焼き斑とココナッツの粒が見えるポルロティと赤いルヌミリス
🔪下準備55分
🔥調理25分
🌍料理スリランカ料理

ポルロティの作り方|ココナッツ香るスリランカの平焼きパン

約19分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

ココナッツを湿らせ、香味野菜を刻む

手順1: ココナッツを湿らせ、香味野菜を刻む

ココナッツファイン60gとココナッツミルク100mlをボウルで混ぜ、10分置きます。液が粒に染み込み、乾いた粒がしっとりして、液が大きく残らなくなれば目安です。これは日本向けの吸水の目安で、生の果肉とまったく同じ状態になるわけではありません。

待つ間に、赤玉ねぎ50gを2〜3mmのみじん切りにします。青唐辛子は種とワタを除いて1〜2mmに、カレーリーフ8枚は細かく刻みます。唐辛子を触った手で目をこすらないよう、洗ってから次へ進みましょう。

生または冷凍の削りココナッツを使うなら、100gに替え、戻すためのココナッツミルク100mlは省きます。冷凍品は包装の解凍指示を優先してください。後の加水は、どちらの場合も80mlから始めて、生地の状態に合わせます。

STEP 22 / 6

生地をまとめる

手順2: 生地をまとめる

湿らせた果肉に、玉ねぎ、唐辛子、カレーリーフ、塩5g、油10gを混ぜ、中力粉250gを加えます。水80mlは2〜3回に分けて入れ、合計5分を目安に混ぜてまとめていきます。

ちょうどいい状態は、指で押せるのに手にべったり付かず、ボウルの底に乾いた粉が残っていない状態です。パン生地のような弾力が出るまでこね続ける必要はありません。

割れたり粉が残ったりしたら水を5mlずつ、べたつくなら粉を5gずつ足して様子を見ます。こうして調整すると、栄養の概算や1枚あたりの重さは変わります。ここでも生地の味見はしないでください。

STEP 33 / 6

生地を休ませる

手順3: 生地を休ませる

ボウルにラップなどをかけ、室温で30分休ませます。発酵の工程ではなく、粉に水分をなじませて、パンの形にしやすくするための時間です。膨らむのを待たないでください。

表面が乾いて皮ができないよう、しっかり覆っておきます。台所が暑いときは冷蔵庫で休ませ、次の作業で生地が硬ければ数分置いて、扱いやすくなってから作業します。

STEP 44 / 6

8枚に分けて平たくする

手順4: 8枚に分けて平たくする

生地を8等分します。ここまでの目安は10分です。成形する面と指に油2gを薄くのばし、1個ずつ手で押し広げて、直径約12cm、厚さ5mmの円にします。

中央だけ厚く残さないのがこつです。縁に小さなひびが入ったら、水で湿らせた指で閉じます。全体が崩れるようなら、残りの生地に水5mlを足し、ひとまとまりになるまで練り直してください。

できた生地はへらで持ち上げてフライパンへ移します。焼く前の分は覆っておきましょう。正円にそろえる必要はありません。

STEP 55 / 6

両面を焼く

手順5: 両面を焼く

フライパンを中火で1〜2分温めます。空焼きを禁じている製品は、取扱説明に従ってください。油は足さずに生地を置き、中火〜弱めの中火で片面2〜3分、裏返してさらに2〜3分焼きます。

焼き上がりの目安は、両面に茶色い斑状の焼き色が付き、縁が乾いて、中心を割っても粉っぽい生の筋がないこと。中心がまだ湿った生地のままなら、弱火に下げて1分ずつ返しながら火を通します。

表面が1分ほどで黒くなるなら、火が強すぎます。次の生地を置く前に火を落としましょう。2枚ずつ4回に分けて焼くと約20〜24分が目安で、1枚ずつ焼けばもっとかかります。

STEP 66 / 6

蒸気を逃がして食卓へ出す

手順6: 蒸気を逃がして食卓へ出す

焼けたものは網へ移して1〜2分置き、湯気が落ち着いてから盛ります。熱いうちに重ねて密閉すると、蒸気で表面が湿ってしまいます。

温かいうちにちぎって、カレーやルヌミリスを少量付けて食べてください。少し冷めても食べられますが、焼きたての外側の食感とは変わります。残りは、あとの「保存と温め直し」の手順に従い、室温に長く置いて乾かし続けないようにします。

