穴付きの白い耐熱皿に並ぶエスカルゴの殻から、にんにくとパセリのバターが泡立っている
🌍ジャンルフランス料理

エスカルゴのブルゴーニュ風レシピ|殻で焼くパセリバター

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 7

バターをやわらかくし、エスカルゴをすすぐ

手順1: バターをやわらかくし、エスカルゴをすすぐ

バター400gを室温に約1時間置き、やわらかくします。エスカルゴはざるにあけ、冷水ですすいで水を切り、ペーパータオルに広げて押さえるように水気を取ります。水気をしっかり取るのがコツです。水が残るとバターが練りにくく、殻にも詰めにくくなります。

STEP 22 / 7

エシャロット、にんにく、パセリを刻む

手順2: エシャロット、にんにく、パセリを刻む

エシャロット3個は皮をむいて細かく刻みます。小1片のにんにくも細かく刻みます。パセリは洗って水気をよく取り、軸を除いて葉を刻みます。それぞれ別々に刻んでおきましょう。細かいほど、バターを殻に詰めやすくなります。

STEP 33 / 7

パセリバターを作る

手順3: パセリバターを作る

ボウルに入れたやわらかいバターを木べらで練り、ポマード状のなめらかさにします。刻んだエシャロット、にんにく、パセリを加え、塩と挽きたての黒こしょうで味を調えます。緑の粒がバター全体に均一に広がるまで混ぜます。

STEP 44 / 7

殻に詰める

手順4: 殻に詰める

殻の奥にパセリバターを少量入れ、エスカルゴを1個押し込み、開口部をバターでふさぎます。これを48個分繰り返します。殻の代わりに小さな耐熱皿を使う場合は、1皿に1個ずつエスカルゴを置き、バターをかぶせます。

STEP 55 / 7

皿に並べる

手順5: 皿に並べる

オーブンを240°Cに予熱し始めます。詰めた殻を、エスカルゴ皿の穴に開口部を上にして並べます。溶けたバターが殻の中にとどまります。

STEP 66 / 7

オーブンを止めて、バターが泡立つまで温める

手順6: オーブンを止めて、バターが泡立つまで温める

オーブンが240°Cになったらスイッチを切り、皿を入れて5〜10分、バターが泡立つまで置きます。これがラルースの方法です。240°Cに予熱してからオーブンを止める点が肝心で、一定温度で焼き続ける方法には置き換えません。オーブンや商品によって差があるので、商品のラベルに加熱の指示があればそちらを優先し、バターが泡立つまで温めて、エスカルゴが中まで熱くなっているかを確かめてください。

STEP 77 / 7

すぐにパンを添えて出す

手順7: すぐにパンを添えて出す

熱いうちに食卓へ運び、パンを添えます。殻はトングかエスカルゴ皿の持ち手で押さえ、細いフォークやピックで身を引き出し、パンを溶けたバターにひたして食べます。皿も殻もとても熱いので、皿は鍋敷きにのせ、殻はトングで扱ってください。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

8品目

材料

加熱済みエスカルゴ、空の殻、バター、エシャロット、にんにく、平葉パセリ、塩と胡椒
加熱済みエスカルゴ、食品用の空殻、バター、エシャロット3個、小さなにんにく1片、平葉パセリ、塩、胡椒、添えるパン

分量はすべてラルースのレシピのもので、ほかのレシピの配合や人数、加熱法とは混ぜていません。バターの量は多いのですが、殻に詰めて温めるこの料理の比率です。バター400gは減らさず、書いたとおりに使ってください。塩と胡椒の分量はラルースに指定がないため、塩と胡椒は味を見て加減します。

材料 分量 代替・備考
加熱済みエスカルゴ(ブルゴーニュ種の缶詰) 48個 缶汁を切り、冷水ですすいでペーパータオルで水気を取る。食品として売られている製品を使い、ラベルに従う
バター 400g 室温に約1時間置き、ポマード(軟膏)状のやわらかさにする
エシャロット(échalote) 3個 皮をむいて細かく刻む
にんにく 小1片 細かく刻む
平葉パセリ(persil plat) 小1束 洗って水気をよく取り、軸を除いて刻む
塩 適量 味つけ
挽きたての黒こしょう 適量 味つけ
パン 適量 溶けたバターをぬぐうために添える
アレルギーと食品の扱い

