工程でも揚げ油を熱します。そのため、煮る鍋には入れません。
  • サンバルについて: 文章には、サンバルの材料をすべてすると書かれている一方、あとから果汁とトマトを足すとも書かれています。そこで、トマトと果汁を取り分けておき、ベースをすってからトマトを加え、最後に果汁を加えます。

道具

  • 煮込み用の鍋
  • 揚げるための別のフライパン
  • 網じゃくし
  • 調理用温度計
  • すり鉢とすりこぎ(cobek)
  • 清潔な浅い皿
  • 生の鶏肉用の包丁とまな板(共用する場合は洗ってから使う)
  • ピンチュク(葉を折って作る盛りつけ用の包み)用の葉(必要に応じて)。バナナの葉など、食品に使えるもの
  • 葉を留めるリディ(lidi)のピン(必要に応じて)。食品に使えるもの

選び方と代用

できるだけ、食用として売られている製品をインドネシア語の名前で探してください。見つからない材料は代用もできますが、同等のものではなく、別の一皿になります。代用はいずれも試していないので、換算の分量は示しません。

材料 選び方 代えた場合
トマト(tomat keriting/ranti) 食品として売られているトマトだけを使う。同じ名前の野草や果実は選ばない 一般的なトマトでは酸味と食感が変わる
ケマンギ 食用として売られているハーブ。できればケマンギと表示されたもの 別のバジルでは香りが変わる。同じ植物と思い込まない
ライム(jeruk limau/sambal) 食用として売られている柑橘 ほかの柑橘では香りと酸味が変わる
サラムの葉(daun salam) 食用のインドネシア産サラムの葉 ローリエと同じものとは考えない
テラシ 加熱済みで、そのまま食べられると表示されたもの 未加熱のテラシをこのサンバルに混ぜない。自分で発酵させない
塩魚(ikan asin bulu) 食用で、すでに揚げてある塩魚 ほかの魚では食感と風味が変わる。このために家庭で魚を塩漬けにしたり発酵させたりしない

うまくいかないときは

困りごと 対処
煮汁は半分になり鶏肉も黄色いが、火が通ったか自信がない 見た目では判断できません。揚げたあと、いちばん厚い部分を温度計で確認します
鶏肉が74°C未満だった 骨にプローブを当てないようにして、さらに加熱し、もう一度測ります
煮たあと、すぐに揚げられない 手順2の範囲内で、浅い容器に入れて速やかに冷まし、冷蔵庫に入れます
テラシの表示に、そのまま食べられると書かれていない この非加熱のサンバルには加えません。表示で確かめられる製品を探してください
ranti種のトマト、ケマンギ、柑橘が手に入らない 食品として売られているものから選び、風味が変わることを覚悟してください。足りないからといって野草を採らないでください
食卓の誰かにサンバルが辛すぎる 皿のほかの部分は変えず、その人のサンバルの量を減らします

アレンジの考え方

以下は編集部の提案で、試作したものではなく、上の分量は変えません。

  • 食卓でサンバルを少なめに: 辛さが得意でない人には、サンバルを少なめにすくって出します。
  • おかずを変える: 観光公式サイトによると、おかずは店ごとに違います。この記事の4種類のおかずは、唯一の正解ではなく、一例として受け止めてください。
  • 1人分ずつ組み立てる: 揚げものと野菜を先に仕上げ、食べる人の準備ができたところから1人分ずつ盛ると、ご飯が温かいままです。
  • 盛りつけの器を変える: 食品に使える葉が見つからなければ、清潔な皿を使います。自分で摘んだ葉は使わないでください。

バニュワンギ、オシン人、そして辛さにちなんだ名前

インドネシア政府の観光公式サイトは、ナシ・テンポンをバニュワンギの料理とし、オシン人の食文化と結びつけています。その説明の中心は、温かいご飯とサンバル・ダダック(作り置かずにその場ですりつぶすサンバル)で、日常の食事として位置づけられています。おかずは店ごとに違うため、各地のナシ・テンポンに共通するのは、すりたてのサンバルと温かいご飯です。

同じサイトは、名前の由来を、唐辛子の刺激を平手打ち(tampar)にたとえて説明しています。印象的な説明ですが、定説として扱わず、このサイトの説明として紹介するにとどめます。創始の年代や起源の物語も、ここでは示しません。

同じインドネシアの料理は、インドネシア料理のレシピもご覧ください。

よくある質問

ご飯150gは、炊く前の量ですか、炊いた後の量ですか?

炊いた後の量です。元のレシピは、ピンチュク1つにつき、温かい炊いたご飯(nasi hangat)150gと指定しています。

揚げ油250mlは、ココナッツミルクに入れますか?

この記事では入れません。材料欄では油が揚げ用と示され、次の工程でも揚げるために熱するので、別にしています。これは曖昧な1行についての私たちの読み方で、筆者の明確な指示ではありません。

火を通さないサンバルは安全ですか?

このサンバルは試していないので、安全性は保証できません。かわりに、取り扱いの要点を守ってください。野菜類は流水で洗う、ライムの皮を洗う、加熱済みでそのまま食べられるテラシを使う、生の鶏肉やそれに触れたものから離す、食べる直前にすりつぶす、の5点です。

サンバルや、ほかの料理を作り置きできますか?

サンバルは食べる直前にするもので、サンバルにも、炊いたご飯やおかずにも、作り置きの期間は示していません。加熱した食品を取っておく場合は、浅い容器で速やかに冷まし、ふたをして、2時間以内(32°C超なら1時間以内)に冷蔵庫に入れ、冷蔵庫は4°C以下に保ちます。これは一般的な目安であり、このサンバルの保存期間ではありません。

ケマンギはタイ・バジルと同じですか?

同じものとは考えません。できれば食用として売られているケマンギを買ってください。ほかのバジルを使う場合は、香りが変わります。

準備15分、調理45分という時間はあてになりますか?

レシピの筆者が示した準備時間と調理時間で、私たちは計っていません。時計ではなく、作り方に書いた見た目の目安と、鶏肉の温度計の数値で判断してください。

主な参考リンク

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