香りの強い粒や玉ねぎは、表面で先に色が付きます。焦げ斑を増やそうとして強火を続けないでください。中心が厚くなった1枚は、焼く前に押し直します。生焼けなら弱火で追加加熱し、黒く焦げた部分をおいしさとして目指すことはしません。

焼き上げたパンは、網の上で重ねずに短時間置きます。柔らかさを優先して布を軽く掛ける選択もありますが、密閉して蒸らすのとは別のことです。焼いている途中の生地は覆って乾燥を防ぎ、焼けたパンは蒸気を逃がす。作業の段階ごとに、乾燥への対策と湿気への対策を使い分けてください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

中力粉、無糖ココナッツファイン、ココナッツミルク、赤玉ねぎ、青唐辛子、カレーリーフを分けた材料

基本は、玉ねぎとカレーリーフを入れた食事用の8枚です。1人2枚で主食になる量で、添え物は別に用意します。使うのは無糖の細かい果肉です。水は100mlを計量しておき、80mlから加えていきます。乾燥果肉を戻す100mlのココナッツミルクとは別のもので、残りは粉と果肉の状態を見ながら調整します。

9品目

生地

材料 分量 代替・備考
中力粉 250g 薄力粉125gと強力粉125gを混ぜる方法も可
ココナッツファイン(無糖) 60g 細かく削った乾燥果肉。ココナッツ粉とは別物
ココナッツミルク(無糖) 100ml 乾燥果肉を湿らせる。使う前に容器内の液を均一に混ぜる
水 100ml 80mlから加え、残り20mlを5mlずつ調整する
赤玉ねぎ 50g 普通の玉ねぎ50gでも可。2〜3mmのみじん切り
青唐辛子 1本(約5g) 辛さを抑えるなら全量省略。種とワタを除き細かく刻む
カレーリーフ(生または冷凍) 8枚 細かく刻む。乾燥なら4枚を細かく砕く。手に入らなければ省略
塩 5g 生地全体に混ぜ込む
植物油 12g 生地用10g・成形面用2g。焼く油は不要
コツ

中力粉・玉ねぎ・塩・油は、ふだんの食料品売り場で探せます。無糖のココナッツファインは製菓材料店や通販、カレーリーフは南アジア食材店や通販が選択肢です。ここで気をつけたいのは、ココナッツファインが細かく削った果肉であるのに対し、ココナッツ粉は粉状の別の製品だということ。ココナッツ粉と取り違えないようにしてください。ココナッツ粉を同じ重量で置き換える配合は、検証していません。長いココナッツフレークしか手に入らなければ、調理ばさみなどで細かくします。加糖品やロースト済みの品は、基本の代用品にしません。

カレーリーフはカレー粉の代用名ではなく、葉の食材です。使えるなら生か冷凍を選んでください。乾燥した葉は香りの強さが違うので、同じ風味になるとは言えません。手に入らない日は省いて、ココナッツのパンとして焼けます。カレー粉を足すと別の風味になるため、葉の直接の代わりにはしません。この生地ではココナッツミルクとカレーリーフを実際に使い、焼くのは普通のフライパンです。専用の器具を買い足す必要はありません。

注意

小麦とココナッツを使います。乳成分を含む添え物を合わせる場合は、乳も確認してください。原材料表示を見て、小麦やココナッツを食べられない人は避けましょう。また、生の小麦粉や生地は味見しないでください。生地を触ったあとは、手・ボウル・作業台を洗い、焼いたパンを生地の付いた皿に戻さないようにします。

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栄養情報 1人分の目安
95kcal
エネルギー
1.8g
タンパク質
4.5g
脂質
13.0g
炭水化物
125mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

焼き斑のある小さな丸パンを手でちぎり、赤いルヌミリスをほんの少し付けて口へ運ぶ。スリランカの朝食の食卓でよく見かける手元です。このパンがポルロティ(Pol roti)で、小麦粉と削ったココナッツを混ぜて焼く、発酵不要の平焼きパンです。割ると中に白いココナッツの粒が見え、外側には香ばしい焼き斑が付いています。ココナッツを練り込むパンと言えば、イメージがつかめるでしょうか。

