白菜を葉ごと漬けた韓国の通白菜キムチ
🌍ジャンル韓国料理

韓国の白菜キムチ(通白菜キムチ)の作り方|葉の一枚一枚にヤンニョムを塗る

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 8

葉をつなげたまま白菜を割る

手順1: 葉をつなげたまま白菜を割る

芯を切り落としすぎないようにします。根元に短く浅い切れ目を入れ、手で半分に割ります。次に、半分にした白菜それぞれの芯の近くにも浅い切れ目を入れ、あとで葉を根元でつなげたまま割れるようにします。葉がばらばらになると、一枚ずつヤンニョムを挟むのが難しくなります。

STEP 22 / 8

葉の間に塩をすり込む

手順2: 葉の間に塩をすり込む

白菜の半株を水でぬらします。葉を一枚ずつ持ち上げ、コーシャーソルト1/2カップ(72g)を葉の間にすり込みます。根元に近い厚い白い軸には多めに、薄い緑の先のほうは少なめにします。

STEP 33 / 8

2時間塩漬けにし、30分ごとに返して、洗って水を切る

手順3: 2時間塩漬けにし、30分ごとに返して、洗って水を切る

塩をした白菜を盆に置いて2時間おき、30分ごとに半株を上下返して、均等に塩がなじむようにします。水分が出て、葉がしんなりし始めます。このレシピのとおりの時間を守ってください。他のレシピの塩水に漬ける方法は分量も時間も違うので、混ぜません。

2時間たったら、冷水で数回洗います。先ほどの切れ目に沿って四つ割りにし、芯を取って、ざるか水切りかごに置いて水を切ります。長く水に浸す工程はありません。洗い足りないとキムチが塩辛くなり、水切りが足りないと余った水分でヤンニョムが薄まります。

STEP 44 / 8

粥を煮て、完全に冷ます

手順4: 粥を煮て、完全に冷ます

白菜を塩漬けにしているあいだに、小鍋に水2カップともち米粉大さじ2を入れて混ぜます。中火で約10分、焦げつかないよう鍋底から混ぜ、泡が出始めるまで加熱します。砂糖大さじ2を加えて1分混ぜ、火を止めます。完全に冷ますことが大事です。調味料を入れるのは、温かい粥ではなく冷めた粥です。

STEP 55 / 8

ヤンニョムを合わせる

手順5: ヤンニョムを合わせる

冷めた粥に、にんにく、しょうが、玉ねぎ、魚醤、セウジョッ、コチュカルを入れてよく混ぜます。そこに韓国大根、にんじん、青ねぎを加えて混ぜ込みます。にらやセリを使う場合も、このときに加えます。塩漬けの白菜を見たり味見したりして、塩を足すことはしません。ヤンニョムは、合わせたそのままで使います。

STEP 66 / 8

葉の一枚一枚にヤンニョムを塗る

手順6: 葉の一枚一枚にヤンニョムを塗る

清潔な手袋をつけます。四つ割りの白菜を一つずつ取り、葉を一枚ずつ持ち上げて、ヤンニョムを薄く塗り広げます。芯の近くの小さな内側の葉も忘れず、根元にヤンニョムを盛りすぎないでください。数か所に厚く塗るより、全部の葉に薄く均一に塗るほうがうまくいきます。

STEP 77 / 8

一つずつ包んで容器に詰める

手順7: 一つずつ包んで容器に詰める

ヤンニョムを塗った四つ割りの白菜を、一番外側の葉で包んで形を保ちます。清潔な容器に詰めます。約3.6kgできるので、いくつかの容器に分けても大丈夫です。ヤンニョムがこぼれないよう、慎重に扱ってください。

STEP 88 / 8

すぐ食べるか、発酵させる

手順8: すぐ食べるか、発酵させる

できたてのまま、フレッシュな味のうちに食べることもできます。発酵させることもできます。発酵させる場合、その進み方は部屋の条件で変わります。原レシピは料理家の目安として、室温で1〜2日たつと酸っぱい香りと味が出始め、上を押すと泡が出ると書いています。発酵が始まったこうした兆しを見たら、冷蔵庫へ移します。低温で発酵の進みが遅くなります。

