輪切りにしたローストブレッドフルーツと、香味野菜で味つけして揚げたジャックフィッシュ
🌍ジャンルセントビンセント・グレナディーン料理

フライド・ジャックフィッシュとローストブレッドフルーツの作り方|セントビンセント・グレナディーン

世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方

STEP 11 / 7

パンノキに穴を開けて焼く

手順1: パンノキに穴を開けて焼く

オーブンを350°F(約180°C)に温めます。丸ごとのパンノキに、フォークか串で数か所穴を開けます。この工程は省かないでください。 穴のない丸ごとの実は破裂することがあります。実は切らず、丸ごとのままにします。

実を天板にのせ、柔らかくなるまで約1時間半焼きます。時間はオーブンや実の大きさで変わります。

確かめるには、串を上から下まで刺して通すか、手袋をした手でそっと押します。串がすっと通るか、実が少しへこめば焼き上がりです。そうでなければ、そのまま焼き続けます。

STEP 22 / 7

魚を柑橘汁に15分漬ける

手順2: 魚を柑橘汁に15分漬ける

ライムかレモンの皮をよく洗ってから搾ります。下処理した魚を浅い容器に入れ、魚が覆われるくらいの汁を注ぎます。ふたをして、冷蔵庫で15分置きます。

STEP 33 / 7

魚をすすいで水気をふく

STEP 3

魚を取り出してすすぎ、キッチンペーパーで水気をしっかりふき取ります。柑橘汁は捨て、ソースには使いません。生魚に触れた手と器具は、ほかの食材を扱う前に洗ってください。

STEP 44 / 7

香味野菜と塩をすり込む

手順4: 香味野菜と塩をすり込む

玉ねぎ、チャイブ、にんにく、タイムは流水でよく洗い、清潔なまな板でみじん切りにします。刻んだ香味野菜1/4カップに塩を混ぜ、生魚用のまな板の上で魚の表面にすり込みます。

STEP 55 / 7

粉をまぶす

手順5: 粉をまぶす

皿か紙に粉を広げます。魚の両面を押しつけて粉をつけ、余分を落として薄い衣だけを残します。

STEP 66 / 7

焼き色がつき、中まで火が通るまで揚げる

手順6: 焼き色がつき、中まで火が通るまで揚げる

フライパンに油を入れ、中火で十分に熱くします。ただし煙が出る手前までです。鍋に詰め込まないように魚を入れ、片面約4分、または焼き色がつくまで揚げます。魚の厚みに合わせて加減してください。

いちばん厚い部分を確かめます。中心が63°C(145°F)に届いている必要があります。温度計がなければ、身が不透明になり、フォークでほぐれる状態が目安です。まだなら、加熱を続けます。揚がった魚は、生の魚をのせていない清潔な皿に移します。

STEP 77 / 7

パンノキの皮をむいて切り、盛りつける

手順7: パンノキの皮をむいて切り、盛りつける

焼いたパンノキは、やけどしない程度に触れるまで冷まします。皮をむき、果肉を切り分けます。

切ったパンノキを皿に並べ、揚げた魚を添えます。

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Ingredients

材料

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

7品目

材料

丸ごとのパンノキ、ジャックフィッシュ、柑橘、玉ねぎ、チャイブ、にんにく、タイム、小麦粉、塩、揚げ油
この一皿の材料がそろったところ。ライムとレモンはどちらかを選べば足りる
材料 分量 代替・備考
大きなパンノキ 丸ごと1個 皿の主食。丸ごと焼いてから皮をむいて切る
ジャックフィッシュ(下処理済み) 1ポンド(約454 g) 揚げる主菜
ライムまたはレモン汁 魚を覆って15分置ける量 味つけの前に魚を漬ける
玉ねぎ、チャイブ、にんにく、タイム(みじん切り) 合計1/4カップ 魚にすり込む香味野菜
塩 大さじ1 香味野菜と混ぜる
小麦粉 約1カップ(好みで調整) 薄い衣。余分は落とす
揚げ油 約1/4カップ フライパンで揚げる

魚1ポンドに塩大さじ1は強く感じることがあるので、薄めが好みなら塩は減らしてください。この料理には魚と小麦が含まれます。

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黒く焼いたパンノキ、きつね色の魚 — 二つのシンプルな調理を一皿に

この一皿で守りたいこと

パンノキは丸ごと焼き、魚は別に味つけして揚げ、最後に一つの皿に合わせます。この組み合わせがこの料理の中心です。

屋外の炭火か薪火の上に、パンノキを丸ごと一つ置き、ときどき返しながら皮が全体に焦げるまで焼きます。そこへ串を刺し、上から下まですっと通るか、手袋をした手でそっと押して実がへこめば、皮をむく合図です。一方、別の場所では、玉ねぎ、チャイブ、にんにく、タイム、塩をすり込んだ魚に薄く粉をまぶし、熱い油に入れます。