焼きたてを自分の台所で再現するための配合も用意しました。イーストもオーブンも使いません。乾燥ココナッツは粉へそのまま入れず、無糖のココナッツミルクで湿らせてから加える、日本の台所向けの配合です。4人分で8枚、1枚は直径約12cm・厚さ5mm。フライパンに2枚ずつ並べて焼き、全体で約80分かかりますが、その中身は発酵待ちではなく、果肉の吸水と生地を30分休ませる時間です。発酵もオーブンも不要なので、粉とフライパンがあれば始められます。

甘い朝にも辛い夜にも、島の食卓にあるパン

ポルロティをルヌミリスと豆カレーに添えたスリランカの食卓

スリランカでは、ポルロティを朝食にも夕食にもお茶の時間にも食べます。路上の食事として紹介されることもあり、特定の祝祭だけの料理ではありません。ココナッツの果肉そのものを生地に入れるのが持ち味で、ココナッツミルクで米を炊くキリバットや、米粉の生地を発酵させて焼くホッパーとは、ココナッツや穀物の使い方が違います。ロティと呼ばれる大きな平焼きパンの仲間のなかでも、果肉の粒と厚みがポルロティらしさです。朝食にも夕食にも並ぶのは、小麦粉とココナッツという身近な材料でできているからでしょう。

添えるものは、辛いほうにも甘いほうにも振れます。辛い側の代表はルヌミリス(玉ねぎ・唐辛子・ライムの調味料)、サンボル、カレー。甘い側にはジャム、ジャガリー、バナナがあります。辛い添え物と甘い添え物の両方があっても、パン自体に砂糖を入れるわけではありません。甘く食べたい日は添えるもので甘さを作るので、基本の生地を甘くする必要はないのです。しっかりした歯ごたえのパンを少しずつちぎり、カレーを付けて食べる。激辛にして食べるのが唯一の食べ方、ということもありません。

持ち歩く食事としての姿は、現地の料理ブログISLAND SMILEが紹介しています。2枚のロティの間にルヌミリスを挟んで食べる方法です。ただし、これは全国すべての屋台の定型というわけではありません。家庭の食卓では、豆カレーや魚カレーなどを添える例があります。香りを生地に入れて焼くのか、添え物の側に持たせるのかで、同じパンでも食卓の組み合わせが変わってきます。

家庭によって変わる粉と香味野菜

家庭のレシピは一通りではありません。玉ねぎと青唐辛子を入れる家、カレーリーフを入れる家、香味野菜を入れない家があり、油を加える例も加えない例もあります。現地の料理家の例では、ココナッツと粉の体積比がほぼ1対1のものもあれば、粉2カップに果肉1カップという別の例もあります。体積で語られた数字と重量は別物なので、ここでは家庭ごとの違いを示す目安にとどめます。この記事の材料表にある重量とは混ぜないでください。

今回の中力粉250g・乾燥果肉60g・ココナッツミルク100mlは、日本の台所向けに調整した配合です。現地の唯一の標準配合ではなく、実測して確かめた数字でもありません。

豆知識

同じロティの名前でも、粉が違うことがあります。クルッカン(kurakkan)はシコクビエのことで、スリランカの観光資料には、シコクビエ粉・玄米粉・ココナッツで作るクルッカンロティも登場します。ココナッツを使うパンがすべて小麦粉のポルロティというわけではなく、穀物や家庭の違いで姿が変わります。


日本の台所で、果肉と粉を選ぶ

生の果肉と乾燥した果肉では、水分が違います。生または冷凍の削り果肉は水分を含んでいるため、乾燥果肉60gと生の果肉100gは、重さを揃えただけの置き換えではありません。日本向けの二通りの配合として考えてください。

生の果肉で作る場合は、材料表のココナッツファイン60gとココナッツミルク100mlを使わず、削り果肉100gに替えます。ほかは同じで、水は80mlから調整します。果肉によって必要な水の量は違います。いずれも細かい無糖の果肉を選んでください。ココナッツミルクだけを増やして果肉のないパンにすると、粒のある食感は出ません。果肉の粒を残すのが、このパンの持ち味です。