発酵するとガスが出ます。ふたを固く閉めると容器の中にガスがたまることがあるので、開けるときは注意してください。

室温で1〜2日、酸っぱい香りと味、泡といった記述は、ある料理家の観察です。温度などの条件で変わります。食品安全の基準でも、決まった日数でも、保存の期限でもありません。発酵食品の一般的な衛生管理に従い、発酵が始まったら冷蔵庫に入れてください。キムチの様子に何か変だと感じたら、食べないでください。確かめるために味見をするのもやめましょう。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

通白菜キムチの材料、白菜、コチュカル、韓国大根などを並べたところ
白菜、塩、大根、香味野菜、コチュカル、魚醤、セウジョッ、粥の材料。始める前にすべてそろえておく

分量は一つのレシピのものを、そのレシピが使う計量単位(カップ・大さじ・小さじ)のまま載せています。重さは、原レシピ自体が併記しているものだけ書きました。人数は示されていないため、表には完成量だけを書いています。

2品目

白菜の塩漬け

材料 分量 代替・備考
白菜 6ポンド(約2.7kg) 株の大きさに差があるので、株数ではなく重さで量る
コーシャーソルト 1/2カップ(72g) 葉の間にすり込む。原レシピは容量と重さを併記している
3品目

粥

材料 分量 代替・備考
水 2カップ 粥用
もち米粉 大さじ2 ヤンニョムを運ぶ粥にとろみをつける
タービナドシュガー(粗製糖) 大さじ2 原レシピは、ブラウンシュガーや白砂糖でもよいとしている
5品目

ヤンニョムに加える野菜

材料 分量 代替・備考
韓国大根 2カップ(せん切り) 一般的な大根でも代用できる
にんじん 1カップ(せん切り) 彩りと歯ごたえ
青ねぎ 7〜8本(刻む)
にら 1カップ(刻む・なくてもよい) 青ねぎ3本で代用できる
セリ 1カップ(なくてもよい) 省いてもよい
6品目

ヤンニョム

材料 分量 代替・備考
にんにく 1/2カップ(24片、みじん切り)
しょうが 小さじ2(みじん切り)
玉ねぎ 中1個(みじん切り)
魚醤 1/2カップ 魚を含む
セウジョッ(小えびの塩辛) 1/4カップ(刻む、漬け汁ごと) 甲殻類(えび)を含む
コチュカル(韓国の唐辛子粉) 2カップ ヤンニョムの赤い色と辛さを決める
注意

このレシピには、魚醤(魚)とセウジョッ(えびの塩辛、甲殻類)が入っています。この2つに加えて、コチュカルやもち米粉の原材料表示も、アレルゲンを確認してください。もち米粉は米から作られます。魚醤やセウジョッを抜いたり置き換えたりすると、アレルギー対応版ではなく別のレシピになります。手、道具、容器は清潔にし、ヤンニョムを扱うときは食品用の手袋をしてください。

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手に入りにくい材料の買い方

買い出しガイド

白菜を根元から手で割ると、葉は芯でつながったままです。その葉と葉のあいだに、厚い白い軸を中心に塩をすり込み、あとから赤いペーストを一枚ずつ挟んでいきます。コチュカル(韓国の唐辛子粉)、にんにく、魚醤、塩辛いえびの塩辛(セウジョッ)を、冷ましたもち米粉の粥でのばしたものです。最後は四つ割りにした白菜をそれぞれ自分の外葉でくるりと包みます。塩は厚い軸に、赤いペーストは葉の一枚ごとに。それが通白菜キムチ(통배추김치)の仕込みです。

韓国では単に「キムチ」と言えば、この白菜を葉のまま漬けたものを指すことがとても多くあります。店の瓶詰めではなく、自分の台所で一枚ずつ重ねて仕上げる料理として紹介します。この記事は一つの配合を最初から最後まで通して書いています。白菜は約2.7kgで、できあがりは約3.6kgです。