この情景は、トロントのセントビンセント・グレナディーン協会(St. Vincent and the Grenadines Association of Toronto)がまとめたレシピ冊子に書かれたものです。冊子は、炭火か薪火で焼く方法を現地でもっとも一般的なパンノキの焼き方としています。同じ冊子にオーブンで焼く方法も載っていて、この記事では家庭の台所で作れるようにそちらを使います。

分量の読み方 — 記録されていること、いないこと

このレシピは試作していません

以下の分量は、公開されているレシピから取った目安です。編集部は台所で試作していません。味つけはご自身で加減し、それぞれの火の通りは時計ではなく状態で判断してください。

主なレシピは、トロントの協会の冊子です。大きなパンノキ1個、ジャックフィッシュ1ポンド、ライムまたはレモン汁、刻んだ玉ねぎ・チャイブ・にんにく・タイム合わせて1/4カップ、塩大さじ1、衣用の粉、揚げ油が挙げられています。粉、油、柑橘汁の量は書かれていません。

別に、The Daughters of the British Empire in the USA が公開しているゲストレシピがあり、味つけと塩は冊子と一致しています。こちらには粉が約1カップ(好みで調整)、油が約1/4カップとあります。この二つの量は、作り方が成り立つようにこのレシピから借りたもので、冊子の数字ではありません。柑橘汁の量はどちらのレシピにもないので、ここでは「魚を覆って15分置ける量」とだけ書きます。

オーブンの温度は、冊子の350°F(約180°C)に従います。約180°Cは丸めた換算です。ゲストレシピには250〜350°Fという幅がありますが、作業の温度としては使いません。

わからないことは、推測で埋めずにそのまま残します。

  • 魚の種類:どちらのレシピも「ジャックフィッシュ」がどの魚を指すか書いておらず、それを特定する資料も見つかっていないため、魚種は挙げません。
  • 人数:どちらのレシピにも出来上がりの人数はなく、果実や魚の大きさでも変わります。
  • 香味野菜の内訳:合計1/4カップだけで、それぞれの割合は書かれていません。
  • 魚の重さ:1ポンドが下処理の前か後かわかりません。

63°C(145°F)という加熱の目標、冷蔵でのマリネ、生魚の衛生上の注意は、米国食品医薬品局(FDA)の指針をもとにした安全面の補足です。現地のレシピの伝統から来たものではありません。


道具

  • オーブンと天板
  • 丈夫な串かフォーク
  • 耐熱の手袋
  • 柑橘に漬けるための、ふた付きの浅い容器
  • 生魚用のまな板と器具一式と、それ以外の食材用の別の一式
  • 粉を広げる皿か紙
  • キッチンペーパー
  • フライパン
  • 食品用の温度計

選び方と代用

パンノキ。 同じ香りと食感になる代用品はありません。大きなパンノキを選び、青果店や専門食材店には「丸ごと焼くつもりです」と伝えて相談してください。冷凍や加工品のパンノキがあるかどうかも尋ねられますが、このレシピでどうなるかは確かめていません。

魚。 ジャックフィッシュを扱っているか、その名前でどの魚を指すのかを魚屋に尋ねてください。手に入らなければ、粉をまぶしてフライパンで揚げるのに向く魚を相談します。これは伝統的な代用ではなく編集部からの提案で、風味、脂、骨、見た目は変わります。

選ぶときは、冷蔵ケースか氷の上で売られている新鮮な魚で、身に張りがあり、強い魚臭、酸っぱいにおい、アンモニア臭のないものにします。買ったらすぐに冷蔵し、2日以内に使う場合は40°F以下で保管してください。

小麦粉。 衣には小麦粉を使います。小麦を避けたい場合は米粉も一案ですが、編集部の提案で、食感は変わります。アレルギーのある人に作るときは、ラベルを確認してください。

うまくいかないとき

気づいたこと 考えられる原因 対処
約1時間半たっても串が通らない 実が大きい、またはオーブンが違う 焼き続けて、もう一度確かめます。時間ではなく柔らかさで判断します
穴を開け忘れたまま、もうオーブンに入れてしまった 穴を開ける工程を飛ばした オーブンを切り、耐熱の手袋で慎重に取り出します。触れるようになってから穴を開けます
衣が厚い、またははがれる 魚が濡れたままだった、または余分な粉が残っていた 味つけの前に魚の水気をよくふき、粉は十分に払い落とします
油から煙が出る 火が強すぎる 火を弱め、煙が止まってから魚を入れます
片面4分で焼き色がついたが、中心が63°C(145°F)に届いていない 魚が厚い。時間はあくまで目安 中心が63°C(145°F)に届くまで加熱を続けます。衣が濃くなりすぎるなら火を弱めます
魚が塩辛い この量の魚に塩大さじ1は多いことがある パンノキをたっぷり添えて食べ、次回は塩を減らします
生と加熱済みを分ける