粉についても触れておきます。現地のplain flourやall-purpose flourは、日本の薄力粉・強力粉の区分と完全には一致しません。日本向けの案としては、中力粉、または薄力粉125gと強力粉125gの混合です。強力粉だけだと弾力が強くなりやすく、薄力粉だけだと崩れやすい方向に傾きますが、未試作なので同じ食感になるとは言えません。機械で長くこねる必要もありません。味や食感は粉だけでなく、水の量、厚み、焼く火力にも左右されます。粉を替えたら、時間だけを合わせるのではなく、生地の状態を見て合わせましょう。その際は水は少しずつ足すことを忘れずに。

道具は、普通のフライパン、ボウル、へら、はかりで足ります。平らなチャパティパンも選択肢のひとつですが、専用品は必須ではありません。丸い形は手で押して作れるので、麺棒を新しく買う必要もありません。焦げ付きにくいフライパンは扱いやすい一方、高温での空焼きは避けて、説明書を優先してください。鉄鍋を使うなら、十分に慣らしたものを選び、油で揚げ焼きにするのではなく、乾いたまま焼く方法として扱います。成形のときの油2gは、張り付きを減らすための量です。揚げ焼きのために油を足す工程と混同しないようにしてください。

生地が割れる、焼くと硬いとき

縁だけの小さなひびなら、濡らした指で閉じれば済みます。押すたびに全体が割れる生地は、吸水が足りないのかもしれません。水を5mlずつ混ぜて、成形し直します。反対にべたついて持ち上がらないときは、水の入れすぎや玉ねぎの水分が影響している場合があります。粉を5gずつ足して、まとまるかどうかを確かめてください。大量に足すと果肉の比率が変わってしまうので、少しずつが原則です。5mlずつ水を足す、5gずつ粉を足す。この小刻みな調整が、割れもべたつきも戻してくれます。

困った状態 主な原因の候補 戻し方
押すとばらばらになる 水分不足、果肉が粗い 水を5mlずつ加え、粉と果肉をまとめ直す
手と台にべったり付く 水を一度に入れすぎた 粉を5gずつ足し、油は薄く使う
外は黒いのに中心が生 火が強い、中央が厚い 弱火にし、1分ずつ返して追加加熱する
全体が硬く乾く 薄すぎる、焼きすぎ、水不足 次の生地は5mmにそろえ、焼く時間と加水を見直す
重ねたパンが湿っぽい 熱いまま重ねて密閉 網に広げ、食べる直前にフライパンで温め直す

焼いてからの修復は、できることが限られます。基本は厚さ5mmで、中火〜弱めの中火。黒い焼き斑がいくつあるかを、焼き上がりの合図にはしません。最初の1枚で火加減を合わせるつもりで、その1枚を割り、中心を確かめてください。硬く焼けてしまったパンは元通りにはなりませんが、カレーに付けて食べれば乾いた口当たりが和らぎます。残りの生地で、水の量と厚みを直しましょう。

添えるものを替えて、五つの食卓へ

同じパンでも、カレー、唐辛子の調味料、甘い添え物と、合わせるものでまるで違う食卓になります。次の表は食べ方の提案で、各組み合わせを特定の地域の伝統として紹介するものではありません。

食事用の香味野菜入りを甘い朝食に回すのは、おすすめしません。甘い朝食にするなら、仕込む段階で玉ねぎ・青唐辛子・カレーリーフを省きます。水は、同じ上限まで機械的に足さず、生地の状態を見て調整してください。甘く食べる日は香味野菜を省く。これだけで、同じ生地がジャムにもバナナにも合うようになります。

食べ方 生地と添え物 味の変化
豆カレーと食事に 基本の生地に温かい豆カレーを添える 豆のまろやかさと焼き目の香ばしさ
鶏カレーの主食に 基本の生地をちぎり、鶏カレーを付ける 濃いソースを果肉入りパンで受ける
辛いものを少しずつ 基本の生地にルヌミリスを少量添える 唐辛子とライムの刺激を量で調整
ジャムの朝食に 香味野菜なしの生地にジャムを添える 果実の甘酸っぱさとココナッツ
バナナと甘い軽食に 香味野菜なしの生地にバナナと少量の黒糖を添える 黒糖はジャガリーそのものではなく日本向けの添え物案