この料理には軟体動物であるエスカルゴと、乳製品のバターが入っています。貝類・軟体動物や乳製品を避けている方は、購入する商品の表示を確認してください。使うのは食品として売られている加熱済みのものだけです。野生で採ったものや、食用と表示されていないものを代わりに使わないでください。加熱や保存は、お手元の商品のラベルに従ってください。

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穴のあいた小さな皿に殻が並び、開口部のひとつひとつで緑の粒を含んだバターが泡立っています。身を食べ終えたあとは、殻と皿に残った溶けバターをパンでぬぐう。ラルース(Larousse)のブルゴーニュ風エスカルゴのレシピも、パンを添えてすぐに出す、という一文で締めくくられています。熱い殻と泡立つバター、そして最後の一滴をぬぐうパン。それがこの料理の食卓です。

熱い殻、泡立つバター、パンで最後の一滴まで

この料理で守りたいこと

殻に、加熱済みのエスカルゴと、エシャロット・にんにく・パセリをたっぷり練り込んだバターを詰めます。開口部でバターが泡立つまで温め、すぐにパンを添えて出します。

フランスで「ブルゴーニュ風」と呼ばれる殻詰めの料理です。加熱済みのエスカルゴを、バター、エシャロット、にんにく、平葉パセリを混ぜた香草バターとともに殻へ戻し、オーブンで温めます。ただ、「エスカルゴ」という言葉だけでは、種類もレシピもひとつに決まりません。ブルゴーニュの観光局は、ブルゴーニュのエスカルゴを学名 Helix pomatia、別名 Gros blanc(グロ・ブラン)、Escargot des vignes(ブドウ畑のエスカルゴ)と説明しています。一方で、食品として売られているエスカルゴは、商品によって種類も産地も異なることがあります。料理名がブルゴーニュ風だからといって、どの商品もブルゴーニュ産とは限りません。買うときはラベルで確かめてください。

この記事はラルースのレシピに沿った4人分です。缶詰のエスカルゴ48個(1人12個)に、バター400gと香味野菜を合わせます。ラルースの表示は35分で、内訳は下準備30分、加熱5分。ただしバターを室温でやわらかくするのに別途約1時間かかると注記されているので、その時間は先に見込んでおいてください。使うのは、食用として市販されている加熱済みの製品です。生きた野生のカタツムリを採ったり下処理したりする方法は、このレシピでは扱いません。


エスカルゴ、殻、エシャロット、パセリ、バターの選び方

エスカルゴ

食品として売られている加熱済みの缶詰か冷凍品を選び、取り扱いと加熱の指示はラベルに従います。種類、産地、野生か養殖かは商品によって違うことがあり、ブルゴーニュ産の Helix pomatia と決めつけず、ラベルを読んで確かめます。

殻

殻が付いていない商品もあります。その場合は、食品用に洗浄された空殻を別に用意してください。殻は、加熱中も食卓でも、エスカルゴとバターを収めておく器の役目で、食べるものではありません。殻が手に入らないときは、後の「殻がないとき」を見てください。

エシャロット

このレシピのエシャロット(échalote)は小型のシャロットで、玉ねぎとにんにくの中間のような風味です。市場によっては、「エシャロット」の名前で別の商品が売られていることがあるので、小さな本物のシャロットを探します。見つからなければ小さな玉ねぎを少量使えば補えますが、香りは変わります。

パセリ

平葉パセリ(イタリアンパセリ)が persil plat にあたります。縮れ葉のパセリでも作れますが、香りが違い、細かく刻むのも少し大変です。

バター

ラルースは有塩か無塩かを指定していません。この記事では無塩バターを使い、塩は味つけのときに加減することをすすめます。塩分を自分で管理できるからです。

道具

穴付きのエスカルゴ皿があると、殻を開口部を上にして安定して並べられます。なければ小さな耐熱皿でも作れます。トングと鍋敷きは、熱い殻や皿を扱うために用意しておきましょう。

  • 穴付きのエスカルゴ皿、または小さな耐熱皿
  • 食品用の空殻(エスカルゴに殻が付いていない場合)
  • ざる、または目の細かい網
  • ペーパータオル
  • まな板と包丁
  • ボウルと木べら
  • 食べるときの細いフォークまたはピック
  • キッチントング
  • 鍋敷き