生の魚やその汁を、加熱済みの食べ物に触れさせないでください。生魚用のまな板や器具は、加熱済みの食べ物用のものと分け、生魚を扱ったあとは手と器具を洗います。

試してみたい変化

火で焼く方法とライム/レモンの選択は冊子にあるものですが、ほかはすべて編集部の提案です。どれも皿の印象が変わるので、完全に同じものではなく、新しいバージョンとして楽しんでください。

変更 やり方 変わること
炭火か薪火で焼く 実に穴を開け、火の上で間隔をあけて返し、皮が全体に焦げるまで焼きます。串か手袋越しの押し加減で確かめます 冊子が現地で最も一般的とする方法です
ライムの代わりにレモン 柑橘に漬けるとき、手元にあるほうを使います 冊子はどちらも認めていますが、香りは同じではありません
チャイブの代わりに青ねぎ 同じ香味野菜の合わせ方で使います 場所によっては手に入りやすい一方、香りは変わります
別の魚 粉をつけて揚げるのに向く魚を魚屋に相談し、中心63°C(145°F)まで火を通します 風味、脂、骨、見た目が変わります
小麦粉の代わりに米粉 同じように魚にまぶし、余分を払います 小麦粉は避けられますが、食感は違います

この料理の背景 — 海、漁業、そして一冊の冊子

セントビンセント・グレナディーン政府の観光客向け文化ページは、この国の食を海と漁業、島々の間を行き来する産物に結びつけて紹介しています。同じページが、フライド・ジャックフィッシュとローストブレッドフルーツを国の代表料理として挙げています。これは観光客向けの概説なので、この料理がどう紹介されているかはわかっても、各家庭でどう作られているかまではわかりません。

いちばん詳しいレシピの記録は、ディアスポラ(海外に暮らす人びと)から来ています。トロントの協会の教育委員会がパンノキの冊子をまとめ、そこでもこの料理を代表料理としています。冊子の説明では、パンノキの部分は2004年に出た農漁業省の刊行物『The Breadfruit Plant of St. Vincent and the Grenadines』をもとに手を加えて編集したもので、ジャックフィッシュの情報はセントビンセントの人びとの寄稿によるものです。

冊子は、食卓の幅も示しています。この料理は「ゴールデンアップル・ドリンク」と一緒に食べることが多いとされ、ローストしたパンノキを塩だらのブルジョルや季節のトリトリと合わせる例も載っています。焼き方も火とオーブンの両方が挙げられているので、どれか一つを唯一の正解として示してはいません。手元の資料からは、この料理の起源も、島々にパンノキが入った歴史もわからないため、そうした話は書かないことにしました。

カリブ海のほかの一皿と比べるなら、魚と主食の組み合わせとしてバルバドスのクークーとトビウオ、焼くのではなく煮込んだパンノキとしてグレナダのオイルダウン、塩魚と主食になる果実の組み合わせとしてセントルシアのグリーンフィグと塩だらがあります。

よくある質問

ジャックフィッシュとはどんな魚ですか?

使ったレシピは魚種を挙げておらず、はっきり決められる資料も見つかっていません。そのため、特定の魚と同じだとは言いません。魚屋で、その名前で何を売っているか尋ねてください。

生のパンノキが見つからないときは?

同じ食感と香りになる代用品は、見つかっていません。専門食材店に冷凍や加工品のパンノキがあるか尋ねることはできますが、このレシピでどうなるかは確かめていません。ほかのでんぷん質のものを使えば、それは別の一皿になります。

家庭のオーブンでパンノキを焼けますか?

焼けます。冊子にはオーブンで焼く方法があり、実に穴を開けてから350°F(約180°C)で約1時間半、柔らかくなるまで焼きます。串を通す確認方法も、手袋で押す確認方法も、火で焼く場合と同じです。

魚は片面4分で足りますか?

目安として考えてください。冊子には片面約4分、または焼き色がつくまでとありますが、厚みで時間は変わります。FDAの指針では、魚は中心温度63°C(145°F)まで、または身が不透明になってフォークでほぐれるまで加熱します。

トマトソースは必須ですか?

必須ではありません。冊子には、任意のトマトソースが別のレシピとして、材料も手順も別に載っています。この記事では、基本の魚とパンノキだけを扱います。

何人分ですか?

どちらのレシピにも出来上がりの人数はなく、編集部も確かめていません。パンノキの大きさや魚の切り分け方によって変わります。

残ったときはどうしますか?

レシピに保存の指示はなく、編集部も保存期間は示しません。残りは室温に置いたままにせず、冷ましてから、ふた付きの容器に入れてすぐ冷蔵してください。

主な参考リンク

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