次に作る料理を選ぶなら、香味野菜入りのパンに合う鶏カレー、ココナッツを使った米の主食、米粉の発酵パンへと進めます。すべてを同じ献立で大量に作る必要はありません。カレーにちぎって付ける一皿から、気になる料理を一品ずつ試してみてください。

保存と温め直し

保存の対象は、焼き上げたものです。短時間、網に置いて蒸気を逃がしたら、焼いたパンを1枚ずつ包むようにして密閉容器に入れます。室温で完全に冷えるまで長く放置するのは避けてください。冷蔵庫は4℃以下を目安にします。冷蔵は翌日までを、編集部の保守的な運用目安としています。この期限は安全を保証するものではなく、冷蔵庫の温度、材料の鮮度、包装によって変わります。

長く置くなら、焼いたものを1枚ずつ包んで冷凍します。1週間以内が風味の面での目安で、冷凍すれば菌がすべて死ぬわけではありません。解凍は冷蔵庫で解凍するか、電子レンジの解凍機能を使い、レンジで解凍したらすぐ加熱します。室温に長く出して解凍するのはやめましょう。温め直しはフライパンの弱火〜弱めの中火で両面を温めます。残り物の再加熱は、中心74℃が目安です。焦げそうなら火を落とし、食感だけで安全かどうかを判断しないでください。

注意

調理後2時間以内に冷蔵または冷凍するのが、食品安全の目安です。外気温が約32℃を超える条件なら、1時間以内にします。短時間の蒸気抜きを理由に、この時間を超えないようにしてください。嫌な臭いやカビがあるもの、保存状況が不明なものは食べません。臭いがないからといって、安全だとは言い切れません。添えたカレーは別の容器で保存し、その材料に合った扱いをしてください。

よくある質問

ココナッツミルクだけでも作れますか?

ポルロティの特徴は、生地の中にあるココナッツの果肉です。ミルクだけに替えると、粒の食感がなくなりますし、水分量も変わるので、同じレシピにはなりません。この記事でミルクを使うのは、乾燥果肉を湿らせるためです。無糖の果肉60gを用意したうえで、100mlを使います。ミルクだけでは粒を再現できないので、果肉は省かないでください。

カレーリーフがないときは?

葉だけなら、省いて作れます。小麦粉・ココナッツの果肉・塩・水を基本とするパンは、現地の家庭のレシピにもあります。カレー粉を同量入れる直接の代用はしません。青唐辛子も省けば辛くない生地になります。添え物の辛さは別に調整してください。

イーストやベーキングパウダーは必要ですか?

どちらも必要ありません。30分は粉をなじませるための休ませる時間で、膨らむのを待つ工程ではないからです。薄い平焼きパンのように膨らませようとして、強火を続けないでください。中央まで焼ける厚さと火力を保つことが大切です。

生地は前日に作れますか?

覆って冷蔵する方法は、現地の料理家にもあります。ただ、今回の乾燥果肉の配合は、当日に作るのを基本にしています。前日に仕込むなら、混ぜた直後から4℃以下で保管し、翌日に焼く、という保守的な提案です。室温で一晩置くのはやめてください。前日から残った生地を再び冷蔵して日を延ばすことも、勧めません。冷たい生地が割れるなら、手で扱える柔らかさにしてから成形します。

小麦粉を米粉に替えられますか?

米粉だけに同量で替える配合は、検証していません。小麦粉とはつながり方が違い、形も食感も変わります。小麦アレルギーの人には、この配合をおすすめしません。ココナッツ粉への全量置換にも、別の配合が必要です。米粉への全量置換は別配合になると考えてください。

栄養の数字は添え物も含みますか?

含みません。栄養は、材料表の基本の配合を4等分した、1人2枚ぶんの概算で、添え物は除いています。ココナッツミルクの脂質、粉や水の追加、油の残り方によって変わります。数字は約380kcal、たんぱく質7g、脂質18g、炭水化物52g、ナトリウム500mgです。各材料の成分値から計算した概算で、ミルク100mlを100gとして計算し、微量の葉や唐辛子は含めていません。実測値ではなく、療養食の計算にも使えません。

主な参考リンク

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