作業は段階に分かれます。白菜は2時間塩漬けにして30分ごとに返し、そのあいだに粥を煮て完全に冷まします。そのあと白菜を洗って水を切り、ヤンニョムを合わせ、葉に塗って容器に詰めます。できあがったらそのまま食卓に出すことも、発酵を待つこともできます。全体の所要時間は、粥が冷める早さ、白菜の水の切れ具合、台所の暖かさで変わるので、時計の数字ではなく段階で見通しを立ててください。

コツ

この一回分で守ることは三つです。葉を芯につなげたまま割ること、厚い白い軸に塩をしっかり効かせること、ヤンニョムを薄く、全部の葉に塗ること。そのうえで、すぐ食べるか酸っぱくなるまで待つかを決めます。

しっかり酸味が出た白菜キムチは、キムチチゲのような煮込みにも使えます。ビビンバやキンパなど、ご飯ものの脇に添える料理でもあります。

キムチの中でも、白菜を葉ごと漬ける型

通白菜キムチは、白菜を大きな四つ割りの、葉がつながった形のまま漬けたキムチです。白菜を切らずに漬けるのが特徴で、배추김치(ベチュキムチ、baechu-kimchi)や포기김치(ポギキムチ、pogi-kimchi)とも呼ばれます。白菜をあらかじめ切ってから味付けするマッキムチ(막김치)は、別のレシピです。大根を角切りにしたカクテキや、唐辛子を使わない白キムチ(ペクキムチ)とも違います。調味料が同じでも、先に切るかどうかで工程も仕上がりも変わるので、この記事は葉ごと漬ける形だけを扱います。

韓国観光公社(VISITKOREA)は、白菜キムチをキムチと言えば一般にこれを指す型、毎食の食卓に上る副菜として紹介しています。ただ、キムチは白菜以外にもさまざまな形があります。ここで紹介する配合は一つの型の一つのレシピで、キムチ全体の代表ではありません。


コチュカル、セウジョッ、もち米粉の選び方

韓国食材店か通販で探したいのは3つの材料です。一般名で検索するのが手早く、最初に目に入った商品で決めず、内容量と原材料表示を見比べてください。

コチュカルは、ヤンニョムの赤い色と辛さを決めます。粒の粗さや辛さは商品ごとに違います。一味唐辛子など別の唐辛子粉と同量で置き換えることはしないでください。食感も辛さも変わります。

セウジョッは、小えびを塩で発酵させたものです。分量を量る前に、漬け汁ごと刻みます。塩味とうま味の両方を担うので、抜いたり別のものに替えたりすると味が変わります。

もち米粉は、もち米から作った粉です。うるち米の米粉や片栗粉は、同じものとは考えないでください。

魚醤は、タイのナンプラーのように別の地域のものでも使えますが、味は変わります。韓国大根は、原レシピも認める一般的な大根で代用できます。水分と辛みは違ってきます。

にらとセリは、なくても成り立ちます。なくなるのは香りの層です。にらを省くなら、青ねぎ3本で代えるのが原レシピの提案です。

道具

  • まな板と包丁
  • 白菜を塩漬けにする大きくて浅い盆
  • ざるまたは水切りかご
  • 小鍋と木べら
  • ヤンニョムを混ぜる大きめのボウル
  • 食品用手袋
  • 清潔な広口の保存容器(約3.6kg分なので、複数に分けることもあります)

道具は特別なものではなく、大きな盆とボウル、清潔な容器が準備の中心です。


できたてか、酸っぱくなってからか

小皿に盛った通白菜キムチと白いご飯
白いご飯のそばに、小皿の副菜として盛ったキムチ

できたてのキムチと、発酵させたキムチは味が違います。詰めた直後は、白菜とヤンニョムがまだ別々の味に感じられます。発酵が進むと味は酸っぱくなり、冷蔵庫の中でも、酸味はゆっくり増していきます。どの段階で食べるかを自分で選ぶことも、この料理の一部です。

四つ割りをまな板に置いて食べやすい大きさに切り、白いご飯のそばの小皿に盛ります。しっかり酸っぱくなったキムチは、キムチチゲやスンドゥブチゲのように、火を通す料理に向いています。