うまくいかないとき

バターのやわらかさと、パセリやエスカルゴの水気。うまくいかないときは、たいていこのどちらかが原因です。

起きること 考えられる原因 対処
バターと香味野菜がなめらかに混ざらない バターのやわらかさが足りない ポマード状になるまで室温に置き、木べらで練る
殻にバターが詰めにくい 香味野菜の刻みが粗い 次回はエシャロット、にんにく、パセリをもっと細かく刻み、開口部に入りやすくする
バターが水っぽい、ゆるい パセリやエスカルゴの水気が残っている パセリは刻む前によく水気を取り、すすいだエスカルゴはペーパータオルで押さえて乾かす
殻からバターがこぼれる 殻が傾いている 皿の穴に開口部を上にして置く
中まで熱くなったか分からない オーブンや商品によって差がある 商品のラベルの指示に従い、中まで熱くなっているかを確かめる

アレンジと代用

殻がないとき

食品用の殻が手に入らなければ、小さな耐熱皿に1個ずつエスカルゴを置き、バターをかぶせます。これは編集部の提案で、ラルースのレシピにはありません。殻詰めの見た目にはなりませんし、食べ方も変わります。

エシャロットの代わり

小さな玉ねぎを少量使えば、エシャロットの代わりになります。香りは玉ねぎ寄りになります。

縮れ葉のパセリ

使えますが、平葉パセリとは香りも食感も違い、細かく刻むのも手間がかかります。

別のエスカルゴ料理

モロッコのバブーシュも、エスカルゴを使う料理です。こちらは香草とスパイスの煮汁で食べるもので、この殻詰めのレシピのアレンジではなく、別の料理です。

ブルゴーニュのエスカルゴと家族の食卓

ボーヌとボーヌ地方の観光局によると、ブルゴーニュのエスカルゴは Helix pomatia、別名 Gros blanc、Escargot des vignes です。観光局は、エスカルゴをブルゴーニュを代表する料理のひとつとして紹介し、とくにクリスマスや家族の食事で食べられると説明しています。地域の観光概説であり、すべての家庭やすべての季節に当てはまる決まりではありません。

観光局は伝統的な作り方にも触れています。エスカルゴを短いブイヨンで煮て殻に戻し、バター、パセリ、にんにくを詰めてオーブンで焼く、という型です。缶詰の加熱済み製品を使えば、家庭で最初の加熱を省けます。

同じ資料は、20世紀前半の採集の圧力でエスカルゴの個体数が減ったと述べています。Helix pomatia はフランスで1979年から保護されていて、繁殖期の4月1日から6月30日は採取が禁じられているとも書いています。これは観光局自身の要約であり、法的な案内ではありません。この記事は、エスカルゴの採取をすすめるものではありません。

地域差:シャラントのプティ・グリ

フランスのエスカルゴは、ブルゴーニュ風だけではありません。ヌーヴェル=アキテーヌ地域の食品機関は、シャラント沿岸地域の*プティ・グリ(petit-gris)*を、ブルゴーニュ種として知られる大型のエスカルゴとは区別しています。シャラントでは、バターとにんにくを詰める伝統的な調理のほか、煮込みやソースを使った料理にもします。プティ・グリの地元での呼び名には、cagouillard、luma、cagouille があります。

種類、地域、調理法が違うので、この記事ではシャラントの料理をブルゴーニュ風のレシピに混ぜていません。プティ・グリの料理を作りたいときは、別のレシピとして考えてください。

よくある質問

殻も食べますか?

食べません。殻は、加熱中も食卓でも、エスカルゴとバターを収める食品用の容器です。身を引き出し、バターはパンでぬぐって食べます。

240°Cのまま焼いてもいいですか?

この記事はラルースの方法どおり、240°Cに予熱してからオーブンを止め、5〜10分、バターが泡立つまで温めます。一定の温度で焼き続ける方法には置き換えていません。商品のラベルに加熱の指示があればそれを優先し、中まで熱くなっているかを確かめてください。

バターを減らしてもいいですか?

400gのバターは、4人分48個の殻を詰めるラルースのレシピの比率です。この記事では分量を書いたとおりに保っています。

缶詰のエスカルゴはすべてブルゴーニュ種ですか?

そうとは限りません。種類、産地、野生か養殖かは商品によって違うことがあります。購入する商品のラベルを確認してください。

自分で採ったものは使えますか?

使えません。食品として売られている加熱済みのものを使ってください。このレシピでは、野生のエスカルゴの採取、浄化、下処理は扱いません。

どのくらい日持ちしますか?

参照した資料には、保存期間も安全な再加熱温度も書かれていません。お手元の商品のラベルに従ってください。この料理は、熱いうちにすぐ出すものです。

主な参考リンク

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