Htamanè:ピーナッツ、ごま、ココナッツを練り込むもち米
もち米を浸水させ、油としょうがと一緒に煮て、そこへピーナッツ、ごま、ココナッツを加え、弱火で練り続けます。この長い練りの作業がこの料理の持ち味で、同時にかなりの力仕事です。
ミャンマーのホテル・観光省は、タボードウェー月の満月の日に、人々が集まってもち米を調理すると紹介しています。料理は夜明けに供えられたあと、集まった人々に配られ、調理の競い合いも行われるそうです。その日の中心にある料理が、ビルマ語で ထမနဲ と書き、Htamane とも綴られるHtamanèです。
この記事では、その祭りの場面から、ひとつの家庭用の鍋へと話を移します。先に油としょうがを入れ、そこへ浸水したもち米、水、塩を加えます。炊いたあとにローストピーナッツ、ごま、生ココナッツを加え、木べらで混ぜながら練っていきます。ミャンマーの他の料理はミャンマーのページにまとめています。
このレシピについて
レシピは、Claudia Saw Lwin Robert、Win Pe、Wendy Huttonによる料理本『The Food of Burma』(Periplus、1999年)112ページの「Htamane / Sticky Rice with Peanuts and Sesame」に従っています。この版の奥付には、『The Food of Burma』と『The Food of Myanmar』の両方の書名で載っています。
このレシピは、編集部の台所では試作していません。 知っておいていただきたい制約と、編集上の選択があります。
- 1999年版の公開された本文検索の抜粋で照合しており、ページ全体を通して読んだわけではありません。2014年のTuttle版の該当ページも見ていません。
- あわせて照合した転記テキストは、分量も手順も一致していますが、「peanut oil」ではなく「oil」、「julienned」ではなく「very thin strips」と書かれています。この記事では、落花生油と、細いせん切りのしょうがを採用しています。
- 本では、米は一晩浸水するとされていて、時間数は書かれていません。冷蔵庫で浸水させるのは、編集部が加えた一般的な衛生上の選択です。
- 煮始めに蓋をするという記述は見つかりませんでした。鍋に蓋をするのは、あとの手順にある「蓋を外す」という指示からの編集部の推測です。
- 出来上がりの量、総所要時間、保存期間は示されていないので、この記事でも書きません。
道具
- 浸水用の、食品に使える器
- 目の細かいざると、水を受ける器
- 蓋つきの、広くて厚手の鍋
- 木べら
- 切った油を受ける、耐熱の別の容器
- 飾りのない平皿
選び方と代用
- 米: もち米として売られているものを選びます。日本のもち米も使えます。
- 油: ここでは落花生油が基本です。手に入らなければ、くせのない植物油を使うのは編集部の提案です。ごま油は使いません。
- ピーナッツ: 無塩のローストピーナッツが近い選択です。粗く刻み、大きさがそろわなくても気にしなくてかまいません。
- ごま: 白ごまでも黒ごまでも使えます。別に煎る工程はありません。
- ココナッツ: 生のココナッツが手に入りにくければ、冷凍の生ココナッツを使うのが編集部の提案です。乾燥ココナッツは水分も食感も違うため、同等品ではありません。
食べ方

Htamanèは、飾りのない皿に盛ります。お好みで緑茶を1杯添えてもかまいません。お茶は添えなくてもよく、米に追加の飾りも要りません。
失敗したときの確認
ここにまとめたのは、レシピ自体の指示にもとづく確認事項で、試作した結果ではありません。
| 気づくこと | 確認すること | 対処 |
|---|---|---|
| 鍋底に米が貼りつく | 火の強さと、へらが動いているか | 火を弱く保ち、混ぜて練り続ける |
| 練っても粒がまだ固く感じる | 米を押しているか、ただ返しているだけか | かたまりを鍋に押しつけて、折りたたむ |
| 最後に鍋に油が見える | 想定どおりです。油は最後の手順まで鍋に残るため | 鍋を傾けて流れる分を切る。米は絞らない |
| 練りの途中で腕が疲れる | 練る作業が重いのは、この料理の性質です | ほかに人がいれば、交代する |
祭りと食文化:みんなで作る料理
ミャンマーのホテル・観光省は、Htamane祭を、2月のタボードウェー月の満月の日にミャンマー全土で行われるものとして紹介しています。人々は集まってもち米を調理し、夜明けに料理を供えたあと、集まった人々に配り、競い合いも行われます。
料理本は、この料理を1月か2月の収穫祭に結びつけています。近所で分け合うことも、僧院に供えることもあり、練る作業はとても重労働だと注意しています。この本は、ミャンマー各地から集めた60を超えるレシピをまとめたもので、2014年のTuttle版では、レシピの著者としてClaudia Saw Lwin Robertの名を挙げ、ホテルの料理人が調理を手伝ったとされています。
ここで紹介したのは、ひとつの祭りの紹介と、1冊の料理本の記述であり、すべての地域や家庭の慣習ではありません。分量も、材料も、練り方も、台所によって違うことがあります。
よくある質問
Htamanèは甘いですか?
料理本は「甘くて腹持ちがよい」と表現していますが、材料表に砂糖は入っておらず、この記事でも足していません。味の説明がどれかひとつだけ正しいとは考えないでください。
何人分ですか?
料理本には人数も出来上がりの重さも書かれておらず、編集部もこのレシピを作っていないため、数字はお示しできません。
どのくらい日持ちしますか?
料理本には保存の指示がないので、保存期間も、室温に置いてよい時間も書きません。
カップで量ってもよいですか?
本にはgとmlにカップが併記されていますが、読んだスキャン文字ではカップの分数が崩れていました。そのため、カップは米と水にだけ載せています。従うのはgとmlの数値で、ほかの換算は足していません。
hsi htamin(シーハミン)と同じですか?
いいえ。hsi htaminももち米を使いますが、玉ねぎとターメリックで炊く別の料理です。Htamanèの特徴は、ピーナッツ、ごま、ココナッツと、練る作業にあります。