うまくいかないとき:原因と対処

起きやすい失敗は表のとおりです。ほとんどは下ごしらえの段階で防げます。

起きたこと 考えられる原因 対処
葉がばらけて塗りにくい 芯を切り落としすぎた、または包丁で最後まで切った 根元には浅い切れ目だけを入れ、手で割る。2回目の切れ目は芯の近くに入れ、四つ割りの葉をつなげておく
塩辛すぎる 塩漬けのあとの洗い方が足りなかった 水切りの前に冷水で数回洗う。ヤンニョムに塩は足さない
ヤンニョムが水っぽくて薄い 白菜の水切りが足りなかった 塗り始める前に、ざるでしっかり水を切る
粥が焦げた 加熱中に鍋底を混ぜなかった 約10分のあいだ、中火で鍋底から混ぜ続ける
温かい粥にヤンニョムを入れた 粥を冷まさなかった 調味料を入れる前に、粥を完全に冷ます
ヤンニョムのない葉があり、根元だけ厚い ヤンニョムを一か所に集中させた 芯の近くの内側の葉も含め、全部の葉を持ち上げて薄く塗る
開けるとシューッと鳴る、容器がふくらむ ふたを閉めた状態で発酵のガスがたまった 発酵中の容器は、ゆっくり慎重に開ける

このレシピの範囲内でのアレンジ

  • 青ねぎだけにする: 原レシピが任意としているにらとセリを省きます。にらの代わりに青ねぎ3本を使えます。香りは単純になりますが、キムチとして成り立ちます。
  • 韓国大根を大根にする: レシピが認めています。大根の水分と辛みは少し違います。
  • 砂糖を替える: タービナドシュガーの代わりに、ブラウンシュガーや白砂糖も使えます。
  • 辛さを調整する: コチュカルは商品ごとに違います。量や種類を変えるとレシピが変わるので、それ自体を試す必要があります。別の唐辛子粉は同等の代わりになりません。
  • 植物性のキムチ: このレシピは魚醤とセウジョッが前提です。単に抜くと、調味のバランスが変わります。最初から植物性として作られたレシピを使ってください。
  • 切ったキムチ: 白菜を一口大に切ってから味付けするのは、マッキムチという別のレシピです。このレシピの簡易版ではありません。

キムジャン:冬に備えて、たくさん仕込む

キムジャン(김장)は、冬に備えてキムチをまとまった量で仕込み、分け合う習わしです。韓国観光公社は、寒い季節の前に家族が集まる慣習として紹介しています。ここで使ったレシピを書いたMaangchiは、母親が友人たちと大量の白菜キムチを仕込み、互いに手伝って持ち帰ったことを思い出として語っています。これは一つの家族の記憶で、韓国のすべての家庭の様子ではありません。それでも、このレシピがなぜたくさん作る前提なのかをよく示しています。

材料も、地域や家庭によって違います。韓国伝統知識ポータル(データ提供は韓国農村振興庁)の記録には、1997年の刊行物に基づく、白菜20kgで作る通白菜キムチが載っています。大根、セリ、からし菜、青ねぎ、魚醤、栗、牡蠣、もち米の粥などを使うもので、上のレシピとは材料の構成が違います。一つの正しいキムチがあるというより、家庭ごと、地域ごとの幅があります。この記事はそのうち一つを、最初から最後まで追いました。

よくある質問

味付けの前に白菜を切ってもよいですか?

できますが、そのときに作っているのはマッキムチのような切ったキムチで、葉ごと漬ける通白菜型ではありません。工程も仕上がりも変わります。切ったキムチにしたいなら、そのためのレシピに従ってください。

作ってすぐ食べられますか?

はい。原レシピは、できたてのフレッシュな味のまま食べても、発酵させてもよいとしています。

発酵に何日かかりますか?

室温によります。原レシピの室温で1〜2日は、その料理家の目安で、決まった日数ではありません。酸っぱい香りと味、上を押したときの泡を見て、冷蔵庫に移してください。

にらやセリがなくても作れますか?

作れます。どちらも原レシピでは任意の材料です。にらの代わりに青ねぎ3本を使えます。

魚介を使わずに作れますか?

このレシピでは無理です。魚醤とセウジョッが入っていて、抜くと別のレシピになります。ヴィーガンや魚介なしのキムチを作りたいなら、そのために考えられた別のレシピを使ってください。

主な参考リンク

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